ツアーのポイント

ポイント 外国人観光客がまだ少ないバロチスタンへ特別入域許可証を取得して訪問

特別許可を取得し、シンド州西部とバロチスタン州にまたがるバローチ族の土地、バロチスタンへ。まだまだ訪れる人の少ない、知られざるバロチスタンの泥火山地帯をめぐる絶景撮影紀行です。
>>これまで実施したバロチスタンツアーのレポートはこちら

ポイント 四輪駆動車は窓側席をご用意

バロチスタンの見どころは幹線道路を除き、オフロードでしか訪問できないところばかりです。全行程四輪駆動車を利用し、快適な移動と絶景の車窓もお楽しみください。

ポイント プライベートビーチのキャンプに3連泊

チャンドラグプ泥火山の観光拠点となるクンドマリールには、まだ十分な設備の宿泊施設がありません。一人一張りのテントの中には簡易ベッドを設置、専属コックが料理する美味しいお食事、潮風が心地よいプライベートビーチでの快適なキャンプ滞在です。

ポイント インダスハイウェイとゴーラクヒル

シンド州西部のゴーラクヒルは隣国アフガニスタンを思わせる雄大な山並み、バローチ族の放牧風景が広がります。ゴーラクヒルへの中継地として宿泊するモヘンジョダロでは、遺跡内の歴史あるレストハウスに宿泊。翌朝は一般オープン前のモヘンジョダロ遺跡を散策していただきます。インダスハイウェイのドライブではパキスタンの農村、バローチ族の村、行きかうデコトラなどパキスタンらしい景色の撮影をお楽しみいただけます。

朝のモヘンジョダロ遺跡
インダスハイウェイのデコトラ

PROFILE 中西敏貴 (なかにし としき)

1971年大阪生まれ。在学中から北海道へと通い続け、2012年に撮影拠点である美瑛町へ移住し、写真作家としての活動を開始。そこに住まう者としての視点を重視しつつ、農、光、造形を主なテーマとして作品作成を続ける。近年はそのフィールドを海外にも広げ、風景だけでなくそこに暮らす人々にもレンズを向けている。
>> 中西敏貴公式WEBサイト

中西敏貴さんからご参加の皆様へ

コロナ禍を経て当初の計画から時間がたってしまいましたが、パキスタン南部バロチスタン州にある泥火山地帯、ヒンゴル国立公園の撮影ツアーを開催することにしました。外国人観光客がほとんど行かない地域ですので情報がなく、これまでに2回ロケハンを重ねることで、撮影に最適なポイントをチェックしてきました。11月に最適な夕日のポイントもチェック済み。さらには星空撮影も組み込む予定です。そして今回は風景だけではありません。ヒンゴル国立公園に暮らす、バローチ族の人々のところへも訪ねます。女性の民族衣装が特徴的なバローチの人々はとても保守的なのですが、これまでの経験ではちゃんと写真を撮らせてもらえます。ヒンゴル国立公園内は、これまで日本人カメラマンはおそらく誰も入っていないエリアです。そんな前人未到の大絶景の中で、一緒に撮影を楽しみませんか。

COLUMN バロチスタンの泥火山

マクランコースタルハイウェイをクンドマリールに向けて走っていると、道路から見えるヒンゴル国立公園の山並みの中に泥火山を見ることができます。「チャンドラグプ泥火山」はヒンドゥーの巡礼地でもあり有名ですが、それ以外にもバロチスタンの海岸エリアに何か所も泥火山が確認されています。泥火山(でいかざん)とは地下深くの泥が地下水・ガスとともに地表に噴出し堆積したものです。「火山」とついていますが火山活動と必ずしも関係があるわけではありません。バロチスタンの海岸部はアラビアプレートがユーラシアプレートに沈み込んでいます。多くの場合、こういう場所では火山活動が活発なのですが、バロチスタンの場合は泥やガスが噴き出す「泥火山地帯」が出現しました。現在も活動を続けており、時によっては乾いてしまったり、時によっては泥を噴き上げたりと状況は変わり続けています。

