ツアーのポイント

ポイント 謎に包まれた異文化の民族 蝦夷とアイヌの宗教と心に迫る

古来、江戸時代に至るまで大和朝廷や歴代幕府の支配権が及ばなかった蝦夷とアイヌという異文化の民族。ほとんど知られていない彼らの宗教とはどの様なものだったのか。この旅では、縄文から江戸時代までの蝦夷とアイヌ独自の聖地群を巡り、彼らの宗教と心に迫ります。具体的な見学地は、縄文ストーンサークルと縄文遺跡、続縄文時代の大陸系シャーマンを描いた洞窟刻画、アイヌの神様を祀る神社、アイヌと和人の交流と戦いの遺跡、冥界の結婚式が行われる寺院、イタコとゴミソ・カミサマの聖地、マタギの里、日本最北の古代城柵にある仏教寺院跡と陰陽師の痕跡、江戸時代の吉川神道現存唯一の神社、国学者・復古神道家 平田篤胤の神社と墓などです。

PROFILE 金子貴一さんプロフィール

1962年、栃木県生まれ。栃木県立宇都宮高校在学中、交換留学生としてアメリカ・アイダホ州に1年間留学。大学時代はエジプトの首都カイロに7年間在住し、1988年、カイロ・アメリカン大学文化人類学科卒。在学中よりテレビ朝日カイロ支局員を経てフリージャーナリスト・西遊旅行添乗員として活躍。中国や中東、仏教などへの造詣も深く、雑誌や新聞などへの執筆も多数行っている。特に、日本の歴史と宗教に関しては、4年間に亘り、東京新聞に連載記事を執筆。

COLUMN 金子貴一さんからのメッセージ

旅のクライマックスは、夏至(6/21)に縄文人の心になって鑑賞する、国の特別史跡・大湯環状列石(ストーンサークル)と、その向こうに沈み行く太陽です!この遺跡には、今から4,000〜3500年前の縄文時代の宗教儀式祭場として使われた2つのストーンサークルと日時計状組石があり、それら3つの中心点を結ぶ直線は、夏至の日没方向を指しているのです。つまり、縄文人は、四季を区分する「二至二分」や太陽の運行を明らかに意識していた事が分かります。正にこの瞬間、縄文時代には、沈みゆく太陽に向かって祭りを行い、祈りを捧げていたに違いないのです。

主な見学地を時系列に列記しますと、縄文時代からは世界遺産登録を目指す「北海道・北東北の縄文遺跡群」より厳選した国の史跡群と資料館群、続縄文時代からはシベリアなどの北東アジア各地で発見されたのと同じシャーマンの姿が岩面刻画に残る国史跡・フゴッペ洞窟、弥生時代からは「日本最北端」の稲作水田址である国史跡・垂柳遺跡、室町時代からは北海道南部に進出した本州系の人々の圧迫に対して蜂起したアイヌの首長コシャマインの戦い跡である国史跡・花沢館跡、アイヌの神を松前藩開祖・武田信広公が神社を建立して祀った北海道最古で随一の山岳霊場・太田神社、武田信広公の山城・国史跡・勝山館跡(城内ではアイヌ人と本州人が混住していた!)、江戸時代からは現存する唯一の運上家「旧下ヨイチ」(運上家とは、松前藩とアイヌ民族の交易拠点)、国学者・復古神道家の平田篤胤公の墓と同公を御祭神とする弥高神社、そして、江戸時代に興隆した吉川神道の「現存する唯一の建築物」高照神社を巡ります。

更に、独自の民俗信仰である拝み屋・霊能者ゴミソ・カミサマの秘密の聖地・赤倉霊場を訪れ、イタコの聖地・川倉塞の河原地蔵尊では未婚で亡くなった幼児や若者と人形を結婚させる冥婚の風習を見学し、マタギの里・阿仁では1泊してマタギの世界にどっぷりと浸ります。蝦夷の精神文化を受け継ぐと言われるマタギの話に耳を傾け、マタギの食事・熊鍋を堪能し、マタギが信仰した山神を祀る神社や猟犬シロを御祭神とした老犬神社に詣で、マタギと共に滝や野山を散策します。

旅の最後には、蝦夷の支配を目的に建てられた、奈良時代の律令国家最北の古代城柵、国史跡 ・ 秋田城を訪れます。正に、古代の「日本」に入国する瞬間です!秋田城は、行政機関であると共に、軍事や文化の中心でもありました。城内には鎮護国家の為に仏教寺院が建てられ、陰陽師が穢れを払う儀式を行っていた跡が見られます。

温泉や宿、郷土料理などにもこだわりました!謎に包まれた北日本の精神文化史を巡る特別企画です!
どうぞ奮ってご参加ください!

