ツアーのポイント
ポイント 真冬の手仕事にふれる旅
厳しい冬の農閑期、古くから青森の女性たちは野良着に刺し子を施してきました。寒い季節も麻の着物を来ており、保温性と強度を高めるための女性たちの工夫から始まりました。 冬の青森を訪れ、当時の手仕事、女性たちに思いを馳せます。
ポイント 冬の青森ならではの景色も楽しむ
津軽地方の冬は、真っ白な雪に覆われた銀世界。そんな地吹雪の中走る「ストーブ列車」は、冬の津軽地方の風物詩です。ツアーでは、ストーブ列車に乗車し、また、八甲田山の樹氷「スノーモンスター」もご覧いただきます。


COLUMN 青森の手しごと
■日本三大刺し子「津軽こぎん刺し」と「南部菱刺し」
「南部菱刺し」「津軽こぎん刺し」「山形県庄内の庄内刺し子」は、日本三大刺し子で、どれも寒さの厳しい地域で生まれました。こぎん刺しは幾何文様が特徴的で、縦糸を奇数に拾いながら織り目に刺す技法が用いられます。それとは対象的に、偶数の目を数えて刺していく技法を用いたのが南部菱刺しです。この寒い地域で麻布の着物しか着用することができなかった中、その目を埋めるように刺し子が施されたことから始まったと言われています。





■生活の知恵が生んだ「南部裂織」
「裂織」とは、布を裂いて緯糸(ぬきいと)にする機織りのひとつの技法。裂れを大切にする女の手仕事から生まれ、全国各地、外国にもありました。江戸時代、雪国では綿の栽培は難しく、北前船で運ばれた木綿や古手木綿はとても貴重でした。布は大切に使われ、はぎれは重ねて刺し子にしたり、最後には裂いて地機で経糸に麻糸を張り、緯糸に裂いた布を織り込み、夜着や仕事着、帯、前かけ、炬燵がけなどが作られました。


■りんごや藍染を取り入れた「津軽組紐」
縄文土器の縄目模様からもわかるように、組み・編みの歴史は古く、青森では津軽五所川原近郊の生活必需品であった藁工芸品にその歴史を見ることができます。りんごや藍などの草木染めを取り入れて津軽の命を吹き込み、津軽組紐が誕生しました。津軽の人々の知恵と創造と美意識が生んだ藁工芸品です。
津軽組紐体験
■宙吹きの技法を使った「津軽びいどろ」
津軽びいどろは陸奥湾近辺で作られていた漁業用浮玉の製法を応用して作られるようになったガラス工芸品です。七里長浜の砂を材料に「宙吹き」の技法を用いて生み出されました。真っ赤に溶けたガラスは職人に息を吹き込まれ、豊かな形と色合いに姿を変えます。今日では100種を超える様々な色で彩られています。津軽びいどろ
■ブナコ
雄大で美しい姿から「森の女王」と呼ばれるブナの木。しかし、ブナ材は狂いが大きく、また腐りやすいことから、戦後には大量に伐採されました。ブナコは、そのブナ材を有効活用するために開発された独特の製法で、ひとつひとつが手づくりの木工製品です。
テープ状のブナの木をコイルのように巻く
■津軽正藍染め
藩政時代の四代藩主、津軽信政公の時代(1649年)には、100軒以上の紺屋が並んでいたという弘前。京都から技術者を招き、養蚕や機織りだけでなく、藍の生産や藍染めを盛んに行っていたそうです。そして、藍染をした麻布に“こぎん刺し”がなされるようになりました。藍染めした麻布にこぎん刺しを施した昔の作業着
■りんごの草木染め
りんごの里・板柳町では、地場産品であるりんごの葉、枝をじっくり煮込んで染めるりんご染めをしています。自然のままに染め上げ、りんごならではのやさしい風合いになります。板柳町では染めだけでなく、りんごを余すことなく使い、様々なりんご製品を作っています。りんごの草木染め
COLUMN 八甲田山の樹氷「スノーモンスター」
八甲田山に多く植生するアオモリトドマツに、氷と雪がぶつかりながら徐々に大きく成長し、やがて「スノーモンスター」と呼ばれるまで大きな樹氷になります。八甲田山の樹氷は、その規模・壮観さ・豪快さにおいて、蔵王・八幡平をしのぎ、日本一と言えます。

