ツアーのポイント

ポイント阿里山に2連泊 巨木の森と森林鉄道文化を訪ねて

台湾を代表する景勝地・阿里山に2連泊。近年人気を集める眠月線ハイキングの他に、阿里山森林鉄道に乗車してご来光を拝み、ヒノキの巨木を訪ねたり、阿里山茶の茶畑の中を歩いたりと、阿里山の自然や歴史・文化を存分に楽しめます。

ポイント日月譚では遊覧船にも乗船

日月潭では遊覧船に乗船し、陸からとは異なる景色もお楽しみいただきます。湖に浮かぶ邵族(サオ)の聖地・拉魯島(ラルー島)も間近にご覧いただけます。自然の美しさだけでなく、当地に根ざす原住民の文化にも触れることができます。

ポイント台湾中部の山岳風景と隠れた絶景巡り

高山烏龍茶で名を馳せる阿里山茶の茶畑散策、近年その地質的価値が評価されている草嶺ジオパーク、神秘的な雰囲気が漂う水没林・忘憂森林など、阿里山近隣の自然景観を満喫します。

COLUMN 眠月線 ー 原生林に眠る鉄路の記憶

阿里山の原生林に分け入る山道の奥深く、かつての鉄路の名残が今も静かに眠っています。戦前の日本統治時代、阿里山森林鉄道は平野部の嘉義から山間部の阿里山まで本線が敷かれ、山間部ではいくつかの支線も建設されました。その一つである眠月線は、標高2,000メートルを超える深山から貴重なヒノキやスギを搬出するために敷設され、険しい地形を克服するために木製トレッスル橋やトンネルがいくつも築かれるなど、当時の土木技術の粋が凝縮されています。戦後、林業の衰退とともに眠月線もその役割を終え、線路は苔に覆われ、やがて森に飲み込まれていきました。さらに1999年の台湾大地震では、4kmにわたって土砂災害が発生し、路線は寸断されました。人々の記憶から遠ざかっていましたが、近年になって登山者や鉄道愛好家の間で、廃線ウォークルートとして再び注目を集めています。

原生林に眠る眠月線
当時の姿を留めるトンネル
分岐器
素掘りトンネル
草に覆われた枕木

COLUMN 幻想の森 ー 忘憂森林

台湾中部・南投県鹿谷郷にある忘憂森林は、もともと杉林渓のスギ林でしたが、1999年の九二一地震(集集地震)やその後の土砂崩れにより、一部が水没し、スギは立ち枯れとなり、現在のような水没林が形成されました。この地形が独特の景観を生み出し、森の中には水面に立ち枯れたスギが幻想的にそびえています。森内には簡易の遊歩道が整備されており、歩きながら水面に映る木々や周囲の杉林を観察できます。季節や天候によって景観が変わるのも特徴で、朝の霧や雨上がりの清々しい空気の中、湖面に立つ木々は神秘的な姿を見せます。
堰止湖に立ち枯れた森・忘憂森林

COLUMN邵族(サオ)の聖地 ー 日月潭

日月潭は、台湾最大の淡水湖として知られる景勝地です。湖の形が特徴的で、東側が丸く「日潭(太陽潭)」、西側が細長く「月潭」と呼ばれ、その二つの形が合わさって「日月潭」という名が生まれました。湖周辺は温帯高原に位置し、山々に囲まれた穏やかな地形が特徴です。もともとは自然湖でしたが、1930年代に日本統治時代の水力発電事業により水位が上げられ、現在の規模になりました。湖畔には、原住民族・邵族(シャオ族)の伝統文化を伝える集落や、玄光寺、文武廟などの歴史的建造物が点在しています。湖畔の遊歩道からは湖面と周囲の山々を一望できます。遊覧船からは邵族(サオ)の聖地である拉魯島(ラルー島)の神秘的な風景も堪能できます。運が良ければ、朝焼けと湖面を漂う朝霧が織りなす絶景も見ることができます。

台湾最大の淡水湖・日月潭
澄んだ湖面と連なる山々

出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
04月18日(土) ~
04月23日(木)
6日間318,000円
05月16日(土) ~
05月21日(木)
6日間318,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 10名(14名様限定)添乗員同行
燃油サーチャージ 9,800円(11月18日現在の見込み)
一人部屋追加代金 52,000円
日本の地方発着 お問合せください。
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
現地合流・離団について 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 特別企画コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。

ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1 東京
台北(桃園)
大阪
台北(桃園)
台北(桃園)
嘉義
午前発
午後着
午前発
午後着
午後発
夜着
空路、東京・大阪よりそれぞれ台北へ。着後、専用車にて阿里山森林鉄道の出発点・嘉義へ。夕食は嘉義名物の火雞肉飯をお召し上がりいただきます。
※添乗員は東京または大阪より同行し、台北の空港にて合流いたします。
嘉義泊
2

嘉義
阿里山

08:00発
19:00着

朝、専用車にて阿里山茶の産地・隙頂へ。茶畑の中を歩く二延平歩道~茶霧之道(Tea&Mist Trail)を散策します。昼食後、東埔へ。玉山山脈を望む鹿林山へハイキング。天気が良ければ台湾最高峰・玉山(3,952m)や阿里山山脈の峰々を展望できます。その後、阿里山のホテルへ。

阿里山泊
3

阿里山
(眠月線)

 

終日、眠月線ハイキング(往復約20km/所要約8時間)。杉林の山道を越えると、阿里山鉄道の支線・眠月線の分岐にたどり着きます。数々の陸橋を渡り、トンネルを抜け、石猴駅跡を目指します。

阿里山泊
4

阿里山
草嶺
渓頭

09:00発

19:00着

早朝、阿里山鉄道の日の出列車に乗って祝山駅(2,491m)へ。祝山展望台にて朝日を鑑賞します。その後、徒歩で水山歩道へ。支線・水山線の鉄道跡を散策し、高さ45mにも達し、阿里山で最も古いヒノキ(樹齢約2,700年)の一つとされる水山巨木を目指します。その後、専用車で南投県の渓頭へ。途中、草嶺ジオパークを散策。傾斜45度の岩層・峭壁雄風や断崖から流れ落ちる滝・水簾洞などを観察します。

渓頭泊
5

渓頭
日月潭

10:00発
11:00着

朝、1999年の九二一地震の際にできた水没林・忘憂森林のハイキング。水面から枯れた杉の木々が突き出す神秘的な光景です。その後、台湾最大の淡水湖・日月譚へ。学問と武勇の神々を祀る文武廟から水社までの湖畔の散策をお楽しみください。観光船に乗船し、対岸の玄光寺を訪ねます。船上からは原住民邵族(シャオ族)の聖地ラル―島が望めます。

日月潭泊
6

日月潭
台北(桃園)


台北(桃園)
東京
台北(桃園)
大阪


09:30発
12:30着


午後発
夜着
午後発
夜着

早朝、日の出の時間に合わせて再び日月潭湖畔へ。条件が揃えば湖面にかかる朝霧をご覧いただくことができます。その後、専用車にて桃園空港へ。航空機にて、東京、大阪それぞれ帰国の途につきます。

  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝5/昼3/夜5:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:中華航空、エバー航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) 電子入国カードのオンライン事前登録が必須です。弊社にて、無料代行登録いたします。旅券の残存有効期間は、帰国時まで有効なものが必要です。
気候・服装 合服が基本となります。阿里山でのご来光やハイキング中は冷える可能性もありますので、フリースやライトダウンジャケット等が必要です。靴は防水の効いたトレッキングシューズをお持ちください。
利用予定ホテル

下記をご覧ください。
嘉義:福泰
阿里山:阿里山閣、神木賓館、登山別館、櫻山大飯店
渓頭:夏緹飯店、溪頭新明山木屋渡假村
日月潭:水岸休間飯店、力麗哲園 日潭館(二館/三館)

眠月線の入域許可について 眠月線入域許可の申請があるため、出発の2ヶ月前までにお申し込みください。眠月線の一部は台湾一葉蘭保留区に位置するため、1日の入域者数が制限されており、許可証が必要です。出発月の2ヶ月前より申請が開始されます。平日に設定しており、そこまでの混雑は見込まれませんが、出発直前のお申込みですと承ることができない場合がございます。
眠月線ハイキングについて

片道10km、往復で20kmのロングコースです。ホテルから線路までは整備された山道となりますが(約1時間)、線路上は急な勾配はありません。途中、崩れたポイントにて鎖を伝って昇降する箇所があります。写真撮影や休憩、途中でお弁当の昼食時間などを入れて、ゆっくり歩いて約8時間ほどのコースです。経路は単純往復となりますので、途中でお待ちいただいたり、引き返すことも可能です。鎖場がありますので軍手をお持ちください。また、真っ暗なトンネルがいくつかありますのでヘッドライトは必携です。

日月譚遊覧船について

天候により運休の場合は、バスにて水社から玄光寺へ移動します。

旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。
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