ツアーのポイント

ポイント 季節限定の紅花摘み 紅花の歴史・文化にもふれる

半夏生の頃、鮮やかな真黄色の花を咲かせる紅花。江戸時代には金よりも高価とされ、特に山形の紅花は京都や大阪で大変重宝されました。ツアーでは日本一の紅花生産量を誇る山形県白鷹町を訪れ、紅花染めをはじめ、季節限定の紅花摘みと紅餅づくりも体験いただきます。また、紅花の流通と深い関わりをもつ最上川や酒田の町も訪問します。

ポイント 人々に愛され受け継がれてきた 福島・山形伝統の手仕事に出会う

山形では、日本三大刺し子の一つである「庄内刺し子」の体験や、日本で唯一糸作りからの一貫制作を行う手織りじゅうたんの最高峰「山形緞通」の工房見学、さらに江戸後期の藩主・上杉鷹山による産業振興で飛躍的に発展した「米沢織」の工房を訪問。福島の会津地方では、極寒の冬と酷暑の夏に耐えうる野良着として親しまれてきた「会津木綿」の工房見学と、縄文時代より人々の着物として存在した「からむし織」の見学・織体験をお楽しみいただきます。

米沢織
会津木綿の工房見学
からむし織体験

COLUMN シルクロードを通ってもたらされた紅花

紅花の原産地はエジプト・地中海沿岸と言われており、シルクロードを経て中国・朝鮮経由で飛鳥時代に日本に持ち込まれました。山形には室町時代末期に伝わり、紅花栽培に適した土壌と気象に恵まれた最上川流域は、紅花の一大産地へと発展していきます。
紅花はキク科の仲間で、山形では7月上旬~中旬に開花します。花びらのように見える一本一本が花で、ガク部分にはたくさんの棘があるため、棘が朝露で濡れて柔らかくなる早朝に手作業で丁寧に摘み取ります。しかし、時間をかけて摘んだ花1つに含まれる色素のほとんどは黄色で、赤色色素は1%未満。江戸時代には生花を発酵させ団子状にする「紅餅」の技術が開発され、保存・輸送に適し、より鮮やかな紅(あか)が得られるようになりました。現在では用途に応じて「紅餅」「すり花」「乱花」に加工されています。少量しか収穫できず、赤色の抽出に高度な知識と技術を必要とした紅の価値は、江戸時代には「米の百倍・金の十倍」と言われ大変貴重なものだったのです。

紅花
紅餅づくり体験
紅花染め

COLUMN 最上紅花を支えた人々と水運、紅花交易

ツアーで訪れる白鷹町は「日本の紅(あか)を作る町」として有名で、山形県の内陸部・最上川上流の置賜地域に属します。この地で生産された紅花や米は、最上川の水運を使って日本海に面する酒田まで運ばれました。最上川の両岸にはかつて多くの船着き場が置かれ、豪商の館も点在しました。山形の最終集積地である酒田では商品が北前船に積み込まれ、西回り航路で京都・大阪方面に運ばれて行きます。紅花商人は大阪・京都周辺で広く商いを行い、同時に雛人形や色鮮やかな山車の出るお祭りなど、華やかな上方文化を山形に持ち帰りました。ツアーでは紅花商人として財を成した豪商の館や最上川三難所舟下り、酒田市内の散策を通して、紅花交易の歴史の軌跡もお楽しみいただきます。

河北町紅花資料館(豪商堀米四郎兵衛の屋敷跡)
最上川三難所舟下り
酒田・山居倉庫
酒田・日和山公園にある北前船のレプリカ

COLUMN 福島・山形 伝統の手仕事

■からむし織

日本書紀にも記載がある、からむし(苧麻(ちょま))という植物の繊維を素材とする織物です。通気性・吸湿性に富み、織り上げられた布は軽くしなやかで独特のハリがあります。2017年には「奥会津昭和からむし織」が国の伝統的工芸品に指定されました。高品質な昭和村の苧麻は、古くから新潟の小千谷縮や越後上布の原料となっています。

からむし織
■会津木綿

約400年前に誕生した木綿平織の織物で吸水性・保湿性が高く、夏は暑く冬は豪雪地帯という会津盆地において古くから野良着として広く人々に着用されていました。織り工程に特徴があり、縦糸を小麦澱粉の液に浸けて固く糊付けしてから横糸を織り込んでゆきます。しかしながら現代では織元の数が激減し、大変貴重な存在です。

会津木綿の工房

■米沢織

山形県の米沢市を中心とした地域で生産されている紬織物の総称で、縮みの技術を用いています。紅花などの植物由来の染料で染め上げた優しい風合いが特徴です。米沢での織物産業自体は江戸時代後期の9代米沢藩主・上杉鷹山の産業振興により発展し、現在は国内最北の織物産地として、多くの若い世代の作り手も活躍しています。

米沢織
■山形緞通

昭和初期、「オリエンタルカーペット社」は山形県山辺町にて地域の再生・振興策として中国より緞通技術者を招聘し、その手技に日本人の美意識を織り交ぜた絨毯の製造を始めました。毛糸の染色から手織・手刺まで一貫した製造を行い、納入先は皇居新宮殿やアメリカ大使館、清水寺、バチカン宮殿など。確かな技術で国内外から高い評価を受けています。

