ツアーのポイント

ポイント歴史的・文化的に多様な南イタリアをめぐる

古代ギリシャから東ローマ帝国、アラブ諸王国の影響を受けた小国が分立していた南イタリア各地でギリシャ、アラブ・イスラーム、ラテン・カトリック様式の建築をご覧いただきます。

ポイントシチリア島、最大の遺跡群 アグリジェント「神殿の谷」

古代ギリシャ時代には「人類の都市で最も美しい場所」と言われ発展を遂げた街アグリジェントにはギリシャ本土と比べても保存状態のいい神殿が残っています。丘の上に建つコンコルディア神殿を含めた「神殿の谷」は1997年にユネスコ世界遺産に登録されました。 ツアーではアグリジェントの街に宿泊し、じっくりと見学します

ポイント南イタリアの世界遺産も訪問

紀元79年のヴェスヴィオ火山の噴火によって埋もれたポンペイ遺跡、エルコラーノ遺跡では当時の生活の様子を垣間見ることができるる貴重な遺跡です。 またマテーラには古代の洞窟住居が残り、岩壁に彫られた建築物と迷路のような狭い路地を歩いて観光します。文化の十字路、パレルモではアラブ・ノルマン様式の建築物やバロック教会を見学します。

アグリジェント神殿の谷
マテーラの岩窟教会
訪問する
世界遺産

マテーラの洞窟住居と岩窟教会公園/ナポリ歴史地区/ポンペイ・エルコラーノ・トッレ・アヌンツィアータの遺跡地域/アグリジェントの遺跡地域/ノルマン様式のパレルモおよびチェファルとモンレアーレの大聖堂

PROFILE 金子貴一 (かねこ たかかず)

1962年、栃木県生まれ。栃木県立宇都宮高校在学中、交換留学生としてアメリカ・アイダホ州に1年間留学。大学時代はエジプトの首都カイロに7年間在住し、1988年、カイロ・アメリカン大学文化人類学科卒。在学中よりテレビ朝日カイロ支局員を経てフリージャーナリスト・西遊旅行添乗員として活躍。中国や中東、仏教などへの造詣も深く、雑誌や新聞などへの執筆も多数行っている。

COLUMN 金子貴一さんからのメッセージ

今回の旅は、イタリアのナポリからシチリア島の中心地パレルモまで縦断し、南イタリアの考古遺跡や歴史的建造物をマニアックに巡る旅です!

そもそもイタリア半島はローマ帝国に代表される地中海世界の中心地域ですが、ローマ帝国以降は基本的に統一されることがなく、長い分裂の時代が続きました。現在のイタリアという主権国家は、西ヨーロッパでも最も遅れて、1861年に誕生しました。日本で言うなら明治維新直前の出来事です。それでも、イタリア人は、都市国家ローマ以来のラテン文化、キリスト教世界の中心としてのローマ教皇、さらにルネサンスの震源地など、文化史的には一貫してヨーロッパをリードする地域であった事に誇りを持っているのです。しかし、これらイタリア人が誇る文化史的要素は、実は北イタリアでの話です。それでは、今回の旅の目的地である南イタリアにはどんな魅力や特徴があるのでしょうか?

紀元前8世紀から共和政ローマの支配下に入る紀元前3世紀まで、南イタリアは古代ギリシャの植民地であり、マグナ・グラエキア(大ギリシアの意)として知られ、ギリシャ人の文化や言語、建築が根付いていました。ピタゴラスの定理で有名なピタゴラスも、このマグナ・グラエキで活躍した人物なのです。476年に西ローマ帝国が崩壊すると、南イタリアは、ゲルマン民族、東ローマ帝国、アラブ諸王朝(シチリア島)など、さまざまな民族の支配を受け、ラテン、ギリシア、アラブ文化圏の影響を受けた小国が分立する状態が長く続きました。1130年には、ノルマン人のロジェリウス2世(ルッジェーロ2世)が、イタリア半島南部とシチリア島にまたがる両シチリア王国を建設して王位に就きました。彼はシチリア島パレルモに宮廷を置き、北アフリカのチュニジアをも支配し、強力な君主国を形成しました。この君主国の出現により、地中海とヨーロッパの国際政治に大きな変化が生じました。首都パレルモは多文化が交流する先進都市として繁栄し、哲学から自然科学にいたる重要なギリシア語、アラビア語の書物がラテン語に翻訳され、ビザンツの工芸や建築に関する知識・技術がこの王国を経由してヨーロッパにもたらされ、中世ヨーロッパの12世紀ルネサンスに大きな影響を及ぼしました。シチリアは、西欧が東方のビザンツ文化・イスラム文化を輸入するための窓口としての役割を果たしたのです。更に、パレルモを中心とした地中海の交易活動は、十字軍時代を通じて続きました。

