ツアーのポイント

ポイント 日本最北の秀峰・利尻山(1,721m)

利尻山は、最北の日本百名山でその端正なシルエットから利尻富士とも呼ばれています。アイヌ語で「高い・山(島)」を意味する「リィ・シリ」が名の由来です。山頂からは絶景が広がり、フェリーの汽笛が聞こえるのは、洋上に浮かぶ利尻山ならではです。日帰りとは言え、所要時間は10時間を超え、標高差1,500mのタフな登山となります。上部は浸食と崩壊で最高点・南峰(1,721m)は登山禁止で、三角点のある北峰(1,719m)が実質的な山頂です。また、リシリヒナゲシやボタンキンバイなど固有種をはじめ花の種類も多く、山頂付近のお花畑は一見の価値ありです。

ポイント 花の浮島・礼文島と最高峰・礼文岳(490m)

高山帯に咲くような花々が海岸線付近から見られる礼文島は、300種以上もの高山植物が自生するため「花の浮島」と呼ばれています。固有種レブンウスユキソウやレブンアツモリソウなど「レブン」と名のつく花も多く、展望台や岬に作られた遊歩道には花々が群生し、6月から7月には、花好きにはたまらない美しいお花畑が広がります。島の最高峰・礼文岳は、利尻山とは対照的になだらかな山容で、所要時間5時間程度、標高差480mの半日行程のハイキングとなります。

ポイント利尻島在住の経験豊富なガイドが同行

6名様より催行し、8名様限定の少人数制です。添乗員に加え、利尻島在住で花にも詳しい登山ガイドが3日間同行します。経験豊富なガイドの案内で登山やハイキング、島内観光をたっぷりお楽しみください。

固有種レブンウスユキソウ(6月中旬-7月中旬)
固有種レブンキンバイソウ(6月中旬-7月中旬)
固有種レブンソウ(6月-9月)

COLUMN 礼文島・高山植物の咲く花の名所を巡る

6月~7月にかけて花のベストシーズンを迎える礼文島。8月上旬も種類や数は減りますが、何かしらのお花をお楽しみいただけます。本コースでは、礼文島に2連泊し、島の北部と南部の花の名所へご案内します。島南部では「礼文フラワーロード」と称される桃岩展望台の遊歩道でのフラワーハイキング。島北部では、澄海岬やスコトン岬に加え、ゴロタ岬でのフラワーハイキングもお楽しみいただきます。また、ラン科の女王とも讃えられる固有種レブンアツモリソウ(無菌培養)が8月中旬まで展示されている高山植物園も見学します。

花咲くゴロタ岬をハイキング
スコトン岬
澄海岬
スコトン岬を望むゴロタ岬
ユニークな形の桃岩
高山植物園で展示されたレブンアツモリソウ
固有種レブンシオガマ(6月中旬-7月)
チシマフウロ(6月-9月)
エゾカンゾウ(5月下旬-7月上旬)
リシリソウ(7月下旬-8月下旬)
ミヤマキンポウゲ(6月中旬-7月下旬)
イブキトラノオ(6月-8月)

COLUMN 稚内周辺の見どころと宗谷丘陵フットパス

ツアーのはじめには、稚内周辺の見どころへご案内します。日本本土の最北端の地であり、遠くサハリン島を望む宗谷岬。日本で2番目に高い稚内灯台のあるノシャップ岬。共に日本の最果てへ来たんだと実感する場所です。また、宗谷丘陵に作られたフットパスを1時間30分/3kmほどハイキングします。地中の水分が凍結や融解を繰り返すことで形成された周氷河地形と緑豊かな丘陵地帯にたくさんの風車が立ち並ぶ風光明媚な景色を眺めながらの、高低差の少ない歩きやすい散歩道です。テレビCMに使われるなどインスタ映えスポットとして注目のホタテの貝殻が敷き詰められた「白い貝殻の道」となります。