泥が造り出した景観
チャンドラグプ泥火山(空撮)
マクランコーストの泥火山
ブズィ峠のふもとにある「プリンセスオブホープ」

ツアー中にドローン撮影した動画「知られざるバロチスタンの絶景」

COLUMN キルタル山地・ゴーラクヒル、バローチの人々

シンド州で国内観光客に人気があるゴーラクヒル。インダスハイウェイから西のキルタル山地に入った場所にある標高1,700mの高原です。バロチスタンとの州境にあり、途中の景色もバロチスタンと一緒で、道路沿いにキャンプを張って暮らす人々もバローチ族です。 バローチ族はパキスタン、アフガニスタン、イランの3ヶ国に暮らし、パキスタンでは総人口2億人の約4%がバローチ族。50%がバロチスタン州に、40%がシンド州に暮らしています。言葉はイラン系のバローチ語でバローチ族は女性の衣装やアクセサリーの豪華さでも知られています。バローチ族の人々は大変保守的です。バロチスタン州では写真撮影どころか村の訪問も困難ですが、シンド州に暮らすバローチの人々はゴーラクヒルに来るパキスタン人観光客を見慣れているせいか、外国人の私たちの訪問を<今のところ>受け入れてくれています。

厳しい自然の中に暮らすキルタル山地のバローチ族
ヒンゴルのバローチ族の少女
ヒンゴルのバローチ族の子供たち
1,700mの高原ゴーラクヒルでの撮影

COLUMN クンドマリールでは海岸のプライベートキャンプに3連泊

クンドマリールの海岸にあるプライベートキャンプに3連泊し、有名なチャンドラグプ泥火山以外にもいろいろな泥火山絶景ポイントへご案内いたします。プライベートキャンプはトイレ・シャワー・充電設備もあり、食事は西遊パキスタン支店の専属コックが料理し、漁があった日は港で仕入れた海の幸をお楽しみいただきます。

キャンプ地の様子
キャンプ地の様子
テントの中
お食事の一例
設備も整っています
トイレ

出発日と料金

2023年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
11月03日(金) ~
11月11日(土)中西敏貴さん同行・連続参加可能コース
9日間 528,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 5名(7名様限定)中西敏貴さん同行
燃油サーチャージ 42,300円(8月1日現在の見込み)
一人部屋追加代金 49,000円
日本の地方出発 往路のみ、関西・名古屋・福岡などの地方出発も別途手配可能です(バンコク合流)。追加代金等について詳しくはお問合せください。
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 中西敏貴さんはカラチ空港到着時より同行いたします。別途添乗員は同行いたしませんが現地にて日本語ガイドがご案内します。
  • 特別企画コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
  • 10/23発「写真家・中西敏貴さん同行 黄金の北部パキスタンを撮る」に連続参加が可能です。詳しくはお問い合わせください。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 東京
バンコク
大阪
バンコク
バンコク
カラチ
午前発


午前発


午後発
夜着
成田空港にて、ご自身にてチェックインをお済ませください。空路、東京よりバンコクへ。着後、航空機を乗り換えパキスタンのカラチへ。着後、入国・通関の後、ホテルへ。
※往路のみ、関西・名古屋・福岡から出発も可能です。
※中西敏貴さんはカラチ空港にてお待ちしております。
カラチ:メヘラン泊
2