大湯環状列石に沈む夏至の日没
勝山館跡
旧笹浪家住宅
マタギ資料館でのマタギ語り
マタギ料理 熊鍋


出発日と料金

2021年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況

06月17日(木) ~
06月23日(水)金子貴一さん同行

7日間 268,000円
発着地 現地発着
(新千歳空港集合/秋田空港解散)
最少催行人員 7名(11名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 27,000円(北秋田市を除く)
  • 全行程添乗員として金子貴一さんが同行いたします。
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
  • 東京からの参考フライト(航空券手配をご希望の方はご相談ください。)
    【往路】 ANA053 羽田 08:00発 – 新千歳 09:30着
    【復路】 JAL166  秋田 17:30発 – 羽田 18:45着

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 千歳市
余市町
小樽市
10:00発

17:00着
各自で新千歳空港に10時00分までに集合。
専用バスにて縄文後期の集団墓地で国指定史跡のキウス周堤墓群へ。千歳市埋蔵文化財センター展示室では同時代の死者をとむらう墓の様子を見学。その後、800を超す続縄文時代の刻画が残る国指定史跡・フゴッペ洞窟にも訪れます。小樽市総合博物館運河館では、国指定史跡・手宮洞窟にある続縄文時代の刻画のレプリカを見学します。刻画にはシベリアでも見られるシャーマンの姿が描かれています。
※この日の夕食は、各自でお召し上がりください。
小樽市泊:ホテルノルド小樽|食事:朝× 昼○ 夜×
2 小樽市
余市町
せたな町
江差町寒
08:30発


19:30着
専用バスにて余市町へ。松前藩が設置したアイヌ民族との交易拠点・運上屋の遺構、重要文化財・旧下ヨイチ運上家を訪問します。その後、アイヌの神が祀られた道内随一の霊場太田神社へ。標高330mの祭壇まで往復約3時間のハイキングです。その後、江差町へ。夕食には、にしん漁で繁栄を極めた江差町のにしん料理をご賞味ください。
江差町泊:ホテル寺子屋 |食事:朝○ 昼○ 夜○
3 江差町
上ノ国町
森町
函館市
08:45発


18:00着
朝、開陽丸記念館で海底から引き上げられた幕末の軍艦の遺物を見学。その後、15世紀頃に本州系の人々が北海道南部への進出拠点として築き、アイヌ民族の首長コシャマインとの戦いの舞台にもなった国指定史跡・花沢館跡へ。また、松前氏の祖である武田信広が築いた山城で、政治・軍事・交易の拠点となり、城内にアイヌと本州人が混住していた国指定史跡・勝山館跡の散策勝山館ガイダンス施設旧笹浪家住宅夷王山墳墓群)をお楽しみ下さい。6月の夷王山は、エゾヤマツツジが見ごろです。その後、国指定史跡・鷲ノ木遺跡について理解が深められる森町遺跡発掘調査事務所展示室と、北海道で唯一国宝に指定された土偶を展示する函館市縄文文化交流センターへ。途中、国指定史跡・大船遺跡で、東北地方との交易が活発に行われた縄文時代前中期の大規模集落跡を訪れます。
※この日昼食はお弁当です。
※この日の夕食は、各自でお召し上がりください。
函館市泊:フォーポイントバイシェラトン函館
|食事:朝○ 昼○ 夜×
4 函館市
今別町
五所川原市
つがる市
弘前市
05:45発



