ツアーのポイント

ポイント確実に踏破に挑戦

大峯の南奥駈道は、無人の避難小屋を利用する健脚向けコースです。前鬼から歩きだし、4日に分けてより確実な踏破を実現します。

ポイント10名様限定 経験豊富なガイドと添乗員が同行し縦走をしっかりサポート!

縦走中に使用する食料や炊事道具、共同テントは団体装備としてガイド、添乗員が運びます。アクセスが悪く、有人の山小屋がほとんどない山域で、荷物が多くなる等の理由から、なかなか個人では実現が難しい大峯奥駈道ですが、経験豊富なガイドと添乗員がしっかりサポートいたします。

ポイント有名な温泉地に宿泊

長時間の連日縦走の疲れを、自然に囲まれた温泉宿で癒します。十津川温泉(4日目)、湯の峰温泉または川湯温泉(5日目)に宿泊します。
雲海に包まれる十津川温泉郷
鹿に出逢うことも
訪問する
世界遺産

紀伊山地の霊場と参詣道

COLUMN 1300年の歴史を誇る大峯奥駈道

紀伊半島を吉野から熊野へと縦断する大峰(大峯)山脈。最高峰・八経ヶ岳(1,915m)を筆頭に1,000m~1,900mの峰々が連なっています。この大峰山脈の主稜線の縦走路が「大峯奥駈道」であり、大峯七十五靡(なびき)と呼ばれる修験道の行場がある1300年の歴史を持つ山岳修行路です。また、大峯奥駈道は「紀伊山地の霊場と参詣道」の一つとして2004年に世界遺産に登録されています。

前鬼から太古ノ辻へ向かう
奥駈道を南北に二分する太古ノ辻
第六靡(なびき)の金剛多和
玉置神社の樹齢三千年の神代杉

COLUMN 修験道の開祖・役行者と大峯山

大峯山(大峰山)は、古くから修験山伏の山として知られています。この山は、飛鳥時代に役行者(えんのぎょうじゃ)がはじめて開いたとされています。役行者は、役小角(えんのおづぬ)とも呼ばれ、日本独自の山岳信仰である修験道の開祖とされています。呪術や法力をつかって鬼(前鬼と後鬼)を弟子にしたり、民衆を救うために蔵王権現を祈り出したり、富士山よりも高く空を飛んだり、といった奇跡や超常現象が伝説や民話で語り継がれている人物です。 大峯山は、山域全体を指す事もありますが、今は一般的に山上ヶ岳の事を指します。地方によっては男子が15歳になるとこの山に「山上詣り」をすませて、はじめて一人前の男子と見なされました。大峯奥駈道を歩いていると行者講あるいは山上講と呼ばれる講社の先達に導かれた白装束の山伏(行者)に出会うことができます。大峯七十五靡(なびき)とよばれる行場では、法螺貝の音が響き渡り、大峯山ならではの独特の光景を目にすることができるでしょう。

役行者、前鬼、後鬼
修験者と出逢うことも

COLUMN 企画者の声

2020年秋に実施した8日間歩行で一気に踏破するコースは、台風に阻まれました。連日無人の避難小屋(又はテント)に宿泊しながら長時間、10~15kgの重量を背負い縦走するスタイルの大峯奥駈道。急登急下の連続するルートでは疲労が蓄積し、岩場・鎖場などの危険箇所通過(特に悪天候時)に対しリスクもあります。本コースは前鬼から、南奥駈道を4日に分けて、より確実な踏破を実現します。決して一筋縄ではいかない健脚向けコース。修験者たちが歩く意義を体感しながら、熊野をともに目指しましょう!

玉置山(1,076m)直下の玉置神社
前鬼の宿坊の様子

出発日と料金

2024年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
05月12日(日) ~
05月17日(金)
6日間 198,000円
発着地 現地発着(近鉄・大和上市駅集合/熊野本宮大社前解散)
最少催行人員 5名(10名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 一人部屋の設定はございません
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問等はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    ※参考アクセス
    【東京方面】
    ■往路:東京駅9:09発-(新幹線のぞみ19号・博多行)-京都駅11:21着
        京都駅11:40発-(近鉄特急・橿原神宮前行)-橿原神宮前駅12:35着
        橿原神宮前駅12:46発-(近鉄特急さくらライナー・吉野行)-大和上市駅13:24着
    ■復路:本宮大社前10:00発-(熊野御坊南海バス51川丈線・新宮駅行)-新宮駅10:59着
        新宮駅12:45発-(特急ワイドビュー南紀6号・名古屋行)-名古屋駅16:10着
        名古屋駅16:31発-(新幹線ひかり656号・東京行)-東京駅18:12着

    【大阪方面】
    ■往路:大阪駅11:40発-(JR大阪環状線京橋方面・天王寺行)-天王寺駅12:02着
        大阪阿倍野橋駅12:10発-(近鉄特急さくらライナー・吉野行)-大和上市駅13:24着
    ■復路:本宮大社前10:00発-(熊野御坊南海バス51川丈線・新宮駅行)-新宮駅10:59着
        新宮駅11:27発-(くろしお22号・新大阪行)-天王寺駅15:33着
        天王寺駅15:37発-(JR大阪環状線西九条方面大和路快速・天王寺行)-大阪駅15:52着