日本最北端の地・宗谷岬
ノシャップ岬から望む利尻山
風車の並ぶ宗谷丘陵
宗谷丘陵フットパスをハイキング

COLUMN 利尻島・礼文島の名物・利尻昆布とウニ

利尻島・礼文島といえば、利尻昆布とウニが有名です。利尻島では6月からウニ漁がはじまりますが、同じ時期に昆布漁も行われます。道端に並ぶ天日干しされた昆布は、夏の風物詩です。利尻昆布は、香り高く清く澄んだ出汁が取れ、うま味が豊富で上品な味わいが特徴です。島で採れた昆布は「島物」と呼び、他の地域で採れた昆布に比べ、より品質が高いと言われています。その利尻昆布を食べて育つのがウニです。さっぱりした味わいの「キタムラサキウニ」と濃厚で甘みが強い「エゾバフンウニ」が採れます。特にエゾバフンウニは日本産のウニの中で最も美味しいと言われています。ツアーでは、利尻島・礼文島それぞれの快適な民宿に2連泊して、新鮮なウニをご賞味いただきます。

美しい日本海で育つ利尻昆布
夏の風物詩・昆布干し
海鮮膳(利尻島・田中家ひなげし館の夕食例)

出発日と料金

2024年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
06月25日(火) ~
06月29日(土)花咲く季節
5日間 198,000円
発着地 現地発着
(稚内空港集合・解散)
最少催行人員 6名(8名様限定)<添乗員同行>
一人部屋追加代金 22,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    <東京・大阪・名古屋からの参考アクセス> ※航空券手配をご希望の方はご相談ください。

    【東京方面】
    往路:ANA571便 羽田 10:40発 - 稚内 12:30着
    復路:ANA572便 稚内 13:10発 - 羽田 15:10着

    【大阪方面】
    往路:ANA016便 伊丹 08:00発 - 羽田 09:15着 & ANA571便 羽田 10:40発 - 稚内 12:30着
    復路:ANA572便 稚内 13:10発 - 羽田 15:10着 & ANA033便 羽田 16:00発 - 伊丹 17:05着

    【名古屋方面】
    往路:ANA086 中部 07:20発 - 羽田 08:25着 & ANA571便 羽田 10:40発 - 稚内 12:30着
    復路:ANA572便 稚内 13:10発 - 羽田 15:10着 & ANA085便 羽田 18:05発 - 中部 19:05着

コース難易度

体力・技術 利尻山の歩行時間の目安は約11~12時間で、登り下りの標高差は約1,500mとなります。9合目より上部は、もろい火山礫(スコリア)のガレ場の急登となりま す。8合目(長官山)までに4時間以上かかった場合は山頂へは登れません。歩行ペースが求められ、長時間の登山に耐えうる充分な基礎体力とガレ場歩きの経験のある方が対象です。
宿泊 民宿・ペンション 4泊。宿泊施設の部屋数に限りがあるため、男女別で一部屋2名~4名利用となります。また、お一人部屋の確保ができない場合がありますので、お一人部屋をご希望の方は、できる限りお早目にお申し込みください。
荷物 登山に不要な荷物は、専用車や宿泊施設へ置いておくことができますので、スーツケースやバッグでのご参加が可能です。登山中は、日帰り登山用のデイパックをご用意ください。



ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 稚内空港
宗谷岬
稚内港
利尻島
12:45発

16:40発
18:20着

稚内空港に12:45集合。専用車にて日本最北端の地・宗谷岬と利尻・礼文島はもちろんサハリン島をも望むノシャップ岬を見学。
●宗谷丘陵フットパス・ハイキング(約1時間30分/約3km)
途中、たくさんの風車が並び、宗谷黒牛がのどかに草を食む宗谷丘陵に作られたフットパス(散策道)を歩きます。「白い貝殻の道」と呼ばれるホタテの貝殻を敷き詰めた道です。 夕方、稚内港からフェリーにて利尻島・鴛泊港へ向かいます。海上から望む美しい山容の利尻山の展望をお楽しみください。

利尻島:レラモシリ泊 |食事:朝× 昼× 夜○
2 利尻島
(利尻山)

●利尻山登頂(コースタイム:8時間50分/約12km)
早朝、送迎車で鴛泊登山口の北麓野営場(210m)へ移動し、登山開始。15分ほどで三合目の甘露泉水へ。エゾマツやトドマツの原生林を抜け、徐々に傾斜が増し、第一・第二展望台へ高度を上げていきます。ハイマツの尾根を登り切ると八合目の長官山(1,218m)です。ここで初めて山頂が現れます。尾根を緩く下り、避難小屋を過ぎると再び傾斜が増し、大きくえぐれた崩壊地を右手に九合目へ。可憐な固有種リシリヒナゲシの自生地です。沓形コース分岐から浸食の進む登山道を慎重に進み、日本百名山最北の利尻山・北峰(1,719m)山頂へ。天気がよければ北海道本土はもちろん、天売・焼尻島、サハリンやモネロン島まで見渡せます。孤高の頂に相応しい展望を楽しんだ後、往路を慎重に下山。北麓野営場に到着後、送迎車で宿へ戻ります。