17:00着
早朝、徒歩にて函館駅へ。新幹線にて津軽海峡を越え北海道から青森県今別町へ。途中、旧石器時代の特徴を持つ石器群が出土した大平山元遺跡も立ち寄ります。イタコの聖地で冥婚の風習が残る川倉賽の河原地蔵尊を見学。続いて、遮光器土偶が発見されたことで知られる国指定史跡・亀ヶ岡石器時代遺跡へ。森田歴史民俗資料館では、近隣の石神遺跡から出土した国の重要文化財である円筒土器、人面付深鉢形土器や土偶などを見ることができます。その他、縄文住居展示資料館カルコも訪れます。その後、弘前市へ。着後、縄文時代晩期の環状列石を中心とする遺跡で、縄文時代の祭りや墓の変遷を知る上で重要な国指定史跡・大森勝山遺跡と、その出土品が展示される裾野地区体育文化交流センターを訪問。さらに、江戸時代に興隆した吉川神道の「現存する唯一の建築物」高照神社と、その宝物が展示される弘前藩歴史館を訪問します。夜は天然温泉で疲れを癒し、晴れていれば、ホテル付属の天文台にて天体観測が出来ます。
※この日の朝食は、各自でお召し上がりください。
弘前市泊:星と森のロマントピア|食事:朝× 昼○ 夜○
5 弘前市
田舎館村
青森市
鹿角市
07:45発


19:30着
朝、弥生時代の日本最北端の水田跡の一つ国指定史跡・垂柳遺跡へ。また、直径約55mの国内最大級の環状列石があり、縄文時代の葬送・祭祀などの精神生活の実態が分かる国指定史跡・小牧野遺跡縄文の学び舎・小牧野館も見学。その後、国指定特別史跡・三内丸山遺跡へ。日本最大級の縄文集落跡で、竪穴住居、土抗墓、掘立柱建物、道路などが計画的に配置されています。昼食後、ゴミソやカミサマと呼ばれる拝み屋・霊能者の霊堂が連なる赤倉霊場を訪問。その後、夏至を意識して築いた環状列石群がある国指定特別史跡・大湯環状列石大湯ストーンサークル館にも訪れます。天気が良ければ、大湯環状列石越しに沈みゆく夏至の夕日をご鑑賞ください。夜は開湯800年の大湯温泉で疲れを癒します。
鹿角市泊:大湯温泉 ホテル鹿角|食事:朝○ 昼○ 夜○
6 鹿角市
大館市
北秋田市
08:45発

17:00着
午前、江戸時代にマタギに仕えた忠犬「シロ」を祀る老犬神社に訪れます。4つの環状列石が発見された縄文時代後期の国指定史跡・伊勢堂岱遺跡も見学します。その後、マタギの里・阿仁の散策打当山神社マタギの里熊牧場など)をお楽しみください。マタギの生活を体験する宿「マタギの湯」では、マタギ資料館を見学しながらマタギの方より体験談や風習などについてお話を伺います。夜には、マタギ料理・熊鍋と天然かけ流しの「打当温泉」でお寛ぎください。
北秋田市泊:マタギの湯|食事:朝○ 昼○ 夜○
7

北秋田市
秋田空港

08:00発
16:00着
朝、秋田市へ。着後、日本最北の古代城柵、国指定史跡・秋田城史跡公園秋田城跡歴史資料館)を訪問。仏教寺院跡と陰陽師の足跡を見学します。国学者で復古神道の大成者・平田篤胤を祀る弥高神社平田篤胤墓を訪問します。その後、秋田空港へ。着後、解散。
食事:朝○ 昼○ 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝5/昼7/夜4

ご案内とご注意

気候・服装 6月の平均最高気温は17~24℃前後、朝夕の平均最低気温は11~17℃前後です。悪天時や強風が吹くと体感気温は下がります。フリースやライトダウンなどの上着もお持ちください。降雨に備えて、雨具もお持ちください。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。

宿泊について

北秋田市の宿マタギの湯では、基本的に相部屋もしくは男女別の大部屋利用となります。最終的なご参加の人数や空室状況によってはお一人部屋が確保できることもありますので、その場合は有料にてお申込み順でご案内いたします。

観光・見学地について

日程2日目の太田神社では、急勾配の階段や梯子を登ります。しっかりとした靴をご用意ください。各地の神社仏閣の拝観・参拝、見学については、新型コロナウイルスの状況等により左右されますので、場合によってはご案内できないこともございます。また、神社仏閣内部では写真撮影が禁止されている場合もございます。予めご了承ください。
食事について 小樽・函館泊の夕食は含まれておりません。各自でお召し上がり下さい。
説明会ついて 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
旅行条件について 詳しい取引条件を説明した書面をお渡ししますので、事前に確認の上お申し込みください。
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