「カンナイの戦い」の古戦場
アポロ神(ナポリ国立考古学博物館)


シチリア王国ではアラブ・イスラーム文化、ギリシア・東方正教文化、ラテン・カトリック文化が共存していましたが、それぞれの文化集団に属する人々が混在していたのではなく、モザイク状に棲み分けていました。彼らは地域的に偏在していただけでなく、社会的立場も異なっており、世俗の領主や教会・修道院の聖職者はラテン系かノルマン系、王に仕える役人はアラブ人、ギリシア人、ラテン系であり、農民たちの多くはシチリアではアラブ人、ギリシア人、イタリア半島部ではギリシア人か南イタリア人でした。それらの文化的背景の異なる集団を、ノルマン人が統合して一つの王国を作り上げていたのです。その後、南イタリアは、現在のイタリアに統一される1861年まで、イタリア半島の南部を統治したナポリ王国と、シチリア島を統治したシチリア王国の支配下にありました。この2つの王国は、時代ごとに敵対関係や同盟関係にあったり、一時的に統一されたりするなど、複雑な歴史をたどりました。しかし、王国の名称は変わらずとも、実際に王として君臨したのは、ノルマン人・神聖ローマ皇帝・フランス・アラゴン・スペイン・サルデーニャの王家でした。このように南イタリアの地図は人々の意志とは何の関係もなく、ヨーロッパ列強によって書き替えられていたのですが、この間、南イタリアの農民は最も長く支配したスペイン貴族によって搾取され、貧富の差の拡大と社会の停滞が続いたのです。

最終的には、北イタリア人に軍事的に征服されるという形でイタリアの統一が達成されたという事情のために,南北の格差がイタリア統一後も大きな問題となりました。南部の風土条件や寄生的大土地所有制が近代化を妨げ、イタリア共和国政府は第二次大戦後に南部開発政策を推進しましたが、南北間の経済格差や社会問題が残り、南イタリアは発展の遅れた地域と見なされることがあります。しかし、南イタリアは北とは違い、スペインやギリシャと同じ地中海性亜熱帯地域に属します。夏のまばゆい太陽と、オリーブやトマト、オレンジやブドウの産地という特徴や、三方を地中海に囲まれた漁業地帯であるという事が、南イタリア人の陽気な気質を生み、南に行くほど料理が旨いと言われる所以です。

南イタリアは、歴史的・文化的な多様性と美しい自然、そして、陽気な人々と美味しい南イタリア料理を堪能して頂ける、魅力溢れた地域なのです!

ポンペイ遺跡に残る壁画
サン・ジョヴァンニ・デッリ・エレミティ教会

出発日と料金

2024年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
10月05日(土) ~
10月13日(日)金子貴一さん同行
9日間738,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 10名(16名様限定)添乗員同行
燃油サーチャージ 93,200円 (3月18日現在の見込み)
一人部屋追加代金 165,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 特別企画コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 相部屋をご希望の場合でも、ご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は御一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 東京
大阪
21:55発
21:55発
空路、東京・大阪よりトルコ最大の都市イスタンブールへ。
※添乗員は東京より同行し(往復)、イスタンブールにて合流します。
機中泊
2 イスタンブール
イスタンブール
イスタンブール
ナポリ
05:10着
05:00着
07:05発
08:30着
着後、航空機を乗り換えて、イタリアの都市ナポリへ。着後、ナポリ市内観光王宮ドゥオーモ、隣接のサン・ジェンナーロ宝物庫博物館、地下のギリシャ・ローマ時代の遺跡サンタ・キアーラ教会等)、またナポリ考古学博物館を見学します。
ナポリ泊
3 ナポリ
エルコラーノ
ポンペイ
バルレッタ
09:00発


