アゼルバイジャンの旅
もともとは、ペルシャ系の民族の暮す地でしたが、11世紀以降、トルコ系民族が流入し、現在のアゼルバイジャンの基礎が出来上がりました。コーカサスの三ヶ国の中で唯一のイスラム教国です。カスピ海に面し、豊富な石油資源の恵まれ、近年は世界各国の石油産業会社が集まる国に発展しました。カスピ海の対岸のトルクメニスタンとは、フェリーで結ばれています。
もともとは、ペルシャ系の民族の暮す地でしたが、11世紀以降、トルコ系民族が流入し、現在のアゼルバイジャンの基礎が出来上がりました。コーカサスの三ヶ国の中で唯一のイスラム教国です。カスピ海に面し、豊富な石油資源の恵まれ、近年は世界各国の石油産業会社が集まる国に発展しました。カスピ海の対岸のトルクメニスタンとは、フェリーで結ばれています。
カスピ海西岸に位置するアゼルバイジャンの首都。地名は「風の街」を意味し、年間を通じてカスピ海からの風が吹き込み、夏でも比較的乾いた気候と、空と海の表情が刻々と変わる独特の都市景観を生み出しています。12世紀にはシルヴァン・シャー朝の首都として栄え、旧市街に残る王宮遺構は世界遺産に登録されています。近代には石油資源の開発によって急速に発展し、ノーベル兄弟が石油採掘事業で巨万の富を築いた地としても知られています。旧市街の石造りの街並みと、近未来的な高層建築が共存する景観も印象的です。
バクーの街並み
バクー旧市街の海岸沿いに建つ乙女の塔
シルヴァン・シャー宮殿内に残るサイード・ヤフヤ・バクヴィ廟(15世紀)
バクー旧市街に残る中世のハマム(浴場)の遺構
バクー郊外のアプシェロン半島に位置する拝火教(ゾロアスター教)ゆかりの神殿です。かつては隊商宿として利用されていましたが、18世紀にインド商人によって拝火教寺院として整えられ、巡礼地として機能しました。当時は地表に湧き出る天然ガスが自然発火していましたが、現在はパイプでガスが引かれています。礼拝用の広場を中心に、石造りの僧房が取り囲む中庭型の構造が特徴で、僧房の一部は現在博物館として公開されています。バクー周辺における前イスラム期の宗教文化と交易史を今に伝える貴重な遺構です。
アテシュギャーフの中央祭殿(礼拝堂)
中央祭殿の聖火(再現)アプシェロン半島に位置する「燃える山(=ヤナル・ダグ)」。地中から噴き出す天然ガスが自然発火し、2000年間絶えることなく燃え続けていると言われています。この現象は、火を神聖視する拝火信仰がこの地で根づいた背景のひとつと考えられています。
アプシェロン半島の「燃える山」
地表で発火する天然ガス1966年に設定されたゴブスタン国立保護区内にある先史時代の遺跡群で、2007年に世界遺産に登録されています。岩肌に刻まれた岩絵は6,000点以上にのぼり、描かれているのは太古の人類や動物、狩猟や戦い、宗教的な舞踏、武装した漕ぎ手の乗る小舟、槍を携えた戦士、ラクダの隊商、太陽や星々など多岐にわたります。制作年代は平均して約5,000年から2万年以上前にさかのぼると考えられており、氷期後から続く人類の暮らしや信仰、自然との関わりを具体的に伝える貴重な資料です。周辺には泥火山や地層の露出も見られ、岩絵とあわせて、アプシェロン半島の自然環境と人類史を理解する手がかりとなっています。
ゴブスタンの岩絵が残る露岩地帯
「踊る人々」の岩絵アゼルバイジャン中部に位置するシャマフは、かつてシルヴァン・シャー朝の都として栄えました。古くからシルクロードの交易路上にあり、政治・宗教・学問の中心地として重要な役割を担ってきました。町の象徴であるシャマフ・ジュマ・モスクは8世紀創建とされ、度重なる地震による被害と再建を経ながら、現在も信仰の場として受け継がれています。また、シャマフ周辺は牧畜が盛んな地域で、乳製品づくりが生活文化として根づいており、なかでも伝統的な「カスピ海ヨーグルト」は広く知られています。
シャマフ・ジュマ・モスク
キュプと呼ばれる伝統的な壺を使ったカスピ海ヨーグルト作り
シャマフ郊外の岩壁に寄り添うように建つディリババ廟。16世紀、シルヴァン・シャー朝末期の建築とされています。スーフィー神秘主義者シェイク・ディリ・ババの墓と伝えられ、下部の洞窟状空間と上部の石造建築が一体となった独特の構造が特徴です。1階は祈りの場、2階が墓室となっています。自然の岩と人工の建築が融合した姿は、イスラム神秘主義の精神性とこの地域特有の景観感覚をよく表しており、現在も信仰の対象として大切にされています。
岩壁に寄り添うように建つディリババ廟
ディリババ廟内部の祈りの場に置かれたクルアーンアゼルバイジャン北西部、コーカサス山麓に位置するシェキは、古くからシルクロードの交易都市として栄えてきました。その歴史は紀元前6世紀にまで遡り、キリスト教は1世紀、イスラム教は7世紀に伝来するなど、早くから多様な文化を受け入れてきた町です。18世紀には洪水によって町が壊滅的な被害を受けましたが、その後再建され、現在見られる破風造りの屋根を持つ邸宅や庭園、宮殿群の多くは18世紀後半から19世紀にかけて形成されたものです。1743年にはシェキ・ハーン国として独立し、サファヴィー朝、オスマン帝国、ガージャール朝(イラン)など周辺大国の影響を受けながらも、19世紀にロシアの支配下に入るまで独立国家として存続しました。
町を代表するシェキ・ハーンの宮殿は、18世紀にシェキを統治したハーンの夏の離宮として建てられ、釘を使わずに組まれた木組み構造と、ヴェネツィアン・グラスを用いた色ガラス装飾が特徴です。度重なる修復を経ながらも、約9割が当時の姿を保っており、絹の生産や繭の取引によってもたらされた交易都市シェキの繁栄を今に伝えています。
シェキの街並み
シェキ・ハーンの宮殿 | 名称 | アゼルバイジャン共和国 Republic of Azerbaijan |
| 面積 | 86,600K㎡(日本の約4分の1) |
| 人口 | 約1,040万人(2025年) |
| 首都 | バクー Baku |
| 時差 | 日本との時差 -5時間 |
| 主要言語 | 公用語はアゼルバイジャン語。ロシア語も使われている。 |
| 通貨 | アゼルバイジャン・マナト |
アゼルバイジャンのベストシーズンは4~10月頃です。夏は非常に暑くなりますが、湿度が低いため比較的すごしやいです。
アゼルバイジャン入国には査証が必要です。大使館での申請のほか、アライバルビザやEビザでの申請も可能です。
駐日アゼルバイジャン大使館
〒152-0021 東京都目黒区東が丘1丁目19-15
領事部 電話:03-5486-4744
史跡の宝庫と呼ばれるアゼルバイジャンの飛び地ナヒチェヴァン自治共和国から東トルコに残る歴史遺産を訪ねて。シリア正教徒の街マルディンも訪問。夜明けネムルート山にも訪れます。
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