ツアーのポイント

ポイントアルプス第2位の高峰モンテローザ山塊を様々な角度から展望

スイスとイタリアの国境にまたがるモンテローザ(4,634m)。北東に位置するサースフェーから時計回りに周遊を開始し、峠を越え谷を変えながら南側をぐるっと巻いて、西側のチェルビニアまで歩きます。スイス・イタリアアルプスの山岳風景との出逢いに心打たれながら、適度な疲労感と達成感を残しながらトレッキング。

ポイント荷物送迎付きで快適に歩く

連日、アップダウンの大きいトレイルが続くツール・ド・モンテローザ。トレッキング中は最小限の荷物のみをザックに入れて歩いていただけるよう、不要な荷物は別途バッグにまとめていただき、毎日荷物車で宿泊施設まで回送します。

ポイント快適な山麓のホテル、山小屋泊

各地、散策に便利なロケーションや雄大な山岳風景をお楽しみください。シャワーと快適なベッドで毎日の疲れをとって、翌日にお備えください。7日目には山小屋泊も体験いただきます。

ポイントブライトホルン(4,160m)登頂には山岳ガイドが同行 (オプショナルツアー)

氷河上を歩いて、ブライトホルンの頂を目指します。山岳ガイドが同行し、ロープをつないで行動します。 ロープをつなぐハーネスやアイゼンなどは現地でレンタルが可能です。

ブライトホルン山頂 (オプショナルツアー)
地元のチーズやソーセージのランチ(一例)

COLUMN ツール・ド・モンテローザ
Tour du Monte Rosa

ヨーロッパアルプス第2の高峰モンテローザ(4,634m)。イタリアとスイスの国境に聳え、スイス最高峰でもあります。独立峰ではなく、複数の峰からなる山群で、最高点はイタリア側にあるプンタ・デュフール(Punta Dufour)。起点となるサースフェーからマッターホルンを望むチェルビニアまで、ぐるっと時計回りに巡ります。ツール・ド・モンブラン(TMB)やオートルート(HR)と並んで有名なアルプスのトレッキングルートのツール・ド・モンテローザ(TDM)。歩くルートはイタリアが多いですが、壮大な山岳風景から素朴で可愛らしい山村風景まで、スイス・イタリアアルプスの魅力をぎゅっと凝縮して、比較的参加しやすい12日間日程に仕上げました。

スイス最高峰モンテローザ(4,634m)
モンテローザとゴルナ―氷河
フェラーロ山小屋に到着
初日のなだらかなトラバースの道

COLUMN装備について

日程9日目の氷河歩き及びオプショナルツアーのブライトホルン登頂、いずれの場合でも必携です。
用意するものの一例 ※一部有料レンタル可
■登山靴:保温性の高いアイゼン装着が可能な登山靴。アイゼン着用のための靴の前後のコバは必須ではありませんが、比較的硬めの三季用の靴をご用意ください。
■防寒着:防水・透湿性のあるアウター上下(ゴアテックス等)※雨具併用可。インナー(メリノウール素材等)、フリース、ライトダウン、ニット帽、手袋。
■アイゼン:10本爪以上。前爪がついてるものでワンタッチ式かセミワンタッチ式推奨。
■ピッケル、ストック2本:基本的にはストック利用が便利ですが、状況によってピッケルと使い分けます。
■ハーネスと安全環付きカラビナ(2枚):ガイドとロープを結んで行動する際に必要です。
■登山用ヘルメット:落石や滑落の危険がある場所で装着します。

OPTIONAL オプショナルツアーのご案内

  • ブライトホルン(4,160m)登頂【日程9日目】

    初めての4,000m峰登頂にも最適な山です。氷河歩きや一部、傾斜約35度の急斜面もあるためアイゼンは勿論のこと安全上、ハーネスを着用し、互いにザイルで確保し合うアンザイレンでの歩行となります。クラインマッターホルン合流にて、山岳ガイド1名およびアシスタント1名が同行します。

    • 所要時間約5時間
    • 料金1名様につき75,000円(チップ込み)
    • 最少催行人員3名(添乗員は同行しません)

出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
08月02日(日) ~
08月13日(木)
12日間 1,048,000円
08月16日(日) ~
08月27日(木)
12日間 1,078,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 10名(13名様限定)添乗員同行
燃油サーチャージ 79,000円(12月11日現在の見込み)
一人部屋追加代金 68,000円(アラーニャ、レシ泊除く)
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
現地合流・離団について 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。

