ツアーのポイント
ポイント 現代のシルクロードと古のシルクロードを往く
パキスタンでは、冬季は通行ができなくなるバブサル峠を抜け、険峻な渓谷と7,000m級の山々を縫うカラコルム・ハイウェイを走ります。世界最高所の国境であるクンジュラブ峠(標高4,733m)を越えて中国へ入り、シルクロードの要衝カシュガルへ。カシュガルからは「新シルクロード構想」により開通した新たな国境を通り、世界の屋根パミールの中核をなすキルギスへ向かいます。
ポイント パミール高原の人々の暮らしにふれる
長寿の里フンザでは、7,000m峰が鎮座する山岳風景の中、愛らしい子供たちや、笑顔の絶えない女性、藩王国時代の歴史を知る老人たちの暮らしを垣間見ます。またキルギスでは、夏の宿営地にユルトが点在する風景を眺めながら、キルギス族の伝統的な生活に直にふれていただけます。
ポイント 「食」も楽しむシルクロード
羊の串焼き(シシカバブ)、各家庭の味のあるプロフなど、ツアー中は各地の風土に根ざしたお食事もお楽しみください。
プロフ
フンザにてCOLUMN シルクロードが魅せる圧巻の山岳風景
現在のパキスタン、中国、タジキスタン、アフガニスタンの国境が集まる地域は、古来よりシルクロード東西交易の要でした。パキスタンを貫くカラコルム・ハイウェイは、クンジュラブ峠を越えてカシュガルまで1300km続き、中国からの物資をアラビア海まで運ぶ大動脈として利用されています。そして、中国が中心となって進めている「新シルクロード構想」により、今まで外国人に閉鎖されていた中国と中央アジア諸国との国境が近年開き始めました。ヒマラヤ(ナンガパルバット)、カラコルム、ヒンドゥークシュ、天山山脈、世界の4つの大山脈の名峰群と、これらが重なるパミール高原。山の展望の美しい季節限定の旅です。
世界第9位の高峰ナンガパルバット(8,126m)
標高4,733m 世界最高所にある国境クンジュラブ峠
カラコルムハイウェイを走るデコトラ
ムスターグ・アタ(7,546m)とカラクリ湖COLUMN シルクロードの旅人が描いた岩刻画
パキスタン北部のインダス河畔には、5万点を越えると言われる岩刻画(岩絵)が残っています。これらの岩刻画が残る場所は、かつてのシルクロードの道の要衝であったり、インダス川を渡河する場所であり、インダス川の水位が下がるまで滞在する間に各地からの巡礼者、商人、旅人が刻んだものです。その多くは仏教に関する岩刻画が多いのですが、仏教がこの地を通過する以前から刻まれたアイベックス、ユキヒョウなどの動物や、イラン系、中央アジア系の人々の姿、カロシュティ文字、ソグド文字、ブラフミー文字など様々なモチーフが描かれています。
カシミール様式で描かれた菩薩像COLUMN 移り変わる民族、暮らし、風景
パキスタンのパンジャーブ平原からスタートする旅は、「南アジア」世界から「中央アジア」世界、そして「中国西域」世界へと人も景色も変わってゆきます。南アジアらしいエネルギッシュな活気を味わえるパンジャーブ地方から北へ進みカラコルム山脈に入ると、フンザ地方の山岳地帯へ。切り立つ山々と氷河に囲まれた谷に集落が点在し、自然と共に生きる人々の穏やかな暮らしを見ることができます。さらに標高を上げると、パミール高原の広大な草原が広がり、キルギス族の遊牧世界となります。家畜とともに暮らす生活やユルトの風景は、この地域ならではのものです。シルクロード交易の中心として発展してきた中国西域の要衝カシュガルでは、古くから東西文化が交わってきた歴史を感じていただけます。パキスタン、中国、キルギスを陸路でつなぐこのルートは、山岳風景とともに、多様な暮らしに出会える旅となります。
フンザの中心地カリマバードにて
シシカバブの屋台(カシュガル)
ユルトに暮らすキルギス族出発日と料金
| 2026年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
|---|---|---|---|
| 07月02日(木) ~ 07月12日(日) |
11日間 | 568,000円 | ![]() |
| 09月17日(木) ~ 09月27日(日) |
11日間 | 568,000円 | ![]() |
| 発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 8名(13名様限定)添乗員同行 |
|---|---|---|---|
| 燃油サーチャージ | 30,400円(12月11日現在の見込み) | ||
| 一人部屋追加代金 | 72,000円 | ||
| 国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 | ||
| 現地合流・離団について | 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。 | ||
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 特別価格コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
| 地名 | 時刻 | スケジュール | |
|---|---|---|---|
| 1 | 東京 中国内都市 中国内都市 イスラマバード |
午前発 午後着 午後発 夜着 |
空路、東京より中国内都市へ。着後、航空機を乗り換えて、パキスタンの首都イスラマバードへ。着後、ホテルへ。
イスラマバード泊
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| 2 | イスラマバード チラス |
07:00発 18:00着 |
専用バスにて、バブサル峠を経由して一路チラスへ(約10時間)。
チラス:シャングリラ・インダスビュー泊
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| 3 | チラス ドゥイカル |
08:00発 17:00着 |
