秘境ツアーのパイオニア 西遊旅行 / SINCE 1973

スリランカみどころガイド

キャンディ

Kandy

丘陵地帯の中心にあるキャンディは、300年以上続いたシンハラ王朝の最後の都。現在は街全体が世界遺産として登録されています。周囲を山に囲まれた盆地のため、涼しく過ごしやすい気候です。一番のみどころは、国の約7割を占める仏教徒のシンボルともいえる仏歯寺。そして、仏歯寺に安置されている仏歯の入った仏舎利が、年に一度ゾウに乗せられて市内を練り歩く大祭「ペラヘラ祭」が有名です。また、仏歯寺の裏にある北側一帯の山はウダワッタキャレー自然保護区となっており、多くの鳥の姿が見られます。キャンディは、スリランカの歴史・伝統とともに多様な自然も残る、スリランカを代表する美しい古都です。

仏歯寺/ Dalada Maligawa(Temple of tooth)

キャンディ湖のほとりに建つ、スリランカを代表する仏教寺院。敷地内には、仏陀の歯が祀られている本堂や、シンハラ建築様式の美しい八角形のお堂があります。本堂では1日に3度、礼拝が行われます。スリランカ中から集まった参拝者たちが祈りをささげる熱気、プージャーで演奏される楽器の音色、人々がお供え物をする様子など、厳かな空気を感じさせます。仏歯は4世紀にスリランカへもたらされたといわれており、当時の王都アヌラーダプラの礼拝堂に祀られていました。その後、12世紀に王都がポロンナルワに移り、それとあわせて仏歯も移されます。この頃には、仏歯の神秘的な力によって恵みの雨がもたらされ発展する、という信仰と、仏歯を持つ者がシンハラ王国の王位継承者であるという考えが広まります。そのため仏歯は王都が動くたびに移動し、1590年、最後にキャンディの仏歯寺へとわたっていきました。

仏歯寺

ペラヘラ祭り/ Esala Perahera

アジア三大祭りのひとつとされ、スリランカ最大のお祭りでもある「ペラヘラ祭り」。はじまりは紀元前3世紀といわれており、とても歴史のあるお祭りです。キャンディにて、エサラ月(7~8月ごろ)のおよそ1週間にわたって開催され、スリランカ人だけでなく国外の人々もその祭りを一目見ようとキャンディに集まります。祭りは、仏歯寺から上がる花火の合図でスタートします。伝統舞踊であるキャンディアンダンスの踊り子達が太鼓を叩いて歌ったり、炎を扱い激しくパフォーマンスをしながら、約3時間かけて市内を練り歩きます。前半はクンバル・ペラヘラ、後半はランドリ・ペラヘラと呼ばれ、後半になるにつれ、より盛大なパレードとなります。スリランカ最大の賑わいを見せる祭りです。

祭りの主なみどころ

●立派な牙をもつスリランカゾウ
ペラヘラ祭りで登場するゾウは、すべて仏歯寺または仏歯寺の管理下にある寺院・施設のゾウです。煌びやかな衣装と電飾を身にまとったゾウが、キャンディ市内をダンサーと一緒に歩きます。ペラヘラ祭りのハイライトは「仏歯」を運ぶスリランカゾウ。黄金の仏塔の形をした舎利容器に「仏歯」を納め、立派な牙 (Tusker)をもったゾウの背中に乗って登場します。

「仏歯」を運ぶスリランカゾウ
鮮やかな衣装と電飾を身に纏うゾウ

●伝統舞踊 キャンディアンダンスのグループ
ペラヘラ祭りで踊るダンサーは、はるか昔、王様のためにダンスをしていた人々の子孫を中心に選ばれます。この日のために、普段から練習を重ねた踊り子達。お祭りの日にちが近くなると、アルコールは飲まず、肉を摂らない食生活へ変更するなど、昔からの習慣は今もなお守り続けられています。

太鼓を抱えて行進する楽隊
華やかな民族衣装に身を包んだ踊り子
躍動感のあるキャンディアンダンス

キャンディアンダンス/ Kandyan dance

スリランカを代表する芸能。各地の民族舞踊が組み込まれており、男性ダンサーの迫力あるアクティブな動きや、女性ダンサーのしなやかな仕草と鮮やかな衣装に思わず目を奪われます。現在はお祭りや結婚式で登場しますが、もともとは「コホンバ・カンカーリヤ」という宗教儀礼から始まったもの。王朝時代に、健康、繁栄、病気よけを目的とする祭りの際に宮廷で行われた儀式で、最大の目的は悪霊払いでした。その由来となった伝説があります。始まりはスリランカ建国の王ヴィジャヤがインドからやってきたこと。ヴィジャヤはこの地の鬼神である女夜叉クウェーニィと結ばれ、クウェーニィの助けによって王位に就きます。しかし、後にヴィジャヤはクウェーニィを裏切ります。怒ったクウェーニィは、豹になり宮廷を襲います。二代目の王パンドゥワス・デーウァをも、悪霊の崇りで病気にさせました。そして、インドの王、マラ王がスリランカに招かれて見事に病気を治したといいます。この一連の出来事を再現したものが「コホンバ・カンカーリヤ」です。かつては七日七夜にわたって行われていましたが、現在は少なくなり、宗教儀礼ではなくショーのようなダンスとして残されるようになりました。ショーとはいえダンスは神聖なもの。「コホンバ・カンカーリヤ」の名残が衣装・装飾に残されているという説があります。メインの踊り手は12~13mの紅白の布を腰に纏い、頭にウェスタットゥワという飾りを被ります。胸には華やかなビーズの飾り、耳輪、ブレスレット、音が鳴る足輪、さらに腰布の上に金属製のベルトを巻いています。この姿が、儀礼の崇拝対象であった太陽神を表している、または儀式の主宰者である王の姿であると伝えられています。

キャンディアン・ダンス

ピンナウェラのゾウの孤児園/ Pinnawala Elephant's Orphanage

キャンディから西に30kmほどのキャーガッラという町の郊外にあるゾウの孤児院。ここはジャングルで親を亡くしたり、はぐれてしまった子ゾウ、自然に戻ることができない100頭余りの象を保護している施設です。水浴びするゾウを近くで見たり、子ゾウにミルクをあげる体験ができます。

水場に集まるスリランカゾウ
PAGE TOP