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インドの国立公園
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ランタンボール国立公園
/ Ranthambore Tiger Reserve & National park


インドで最もベンガルタイガーの保護が進む国立公園

ランタンボールの森は、もともとジャイプールのマハラジャの狩猟地でしたが、1955年にサワイ・マドプール野生保護区となり、1973年に「タイガー・プロジェクト」傘下の保護区に、1980年にランタンボール国立公園に指定されました。現在、392平方キロメートルの広さを持ちます。エリア内には10世紀に建てられた要塞遺跡があり、その文明を呑みこむように森が再生しています。湖をたたえバニヤンの木が茂るランタンボールは、サンバー、アクシスジカ、ニルガイ、イノシシ、ベンガルタイガーが生息し、多数の野鳥を観察できる国立公園です。公園の中にある「ランタンボール砦」の名前をとってランタンボール国立公園と名付けられました。 インドで最もベンガルタイガーの保護が進む国立公園でもあり、トラに名前をつけテリトリーを認識し、密猟に対する厳しいパトロールが行われています。数日間観察されないトラは捜索して事故などがないか確認するほど。その成果が実り、2005年に26頭確認されていたトラは2012年には子供を合わせると50頭ほどにまで増え、保護区面積のキャパシティを越える数になってきました。そのため、無駄なテリトリー争いでトラの数を減らさないよう、他の保護区にトラを移動させるなどの活動も行われています。

カーナ国立公園
/ Kanha National Park


  • 沙羅双樹が生い茂る国立公園をサファリ

  • カーナメドゥのグラスランドで眠るベンガルタイガー

沙羅双樹が美しい、よみがえった森

1933年に保護区に、1955年に国立公園となった、インドでも古い国立公園のひとつです。沙羅双樹の木が茂るこの森には、見ることが難しいバラシンガジカやガウル(インドヤギュウ)が生息しています。27の村を移動させて公園面積の拡張が行われてきましたが、動物保護や公園整備と平行して、移住させられた住民に向けて水道や電気、学校や病院などの設備を整えるといった活動も続けられています。自然と人間の両方の利益を尊重した公園づくりが行われている国立公園です。中心にはカーナメドゥと呼ばれる草地があり、動物たちが集まります。

バンダウガル国立公園
/ Bandhavgarh National Park


  • 水場に集まるベンガルタイガー

  • バンダウガル国立公園のレオパード

トラ生息密度世界一といわれる森

国立公園面積105平方キロ、緩衝地帯も含めて446平方キロという小さな国立公園に40頭を超えるベ ンガルタイガー生息がすることから「トラとの遭遇率ナンバーワン」と謳われる国立公園。沙羅双樹と竹林が広がる国立公園には世界中からフォトグラファーが集まります。タラ、マグディ、キタウリの3ゾーンでサファリが行われており、中央にバンダウガル砦の岩山を持つタラゾーンはその景観も美しい場所です。

タドバ国立公園
/ Tadoba Andhari Tiger Reserve


  • サファリでベンガルタイガーに遭遇

  • インドモリフクロウ

マハラーシュトラの真珠といわれる美しい森

1955年に設立された国立公園で、国立公園116平方キロ、隣接するアンデリ野生動物保護区509平方キロを含め625平方キロがトラの保護区になっています。2016年現在、およそ60頭のベンガルタイガーが確認されています。タドバ国立公園には現在も公園内には村が2つあり、そのうちのひとつには300人ほどが暮らしています。タドバの名前の由来はここの住民が信仰する神の名、TAU(タウ)によります。タウとトラが戦ってどちらかが死んだのですが、村人はタウもトラも両方とも信仰するようになりました。村を公園外に移設する計画が進められており、移設を終えた村が森へと戻っていく様を見ることができます。

ペンチ国立公園
/ Pench National Park


  • ベンガルタイガー

  • 水辺に集まったチータル

川と森が織りなすジャングル・ブックの舞台

ベンガルタイガーのほかレオパードやアカオオカミなどの希少な動物も暮らす森です。ペンチ川が園内を流れ、チークなどの豊かな森が広がります。1977年に保護区となり1983年に国立公園に、1992年にトラ保護区に指定されました。2016年現在、411平方キロの国立公園内に33頭のベンガルタイガーが確認されています。隣接する緩衝地帯を含め1,189平方キロがトラ保護区となっています。また、キップリングの小説「ジャングル・ブック」の森として知られています。

ササンギル国立公園
/ Gir Forest National Park & Wildlife Sanctuary


  • アジアライオン

  • アジアライオンの赤ちゃん

最期のアジアライオンが暮らすインドの森

1965年に設立されたグジャラート南部の国立公園で、広さは1,412平方キロ。そのうちの258平方キロ は国立公園として完全保護下にあり、1,153平方キロは保護区となっています。ギル野生動物保護区は最 後のアジアライオンが生息することで知られています。 一度は絶滅の危機にあったアジアライオンは保護活動の結果、2015年の個体数調査で子供をふくめておよそ523頭にまで回復しました。 ギル国立公園は乾燥したチークと広葉樹林の森、東部にはアカシアの林とサバンナが広がり、その中を7つの川が流れ、4つの貯水池を作っています。300ヶ所ほどの動物の水場となる場所があり、暑気にはこの水が野生動物たちの命をつないでいます。国立公園の東部と西部でも気候・降水量が大きく異なり、アカシアの林やサバンナの広がる東部では年間降水量が650ミリですが、西部では1000ミリを超えます。

