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イスラエルみどころガイド

死海周辺

Dead Sea Region

死海はイスラエルとヨルダンの国境沿いの地上で最も低い地点にある塩水湖です。 肌に良いミネラル分を多量に含み、世界中の人々が保養地としてここを訪れます。一味違ったイスラエルを楽しむことができる場所です。

死海/ The Dead Sea

死海を訪れた方は、是非一度浮遊体験に挑戦してみてください。エン・ボケックやエン・ゲディのビーチで楽しめます。また周辺にはプライベートビーチが設けられたリゾートホテルが点在し、死海の塩や泥を利用したスパやエステティックの施設もあります。通常の海水の塩分濃度は約3%であるのに対し、死海は30%以上の濃度を有します。生物がほとんど生息できない環境が「死海」という名の由来です。 死海での浮遊のポイントは無理に泳ごうとせず、力を抜いて水の上に寝転ぶような気分で入ることです。ゆったり浸かれば簡単に浮遊体験をお楽しみいただけます。ただし、塩分濃度が非常に高にため長時間の遊泳は行なわないでください。(15分~20分程度)また遊泳後はシャワーで塩を洗い流してください。

死海のビーチ
浮遊体験

クムラン洞窟/ Qumran Caves

947年、羊を追って洞穴への入ったベドゥインの少年が壷の中から巻物を見つけました。これが死海文書の発見として知られる出来事です。 その後の調査により付近の洞窟からも次々とヘブライ語やアラム語の羊皮紙や巻物が見つかり、最終的には旧約聖書の写本や注釈書、讃歌など多くの書物が出土しました。 この死海文書は、ユダヤ教エッセネ派に属したとされるクムラン教団の人々が紀元前70年頃にクムランに修道院を建て共同生活を行なっていたが、ローマ軍に修道院を破壊されたことに端を発し、彼らの持っていた書物を洞穴に隠した物であるといわています。 現在これらはイスラエル博物館(死海写本館)やロックフェラー博物館に保管されています。

「死海文書」が発見されたクムラン洞窟

マサダ要塞都市跡/ The Ancient fortress of Masada

マサダとはアラブの言葉で「要塞」の意。ここに最初の要塞が築かれたのは紀元前100年頃のこと。その後、ヘロデ王の時代には冬の宮殿として大改築が行われています。ここには貯水槽や貯蔵庫、浴場などが完備されており、現在もその跡を見てまわることができます。 このマサダを舞台に起こった最も有名な出来事は、紀元70年にローマ軍がエルサレムに進攻を開始して始まったユダヤ戦争の時のこと。この戦争で最後までローマ軍抵抗を続けた熱心党のユダヤ人967名がこのマサダの要塞に立て籠もりました。この抵抗は2年以上も続き、最終的には7人の女子供を除き全員が自決して終わりを遂げています。 この要塞都市跡へは現在ロープウェイで行くことができます。主要な箇所をゆっくり見て廻って所要1時間半~2時間です。山頂は風が強い為、手荷物や帽子が飛ばされないようにご注意ください。ロープウェイ乗り場の近くの売店(ビジターセンター)では死海の特産品(石鹸・入浴剤・化粧品など)やキリスト教に関する書籍・みやげ物が多数売られています。

山頂に築かれたマサダ要塞
ロープウェイでマサダ要塞へ
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