歌舞伎座大間製作の様子

■庄内刺し子

津軽の「こぎん刺し」南部の「菱刺し」と並ぶ日本三大刺子の一つ。その中でも難易度が高く、藍染の木綿布に白い木綿糸で刺しこまれる緻密な紋様が特徴的です。元来は作業着などの防寒や衣類の補強・継ぎ当てとして繕われ、長く使い続けるための技法の一つでしたが、豊作、魔よけ、商売繁盛といった人々の願いや祈りを込めた装飾の側面ももつようになりました。

庄内刺し子

出発日と料金

2021年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
07月11日(日) ~
07月14日(水)7/6発「みちのくテキスタイル紀行」からの
連続参加可能
4日間 168,000円
発着地 現地発着
(郡山駅集合/庄内空港解散)
最少催行人員 5名(7名様限定)添乗員同行
一人部屋追加代金 12,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    ■東京からの参考アクセス
    【往路】JR東京駅 07:44発(東北新幹線・やまびこ205号) - JR郡山駅 09:22着
    【復路】ANA400 庄内 17:45発 - 羽田 18:50着

    ■大阪からの参考アクセス
    【往路】※前泊が必要です
    ANA3181 伊丹 16:50発 - 福島 17:55着 → リムジンバスにて郡山駅前へ(所要40分)
    又は ANA1697 伊丹 19:20発 - 福島 20:30着 → リムジンバスにて郡山駅前へ(所要40分)
    【復路】
    ANA400 庄内 17:45発 - 羽田 18:50着
    ANA041 羽田 19:15発 - 伊丹 20:35着

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 郡山駅
会津若松
奥会津昭和村
会津東山温泉
09:30発


18:00着
郡山駅を09:30に出発。専用車にて、会津若松にある会津木綿の工房へ。着後、工房の見学。その後、奥会津昭和村へ。からむし織の里しょうわにて、縄文時代から続くと言われる苧麻(ちょま) でつくるからむし織の歴史を学び、また、高機を使ってからむし織体験を行います。その後、会津東山温泉のホテルへ。
会津東山温泉:原瀧泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 会津東山温泉
米沢
白鷹町
08:30発

17:00着
朝、専用車にて米沢へ。江戸時代中期より伝えられる米沢織の工房見学をします。昼食後、簡単な米沢市内観光(織物産業を発展させた上杉家を祀る上杉神社、養蚕の神様を祀る白子神社)。その後、日本一の紅花生産の地として有名な白鷹町へ。着後、紅花染め体験をお楽しみください。その後、ホテルへ。
白鷹町:鷹野湯温泉泊|食事:朝○ 昼× 夜○
3

白鷹町
河北町
寒河江

04:30発

18:00着
早朝、紅花摘みの体験。朝露で紅花の棘が柔らかい時間帯に収穫します。また、出荷用に生花を発酵・乾燥させて色素を凝縮した紅餅づくり体験もお楽しみください。その後、専用車にて山形緞通の工場訪問と見学。昼食後は、河北町の紅花資料館へ。米、紅花などの集荷出荷で財を成した堀米家屋敷跡で、最上地域の紅花産業について知ることができます。また、紅花を酒田まで運んだ重要な水運である最上川にて、最上川三難所舟下りを体験。その後、寒河江のホテルへ。
寒河江:ホテルサンチェリー泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4

寒河江
酒田市
庄内空港

08:15発

16:30着
朝、専用車にて酒田市へ。途中、日本三大刺し子である庄内刺し子の見学・体験。昼食後、徒歩と専用車にて、江戸時代に北前船の寄港地として栄えた酒田市の市内観光(ケヤキ並木と黒板塀が印象的で、今も米貯蔵庫として機能する山居倉庫、酒田商人が育んだ料亭文化を紹介する山王くらぶ、港町の風情を醸し出す日和山公園)。その後、庄内空港に移動し、解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝3/昼0/夜3

ご案内とご注意

気候・服装 半袖など夏服でお過ごしいただけます。建物内部などでは冷房が効いている可能性がありますので、薄手の上着もお持ちください。紅花染め体験では汚れても良い服装またはエプロンのご準備をお願いいたします。また、紅花摘みの際には棘対策として、長袖・長靴・帽子をご着用ください。軍手と長靴は現地にて無料貸し出しがあります。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
見学・体験について 見学することのできる布や作業は、制作状況によって掲載の写真と異なる場合があります。各地での見学・体験は今後の新型コロナウイルス感染拡大状況によっては一部制限される可能性もあります。予めご了承ください。
食事について 昼食はツアー代金に含まれておりません。各地でレストランなどへご案内いたしますので、実費をお支払いください。
観光について 花の開花時期はその年の気候により多少ずれることがあります。予めご了承ください。
旅行条件について 詳しい取引条件を説明した書面をお渡ししますので、事前に確認の上お申し込みください。

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