ツアーのポイント

ポイント奈良三大梅林で古都の梅を楽しむ

奈良三大梅林の五條市「賀名生梅林(あのうばいりん)」、奈良市「月ヶ瀬梅渓(つきがせばいけい)」、下市町「広橋梅林(ひろはしばいりん)」全てを訪れます。一面に広がる 紅・白・ピンクの絶景と甘い梅の香りをお楽しみください。

ポイント奈良の旧街道 葛城・柳生・山の辺の道を歩く

奈良には古からの道が現在も名残をとどめています。公共交通手段のみでは行きづらいため、専用車を利用し一度に見どころを効率よく巡ります。

ポイント古代の信仰の地を訪れる

山の辺の道で訪れる石上神宮や大神神社、葛城古道で訪れる高鴨神社は日本最古の神社と言われています。 また、飛鳥寺には飛鳥大仏の名で親しまれている日本最古の仏像が祀られています。

COLUMN いにしえの奈良の道

山の辺の道

飛鳥と平城京を結ぶ日本最古の官道である山の辺の道。古事記に記される原風景の趣を感じさせます。「布留(ふる)の神杉」と呼ばれる広大な杉木立に囲まれた石上神宮から、三輪山をご神体とし日本最古の起源をもつ大神神社まで、のんびり歩きます。一部JRの「万葉まほろば線」にも乗車し、田園風景の中を走りながら古代史の舞台に思いを馳せます。

葛城古道

大和平野の東を走る山の辺の道に相対して、葛城連峰の麓に伸びる「西の山の辺の道」ともいわれています。葛城の里は飛鳥よりもさらに古い歴史をもつといわれています。天孫降臨神話の舞台「高天原」を散策し、地元の有力豪族であった葛城氏ゆかりの高天彦神社に参拝します。高鴨神社は全国のカモ(「鴨」「加茂」「賀茂」など)神社の総本社で、弥生時代前期からの歴史をもつ鴨族の祖神を祀っています。

柳生街道

柳生新陰流の祖、柳生宗厳(むねよし)は「無刃取り」の極意を会得し、その五男の宗矩(むねのり)は家康・秀忠・家光に仕え、一万石の大名になりました。宮本武蔵や荒木又右エ門、柳生十兵衛など名だたる剣豪が柳生の里を目指し通った道は、現在もその姿を残します。ツアーでは「滝坂の道」と「剣豪の道」を歩きます。不ぞろいの石を敷き詰めた石畳が続いており、柳生家が将軍家の剣道師範となり大名となった頃に、街道の行き来を良くしようと改修工事が行われた名残だと考えられています。

大神神社
柳生宗厳が刀で断ち切ったと伝わる一刀石

COLUMN 奈良三大梅林

奈良時代の花鑑賞、お花見といえば、梅をさしていました。貴族たちの間では造園する際、梅を入れることが定番となっており、その為か奈良県にはたくさんの梅林があります。中でも特に規模の大きい3つの梅林は「奈良県三大梅林」と称されています。
月ヶ瀬梅渓(つきがせばいけい)

名張川(五月川)が高山ダムにせき止められてつくる月ヶ瀬の湖岸から山腹にかけて赤や白、約1万本の梅の花が咲きます。およそ750年前の鎌倉時代中期に、真福寺の境内に梅が植えられたのが始まりと言われています。

名張川(五月川)の渓谷沿いに梅の木が広がる月ヶ瀬梅林
咲き誇る紅梅
賀名生梅林(あのうばいりん)

北曽木の丘陵から中腹まで覆い尽くすように約2万本の梅が咲き誇ります。名所には、一目千本・見返り千本・奥の千本など吉野山の桜になぞらえた名がつけられています。また、賀名生は後醍醐天皇が吉野山に入る前に滞在したところでもあり、後村上天皇や公家達は、この地の梅を愛でて栄華を偲んだ歌を詠んだといわれています。

北曽木の丘陵に約2万本の梅が咲く賀名生梅林
700年前の南北朝時代にも歌に詠まれた賀名生の梅
広橋梅林(ひろはしばいりん)
広橋峠の北側斜面、約25ヘクタールにわたって約五千本の梅が植栽されています。金剛葛城両山や大和平野を見渡せる眺望も素晴らしく、梅越しに奈良盆地の景観を楽しむことができます。
奈良盆地の景観も素晴らしい広橋梅林
梅の花咲く遊歩道

