ツアーのポイント

ポイント 天地創造の地と古代国家を支えた海人族の営みを知る旅

日本で最古の歴史書『古事記』に書かれた国生み神話の地とされる沼島と淡路島。その神話の地を巡ります。また、弥生時代以降、古代国家の王権や都の暮らしを支えた「海人族」の遺跡も訪ね、神話の背景にある海人族の真相に迫ります。

ポイント 御食国・淡路島の旬の食材を堪能

古来、食材の宝庫として「御食国(みけつくに)」と呼ばれて朝廷に食物を献上してきた歴史を持つ淡路島。穏やかな瀬戸内海に浮かび、四方を囲む個性豊かな海が海の恵みをもたらします。 淡路島と沼島近海で獲れる「桜鯛」や養殖された「サクラマス」、また新玉ねぎなど、淡路島と沼島の旬の食材をお楽しみください。

PROFILE 金子貴一さんプロフィール

1962年、栃木県生まれ。栃木県立宇都宮高校在学中、交換留学生としてアメリカ・アイダホ州に1年間留学。大学時代はエジプトの首都カイロに7年間在住し、1988年、カイロ・アメリカン大学文化人類学科卒。在学中よりテレビ朝日カイロ支局員を経てフリージャーナリスト・西遊旅行添乗員として活躍。中国や中東、仏教などへの造詣も深く、雑誌や新聞などへの執筆も多数行っている。特に、日本の歴史と宗教に関しては、4年間に亘り、東京新聞に連載記事を執筆。

COLUMN金子貴一さんからのメッセージ

この旅の目的地である淡路島と沼島は、神話上の日本列島の起源である。

日本初の歴史書『古事記』の冒頭に記載された「国生み神話」には、高天原の神々の命を受けたイザナギノミコトとイザナミノミコトが、日本列島を創造する様子が描かれている。最初に創造されたのは、拠点となる「おのころ島」だ。そこに二柱の神が降り立って、「天の御柱」と御殿「八尋殿」を建てて夫婦となった。しかし、最初に生まれた子「ヒルコノミコト(えびす様)」は不具であった為、葦の船に乗せて流してしまう。その後、二神は再び契りを結び、順次、淡路島、四国、隠岐島、九州、壱岐島、対馬、佐渡島、本州と「大八島国」を産んでいく。

神話には古代の史実が象徴的に表現されていると言われる。古事記には、おのころ島が造られる様子を、二神が、高天原の神々から賜った天沼矛で下界の潮をかき回して引き上げる際、矛の先から落ちる塩の雫が積もり重なって出来たと記される。これらの記述はいったい何を意味するのか?そして、なぜ日本で最初に産まれる島が淡路島でなければならなかったのか?

ここで想起されるのが、紀元前の弥生時代から淡路島で活躍した海の民「海人族」の存在だ。イザナギノミコトを信仰して製塩を生業とした海人族は、航海術に長けていて大陸や朝鮮半島の先端技術と文化をもたらした。当初は銅鐸や銅剣などの青銅器文化が栄えたが、紀元前後からは畿内に先駆けて鉄器文化を取り入れて鉄生産を行なう様になった。神話で描写される「矛」とは朝鮮半島からもたらされた金属(青銅、鉄)製の武器であり、それを使って下界をかき回す様子は淡路島沖の鳴門の渦潮を思わせ、塩の雫が積もり重なって出来たおのころ島は製塩の様子を彷彿とさせる。そして、淡路島から対馬に至る国生みの順番は、畿内から瀬戸内海をへて朝鮮半島や大陸に通う国際航路に従っている。つまり、国生み神話は海人族をモデルとしたものと考えられるのだ。

なぜ8世紀に成立した古事記の冒頭に、淡路島の海人族の事が記されているのか?それは、彼らが日本の古代国家の形成期から、王権を支える必要不可欠な存在だったからに他ならない。淡路島で生産された貴重な鉄や朱や塩は大王に供給され、古墳時代には海人族が巧みな航海術をもって歴代天皇に仕えた事が『日本書記』に記されている。更に、奈良時代から平安時代にかけては、万葉集などに「御食国・淡路」といった表現で数多く登場し、淡路島で採れた塩、水や魚介類が都に運ばれて、天皇の食膳に並び、都の暮らしを豊かにした事が分かる。

今回の旅では、国生み神話の伝承地と海人族の遺跡を巡りながら古代淡路島の知られざる本質に迫ると共に、おのころ島の最有力候補と言われる沼島で、「天の御柱」と伝承される上立神岩を望む展望台から、「八尋殿」跡と伝承される岩礁を舞台に年に1度、漁船群により勇壮に挙行される「平バエ祭り」を見学します。

またとない機会です。どうぞ、奮ってご参加ください!