カラチ
モヘンジョダロ

08:00発
16:00着
一路、インダスハイウェイを北上しインダス文明最大の遺跡モヘンジョダロへ。道中のインダスハイウェイではパキスタンらしい装飾を施したデコトラやシンド州の農村風景の撮影。予定通り到着できれば、夕焼けのモヘンジョダロ遺跡を撮影します。
※遺跡内にあるレストハウスです。
モヘンジョダロ:レストハウス泊
3 モヘンジョダロ
ゴーラクヒル
10:00発
16:00着
オープン前の朝のモヘンジョダロ遺跡をゆっくり撮影。インダスハイウェイから西のキルタル山地の展望地ゴーラクヒルへ。バロチスタンとの州境にある標高約1,700mの山頂にあるゲストハウスに宿泊します。雄大な山地の夕日、星空の撮影をお楽しみください。
ゴーラクヒル:ゲストハウス泊
4 ゴーラクヒル
ハイデラバード
09:00発
18:00着
早朝、展望台より朝日を望みます。朝食後、キルタル山地で暮らすバローチ族のキャンプを訪問。民族衣装を纏い伝統的な暮らしをしています。その後、インダス川沿いの町ハイデラバードへ。
ハイデラバード:インダス泊
5 ハイデラバード
クンドマリール
(泥火山地帯)
07:00発
14:00着
一路、カラチ郊外を経てシンド州からバロチスタン州へ入ります。マクランコースタルハイウェイを走りアラビア海に面した漁村クンドマリールへ。海岸のキャンプで3連泊です。予定通り到着できれば、夕日のチャンドラグプ泥火山へご案内します。
※クンドマリール滞在中の行程は、天候によって訪問順を入れ替える予定です。
クンドマリール:ドゥラニキャンプ泊
6 クンドマリール
(マクランコースト)
(ヒンゴル国立公園)
  午前、マクランコーストハイウェイを走りブズィ峠を往復します。午後、ヒンゴル国立公園内を訪問。バローチ族の村、ヒンゴルの泥でできた山の景観、ヒンゴル川の夕日などの撮影
クンドマリール:ドゥラニキャンプ泊
7 クンドマリール
(泥火山地帯)
  終日、ヒンゴル国立公園と海岸部の泥火山地帯を撮影。泥が作り出した驚異の景色、アラビア海の海岸線をお楽しみください。
クンドマリール:ドゥラニキャンプ泊
8 クンドマリール
ガダニ
カラチ


夜発
一路、カラチへ向かいます。途中、「船の墓場」として知られるガダニの大型船舶解体所を訪問します。カラチのクリフトンビーチのレストランで夕食の後、空港へ。空路、バンコクへ。
機中泊
9 バンコク
バンコク
東京
バンコク
大阪
朝着
午前発
午後着
午前発
午後着
バンコク着後、航空機を乗り換え、帰国の途につきます。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝7/昼7/夜7:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:タイ国際航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) パキスタン(8ドル)、代行手数料(4,400円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。
新型コロナに関する制限について 新型コロナワクチン接種証明書が必要です(2回以上接種)。
気候・服装 日中は夏服でお過ごしいただけますが、寒暖の差が激しい場所です。特にゴーラクヒルでは夜間・早朝に気温が下がります。フリースや薄手のダウンなどをご用意ください。キャンプ地ではサンダルが便利です。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
泥火山地帯の訪問について 泥火山地帯は大雨の後にはぬかるみ、車や徒歩でのアクセスが難しくなることがあります。バロチスタンは基本的に乾燥した地域ですが、稀に大雨も観測されます。また、泥火山は活動を続けており、毎年その形状を変えています。訪問には汚れても良い運動靴(ハイキングシューズ)、帽子、リュックと水筒をご用意ください。
宿泊について シンド州内のモヘンジョダロ、ゴーラクヒルでは簡素な設備のホテルを利用します。停電がありますので必ず懐中電灯をお持ちください。また、部屋数が限られますので、お一人部屋がお取りできない場合があります(お一人部屋はお申し込み順に確保させていただきます)。お取りできない場合は変更保証金の対象外とさせていただきますが差額をご返金いたします。 バロチスタン内は宿泊施設の環境が整っていないため、ヒンゴル泥火山地帯訪問のベースとなるクンドマリールの海岸のプライベートキャンプを利用します。キャンプにはトイレとシャワー(水)があります。発電機を使用しますので充電も可能です。食事は専属のコックが調理いたします。テントに簡易ベッドを設置しており、寝袋が必要です。お持ちでない方には弊社でも有料(6,000円)で貸し出しいたします。
移動について 原則、全行程四輪駆動車に分乗します。乗る車や座席の位置は毎日変わっていただきます。
写真撮影について 軍や警察施設の撮影はしないでください。ガダニの船舶解体所では希に撮影を断られることがあります。
撮影機材・充電について 充電:キャンプ中は発電機を利用します。スマホやカメラの電池の充電用に3~4個口の電源タップ(たこ足)をお持ちください。発電機は主に夜間・早朝に動かしますのでその間に充電をお願いします。電源プラグタイプは日本と同じAタイプで対応しています。その他のホテルではB3、BFタイプの場合があります。万能プラグを1つお持ちになることをお勧めします。
海外旅行保険について ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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