カシュガル(喀什)
Kashgar古くからシルクロードの貿易地であり、中央アジアと中国を結ぶ要衝として発展してきました。 漢代には西域三十六国のひとつインド・ヨーロッパ語族系の白色人種が住む疏勒国の国都として栄え、唐代に安西都護府の支配化に入りました。当時この地を訪れた玄奘の記録では仏教が盛んであったと記されています。9世紀には天山山脈北方よりウイグル族が侵入して混血したことで、この地の言語はトルコ語化します。そして10世紀にはパミール高原を越えてカラハン朝の勢力が及び、イスラム教に改宗する住民が多くなりました。 ウイグル族が人口の80%を占める民族色豊かな町カシュガルは、現在でもカラコルムハイウェイでパキスタン北部と新蔵公路で西チベットと結ばれる交通の要衝である地位は変わりありません。

エイティガル・モスク入り口
屋外の集団礼拝の様子
ウイグル職人街
ウイグル旧市街の路地
ウイグル職人街
入り口には木造のモスクがあります
アパク・ホージャー廟
ウイグル族の家族墳墓
カシュガルの日曜市
カシュガルの日曜市
ウイグル料理のレストラン。 民族音楽も楽しめます。
「ポロ」羊肉、黄色ニンジン、タマネギ、干しブドウなどが入った炊き込みご飯。イスラム祭礼や冠婚葬祭に欠かせないご馳走です。
「ラグメン」手打ちの麺に、トマトベースの羊肉、ピーマン、唐辛子を炒めた具をかけて食べます。麺と具は別盛りの場合もあります。
「ナン」屋台には焼きたてのナンが並んでますが、少し硬くなったナンも味わいがあります。
「サモサ」羊肉入りの包み揚げ。一口食べるとジューシーな肉汁が広がります。
「シシカバブ」羊肉の串焼きです。屋台の炭火で焼く串焼きは香辛料が決め手です。