ツアーのポイント

ポイント スリランカが誇る仏教遺跡群、5つの世界遺産を訪問

古来よりきらびやかな仏教文化が栄えたスリランカ。アヌラーダプラ、ポロンナルワ、シギリヤの3都市を結ぶ文化三角地帯には、歴代のシンハラ王朝が築いた大規模な仏教遺跡群が残っています。極彩色の壁画が美しいダンブラ石窟寺院、古都キャンディの仏歯寺など、スリランカの仏教を語る上で外すことができない重要な世界遺産を巡ります。

ポイント 釈尊来島の足跡を辿る

伝説によると釈尊はスリランカに3回訪れたと信じられています。悟りを開いてから9ヶ月後、初めて訪れたマヒヤンガナには説教したとされる仏塔が残り、歴代王朝によって拡大され今は寺院になっています。キャラニの河で沐浴をし説法を行ったキャラニヤ寺院には、3度の来島を物語る壁画が残ります。
訪問する
世界遺産

古代都市シギリヤ/聖地キャンディ/古都ポロンナルワ/ダンブラ石窟寺院/聖都アヌラーダプラ

COLUMN 南伝仏教のルーツを辿る

人口の約70%が仏教を信仰するスリランカでは、古来から釈迦自身が生涯のうちで3度来島したと信じられています。1度目は成道後9か月頃キャンディ東部のマヒヤンガナに訪れ、釈迦の光の輝きに先住民たちが恐れおののいたと記されています。2度目は成道後5年頃、弟子を引き連れジャフナ半島のナーガディーパに上陸、島の王が帰依の心を表しました。最後は8年頃コロンボ近くのキャラニヤで説法をし、全ての人が帰依したと語り継がれています。史実としては、紀元前3世紀、当時の都アヌラーダプラの王、デーヴァナンピヤティッサ王がシカ狩りにこの地を訪れた際、アショカ王の子(一説には弟)マヒンダに出会い仏教に帰依したことから、スリランカに仏教が伝わったとされています。その後、歴代王朝により庇護され発展した上座部仏教の教えは、海のシルクロードを渡り東南アジア諸国へと伝わっていきました。

インビテーション・ロックから望むマハー・サーヤ大塔
アヌラーダプラに祀られるスリー・マハー菩提樹

COLUMN スリランカにも栄えた大乗仏教

スリランカは上座部仏教の国ですが、大乗仏教が興隆した時代もありました。大乗仏教にたいする考えの対立により教派が分裂し、12世紀には大乗を否定する大寺派が再統一したことで、大乗仏教は消滅しました。ブドゥルベガラの岩壁に残る巨大な摩崖仏は、この地に大乗仏教が栄えたことを物語っています。中央には15mの仏陀像たち、左右に3体ずつの菩薩像が並びます。手には金剛杵を持つものもあり、スリランカにも密教が伝わってきたことを窺い知ることができます。

ブドゥルベガラの磨崖仏

COLUMN 王朝庇護のもと花開いた仏教文化 5つの世界遺産を訪問

■アヌラーダプラ
2500年以上前に栄えたスリランカ最古の都。通称ロック・テンプルと呼ばれるイスルムニヤ精舎本堂の極彩色の仏像は、近年に塗りなおされたものですが、今も信仰の対象になっていることが伺えます。またブッダガヤの菩提樹の分け木を植えたスリー・マハー菩提樹には、日々巡礼者の姿が絶えません。
イスルムニヤ精舎本堂
■ポロンナルワ
10~12世紀にかけてシンハラ王朝の首都があったとされるポロンナルワ。当時はタイやビルマから僧が訪れるほどの仏教の中心都市として繁栄を極めました。全長14mの巨大な一枚岩に座像、立像、涅槃像が彫られたガル・ヴィハーラ、高さ17.5mの壁に彫られた仏像ランカティラカなど、大規模な遺跡はその栄華を物語ります。
ワタダーゲ
■シギリヤ・ロック
言わずと知れたスリランカのシンボル。王都として利用されたのはたった11年間、狂気に満ちた王が築いた、密林の中の孤独な空中宮殿。古代から僧侶たちの修行場であった岩上に造られた遺跡群と、中腹の半洞窟に描かれたに描かれた美しいフレスコ画、18人の美女「シギリヤ・レディ」も見学します。

シギリヤ・ロック
■ダンブッラ石窟寺院
スリランカ最大の石窟寺院。岩山の山頂の5つ洞窟内に、所狭しと描かれた極彩色の仏画と涅槃などの仏像が安置されています。壁画は、スリランカの仏教説話や歴史、シンハラ人やタミル人との抗争の物語が描かれています。天井からは、絶えず一定の湧き水が滴り落ちており、聖水として儀式にも使われています。
ダンブッラ石窟寺院
■キャンディ
シンハラ王朝最後の都。4世紀、インドの現オリッサ州にあったカリンガ国の王子が、頭髪に隠して仏歯をスリランカに持ち込み、アヌラーダプラに奉納しました。仏歯は遷都の度に一緒に運ばれ王権の象徴となりました。豊饒祈願のペラヘラ祭では、仏歯を背中に載せた象が市内を練り歩きます。
釈尊の犬歯が納められている仏歯寺