COLUMN 美しき奈良の古寺

円成寺(えんじょうじ)

奈良市街と柳生の里のほぼ中間に位置します。境内には鎌倉時代の建築物である春日堂・白山堂(国宝)をはじめ、室町時代再建の本堂(重要文化財)、楼門(重要文化財)、平成に入ってから再建された朱色の多宝塔などが建っています。寺宝の数も多く、運慶の20歳代の傑作として知られる大日如来像(国宝)が祀られています。平安中期の創建といわれ、国の名勝に指定されている境内の庭園は浄土式庭園です。浄土式庭園とは、平安時代後期に隆盛した浄土信仰から生まれ、浄土の光景を苑池として造りあげたもので、阿弥陀堂と池泉を中心とする庭園を有し、王朝文化の優雅さが反映されています。平安時代の浄土式庭園は全国でも稀少で、奈良県で残されているのはここだけです。

室生寺

奈良県北東部に位置する室生寺は、女人禁制の高野山に対し、古くから女性の参拝が許されていたことから「女人高野」として親しまれています。梅や桜、シャクヤクや紅葉などの自然や、日本最小の五重塔ややわらかな表情の仏像などが気持ちをなごませてくれ、現在でも女性からの人気は高いです。

長谷寺

奈良県桜井市にある長谷寺は、桜や牡丹、紫陽花などの花が植えられ、秋には紅葉も楽しめる「花の御寺」として親しまれています。百人一首にも歌われている紀貫之の和歌「人はいさ 心も知らず ふるさとは 花ぞ昔の 香ににほひける」の句の中の「花ぞ」の花は長谷寺の梅の花を指しています。

當麻寺(たいまでら)

612年、聖徳太子の弟、麻呂子親王が創建したと言われています。本堂(国宝)は曼荼羅堂とも呼ばれ、中将姫が西方浄土を蓮糸で織り描いたとされる當麻曼荼羅(国宝)を本尊とします。奈良時代に建立された三重塔「東塔」、平安時代に建立された「西塔」や「本堂」など多くの国宝・国指定重要文化財があります。

室生寺・奥の院
當麻寺

出発日と料金

2022年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
02月28日(月) ~
03月04日(金)梅の季節
5日間168,000円
03月09日(水) ~
03月13日(日)梅の季節
5日間168,000円
発着地 現地発着(JR奈良駅集合/JR築山駅解散) 最少催行人員 6名(10名様限定)添乗員同行
一人部屋追加代金 2/28発コース:15,000円 3/9発コース:12,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    <東京・大阪からの参考アクセス>
    【東京方面】
    ■往路:東京駅 07:30発(JR新幹線のぞみ11号・博多行)- 京都駅 09:44着
        京都駅 10:03発(奈良線みやこ路快速・奈良行)- 奈良駅 10:48着
    ■復路:築山駅 16:26発(近鉄大阪線・大和朝倉行)-大和八木 16:35着
        大和八木駅 16:58発(近鉄特急・京都行)- 京都 17:44着
        京都駅 18:01発(JR新幹線のぞみ112号・東京行)- 東京駅 20:15着
    【大阪方面】
    ■往路:大阪駅 09:53発(JR大阪環状線・加茂行)- 天王寺駅 10:11着
        天王寺駅 10:12発(JR大和路線・加茂行)- 奈良駅 10:47着
    ■復路:築山駅 16:37発(近鉄大阪線・大阪上本町行)- 鶴橋 17:12着
        鶴橋駅 17:15発(JR大阪環状線 京橋方面 行)- 大阪駅 17:30着



ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 奈良駅
柳生
橿原市
11:00集合

17:00着

11:00、JR奈良駅集合。専用車にて柳生街道の入口へ向かいます。着後、ガイドと共に能登川沿いの旧街道を歩きます。道中、室町時代頃の摩崖仏の寝仏朝日観音、荒木又右衛門に試し斬りされたとされる首切地蔵を見学。その後、専用車にて円成寺に参拝します。柳生の里では宝徳禅寺、また柳生宗厳が切ったといわれる巨石、一刀石を見学します。その後、専用車にてホテルへ。途中、一枚岩の巨石が自然に分裂した牛ヶ峯岩屋桝に立ち寄ります。