利尻島:レラモシリ泊 |食事:朝○ 昼○ 夜○
3

(利尻島一周観光)
利尻島
礼文島
(桃岩展望台)


13:15発
14:00着

午前、専用車にて利尻島一周観光へ。姫沼南浜湿原ではトレイルの散策をお楽しみ下さい。晴れた日には湖面に利尻山を倒影するオタトマリ沼にもご案内します。午後のフェリーで礼文島・香深港へ。着後、礼文島随一の展望を誇る桃岩展望台まで花々を愛でながらハイキング(徒歩約1時間30分)。その後、地蔵岩と桃台・猫台の展望台へご案内します。

礼文島:はな心泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4 礼文島
(礼文岳)
(礼文島北部観光)
  ●礼文岳ハイキング(コースタイム:4時間10分/約9km)
朝、専用車にて内路登山口(10m)へ。チシマザサの山道をジグザクに登り、その後、トドマツやダケカンバの樹林帯を緩やかに登ります。標高350m付近から日本一低いハイマツ帯となり、偽ピークを越えると礼文島最高峰・礼文岳(490m)の山頂です。南に左右に裾野を広げた利尻富士を、北にスコトン岬やトド島を望む絶景が広がります。その後、往路を下山して内路登山口へ。 午後、専用車にて礼文島北部観光へ。澄海岬スコトン岬ゴロタ岬のハイキング(徒歩約1時間)に加え、8月中旬まで人工培養させたレブンアツモリソウが展示されている高山植物園へご案内いたします。
礼文島:はな心泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
5 礼文島
稚内港
稚内空港
08:55発
10:50着
11:40着
午前のフェリーにて稚内港へ戻ります。その後、専用車で稚内空港へ。着後、稚内空港にて11:40解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼2/夜4
  • 日程表記載のコースタイムは、休憩時間を含まない一般的なコースタイムです。
  • 日程2日目の利尻山と日程4日目の礼文岳は、悪天等の際は現地ガイド・添乗員の判断で登山・ハイキングを中止・変更する場合があります。

ご案内とご注意

気候・服装 利尻島・礼文島では、日中晴れると15度程度ですが、悪天時など10度位迄しか上がらない日もあります。登山・ハイキング中は天気が良ければ、薄手の長袖で歩くことができますが、悪天時や強風が吹くと体感気温は下がります。防寒着、手袋、暖かい帽子などを含めた防寒着と上下セパレート式の雨具をお持ちください。靴は防水の効いたトレッキングシューズや軽登山靴が最適です。北海道の2,000m級の山の気候は本州の3,000m級の山と同条件です。
利用予定ホテル

日程をご覧ください。

登山について 利尻山の歩行時間の目安は約11~12時間で、登り下りの標高差は約1,500mとなります。特別な登山技術は必要ありませんが、普段から山登りをされていて、歩行ペースが求められ、10時間を超えるの長時間の登山に耐えうる充分な基礎体力と急斜面やガレ場歩きの経験のあることが必須条件です。また、ツアー参加前に最低でも標高差700m以上の山を2ヶ月以内に2~3回登るなどの足腰の事前トレーニングをお願いいたします。
荷物について スーツケースやダッフルバッグでのご参加が可能です。ただし、全行程9人乗りのバンを利用します。積み込みスペースの関係上、中型サイズ(高さ:キャスター付きで75cm以内)のスーツケースでご参加ください。また、フェリーの乗下船時も含めて、お荷物は各自でお運びいただきます。
食事について 1日目の昼食は事前にお済ませの上、ご集合ください。3日目の昼食は含まれておりません。鴛泊港周辺の食堂へご案内致します。
その他のご注意 花の開花時期は年によってずれる事があります。日程表中や写真の植物は必ずしも観察できるとは限りません。予めご了承ください。
年齢制限について 当ツアーは、年齢が80才以上の方はお申し込みいただけません。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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