ツアーのポイント
ポイント トルコ中央部に残る史跡を訪問
先史時代からオスマン時代まで、全土に無数の史跡が残るトルコ。トルコ中部に残る、紀元前8世紀のフリギアからヘレニズム、ビザンチンにかけての時代に絞った史跡と、新石器時代の世界遺産・ギョベクリ・テペを訪ねる企画です。まだ日本では知られていない史跡の数々を、丹念に訪ねます。
ポイント ヘレニズム時代の名残を辿る
ゴルディオンの結び目を解いたアレキサンダー大王、大王の後にこの地の支配を継いだセレウコスの名を冠した町シリフケ等、アナトリアの地に残るヘレニズム時代の浪漫にふれます。
ポイント 世界遺産ギョベクリ・テペを訪問
ツアー最終日はシャンルウルファ近郊に残る紀元前1万年から紀元前8000年の遺構・ギョベクリ・テペを訪問。円のように並べられた数々の石柱等を見学します。
ポイント アナトリアに生きたキリスト教徒の信仰にふれる
岩窟教会が残るキリストラ、ビザンチン時代のビンビル・キリセやアラハン修道院等、かつてこの地で暮らした初期キリスト教徒の生活と信仰にふれます。
ポイント アフィヨンで連泊を設けた日程
フリギア観光の拠点アフィヨンでは連泊を設け、フリギアの谷に残る数々の史跡をゆっくりと見学します。
COLUMN ゴルディアスの結び目の伝承が残るフリギア
フリギア王国とアレキサンダー大王
紀元前334年、マケドニアからダーダネルス海峡を渡ってアナトリア半島に上陸したアレキサンダー大王。この時、小アジアと呼ばれたこの地はすでに宿敵アケメネス朝ペルシャの領土でした。しかし、アケメネス朝の支配に不満を抱いていたフリギアやリディア等の土着の諸国は、新しい王が来たということで大王を歓迎したため、大王の軍隊は順調にアケメネス朝の領土を獲得し、その後パレスチナ、レバノン、エジプトへと大遠征を続けて行きました。大王が訪れたフリギアのゴルディオンには、「この結び目を解いた者はアジアの支配者となる」との伝承をもつ、誰もほどくことができない縄で結わかれた戦車がありました。しかし大王は一刀のもとにこの縄の結び目を切断し、「運命は伝説によってもたらされるものではなく、自らの剣によって切り拓くものである」と宣言したといわれています。ツアーでは、この地に残る巨大墳墓等、大王が来る以前から栄えていたフリギア王国の栄華を辿ります。


COLUMN 世界遺産ギョベクリ・テペ
1996年から発掘が始まった紀元前1万年から8000年前新石器時代の遺構・ギョベクリ・テペ。祭祀に用いられたと考えられている円形の遺構からは、牛や蛇、サソリのなど姿が彫られたレリーフが発掘されています。考古学者はこの場所を、「神殿から始まり、街が興った」と人間社会の形成に重要な役割を果たした場所としています。2018年に世界遺産に登録されたギョベクリ・テペを、時間をかけて訪問します。


COLUMN ビザンチン時代のキリスト教遺跡 アラハン修道院
トルコ南部を走るタウロス山脈の山中に、5世紀後半から6世紀前半のビザンチン時代に建てられたアラハン修道院が残っています。この修道院には、近くで切り出された石を利用して造られた巨大な礼拝堂や浴場、洗礼槽そして岩窟教会等が残っています。ここは元々修道院だったという説と、キリスト教徒のための一大巡礼センターだったという説があります。人里離れたタウロス山中に残る修道院で、この地で守られたかつてのキリスト教徒の信仰に迫ります。



COLUMN ゼウグマのモザイク
ユーフラテス川の畔に残る古代都市遺跡ゼウグマ。アレキサンダー大王の家臣セレウコスによって築かれ、セレヴカヤ・ユーフラテスという名が付けられました。セレウコスの娘ラオディケは、コンマゲネ王国のミトリダテス1世に嫁ぎ、この町はコンマゲネ王国の領土になります。ローマ帝国によりコンマゲネ王国が征服されると、ローマはこの町をゼウグマと名付けました。ツアーで訪れるガジアンテップのゼウグマ・モザイク博物館には、邸宅跡などから発掘された合計面積1,700㎡のモザイクが、考古学博物館には「ジプシーの少女」をはじめとしたモザイク画が展示されており、その美しさは見る者を圧倒します。

COLUMN アナトリアに残る初期教会群
かつてのアナトリアは、パレスチナで興ったキリスト教を受け入れた初期のキリスト教徒達が移り住んだ場所でした。彼らはカッパドキアに代表される、岩を切り出して造った岩窟教会や地下教会に住んでいました。ツアーで訪れるキリストラの地にも、彼らが住んだ古い教会や住居などが残っています。外観から見ると自然の岩のように見えますが、内部は巨大な彫刻が施され、さらに隠された抜け穴には、照明と換気のような非常に完璧なシステムが作られていました。 ローマ帝国の時代、キリスト教徒だったキリストラの住民は、異教徒、偶像崇拝者、および他の異なる宗教から逃れ、キリストラと名付けられたこの場所に定住し、攻撃から身を守るためにここに様々な教会、聖域、礼拝堂を建てたといわれています。