カジランガ国立公園
/ Kaziranga National Park


世界一のインドサイ生息地

開園して100年を超え、インドで最も野生動物の保護に成功していると言われる国立公園。1900年代初 めに狩猟により数十頭まで激減していたインドサイは現在2300頭を超えるまでに回復し、ベンガルタイガーの生息数も100頭以上とインド一(2013年調査、ただしベンガルタイガーの観察は容易ではありま せん)。ブラマプトラとその支流に面する公園は湿地が点在し多くの野鳥、アジアスイギュウ、バラシンガジカ、アジアゾウなどの野生動物が生息しています。ゾウの背に乗ってインドサイにアプローチするエレファント・サファリが人気です。

ジム・コルベット国立公園
/ Jim Corbett National Park


  • アジアゾウ

  • ベンガルタイガー

インドで最も古く、プロジェクトタイガーが始まった国立公園

インドのウッタラカンド州にあるジム・コルベット国立公園は1936年に設立された「インドで最も古い」国立公園。1973年に「プロジェクトタイガー」が始動した国立公園でもあります。首都のデリーに近いことからインド国内の観光客に人気のある公園ですが、コルベットのなかでも「コア(中核)・ゾーン」であるディカラ・ゾーンはラムナガール川が流れ草原と森が広がる最も美しいエリアです。

ケオラディオ国立公園
/ Keoladeo National Park


世界遺産に指定されている世界有数の鳥の楽園

ケオラディオ国立公園はラジャスタン州のバラトプルの町の中にある国立公園。わずか29平方キロの公園内に入ると、外の喧騒とは異なる美しい湖、湿地、草地にサンバーやアクシスジカなどの野生動物、多くの野鳥が暮らしています。 ケオラディオ国立公園のある場所はもともとヤムナー水系の氾濫原のくぼ地でした。18世紀半ばに当時のマハラジャにより堤防が築かれ湖が誕生し、より多くの水鳥が飛来するようになりました。19世紀半ばから1965年までカモの狩猟がおこなわれましたが、1971年に鳥類保護区に、1982年に国立公園となり、1985年にはユネスコの世界遺産に登録されました。2004~2007年に旱魃と公園への水の流入を止める事態が起き、生態系がひどく崩れた時期がありましたが、その後再び水がひかれ多くの水鳥が戻ってきています。現在、375種確認されている野鳥の他、サンバーやアクシスジカ、ニルガイなど34種の哺乳類も暮らしています。

スルタンプール国立公園
/ Sultanpur National Park


  • セイケイ

  • 水が豊かな園内にはニルガイと水鳥

デリー近郊に存在する野鳥の楽園

デリー、グルガオンからいける「野鳥の楽園」スルタンプール。デリーから50キロ、グルガオンから15キロという距離にある、身近な自然です。1970年、熱心なバードウォッチャーであり鳥類学者であったPeter Jacksonが時の首相インディラ・ガンディーに、このスルタンプールの重要性・保護を訴え、1972年に鳥類保護区となり、1989年に1,43平方キロの小さな国立公園になりました。 ハリヤナ州の野生動物保護庁は、保護区に水を運び、マウンドを作り植林をし、環境を整えています。現在ではハリヤナ州で確認された450種の鳥類のうち250種がスルタンプール国立公園で記録されています。

ホロンガパー・ギボン保護区
/ Hollongapar Gibbon Wildlife Sanctuary


  • フーロックテナガザル

  • ボウシラングール

フーロックテナガザルやボウシラングールの暮らす森

インド北東部アッサム州にある自然保護区。この保護区の森にはテナガザルの家族が30、合計150匹ほどが確認されており、他にもボウシラングールやマカクザルも暮らしています。森のトレイルを歩いて観察を楽しむことができます。

ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園 / Veravadar Blackbuck National Park


  • ブラックバックのオス

  • シマハイエナ

インドで最大のブラックバックの保護区

ヴェラヴァダール・ブラックバック国立公園は大きさわずか34.52平方キロの小さな国立公園ですが、その中には草地、塩生湿地、潅木地帯、川・沼があり植生も豊か。14種の哺乳類、140種の野鳥が観察できます。ここはまたインドで最大のブラックバックの保護区でもあり、園内に入れば、すぐに一匹で行動する若いオスや家族の群れの姿を目にすることができます。
そのほか、ニルガイ、インドハイイロオオカミ(Indian Grey Wolf)やシマハイエナ(Striped Hyena)、ジャングルキャット(Jungle Cat)など乾燥した環境に暮らす野生動物を見ることができます。

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