朝、インダス河岸を歩き、古代シルクロードを旅した商人や巡礼者たちが描いたチラスの岩絵を見学します。あと数年でインダス川に完成するダムに水没する、失われゆく遺産です。その後、専用車にてインダス川沿いにカラコルムハイウェイを北上し、桃源郷フンザの好展望地ドゥイカルを目指します。道中、天気が良ければ、世界第9位峰のナンガパルバット(8,126m)の展望をお楽しみいただけます。
ドゥイカル:イーグルネスト泊 |
| 4 | ドゥイカル (フサイニ) パスー |
09:00発 17:00着 |
朝、ご希望の方は朝焼けに染まるカラコルムの高峰群の展望をお楽しみください。専用車にて、上部フンザのパスーへ。パスー氷河や針峰カテドラルなどの壮大な景観、フンザ川にかかるフサイニの吊り橋、ボリット湖からパスーピーク(7,478m)とパスー氷河を望む展望地までのウォーキング(往復30分)もお楽しみいただきます。
パスー泊 |
| 5 | パスー クンジュラブ峠 (国境) タシュクルガン |
08:00発 20:00着 |
専用バスにてクンジュラブ峠(4,693m)へ。国境を越え、岩峰から高原風景に変化していく広大なパミール高原を走り、中国側の国境の町タシュクルガン(3,200m)へ。
タシュクルガン泊 |
| 6 | タシュクルガン カシュガル |
09:00発 19:00着 |
専用バスにて、スバシ峠(4,200m)を越えカシュガル(喀什)へ。途中、天山山脈のムスターグ・アタ(7,546m)やコングール峰(7,719m)の展望が広がるカラクリ湖(3,600m)を訪問。夕食は、羊の串焼き・ケバブなどのウイグル料理をご賞味ください。
カシュガル:其尼瓦克賓館泊 |
| 7 | カシュガル (国境) イルケシュタム峠 サリタシュ |
08:00発 17:00着 |
専用車にて、カシュガルよりイルケシュタム峠(3,005m)へ。国境を越え、キルギスに入り、サリタシュ(3,200m)へ。
サリタシュ:民家風ゲストハウス泊 |
| 8 | サリタシュ (レーニン峰B.C.) |
終日、レーニン峰(7,134m)のベースキャンプ(3,600m)へ往復観光。レーニン峰をはじめとするアライ山脈の展望を楽しむハイキング(約1時間)をお楽しみください。 ※7月は高山植物の花咲く美しい季節です。 サリタシュ:民家風ゲストハウス泊 |
|
| 9 | サリタシュ イルケシュタム峠 (国境) カシュガル |
08:00発 17:00着 |
専用車にて再びイルケシュタム峠へ。国境を越え中国に戻り、カシュガルへ。
カシュガル:其尼瓦克賓館泊 |
| 10 | カシュガル 中国内都市 中国内都市中国内都市 |
午後発 午後着 夜発 深夜着 |
午前、カシュガル市内観光をお楽しみください(エイティガールモスク、職人街等)。午後、航空機にて一度の乗り換えを経て、中国内都市へ。着後、ホテルへ。
中国内都市泊 |
| 11 | 中国内都市 東京 |
午前発 午後着 |
航空機にて帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝10/昼9/夜9:機内食は除く
- 利用予定航空会社:中国南方航空、中国東方航空、中国国際航空
ご案内とご注意
| 査証(ビザ) | パキスタン(無料)、代行手数料(5,500円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。キルギス、中国は査証不要です。査証欄余白は3ページ以上必要です |
|---|---|
| 気候・服装 | イスラマバードなどパキスタンの平野部は晴れると夏服で過ごせますが、朝晩は涼しくなり薄手の上着が必要です。パキスタンのフンザからクンジュラブ峠、中国のタシュクルガンからカラクリ湖にかけてや、キルギスのサリタシュは標高が高く、曇天の日や朝晩はかなり冷え込みます。また、峠では5℃以下まで冷え込むこともありますので、フリースやライトダウンなど十分な防寒着もお持ちください。また、歩きやすい服装に履きなれた靴でご参加ください。 |
| 利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 ■イスラマバード:グランド、ヒルビュー、ICレジデンシー ■パスー:サライシルクルート、パス―アンバサダーホテル ■タシュクルガン:高原麗景、欧羅巴花酒店 ■中国内都市:北京大興国際空港ヒルトンガーデンイン、北京国都大飯店、上海大衆空港賓館、上海浦東機場華美達広場酒店 |
| 高山病について | 徐々に標高を上げる高所順応しやすい日程ですが、標高3,000mを超える高地や、クンジュラブ峠の中国側での検疫手続きに時間がかかる場合は、頭痛など軽度の高山病の症状が出ることがあります。高山病対策として添乗員がパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)を持参し、皆様の健康管理をいたします。 高山病についてのご注意と取り組み |
| 海外旅行保険について | ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。 |
| 日程について | 政府の命令や天候等の理由により、突然国境が封鎖されるなど日程変更を余儀なくされることがあります。現地事情をご理解の上ご参加ください。行程のほとんどが山岳地帯の移動となります。パキスタンの道路も再舗装が進み以前に比べると快適になりましたが、不測の大雨などの後には一時的に通行不能になることがあります。移動に予想以上の時間がかかることもあり、万が一がけ崩れなどにより車の通行が不能になった場合、大きく日程変更が必要となることがあります。予め、山岳地帯のご旅行であることをご理解の上ご参加ください。 |
| 宿泊地について | サリタシュは部屋数に限りがありますので、男女別の大部屋に宿泊します。山岳地域の宿泊施設ではお湯の出が悪かったり停電が起こることがあったりと、設備は十分ではありません。懐中電灯は常にお持ちください。また、いずれのホテルもバスタブはなくシャワーのみとなります。 |
| 旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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