ベマラハ国立公園と
ツィンギー
Bemaraha National Park and the Tsingy Formations
マダガスカル西部、マヘンギー高原の北端に位置するベマラハ国立公園は、石灰岩が長い年月をかけて侵食されてできた鋭利な岩山「ツィンギー」で知られています。高さ数十メートルにもなる無数の尖塔が林立する特異な地形は、世界的にも珍しく、2007年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。 ツィンギーの特異な地形は動植物の隔離進化を促し、固有のキツネザルや鳥類、植物など多様な生態系が保たれています。公園内にはモナンボロ川が流れ、ベコパカの村を拠点に、カヌーやトレッキングでゆっくりと自然に触れることができます。アクセスはやや難しいものの、マダガスカルの豊かな自然を実感できる場所です。