「ヒルコノミコト(えびす様)」を祀る岩樟神社
古代太陽祭祀の遺跡 石上神社
国生み神話の伝承地 上立神岩
上立神岩を望む展望台から、
古事記にちなむ「平バエ祭り」を見学

出発日と料金

2021年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
04月12日(月) ~
04月14日(水)平バエ祭り見学
3日間 125,000円
発着地 現地発着
(新神戸駅集合/解散)
最少催行人員 6名(12名様限定)・添乗員同行
宿泊について 宿泊施設では男女別の相部屋泊となり、御一人部屋はお取りできません。ただし、最終的なご参加人数や空室状況によっては御一人部屋が確保できることもありますので、その場合は有料にて、お申込み順でご案内いたします。
  • 全行程添乗員として金子貴一さんが同行いたします。
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • ツアーは新神戸駅集合・解散です。現地までの交通機関はご自身でお手配下さい。
  • 日程が合わない場合、途中参加・離団可能です。ご相談ください。


ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1

新神戸
淡路島
南あわじ温泉郷

10:00発

17:00着

10:00に新神戸駅に集合。※昼食はご自身でご用意ください。
専用車にて淡路島へ。国生み神話で、イザナギノミコトとイザナミノミコトが最初に創造した「おのころ島」と伝承される日本遺産絵島と、両神の最初の子「ヒルコノミコト(えびす様)」を祀る岩樟神社を参拝します。 その後、弥生時代の海人族が製塩を行なっていた日本遺産貴船神社遺跡と、近畿地方に先駆けて鉄器生産を行なっていた国史跡五斗長垣内遺跡を見学します。また古代太陽祭祀の遺跡石上神社、イザナギノミコトとイザナミノミコトを祀る淡路国一宮伊弉諾神宮、海人族を統率したと言われる大和氏ゆかりの淡路国二宮大和大国魂神社を巡拝します。 途中、奈良時代、政争に巻き込まれて島流しにされた淳仁天皇の淡路陵にも立ち寄ります。
※夕食は淡路島サクラマス料理をご賞味ください。

南あわじ温泉郷:やぶ萬旅館泊|食事:朝× 昼× 夜○
2

南あわじ温泉郷
土生港
沼島

08:00発

17:00着

朝、福良港に浮かび平家の首塚との伝説が残る煙島と、海人族の長が埋葬されたという日本遺産沖ノ島古墳群を遠望。また神話と大自然に彩られた霊峰 諭鶴羽山に位置する諭鶴羽神社を参拝します。 その後、くにうみ神話の島 沼島へフェリーで向かいます。(約10分) 昼食後、沼島を2日間に分けて歩いて観光します。 (神宮寺沼島八幡神社弁財天神社梶原五輪塔おのころ神社など) また、島周辺に点在する奇岩群を海から眺める「沼島おのころクルーズ」をお楽しみいただきます。
※夕食は、桜鯛料理をご賞味ください。

沼島:木村屋泊|食事:朝○ 昼○ 夜○

3

沼島
土生港
淡路島
新神戸




16:00着

朝食後、おのころ島に降り立ったイザナギ・イザナミ両神が、巨大な柱を立てて夫婦の契りを結んだ天の御柱と伝承される上立神岩を鑑賞。 同じ場所から両神が居住した八尋殿の跡と伝わる神聖な岩礁で行われる平バエ祭りを見学します。海上安全と大漁を祈願して、大漁旗で飾り立てた漁船群が岩礁の周りを勇壮に巡る珍しい祭りです。 その後、フェリーにて淡路島へ戻ります。 海人族の伝統を受け継いだ中世の淡路水軍の堅城・国史跡洲本城跡淡路文化史料館を見学します。 その後、新神戸駅へ。着後、解散。

食事:朝○ 昼○ 夜×
  • 道路事情や天候により日程は変更となる場合があります。予めご了承ください。
  • 食事回数:朝2/昼2/夜2 (日程に含まれていないお食事は、各自でお召し上がり下さい。)

ご案内とご注意

気候・服装 この時期の淡路島の日中平均最高気温は18℃、最低気温は10℃となります。脱ぎ着しやすいフリースやライトダウンなどをお持ちください。足元はスニーカーやウォーキングシューズなど歩きやすい靴が最適です。また、雨が降る場合もありますので雨具(折り畳み傘など)もご用意ください。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
専用車ついて 6名様まではハイエース(9名乗り)、7名様からはマイクロバスを利用します。専用車のスペースに限りがあります。中型(66cm)以下のスーツケースまたは布製のバッグでご参加ください。
観光について 平バエ祭りが順延となった場合、ご覧いただけない場合があります。その際、ご旅行の一部返金もできかねますので、予めご了承ください。神社仏閣の都合上、行程を入れ替えてご案内する場合がございます。
日程について フェリー運航状況、道路事情や天候により日程は変更となる場合があります。予めご了承下さい。
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