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マダガスカルみどころガイド

ベマラハ国立公園と
ツィンギー

Bemaraha National Park and the Tsingy Formations

マダガスカル西部、マヘンギー高原の北端に位置するベマラハ国立公園は、石灰岩が長い年月をかけて侵食されてできた鋭利な岩山「ツィンギー」で知られています。高さ数十メートルにもなる無数の尖塔が林立する特異な地形は、世界的にも珍しく、2007年にはユネスコの世界自然遺産に登録されました。 ツィンギーの特異な地形は動植物の隔離進化を促し、固有のキツネザルや鳥類、植物など多様な生態系が保たれています。公園内にはモナンボロ川が流れ、ベコパカの村を拠点に、カヌーやトレッキングでゆっくりと自然に触れることができます。アクセスはやや難しいものの、マダガスカルの豊かな自然を実感できる場所です。

ベマラハ国立公園/ Tsingy de Bemaraha National Park

マダガスカル西部に位置するベマラハ国立公園は、石灰岩が長い年月をかけて侵食されて形成された鋭い岩山「ツィンギー」で知られ、2007年にユネスコ世界自然遺産に登録されました。「ツィンギー」とはマダガスカル語で「先の尖ったもの」を意味し、まさにその名の通りの光景が広がっています。園内では、乾燥林と石灰岩地形が織りなす独特の環境の中で、キツネザルをはじめとする固有の哺乳類や鳥類、爬虫類が多く見られます。とくにベローシファカやデッケンシファカなど、希少なキツネザルが観察されることもあります。

【ツィンギーハイキング】

大ツィンギー・ハイキングは、安全帯(ハーネス)を使用しながら鋭利な岩山や洞窟、吊り橋を巡り、約4〜5時間かけて展望台を目指します。かつてこの地が海であった証しとして、道中にはサンゴや貝の化石が見られます。小ツィンギー・ハイキングは、比較的緩やかな2時間ほどのハイキングで無理なく自然の造形美を堪能することができます。

ベマラハの森を歩く

デッケンシファカを発見
サンゴの化石
小さな洞窟をくぐり抜けてツィンギーへ
ハーネスを付けて岩登りをスタート
吊り橋を渡って展望台へ
迫力の大ツィンギー
見渡す限りの鋭い岩山

ベコパカ/ Bekopaka

ベコパカは、ベマラハ国立公園南部に位置する小さな村で、ツィンギー観光の拠点として知られています。乾季にはムルンダヴァから車で丸一日かけてアクセスするルートが一般的で、道中、フェリーで2つの川を渡って訪れます。この村を拠点に、奇岩群が連なるツィンギーのハイキングだけでなく、モナンボロ川のカヌーツアーも楽しむことができます。

村のメインストリート
市場で米や野菜を売る女性たち
街角の風景

モナンボロ川/ Manambolo River

モナンボロ川は、マダガスカル西部の高原地帯を流れる全長約370kmの河川で、ベマラハ国立公園を横断する重要な水系です。ベマラハ国立公園南端のベコパカ周辺では、伝統的なカヌーによる川下りやキャンプ泊をしながらの本格的なカヌートリップが人気のアクティビティです。ツィンギーの石灰岩地形が迫る両岸には、断崖や洞窟が連なり、自然の造形美と静けさに包まれながら、のんびりと水上散策を楽しむことができます。

モナンボロ川の川下りを楽しむ
石灰岩の岸壁沿いを行く
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