アルジェリア南部
Southern Algeria雄大なサハラの広がるアルジェリア南部。タマンラセットとジャネットの2つの町を拠点にアセクレム高原、そしてアルジェリアのハイライトとも言えるタッシリ・ナジェ-ル国立公園があります。
アルジェリア南部の中心都市タマンラセットより高原砂漠を走ること80キロ、約4時間。標高2,600mのアルホッガー(アハガル山地)アセクレム高原(アセックラム高原)に到着します。ここは想像するような砂のサハラではなく、樹木は一本もない礫の平原に鋭い岩峰が連なり、訪れた人は、まるで未知の惑星にでも降り立ったかのように感じるでしょう。その景色とともに夕焼け・朝焼けの美しさで有名です。また、高原の岩山の上には20世紀初頭にこの地で隠遁生活を送った、シャルル・フーコーのエルミタージュがあります。
鋭く突き出す奇岩群
アセクレム高原の夜明け サハラ砂漠の最奥に広がるタッシリ・ナジェール山脈は平均標高が1000m、一万年前に遡る原始壁画や刻画が点在しています。当時、サハラが湿潤であったことを証明する数々の壁画には象やキリン、ライオンやバッファローなどの様々な野生動物が描かれています。 紀元前2000年頃からサハラの乾燥化が始まると、壁画の主題も乾燥に強いラクダへと変わってきます。タッシリ・ナジェールに残る壁画を巡るには2つのコースがあります。歩いて山脈を登り、野天泊をしながら移動するコーと、四輪駆動車で移動し、歩かずにワディ(枯れ谷)に残る岩壁画を見学するコースです。歩くコースと四輪駆動車で巡るコースで見学できる岩壁画や作風は異なります。
タッシリナジェール台地を歩く
セファールの白い巨人
ジャバレン周辺の岩絵
台地の上に残る糸杉
泳ぐ人の壁画
インジャレンのキリンの刻画
ティンメルズーガの大砂丘地帯
フルベ族のアーチの壁画
ムリナガの砂丘地帯
牛の時代の壁画
四輪駆動車で巡るタッシリナジェール