出発日と料金
2023年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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02月14日(火) ~ 02月18日(土) |
5日間 | 198,000円 | ![]() |
全国旅行支援 お支払い実額: ※旅行割引額: |
発着地 | 現地発着 (JR青森駅集合/JR八戸駅解散) |
最少催行人員 | 5名(7名様限定)・添乗員同行 |
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一人部屋追加代金 | 6,000円 | ||
全国旅行支援の適用条件 | ①3回以上のワクチン接種証明書(デジタル版、写し等も可)、②本人確認および居住地確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)の2つをご持参ください。クーポンは、宿泊施設にてチェックイン時に受け取ります。
※ワクチン未接種の方はPCR検査・抗原定性検査の陰性証明でも適用されます。 >全国旅行支援についてのご注意を必ずご確認ください。 |
- 国内旅行のため再利用割引・特別割引はありません。
- 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 青森 |
12:30発 17:00着 |
12:30、JR青森駅集合。専用車にて、宙吹きの技法を使った「津軽びいどろ」の工場を見学します。その後、五所川原市へ。りんご染を用いた縄文時代からの伝統的な組紐「津軽組紐」を見学・体験します。 五所川原:ホテルサンルート泊|食事:朝× 昼× 夜○
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2 | 五所川原 |
08:00発 17:00着 |
朝、専用車にて津軽鉄道・津軽中里駅へ。着後、冬季限定のストーブ列車に乗車して津軽五所川原へ(約40分)。ノスタルジックな列車の旅をお楽しみください。その後、りんごの里・板柳町へ。りんごの草木染め体験をお楽しみいただきます。また、西目屋村にて、ブナの木工製品ブナコ工場を見学します。その後、弘前へ。 弘前:アートホテル弘前シティ泊|食事:朝○ 昼× 夜○
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3 | 弘前 | 午前、津軽地方に伝わる日本三大刺し子の一つで、麻布の荒い目を塞いで行くように糸を刺す「津軽こぎん刺し」の技術の体験・見学をします。また、刺し子体験もお楽しみいただきます。午後、天明・寛政時代より続く紺屋にて津軽正藍染体験をお楽しみいただきます。 弘前:アートホテル弘前シティ泊|食事:朝○ 昼× 夜○
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4 | 弘前 |
09:00発 16:00着 |
専用車にて八甲田山へ。着後、ロープウェイにて樹氷を眺めながら山頂駅まで往復し、日本最大規模の樹氷を空から存分にお楽しみください。ロープウェイ上から樹氷に雪が積もることで大きく成長する「スノーモンスター」をご覧いただきます。その後、酸ヶ湯温泉へ。 酸ヶ湯温泉(酸ヶ湯)泊|食事:朝○ 昼× 夜○
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5 | 酸ヶ湯温泉 JR八戸駅 |
09:00発 15:00着 |
専用車にて、十和田へ。布を割いて緯糸として利用する端切れも大切にする雪国で生まれた「南部裂織」の技術を見学。その後、八戸へ。日本三大刺子の一つ横長の菱形が美しい「南部菱刺」の工房へ。その技術の見学をします。その後、JR八戸駅へ。着後、解散。 食事:朝○ 昼× 夜×
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- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝4/昼0/夜4
ご案内とご注意
全国旅行支援についてのご注意 | 本人確認および居住地確認書類(運転免許証、マイナンバーカード等)をご持参ください。 ご宿泊当日時点で、宿泊先施設が参画登録を取りやめる、新型コロナウイルスの感染状況等により、ご旅行先の都道府県が事業を停止する様なケースでは、割引きを受ける事ができなくなります。その場合は割引相当額をお支払いいただきます。また、支援対象外となった事を理由にご旅行を取り消される場合は、割引前の旅行代金を基準とした取消料が発生します。 ※より詳しい情報は「全国旅行支援ページ」をご確認ください。 ※支援金の上限に達し次第、割引価格での販売は終了となります。お早目にお申し込みください。 |
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気候・服装 | 2月の青森は、日中は5℃前後、朝晩や寒い日は0℃程度と大変寒くなります。 悪天時や強風が吹くとさらに体感温度は下がりますので充分な防寒着をご持参ください。 また、降雪・降雨もありますので雨具や雪の上でも暖かく安全に歩ける靴にてご参加ください。 |
利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 |
見学について | 見学することのできる布や作業は、制作状況によって掲載の写真と異なる場合があります。また、各地での見学・体験は一部制限される可能性もあります。予めご了承ください。 |
食事について | 昼食はツアー代金に含まれておりません。各地でレストランなどへご案内いたしますので、実費をお支払いいただき、お召し上がりください。 |
ストーブ列車について | 時期によっては積雪が無く写真のような風景がご覧いただけない場合や、車両のデザインが異なる場合がございます。予めご了承ください。 |
樹氷観賞について | 悪天候時、八甲田山の樹氷はご覧いただけない場合がございます。また、樹氷は例年12~2月頃に見ることができますが、自然現象のため、写真のようにはご覧いただけない場合もございますので、予めご了承ください。 |
ロープウェイについて | 八甲田ロープウェイは、風速が25m/s以上の時、または定期点検などで終日運休になることもございます。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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