ツアーのポイント

ポイントトレッカーの憧れ、マッターホルン一周トレッキング

5泊6日の縦走トレッキングで、スイス~イタリア~スイスとマッターホルンをぐるっと一周します。アイゼンを使用する氷河歩き、垂直のハシゴ、時に渡渉もある熟練者向けのトレッキングコースです。

ポイント天突くマッターホルンを様々な角度から眺める

マッターホルンはスイス・ツェルマットから見る北壁と東壁の姿が有名ですが、イタリア側から見る南壁や氷河越しの西壁など様々な姿をご覧いただきながら歩きます。

ポイント氷河歩きでは高山ガイドが同行

4日目、6日目、8日目は氷河上を歩きます。ハイキングガイドの他に高山ガイドが同行し、ロープをつないで行動します。ロープをつなぐハーネスやアイゼンが必要です(8日目はピッケルとヘルメットも必要です)。

アイゼンをつけて氷河を横断(アローラ氷河)
ガイドとロープを結びヴァリス山群を正面に歩く

COLUMN ツール・ド・マッターホルン Tour du Matterhorn

一般的なツール・ド・マッターホルンは「夏のオートルート縦走」コースで歩く箇所と重なる部分が多いため、なるべく重ならないように氷河歩きを含めた峠越えで歩きます。難易度は上がりますが、ハイライトの縦走6日目(最終日)に荒々しいマッターホルン北壁を氷河から間近に望みながら下山する達成感は格別です。

マッターホルンを望みながら歩く
コロン峠を越えアローラ氷河へ
ベルトール小屋へ垂直のハシゴを登る
ベルトール小屋からダンブランシュ(4,357m)を望む
ツールドマッターホルン最終日は早朝に出発します(イメージ)
アローラ氷河

COLUMN 表情を変えるマッターホルンの雄姿

マッターホルン直下のヘルンリ小屋から見上げる圧巻の姿をはじめ、マッターホルン東壁と北壁は様々な角度から、そしてイタリア側からの南壁や、縦走後半に見られる西壁、また湖に逆さに写りこむ姿などを目にすることができます。歩くにつれて表情を変えてゆく雄姿をご堪能ください。

チェルビニアから見るマッターホルン南壁
西壁(ショーンビュール小屋付近より)
北壁(縦走最終日の道中にて)
マッターホルンを眼前にヘルンリ小屋を目指す

COLUMN 装備について

氷河歩きでピッケル・アイゼン、ロープを使用するため、通常の海外旅行保険のほか、山岳割増保険へのご加入が必要です。

<用意するものの一例> ※一部有料レンタル可
■登山靴:保温性の高いアイゼン装着が可能な登山靴。
(アイゼン着用のための靴の前後のコバは必須ではありませんが、比較的硬めの三季用の靴をご用意ください。)
■防寒着:防水・透湿性のあるアウター上下(ゴアテックス等)※雨具併用可。インナー(メリノウール素材等)、フリース、ライトダウン、ニット帽、手袋。
■アイゼン:10本爪以上。前爪がついてるものでワンタッチ式かセミワンタッチ式推奨。
■ピッケル、ストック:基本的にはストック利用が便利ですが、縦走6日目は状況によってピッケルと使い分けます。
■ハーネスと安全環付きカラビナ(1枚):ガイドとロープを結んで行動する際に必要です。
■登山用ヘルメット:落石や滑落の危険がある場所で装着します。

出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
06月28日(日) ~
07月08日(水)
11日間 978,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 8名(12名様限定)添乗員同行
燃油サーチャージ 79,000円(12月11日現在の見込み)
一人部屋追加代金 69,000円(山小屋泊除く)
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
現地合流・離団について 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。

コース難易度

体力 縦走用の荷物を担いで毎日標高差1,000m超の登り下りを問題無くできる体力があることが前提となります。
高度 3,000mを超える峠や山小屋では頭痛等の軽度の症状が出ることがあります。
宿泊 山小屋3泊 ホテル5泊 山小屋では大部屋泊となります。寝具が備え付けてあるため、寝袋は不要ですが、インナーシーツをお持ちください。シャワーはありません。
荷物 スーツケースはツェルマットからヴァルトゥルナンシュ、アローラ、ツェルマットの各ホテルへ回送します。トレッキング中は各山小屋1泊2日分の荷物(8kg程度)を背負っての行動です。ハーネスとアイゼン、インナーシーツをご用意ください。7日目~8日目はピッケル、ヘルメットもご用意ください。


ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京
大阪
夜発
夜発
空路、東京よりアラブ首長国連邦のドバイへ。
※添乗員は東京・大阪のどちらか一方より同行し(往復)、ドバイにて合流します。
機内泊
2 ドバイ
ドバイ
ドバイ
ジュネーブ
ツェルマット
早朝着
早朝着
08:30発
13:15着
ドバイ着後、航空機を乗り換えジュネーブへ。着後、専用車にてツェルマット(1,620m)へ。
ツェルマット:アンティカまたはエクセルシオール泊
3

ツェルマット
ヘルンリ小屋

 

●ツール・ド・マッターホルン1日目
(約4時間/約5km/登り700m )