夕方着
専用バスにて、エルコラーノへ。 着後、ヴェスヴィオ火山の噴火によって埋没したエルコラーノ遺跡地区を見学。その後、専用バスにてポンペイへ。着後、ポンペイ遺跡地区を見学。色鮮やかなモザイク画が残ります。 その後、専用バスにてバルレッタへ。
バルレッタ 泊
4 バルレッタ
カンナイ古戦場
ターラント
マテーラ
08:30発


夕方着
専用バスにて、第二次ポエニ戦争のカンナイ古戦場に近いカンナイ遺跡へ。都市遺構と博物館を見学。 その後、専用バスにてターラントへ。途中、神聖ローマ皇帝フリードリヒ2世によって建てられたカステル・デル・モンテを見学。 ターラント着後、ターラント考古学博物館を見学。 その後、世界遺産の街、マテーラへ。
マテーラ泊
5 マテーラ
レッジョカラーブリア
朝発
夕方着
朝、石灰質の岩肌に作られたマテーラのサッシ地区に残る岩窟教会を見学。その後、専用バスにてイタリア半島の先端の街、レッジョカラーブリアへ。
レッジョカラーブリア泊
6 レッジョカラーブリア
メッシーナ
タオルミーナ
カルタジローネ
朝発


夕方着
朝、専用バスとフェリーにてシチリア島のメッシーナへ。到着後、ゴシック様式のサンタ・マリア・アレマンナ教会を見学。 その後、カルタジローネへ。途中、タオルミーナのギリシア劇場を見学。海岸線とエトナ山を見ることができる場所です。
カルタジローネ 泊
7 カルタジローネ
アグリジェント
08:00発
夜着
朝、陶器の街として有名なカルタジローネ市内観光(マヨルカ焼きの陶器で装飾されたカルタジローネの階段等)。 その後、アグリジェントへ。途中、ピアッツァ・アルメリーナにて古代ローマの別荘を見学。 アグリジェント着後、保存状態のいいギリシャ神殿が残る、神殿の谷、またアグリジェント州立考古学博物館を見学。
アグリジェント泊
8 アグリジェント
モンレアーレ
パレルモ
イスタンブール
08:00発

19:30発
23:10着
専用バスにて、モンレアーレへ。着後、モンレアーレの市内観光ドゥオーモ回廊付中庭)。その後、古くから文明が交差する街パレルモへ。着後、パレルモの市内観光パラティーナ礼拝堂カテドラーレ外観サン・ジョヴァンニ・デリ・エレミティ教会等)。夜の航空機にてトルコ・イスタンブールへ。
機中泊
9 イスタンブール
東京
イスタンブール
大阪
02:00発
19:20着
08:00発
19:00着
イスタンブール着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝6/昼7/夜6:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:ターキッシュエアラインズ

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存期間はイタリア出国時に90日以上、査証欄の余白は1ページ以上必要です
気候・服装 全行程合服が基本となります。雨が降ることもありますので、雨具をお持ちください。遺跡巡りや町の散策が中心となりますので、履きなれた靴に動きやすい服装でご参加ください。
利用予定ホテル

下記のホテルリストをご覧ください。
■ナポリ:テルミナス、ホリデイイン・ナポリ、ラマダ・ナポリ
■バルレッタ:ホテル・デイ・カヴァリエーリ - バルレッタ、サンパウロアルコンヴェン、ニコテルバルレッタ
■マテーラ:ナツィオナーレ、デル・カンポ、カジノリドラ
■レッジョカラーブリア:エクセルシオール、コンチネンタル、アパン
■カルタジローネ:NHカルタジローネ・ヴィラ・サン・マウロ、カザーレデッレローズ、ヴィラストゥルツォ
■アグリジェント:コッレヴェルデ パーク ホテル、コレバーデ

旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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