出発日と料金
2022年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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03月20日(日) ~ 03月29日(火) |
10日間 | 398,000円 | ![]() |
04月17日(日) ~ 04月26日(火) |
10日間 | 398,000円 | ![]() |
05月15日(日) ~ 05月24日(火)山田宏治(東京本社)同行 |
10日間 | 398,000円 | ![]() |
09月11日(日) ~ 09月20日(火) |
10日間 | 398,000円 | ![]() |
10月02日(日) ~ 10月11日(火) |
10日間 | 398,000円 | ![]() |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 6名(12名様限定)・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 44,600円(2月28日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 48,000円 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
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1 | 東京(羽田) | 22:50発 | 空路、トルコ最大の都市イスタンブールへ。
機中泊
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2 | イスタンブール イスタンブール アンカラ アンカラ ゴルディオン ペシヌス アフヨン |
05:20着 |
着後、航空機を乗り換えて、トルコの首都アンカラへ。着後、数多くのヒッタイト帝国やフリギア王国の展示物があるアナトリア文明博物館を見学。その後、専用バスにて、温泉の町として知られるアフヨンへ。途中、アレキサンダー大王が綱を断ち切った伝承が残るフリギア王国の都ゴルディオンに残るミダス王の古墳墓、フリギア王国の重要な宗教儀式が行われたペシヌス遺跡を見学します。
アフヨン:イクバル泊
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3 | アフヨン | 終日、専用車にてヤズルカヤ遺跡(ミダス・シティ)に残るミダス王のモニュメント、アスランタシュやアスランカヤ、アレヤスティスなどの遺跡群を見学します。エスキシュヒールからアフヨンにかけては、フリギア王国が築いた遺跡が数多く残り、「フリギアの谷」と呼ばれています。
アフヨン:イクバル泊
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4 | アフヨン コンヤ |
08:00発 12:00着 |
専用バスにてローマ帝国時代にイコニオムと呼ばれたコンヤへ。コンヤ着後、考古学博物館を見学。途中、コンスタンティノープルからエルサレムへの巡礼路上にあった宿場町シッレを見学します。
コンヤ:ベラ泊
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5 | コンヤ カラマン |
08:00発 16:00着 |
専用車にて、13世紀にカラマン侯国の都として栄えたカラマンへ。途中、岩の表面を切り出して造られた岩窟教会や住居が残るキリストラと、ビザンチン時代の教会群の遺構ビンビル・キルシェを見学します。
カラマン:グランド泊
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6 | カラマン アラハン シリフケ |
08:00発 13:00着 |
専用車にて、アレキサンダー大王の家臣セレウコスが開いたかつてのセレウキア・カリュカドヌムのシリフケへ。途中、アラハンに残る巨大な修道院を見学。シリフケ着後、シリフケ市内観光(シリフケ考古学博物館、シリフケ城、ローマ時代の石橋等)。
シリフケ:アルティン・オルフォズ泊
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7 | シリフケ タルソス アダナ |
08:00発 17:00着 |
専用バスにてアダナへ。途中、ゼウス神殿やビザンチン時代の建造物、ローマ時代の遺構が残るウズンジャブルチ、使徒パウロの生誕地タルソスに立ち寄ります。
アダナ:プラザ泊
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8 | アダナ ガジアンテップ |
08:00発 12:00着 |
専用バスにて、ガジアンテップへ。着後、市内観光(ゼウグマ遺跡からのモザイクの展示が素晴らしいゼウグマ・モザイク博物館、考古学博物館、ガジアンテップ城等)。
ガジアンテップ:ノボテル泊
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9 | ガジアンテップ (ギョベクリ・テペ) ガジアンテップ イスタンブール |
20:25発 21:50着 |
専用車にて、紀元前1万年から紀元前8000年の新石器時代の世界遺産・ギョベクリ・テペへ。見学後、ガジアンテップに戻ります。 夜の便にて、イスタンブールへ。
機中泊
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10 | イスタンブール 東京(羽田) |
01:40発 19:20着 |
午前の便にて、イスタンブールへ。着後、航空機を乗り換えて、帰国の途につきます。着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝7/昼8/夜7:機内食は除く
- 利用予定航空会社:ターキッシュエアラインズ
ご案内とご注意
査証(ビザ) | 不要です。旅券の残存有効期間はトルコ入国時に150日以上、査証欄余白は2ページ以上必要です。 |
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トルコへの入国に際して | トルコに入国する14日以上前に新型コロナワクチンを接種したことを証明する文書を提示する必要があります。提示できない場合は、到着前72時間以内に受検したPCR検査の陰性証明書又は、到着前48時間以内に受検した迅速抗原検査の陰性証明書の提示が必要となります。 |
トルコからの出国に際して | 出発前に72時間以内のPCR検査をガジアンテップにて受検していただきます。検査代は旅費に含まれております。 |
日本の出入国条件に関して | 日本の出入国条件に関しては「海外渡航に必要な手続きと出入国の流れ」をご覧ください。 |
気候・服装 | 各いずれの日付もベストシーズンにあたり合服で過ごせます。いずれの季節も朝晩の冷え込みに備えてしっかりとした上着をお持ちください。 |
利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 |
観光について | トルコの遺跡や博物館、モスク等は、現地事情により突然入場できなくなることがあります。その場合は外観のみの観光となります。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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