コース難易度

体力 (+特殊技術)標高差1,000m超の登り下りを問題無くできる体力があることが前提となります。アップダウンが連日続くため、日本アルプスでの無雪期の山小屋泊縦走登山ができる体力がご参加の目安です。過去に弊社ツアー「ツール・ド・モンブラン」や「夏のオートルート縦走」にご参加いただいている方向けのコースです。

※オプショナルツアー参加の場合:ブライトホルン(4,160m)登山では、山岳ガイドとロープを結んだ際のスピードはゆっくりでも確実に一定のペースで歩くことが求められます。安全のため、時に休憩を取らず2時間程歩くことや、スピードを求められることもあります。行動食を携帯し、いつでも補給できるようにするなど準備をし、ガイドの判断に従ってください。ピッケル・アイゼンを使用する日本での冬山登山の経験があることが望ましいコースです。
高度 2,000m後半〜3,000m前半の峠を幾度越えますが、高山病の心配はありません。
※オプショナルツアー参加の場合:ブライトホルン(4,160m)では、頭痛等の軽度の症状が出ることがあります。
宿泊 ホテル7泊、山小屋2泊。山小屋では大部屋泊となります。寝具が備え付けてあるため、寝袋は不要ですが、インナーシーツをお持ちください。
荷物 スーツケースではなく、予めダッフルバッグ(12~13kg程度に抑えてください)等のカバンでご参加ください。ただし、毎日荷物車が回送します。日程5日目の宿泊への1泊2日は、別途さらに小さなカバンをご用意ください(大きなダッフルバッグは持っていけません)。歩行時にご自身で背負うのは日帰りの荷物のみですので、デイパックでご参加が可能です。


ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京
大阪
深夜発
23:45発
空路、東京・大阪よりアラブ首長国連邦のドバイへ。
※添乗員は東京・大阪のどちらか一方より同行し(往復)、ドバイにて合流します。
機内泊
2 ドバイ
ドバイ
ドバイ
ジュネーブ
ジュネーブ
サースアルマゲル
早朝着
04:50着
08:30発
13:15着
約3.5時間
ドバイ着後、航空機を乗り換えジュネーブへ。着後、専用車にてヴァレー州サース谷のサースアルマゲル(1,660m)へ。
サースアルマゲル:マットマルク泊
3

サースアルマゲル
(サースフェー)
(クルスボーデン)

約7時間

●ツール・ド・モンテローザ1日目(約6時間)
ツール・ド・モンテローザが始まります。朝食後、公共バスでサースグルンド(1560m)へ。着後、ケーブルカーにてクルスボーデン(2,400m)へ。右手にアルプス第3位の高峰ドーム(4,545m)を盟主とするミシャベル山群に囲まれたサースフェーの村を見ながら歩きます。序盤こそ登りですが、トレッキング初日に相応しい緩やかなルートをサースアルマゲル(1,660m)へ戻ります。
<12km 累積登り300m / 累積下り1000m>
サースアルマゲル:マットマルク泊
4 サースアルマゲル
マットマルク
モンテ・モロ峠
マクニャーガ