出発日と料金

2023年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
02月21日(火) ~
02月28日(火)
8日間 358,000円
03月21日(火) ~
03月28日(火)
8日間 358,000円
発着地 東京発着 最少催行人員 3名催行・日本語ガイド同行
※8名様より添乗員同行・14名様限定
燃油サーチャージ 不要(9月15日現在の見込み)
一人部屋追加代金 45,000円
日本の国内線割引 日本主要都市から東京への国内線特別割引がございます(スリランカ航空指定便に限る)。詳細はお問い合わせください。
国際線のビジネスクラス 追加代金23万円から承ります。ご予約の時期によって、料金が変わることがありますのでご希望の方はお早めにお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 東京
コロンボ
ニゴンボ
11:20発
17:10着
(約30分)
空路、直行便にて東京よりスリランカのコロンボへ。着後、専用バスにてニゴンボのホテルへ。
ニゴンボ泊
2 ニゴンボ
サセールワ大仏
アヌラーダプラ
08:00発

18:00着
専用バスにてアヌラーダプラへ。途中、サセールワ大仏を訪問します。着後、スリランカ最古の都があったアヌラーダプラルワンウェリサーヤ大塔スリー・マハー菩提樹イスルムニヤ精舎等)を訪問します。
アヌラーダプラ泊
3 アヌラーダプラ
ミヒンタレー
シギリヤ
ポロンナルワ
13:00発


19:00着
専用バスにて文化三角地帯のシギリヤへ。途中、スリランカで最初に仏教が伝えられた聖地ミヒンタレーを訪問します。シギリヤ着後、ジャングルに突き出た岩山のシギリヤ・ロックを観光します。頂上に築かれた王宮跡や18人の美女のフレスコ画シギリヤ・レディを見学します。
ポロンナルワ泊
4 ポロンナルワ
ダンブラ石窟
キャンディ
08:00発

19:00着
午前、かつてシンハラ王朝の首都があったポロンナルワ宮殿跡ガル・ヴィハーラランカティラカの仏像等)を訪問します。その後、シンハラ王朝最後の都キャンディへ。途中、スリランカ最大の仏教壁画で有名なダンブラ石窟を見学。
キャンディ泊
5 キャンディ
マヒヤンガナ
マパカダ
08:00発

18:00着
朝、釈尊の犬歯が納められている仏歯寺を訪問します。その後、釈尊が訪れたと言われるマヒヤンガナを訪問。その後、マパカダへ。
マパカダ泊
6 マパカダ
ブドゥルベガラ
マリガウェラ
ティッサマハーラーマ
08:00発


17:00着
専用車にてティッサマハーラーマへ。途中、岩壁に彫られた観世音菩薩で知られるブドゥルベガラ、巨大な仏像が残るマリガウェラ、スリランカの人々にとって聖地と言われるカタラガマを訪問します。
ティッサマハーラーマ泊
7 ティッサマハーラーマ
キャラニヤ
コロンボ
コロンボ
08:00発

13:00着
19:45発
朝、専用バスにてコロンボへと戻ります。途中、釈尊が3度目に訪れた際立ち寄ったとされるキャラニヤ寺院を訪問。コロンボ着後、国立博物館の見学。夕方、空港へ。直行便で帰国の途につきます。
機中泊
8 東京 07:30着 着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝6/昼6/夜6:機内食は除く
  • 利用予定航空会社: スリランカ航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存期間は入国時6ヶ月以上必要です。スリランカのETA渡航認証が必要です(50ドル)。申請の代行手数料は2,200円です。
スリランカへの入国に際して 新型コロナウィルスに関連する書類の提出は不要です。
スリランカ出国に際して 3回のワクチン接種が済んだ方はPCR検査は必要ありません。(9/15現在)
※接種が2回以下の方は、担当までお問い合わせください。
日本の出入国条件に関して 日本の出入国条件に関しては「海外渡航に必要な手続きと出入国の流れ」をご覧ください。
気候・服装 全行程夏服が基本となります。場所によっては雨季にあたりますが、スコール性の雨ですので、観光に支障はありません。ホテルやレストラン、バス車内では冷房が効きすぎる場合がありますので、薄手の上着をお持ちください。
利用予定ホテル 下記のホテルリストをご覧ください。
■ニゴンボ:タマリンドツリー、エアポート・ゼン・リゾート・カトゥナーヤカ、アマギ・アリア
■アヌラーダプラ:ラベンディッシュ、アラカマンダ
■ポロンナルワ:スドゥ・アラリヤ、ギリタレ
■キャンディ:スイスレジデンス、オークレイ・ヘリテージ
■マヒヤンガナ(マパカダ):マパカダビレッジ、ケバンス・カサ
■ティッサマハーラーマ:キターラリゾート、チャルヤリゾート・アンド・スパ・バイ・チャンドリカ
観光について シギリヤ・レディ、仏歯寺内の写真撮影は禁止となっております。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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