ツアーのポイント

ポイント世界遺産と神話の足跡を辿る

2025年に世界遺産登録された「ミノア文明の宮殿群」の頂点、クノッソス宮殿をはじめ、聖ヨハネ騎士団の面影を遺すロードス旧市街の2つの世界遺産を巡ります。さらに、ゼウス誕生の地ディクテオン洞窟やアポロ神殿の門など、ギリシャ神話の舞台と数千年前の高度な文明が息づく遺跡を深く味わいます。

ポイントエーゲ海の風を感じる、船旅のロマン

島から島へ、あえて空路ではなくフェリーで移動します。紺碧のエーゲ海を滑るように進み、徐々に近づく島影や白壁の町並みをデッキから眺める時間は、船旅ならでは。特にクレタ島からロードス島へ向かう夜行フェリーは、かつての航海者たちの足跡を辿るような、旅情あふれる特別なひとときとなるでしょう。

ポイント秋の静寂と心地よさ、ベストシーズンのギリシャへ

夏の猛暑や混雑が落ち着く10月中旬。日中の平均気温は20℃前後と過ごしやすく、遺跡歩きにも最適です。抜けるような青空と、穏やかな光に包まれたエーゲ海を存分に楽しめるこの時期は、まさに大人のためのベストシーズン。夕日や朝焼けが最も美しく映える、静かでゆったりとした島の時間をお楽しみいただけます。

クルーズ船でネア・カメニ島へ
イアの夕日
訪問する
世界遺産
ロードス島の中世都市/ミノア文明の宮殿群

COLUMN クレタ島 ヨーロッパ最古の輝き、ミノア文明の迷宮

クレタ島に華開いたミノア文明は、紀元前2000年頃に頂点を極めたヨーロッパ最古の高度な文明です。その象徴であるクノッソス宮殿は、複雑な構造から「ラビリンス(迷宮)」の語源にもなりました。鮮やかな壁画「牛飛びの儀式」や、排水設備まで備えた高度な建築技術は、現代の私たちを圧倒します。本ツアーでは、クノッソスだけでなく、王の別荘ともいわれるファイストス宮殿や、謎多き「ファイストスの円盤」が眠るイラクリオン博物館も訪問。壮大な文明の興亡を、多角的な視点からじっくりと紐解いていきます。

ミノア文明の象徴クノッソス宮殿
クノッソスに次ぐ規模を持つファイストス遺跡
蛇の女神像(イラクリオン博物館)
ファイストスの円盤(イラクリオン博物館)

COLUMN ロードス島 夜行フェリーで至る歴史の十字路

クレタ島を離れ、夜行フェリーで向かう先は、東方と西方が出会う島・ロードス島。世界遺産である旧市街は、14世紀に聖ヨハネ騎士団が築いた堅固な要塞都市。重厚な石造りの騎士団総長の館からは中世ベネチアの面影が漂いますが、一歩路地へ入れば、オスマン帝国時代のスレイマン・モスクやミナレットが顔を出し、異なる文化が層を成して重なっていることに気づきます。十字軍、ベネチア、そしてオスマントルコ。荒波に揉まれた騎士たちの夢の跡を、ドラマチックな船旅の終着地として訪ねます。

リンドスのアクロポリスに残るアポロ神殿跡
聖ヨハネ騎士団総長の館


出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
10月16日(金) ~
10月26日(月)
11日間 798,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 7名(14名様限定) 添乗員同行
燃油サーチャージ 不要(12月23日現在)
一人部屋追加代金 120,000円(船中泊除く)
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
現地合流・離団について 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京
大阪
17:25発

18:55発
空路、東京・大阪よりそれぞれカタールのドーハへ。
※添乗員は東京・大阪どちらかより同行し、イスタンブールで合流します。
機中泊
2 ドーハ
ドーハ
ドーハ
アテネ
アテネ
サントリーニ島
23:05着
23:55着
02:20発
07:00着
11:00発
11:50着
ドーハ到着後、航空機を乗り換えてアテネへ。着後、さらに国内線に乗り換え、キクラデス諸島のサントリーニ島へ。昼食後、紀元前の火山大噴火により町全体が灰に埋もれたアクロティリ遺跡を見学します。また、天候が許せばイアより世界的に有名な夕日をご覧いただけるでしょう。
サントリーニ島泊
3 サントリーニ島   午前、メサ・ヴーノ山へドライブし、島の高台にある古代ティラ遺跡を散策(約1.5時間)します。午後、半日火山クルーズ(混乗)に参加。島のカルデラの中央に位置する活火山島ネア・カメニ島に上陸し、火口付近までハイキングを楽しみます。また希望の方は湾内で、海底から湧き出る温泉での遊泳をお楽しみください。
サントリーニ島泊
4 サントリーニ島
ナクソス島
午前発
午前着
午前中、高速フェリーにてナクソス島へ向かいます。 昼食後、午後はナクソス島の中心地であるホラの旧市街を散策し、島のシンボルであるポルタラ(アポロ神殿の門)を訪れます。
ナクソス島泊
5 ナクソス島
クレタ島
午後発
夕方着
午前はナクソス島の田舎観光へ。伝統的な邸宅が残る旧首都ハルキ、ギリシャ神話でゼウスが育ったとされるナクソス島の最高峰ザス山の麓にある伝統的な山間部の村フィロティ、大理石の村アペイラントスなどを巡ります。午後、高速フェリーにてクレタ島のイラクリオンへ移動します。到着後、イラクリオン旧市街の散策をお楽しみください。
クレタ島泊
6 クレタ島   終日、クレタ島の歴史に触れる遺跡を巡ります。午前、新しく2025年に世界遺産に登録されたヨーロッパ最古の文明とされるクノッソス宮殿のほか、イラクリオン考古学博物館ではミノア文明の各宮殿から発見された有名な円盤「ファイストスの円盤」や「蛇の女神像」をご覧いただきます。 午後、クレタ島南部に位置し、肥沃なメサラ平野を見下ろすファイストス宮殿と、ギリシャで最も古く、完全に保存されているとされる法典が刻まれた碑文で有名なゴルティス遺跡も訪れます。
クレタ島泊
7 (ラシティ高原)
クレタ島