約7時間

●ツール・ド・モンテローザ2日目(約6時間)
公共バスでマットマルク(2,197m)へ。スイスとイタリアの国境モンテ・モロ峠(2,868m)まで、ダム湖・マットマルク湖(2,197m)を見ながらじわりじわりと登り続けます。着後、国境を越え下ったオベルト山上駅(2,810m)から、ピエモンテ州アンザスカ谷のマクニャーガ(1,327m)へロープウェイで下ります。ロープウェイからの景色もご堪能ください。
<10km 累積登り750m / 累積下り120m>
マクニャーガ:ドリームホテル泊
5 マクニャーガ
クアラザ
トゥールロ峠
アラーニャ
約10時間 ●ツール・ド・モンテローザ3日目(約10時間)
専用車にてクアラザへ。峠まで展望を楽しみながら約1500m弱の標高差の急登を登りつめます。古くから交易で利用されていたトゥールロ峠(2,738m)を越え、セシア谷のアラーニャまで下った後、登り返して山小屋(1,575m)へ。
<19km 累積登り1500m / 累積下り1300m>
アラーニャ:パストーレ山小屋泊
6 アラーニャ
ピアナルンガ
オレン峠
スタッファル
約7時間 ●ツール・ド・モンテローザ4日目(約5.5時間)
公共バスでアラーニャの街へ下ります。その後、ケーブルカーにてピアナルンガ(2,046m)へ。標高差835mを登りオレン峠(2,881m)を越え、ガビエット(2,358m)へ。ケーブルカーで下って、ヴァッレ・ダオスタ州グレッソネイ谷のスタッファル(1,825m)へ。
<8km 累積登り850m / 累積下り600m>
スタッファル:ド・グレッチャ泊
7 スタッファル
サン・ジャック
レシ
約7時間 ●ツール・ド・モンテローザ5日目(約4.5時間)
ケーブルカーにてサン・アナ(2,170m)へ。サン・ジャックまで標高差1,000m前後のアップダウンです。レシ村の山小屋(2,066m)着後、アヤス谷でアルプスに抱かれた山小屋での宿泊体験もお楽しみください。
<9km 累積登り650m / 累積下り730m>
レシ:フェラーロ山小屋泊
8 レシ
チェルビニア
プラン・メゾン
約9時間 ●ツール・ド・モンテローザ6日目(約9時間)
山小屋から歩き出し1時間弱で、標高差約1400mの登り返しに入ります。下ってマッターホルン南壁を望む町、チェルビニア(2,050m)へ。ホテルはプラン・メゾン(2,555m)の好展望地に位置しています。
<17km 累積登り1200m / 累積下り750m>
プラン・メゾン:ロ・スタンベッコ泊
9 プラン・メゾン
テオドール峠
トロッケナーシュテッグ
ツェルマット
4~5時間 ●ツール・ド・モンテローザ7日目(約8時間)
テオドール小屋(3,301m)まで登り、国境を越えてスイスへ。山岳ガイドとロープを結んでテオドール氷河を歩き、トロッケナーシュテッグ(2,939m)へ。着後、ケーブルカーでツェルマット(1,620m)へ下ります。
<9km 累積登り850m / 累積下り500m>

<オプショナルツアー> ブライトホルン登山(4~5時間)
2023年に完成したロープウェイ“マッターホルン・グレッシャーライドⅡ”に乗りアルプス最高所ビューポイントのクラインマッターホルン(3,883m)へ。4000m級のアルプスの名峰が連なる壮麗なパノラマビューをご堪能ください。山岳ガイドと合流し、ブライトホルン(4,160m)に往復同ルートで登頂。登頂後、ゴンドラでツェルマット(1,620m)へ下ります。
<5.4km 累積登り400m / 累積下り400m>
ツェルマット:エクセルシオール泊
10 ツェルマット
(ゴルナーグラート)
約4時間 ●ゴルナーグラートハイキング(約4時間)
登山電車でリッフェルベルグ(2,582m)へ。着後、ゴルナーグラート(3,089m)を周遊トレッキング。アルプスで3番目の大きさを誇るゴルナー氷河やフィンデルン氷河、スイス最高峰のデュフール峰を抱くモンテローザ(4,634m)から名峰マッターホルン(4,478m)まで、4000m級の山々が29座も広がる迫力の眺望をご満喫ください。
<10.5km 累積登り730m / 累積下り730m>
ツェルマット:エクセルシオール泊
11 ツェルマット
ジュネーブ
ドバイ
08:00発
15:15発
23:45着
専用車にてジュネーブへ。着後、航空機にてドバイへ。
機中泊
12 ドバイ
東京
ドバイ
大阪
02:40発
17:35着
03:00発
17:15着
ドバイ着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝9/昼8/夜9:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エミレーツ航空、エティハド航空、カタール航空
  • 上記はエミレーツ航空利用の日程です。エティハド航空、カタール航空利用の場合は東京発着となり、国際線の発着時間が異なります。

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存期間はスイス出国時90日以上必要です。
気候・服装 標高、天候により気温は大きく変わります。日中天気が良ければ20~25℃位まで暖かくなりますが、朝晩や天気が悪い日、特に氷河上は5℃程度にまで気温が下がります。フリースにライトダウンなど気温に応じて重ね着ができるような服装をご準備ください。雨に備えて上下セパレート式の雨具もご準備ください。また、雨天時には綿素材の衣類は乾きにくく体が冷えてしまうので、速乾性素材のシャツやズボンをご準備ください。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
宿泊施設について 市街地では小さなホテルまたは山小屋風の宿泊施設を利用します。一人部屋には限りがあり、先着順でご案内します。アラーニャ、レシでの山小屋泊は2段ベッドが並ぶドミトリー形式の男女共同の大部屋となり、お一人部屋はお取りできません。共同のトイレが備わっており、清潔で快適にお過ごしいただけます。
ロープウェイの運行について 各地のロープウェイは天候により運休になることがあります。その場合、別ルートや訪問地をご案内します。
運動割増保険について 通常の海外旅行傷害保険のほか、運動割増保険に必ずご加入いただく必要があります。予めご了承ください。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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