ツール・ド・マッターホルンに出発。ロープウェイにてシュバルツゼー(2,583m)へ。着後、ヘルンリ小屋へ向けて歩き出します。最後は岩場や簡単な鎖場を抜けてヘルンリ小屋(3,260m)に到着。マッターホルン直下の山小屋でアルプスの夕景をお楽しみください。
山小屋泊
4 ヘルンリ小屋
トロッケナーシュテッグ
テオドール氷河
チェルビニア
ヴァルトゥルナンシュ

 

●ツール・ド・マッターホルン2日目
(約7時間/約15 km/登り830m/下り1400m)

シュバルツゼー方面へ下り、トロッケナーシュテッグ(2,939m)へ登り返します。ガイドとロープを結んでテオドール氷河を歩き、テオドール峠(3,301m)にて国境を越えてイタリアへ。プランメゾン(2,457m)まで下り、ロープウェイでマッターホルン南壁を望む町、チェルビニアへ。送迎車でヴァルトゥルナンシュへ。
ヴァルトゥルナンシュ:ラスカール泊
5 ヴァルトゥルナンシュ
モーリン湖
プラレイエ小屋
ナカムリ小屋
  ●ツール・ド・マッターホルン3日目
(約5時間/約11km/登り900m/下り100m)

送迎車でモーリン湖(1,970m)へ。湖畔をしばらくプラレイエ小屋(2,005m)方面へ歩き、スイス国境へ向けてオラン谷の登り開始。牧歌的で気持ちの良いアルプから谷を詰めていき、岩稜帯のジグザグの登りを経て、イタリアらしい岩山に囲まれたナカムリ小屋(2,818m)まで登ります。
山小屋泊
6 ナカムリ小屋
コロン峠
アローラ氷河
アローラ
  ●ツール・ド・マッターホルン4日目
(約7時間/約13,5km/登り550m/下り1300m)

ナカムリ小屋からコロン峠(3,087m)を越えて再びスイスへ入ります。ガイドとロープを結び、アローラ氷河を横断。アイゼンを外したらモンコロン(3,637m)やピンダローラ(3,790m)などの名峰を仰ぎ見ながら細かいアップダウンの後、最後は一気にアローラの町(2,000m)まで下ります。
アローラ:グラシエ泊
7 アローラ
プラン・ベルトール
ベルトール小屋
  ●ツール・ド・マッターホルン5日目
(約6時間/約9km/登り1300m/下り50m)

再び昨日歩いた道を登り返して放牧地のプラン・ベルトール(2,616m)へ。ここからベルトール小屋を仰ぎ見ることができます。残雪を踏みながら、最後は垂直のハシゴを登りベルトール小屋(3,311m)へ。
山小屋泊
8 ベルトール小屋
ミーネ氷河
テートブランシュ峠
ストックジ氷河
ツェルマット
  ●ツール・ド・マッターホルン6日目
(約11時間/約21km/登り1000m/下り2380m)

早朝、暗いうちからヘッドランプをつけて出発です。ガイドとロープを結び、眼下のミーネ氷河へ下り横断開始。しばらく緩やかな氷河歩き、最後はテートブランシュ峠(3,589m)への登り。眼前にマッターホルン西壁が現れます。アルプスの大展望を楽しみながらストックジ氷河を下ります。アイゼンを外しストックジの岩山を回り込んだら、荒々しいマッターホルン北壁が現れます。トラバースの下り、最後はモレーンの登り返しをショーンビュール小屋(2,694m)へ。 小屋からは一般ハイキング道を下り、ツェルマットへ。
ツェルマット:アンティカまたはエクセルシオール泊
9 ツェルマット
  登山予備日。
予定通りの場合は終日、自由行動。 ご希望の方はハイキングへご案内します(※リフト代別)。
ツェルマット:アンティカまたはエクセルシオール泊
10 ツェルマット
ジュネーブ
ドバイ

15:15発
23:45着
専用車にてジュネーブへ。着後、航空機にてドバイへ。
機中泊
11 ドバイ
東京
ドバイ
大阪
深夜発
夕方着
深夜発
夕方着
ドバイ着後、航空機を乗り換えて、東京・大阪それぞれ帰国の途につきます。着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝8/昼7/夜8:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エミレーツ航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存期間はスイス出国時90日以上必要です。
気候・服装 天候により気温は大きく変わります。日中天気が良ければ20℃位まで暖かくなりますが、朝晩や天気が悪い日、特に氷河上は0℃程度にまで気温が下がります。フリースにライトダウンなど気温に応じて重ね着ができるような服装をご準備ください。雨に備えて上下セパレート式の雨具もご準備ください。また、雨天時には綿素材の衣類は乾きにくく体が冷えてしまうので、速乾性素材のシャツやズボンをご準備ください。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
宿泊施設について ツェルマット、ヴァルトゥルナンシュ、アローラでは小さなホテルを利用します。一人部屋には限りがあり、先着順でご案内します。その他の場所では山小屋となり、お一人部屋はお取りできません。各山小屋はドミトリー形式の大部屋(男女共同)です。シャワーはございません。
ロープウェイの運行について 各地のロープウェイは天候により運休になることがあります。その場合、別ルートや訪問地をご案内します。
トレッキングについて トレッキング中のルートは天候や歩行ペース等により変更する事があります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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