エネディ山地
Ennedi「タッシリ」とは風と雨により浸食された堆積岩(砂岩)の台地のことをさすアラビア語です。サハラ砂漠にある大きなタッシリにはタッシリ・ナジェール(アルジェリア)、アカクス(アルジェリア)、アルホッガー(アルジェリア)がありますが、このエネディ山地も巨大な「タッシリ」。ちょうどサハラ砂漠の中央に位置する堆積岩(砂岩)の岩山で、全ての面を砂漠の砂により侵食されエネディ独得の渓谷、ワディ、ゲルタを作り出しています。その砂岩の岩山は人々、そして動植物のシェルター的な役割もなしてきました。その砂岩の壁には古代の人々により岩絵が描かれ、浸食によって作り出されたゲルタには、ナイル・クロコダイルの生き残り「デザート・クロコダイル」と呼ばれるワニが生息しています。

エネディ山地の景色
グギの夜
砂岩の浸食
バシケレ付近の岩山
ラビュリンス(迷宮、迷路)と呼ばれるエリア
ビューポイントよりのぞむアルシェイのゲルタ
ラクダが多い日のゲルタ
水に入るラクダ
ゲルタ内部
アルシェイのゲルタへ向かう遊牧民と家畜
ひなたぼっこするデザート・クロコダイル
水の中のデザート・クロコダイル
アロバのアーチ
アロバのアーチ
ビデヤッド氏族が暮らす
テルケイ 大きな牛の洞窟
マンダゲリ 乳が象徴化されて白く描かれる
テルケイ 騎馬兵
マンダゲリ ラクダに乗った人々
ニャラの林立するハバイケ
ハバイケ 古代の住居跡
古い鉄くず 製鉄のあと
ファダの市場