深夜発
午前、ラシティ高原へ向かい、ゼウスの神話上の誕生地とされるディクテオン洞窟を訪れます(片道800m、高低差150mほど)。昼食後、ラシティ高原の景色の良いドライブを楽しみイラクリオンへ戻ります。夕食後、ホテルで仮眠。深夜、港へ移動し、夜行フェリーにてロードス島へ向けて出発します。
船中泊
8 ロードス島 午後着 フェリーは、エーゲ海南部を横断し、ドデカニサ諸島に近づきカルパトス島を通過。午後、ロードス島へ到着します。到着後、徒歩にて聖ヨハネ騎士団が築いた要塞都市ロードス旧市街を徒歩にて散策します。騎士団長の居城および行政の中心地として機能したグランド・マスターズ・パレス、オスマン帝国時代のスレイマン・モスク、旧市街のランドマークである時計台などを見学します。
ロードス島泊
9 ロードス島   終日、専用車にてロードス島内のハイライトを巡ります。朝、島の南東部リンドス村を訪れます。岬の頂上にそびえるアクロポリスからは美しい聖パウロ湾が望めるでしょう。ツァンビカ修道院、古代ギリシャの医療の神を祀ったアスクレピオン遺跡を訪れます。 また、騎士団病院として使われていた考古学博物館ではヘレニズム時代の「海のヴィーナス」像をご覧いただきます。オスマン帝国からの攻撃に備えて築いた旧市街の巨大な城壁も訪れます。
ロードス島泊
10 ロードス島
アテネ
アテネ
ドーハ
ドーハ
06:00発
07:00着
13:20発
18:35着
20:15発
早朝の国内線にてアテネへ。国際線に乗り継ぎ、ドーハへ。
機中泊
11

東京


ドーハ
大阪
11:55着
01:00発
16:25着
ドーハ着後、航空機を乗り換え、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝8/昼8/夜8:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:カタール航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存期間は、ギリシャ出国時90日以上必要です。
気候・服装 この時期ギリシャは日中は20度前後で過ごしやすいですが、朝晩や「船の上」は非常に風が強く、体感温度が下がります。防風・防寒用のウィンドブレーカーや重ね着できる上着が必要です。遺跡内は地面が未舗装で滑りやすい大理石の階段も多いです。坂道の上り下りも多いため履き慣れたハイキングシューズや底の厚いスニーカーが最適です。
利用予定ホテル 下記のホテルリストをご覧ください。
サントリーニ島:ステリオス、マルコス、アルス、カサフランチェスカ、Sテュデオス、ラマルティーズ、VIP、エースリオ、レジデンススイーツ、アーチース、ドリームランドハウス、ラオカスティ、アネモミロス、アマウディヴィラ、アトランティスヴィラ、フォティノスハウシズ、フィレリア、アプライドリーム
ナクソス島:ヴラシス、グロッタ、ナクソスリゾート、アスティル、ペンションソフィ、プロテアス、ラゴスマーレ、ナクソスパレス、フィニカス、イリアビーチ
クレタ島:オリンピック、カストロ、アストロン、ソフィア、マリンドリーム、カステッロ、マノスヴァニスコ、アトリオン、ネフェリ、オアシス、ミノス、マリレナ、ミストラル、アレキサンダー、イリニ、アトランティス
ロードス島:カヴァ・ドオロ、ミティス、アクアリウム、メディテラネアン、アグラ、マヌッソス、シティ、ロードスパークアバロン、ロメニ、イビスカス
スマートライン、ベストウェスタン、メルキュール、ロードス・ホライズン
観光について 3日目に温泉での遊泳希望の場合、水着を持参いただきますが、温泉成分で水着が変色する可能性があります。3日目の古代ティラや火山でのハイキング、7日目のディクテオン洞窟など、高低差のある観光地も多いです。日程表や写真で掲載している博物館の収蔵品や展示物は、現地の事情や他館への貸し出し、修復作業等の理由により、予告なく鑑賞いただけない場合がございます。あらかじめご了承ください。ギリシャではツアー発表時点(2025年12月23日)で9月以降の博物館・遺跡の開館日が未定のため、当日が休館となる場合、代替観光へのご案内、または観光順序を一部入れ替えてご案内する場合があります。
フェリー泊について 男女別で2~4名での相部屋利用の予定です。シャワー、トイレは室内にあります。石鹸や小さなタオルなどのアメニティは備わっています。一人部屋が確保できた場合は別途追加料金を頂戴します。
荷物について 港や空港にはポーターがおりません。船内の階段ではスーツケースをご自身で持ち運び頂くこともあります。荷物はできるだけコンパクトにまとめていただくようお願いします。
日程について フェリーが安定して運航する秋に設定しておりますが、強風や高波などの悪天候などにより遅延したり欠航となる場合があります。その場合は観光地の入れ替え、国内線を別途手配しての移動など現地の行程に変更が生じることがあります。そのような当社関知しない事由により旅程を変更せざるを得ない場合、追加で必要となる費用は、旅行業約款に基づき、ご参加者の皆様にご負担いただくことになります。予めご了承ください。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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