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マダガスカルみどころガイド

南部の乾燥林と
ベレンティ保護区

The Southern Dry Forests and Berenty Reserve

マダガスカル南部には、アローディアなどのトゲのある低木が茂る乾燥林やバオバブが点在するサバンナが広がり、他地域とは異なる独特の景観が見られます。さらに、川沿いには湿潤な河畔林も点在し、乾燥林とは異なる植生と生態系が共存しています。 この地域には、ワオキツネザルやベローシファカを含む6種のキツネザルをはじめ、多くの野生動物が生息しており、特に昼行性の種は高い確率で観察できます。なかでもベレンティ保護区は、開けた草地や森林の中で野生動物を間近に観察できる、マダガスカル南部を代表する観察地のひとつです。

ベレンティ保護区/ Berenty Reserve

ベレンティ保護区は、マダガスカル南部アンブヴンアトラ近郊に位置する、約250ヘクタールの私営保護区です。もともとは周辺のサイザル麻畑を所有していたフランス人によって設立され、トゲのある植物が生い茂る乾燥林と河畔林が混在する独特の環境が保たれています。 この保護区には、ワオキツネザルやベローシファカをはじめとする6種のキツネザルが生息しており、特に日中のサファリでは群れで生活するワオキツネザルや、横跳びで移動するユニークな姿のベローシファカを間近で観察できます。夜間には、ネズミキツネザルなどの夜行性動物が現れるナイトサファリも人気です。 そのほかにも、83種の鳥類、2種のカメレオンを含む26種の爬虫類、さらにはウツボカズラや三角ヤシといった固有植物など、多様なマダガスカルの自然を一度に体感できる貴重な観察地となっています。園内には遊歩道や宿泊施設も整備されており、じっくりと野生の魅力に触れられる場所です。

乾燥林に多肉植物が茂る園内の風景
サイザル麻が栽培される周辺の畑
収穫後、天日干しされるサイザル麻の繊維
名物、ベローシファカの横跳び
ワオキツネザル
クモノスガメ
マダガスカルヤツガシラ
園内のレストランにやってきたワオキツネザル
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