コース難易度

体力・技術 1日の歩行時間の目安は5~10時間程度、最長12時間です。長時間、長距離を連日歩ける体力が必要で、高度感のある鎖場、梯子、岩場等の危険個所が多くあるため三点確保などの基本技術と経験も必須です。夏山の連泊縦走経験がご参加の条件です。
宿泊 縦走中の避難小屋(無人)は、空きがあれば利用します。寝袋(夏用)と寝袋の下に敷くマットレスが必要です。寝袋をお持ちでない方には弊社で有料(6,000円)で貸し出しいたします。避難小屋と前鬼の宿坊は大部屋泊(男女混合)となります。
荷物 縦走中に不要な荷物を置いておくことができませんので、荷物は工夫をして軽量化に努めるようにお願いします。1日目から全行程、登山装備を持って歩きます。4日目、5日目の旅館から、宅配便を利用する事が可能です。装備に関しては「ご案内とご注意」をご覧ください。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール地図を見る
1 近鉄・大和上市駅
前鬼口
前鬼
14:00発

16:30着
近鉄・大和上市駅改札前14:00集合。
タクシーにて、前鬼集落手前の車止めのポイントへ。徒歩にて約1時間ほど舗装道を上り、宿坊・小仲坊(おなかぼう/800m)へ。翌日からのトレッキングに備え、ゆっくりとお休みください。
前鬼:小仲坊泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 前鬼
太古ノ辻
涅槃岳
持経ノ宿
早朝発


夕方着

●大峯奥駈道1日目(約10時間)
太古ノ辻(1,450m)へ登り返し、大峯奥駈道を南下。天狗山(1,537m)、地蔵岳(1,464m)、涅槃岳(1,376m)を次々越え、避難小屋・持経ノ宿(1,079m)へ。
持経ノ宿泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
3 持経ノ宿
転法輪岳
行仙岳
行仙宿
早朝発


昼着

●大峯奥駈道2日目(約5時間30分)
転法輪岳(1,281m)、行仙岳(1,227m)を越え、佐田辻にある避難小屋・行仙宿(952m)へ。
行仙宿泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4 行仙宿
笠捨山
地蔵岳
玉置辻
十津川温泉
早朝発



夕方着

●大峯奥駈道3日目(約12時間)
双耳峰の笠捨山(1,352m)を越え、地蔵岳(1,250m)などクサリ場の続く難所を過ぎると塔ノ谷峠(813m)へ。林道と交錯しながら南下し、地元の鎮守として信仰の厚い玉置神社のある玉置山(1,076m)を越え、玉置辻(740m)へ。タクシーにて十津川温泉の温泉ホテルへ(約30分)。
十津川温泉泊|食事:朝○ 昼× 夜○
5 十津川温泉
玉置辻
大黒天神岳
熊野本宮大社
湯の峰温泉または川湯温泉
早朝発



17:00着

●大峯奥駈道4日目(約10時間)
タクシーにて玉置辻(740m)へ。五大尊岳(825m)、大黒天神岳(574m)を経て、備崎(そなえざき/50m)へ下山。さらに徒歩30分ほどで熊野本宮大社へ。大峯奥駈道を終えます。その後、本宮大社前よりバス(または送迎車)にて湯の峰温泉または川湯温泉へ。
湯の峰温泉または川湯温泉泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
6 湯の峰温泉または川湯温泉
熊野本宮大社


10:00着
バス(または送迎車)にて熊野本宮大社へ。着後、熊野本宮大社を参拝し、10:00頃解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝5/昼2/夜5

ご案内とご注意

気候・服装 夏山の標準装備にてご参加いただけます。天気が良ければ暑く、半袖又は薄手の長袖で過ごすことができますが、悪天時や強風が吹くと体感気温は下がります。フリース、薄手ダウンジャケット等の防寒着をお持ちください。また、雨の多い地域ですので、降雨に備え、上下セパレート式の雨具をお持ちください。登山時の靴は防水の効いたトレッキングシューズや軽登山靴が最適です。
利用予定ホテル 日程および下記ご覧ください。

■十津川温泉:ホテル昴、田花館、山水、神湯荘
■湯の峰温泉:よしのや、湯の峯荘、伊せや、あづまや
■川湯温泉:山水館まつや、みどりや
荷物について 縦走中は3泊4日分の荷物をご自身で背負って歩きます。十分な大きさのザック(40L前後)をご用意ください。
【ご自身でご用意していただく装備】上下セパレートタイプの雨具/ダブルストック/スパッツ(足首用)/タオル/防寒着/着替え/手袋(薄手・防寒用)/ヘルメット(岩場・鎖場通過時に利用) /寝袋(三季用)/マットレス/行動食歩行日数分/昼食必要日数分(日程表内、昼Xになっている回数)/ヘッドランプ/トイレットペーパー/個人常備薬/水筒(2L程度)/マグカップ/食器セット
※食料や炊事道具は共同装備としてご用意いたします。寝袋をお持ちでない方には弊社で有料(6,000円)で貸し出しいたします。
縦走について 連日、13kgほどの個人装備を持ちながら長時間のアップダウンを繰り返す縦走コースです。体力のない方はご参加いただけません。特別な登山技術は必要ありませんが、普段から山登りをされていて、夏山の縦走経験や1日10時間程度の登山道を連日歩くことのできる基礎体力があることがご参加の必須条件です。
お食事について 昼食2日分(3日目,4日目)は含まれておりません。 日持ちするパンやアルファ米など各自でご用意ください。山中で購入はできません。
年齢制限について 当ツアーは、年齢が80才以上の方はお申し込みいただけません。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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旅行企画・実施 株式会社 西遊旅行
観光庁長官登録旅行業第一種607号 
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