橿原市:カンデオホテルズ奈良橿原泊
食事:朝× 昼× 夜○
2 橿原市
五條市
天川村
下市町
橿原市
08:00発



17:00着

専用車にて約五千本の梅が植栽されている広橋梅林へ。色とりどりに咲匂う梅と金剛葛城両山や大和平野を見渡せる眺望をお楽しみください。その後日本三大弁財天の筆頭・大峯本宮とされる天河大辨財天社を参拝します。その後、南北朝時代に落ち延びれた公家達が梅を愛でて歌を読んだ賀名生梅林を訪れます。北曽木の丘陵から中腹まで覆い尽くすように約二万本の梅が咲き誇ります。その後、専用車にてホテルへ。途中、神武天皇が橿原宮で即位したという「日本書紀」の記述に基づいて建立された橿原神宮を参拝します。

橿原市:カンデオホテルズ奈良橿原泊
食事:朝○ 昼× 夜○
3

橿原市
天理市
山の辺の道
桜井市
橿原市

08:00発



17:00着

朝、電車で畝傍駅から天理駅へ。着後タクシーで石上神宮へ。その後、ガイドと共に、奈良盆地を取り囲む青垣の山々を眺めながら神話と伝説の世界に浸ることができる山の辺の道のハイライトコースを歩きます(約3時間)。道中、夜都伎神社・大和神社を参拝。また外敵から身を守るため周りに濠を巡らせた萱生環濠集落を見学します。その後、電車で長柄駅から三輪駅へ。日本最古の神社と言われる大神神社を参拝します。その後、電車で橿原へ戻ります。

橿原市:カンデオホテルズ奈良橿原泊
食事:朝○ 昼× 夜○
4

橿原市
月ケ瀬
宇陀市
桜井市
明日香村
橿原市

07:30発




17:30着

朝、専用車にて月ヶ瀬梅渓へ。ガイドと共に梅が咲き誇る名張川沿いの月ケ瀬渓谷を散策します。その後、室生寺を参拝。古くから女性の参拝が許されていたことから「女人高野」の別名があります。その後、一年を通じてさまざまな花が咲き誇り、「花の御寺(みてら)」と呼ばれている長谷寺を参拝します。その後専用車にて明日香村へ。ガイドと共に明日香村内を散策します。日本最古の仏像を祀る飛鳥寺を参拝、また入鹿の首柄や、酒船石など古代史のロマンに満ちた遺跡を巡ります。

橿原市:カンデオホテルズ奈良橿原泊
食事:朝○ 昼× 夜○
5 橿原市
葛城古道
築山駅
08:00発

16:20着

朝、専用車にてガイドと共に葛城古道へ。高鴨神社を参拝します。また神々の世界である高天原伝承の地である高天彦神社から高天寺橋本院までのどかな田園風景が広がる古道を歩きます。その後、全国に約100社ある一言主神社の総本社である葛城一言主神社を参拝します。その後、當麻曼荼羅を本尊とする當麻寺を参拝します。その後専用車にて築山駅へ。着後、解散。

食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼0/夜4

ご案内とご注意

気候・服装

この時期の奈良は日中は、13℃~20℃で合服が基本となります。朝晩はマイナスまで冷え込むこともありますので、重ね着ができるように上着を必ずお持ちください。また連日古道や梅林内を長時間歩きますので、足元はウォーキングシューズまたはトレッキングシューズなど歩きやすい靴でご参加ください。また雨が降ることもありますので、上下セパレートのカッパなど雨具を必ずご準備ください。

利用予定ホテル

日程をご覧ください。

歴史街道ウォークについて 柳生街道:谷あいの不揃いの石畳がしかれた道を歩きます(約1時間)。専用車にて目的地にお送りすることも可能です。また牛ヶ峯岩屋桝は約400段の階段をのぼります。入口にてお待ちいただくことも可能です。
山の辺の道:アスファルトで舗装された平らな道を歩きます(約3時間)。
葛城古道:アスファルトで舗装された平らな道を歩きます(約1時間)。専用車にて目的地にお送りすることも可能です。
自然観察について 例年、2月末から3月前半は梅の季節ですが、その年の気候により多少ずれることがあります。
交通費について 日程3日目の畝傍駅から天理駅、長柄駅から三輪駅、三輪駅から畝傍駅までの鉄道運賃は旅行代金に含まれておりません。各自で現地にてお支払いください。(3/9発は日程2日目に橿原神宮前駅より出発/到着)
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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