ツアーのポイント
ポイント サハラ砂漠の旅が持つ、本当の過酷さと美しさ
アフリカ大陸の3分の1を占める『サハラ砂漠』の魅力は、雄大な砂丘の姿だけにとどまりません。乾いた大地に刻まれた峡谷や奇岩、地下水が湧く湖、そして過酷な環境に暮らすトゥブ族の姿など、変化と奥行きに満ちた様々な姿が広がっています。本ツアーでは、雄大で荒々しい自然と、そこで逞しく生きる人々の営みに触れながら、サハラが持つ本当の過酷さと美しさを五感で体感します。観光地化されていない“本物のサハラ”を巡る、冒険心を満たす特別な旅です。
ポイント エネディ山地を目指す18日間の踏査行
砂漠と岩山の道を移動し、アルシェイのゲルタや奇岩群など見どころの多いエネディ山地と世界遺産・ウニャンガの湖群を目指す18日間の踏査行です。
ポイント 知られざるサハラの大国チャドの砂漠を旅する、本格的な冒険旅行
本コースは、首都ンジャメナ以外は全行程をテント泊で巡る約2週間のサハラ砂漠踏査行です。四輪駆動車は3名乗車、1人1張りのテント、専属コックによる食事など、僻地でも快適性を確保しています。西遊旅行は2012年の現地視察に始まり、チャドへの団体ツアーを20回以上催行しています。豊富な経験と実績を持つ当社だからこそ実現できる、安全で濃密なチャドの旅を、ぜひ体験してください。
COLUMN 風雨に浸食された堆積岩の台地 エネディ山地
チャド北東に位置する砂岩の岩山地帯で、長年の風と砂、雨による浸食から独特の奇岩群、ワディ、ゲルタ(水溜)を作り出しました。岩山は砂漠の中のシェルター的な役割をなし、古くから人が暮らし岩絵が描かれてきました。また、その動植物相にも貴重なものが多く、アルシェイのゲルタにはサハラ砂漠最後のワニとされるデザート・クロコダイルが生息しています。現在は、放牧を営むトゥブ族がたくさんのラクダを連れてゲルタに来ます。運が良ければ、ラクダが大きな音を岩間に響かせ水を飲む姿に出会うこともあります。




COLUMN 太古の水が潤す砂漠の中のオアシス 世界遺産・ウニャンガの湖群
“ウニャス族の暮らす土地”を意味するウニャンガ。ティベスティ山地とエネディ山地の間にあり、50ほどの湖があります。この地域の水はチャド最高峰のエミクーシの地下から太古の水(完新生の雨が地下にたまったもの)が湧き出て地表に現れたもので、砂漠の中で神秘的な光景を作り出しています。


COLUMN デミの赤い塩 Red Salt of Demi
「赤い塩」というと塩が赤いように思いますが、実際は赤い砂が付着した塩の結晶です。 デミの砂漠には太古に閉じ込められた塩分があり、雨または地表に近い水分により深い塩の層の塩分ミネラルが毛細管現象で地表に上がってきます。人々はこれを土とあわせて採掘します。 塩自体は透明ですが土が赤色をしていることから「赤い塩」と呼ばれています。 一度掘った場所も1年半から2年で再生します。砂は混じっていますが、塩自体は美味で、以前はこの塩をアベチェまで運びミレットと交換していました。

出発日と料金
2025~2026年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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11月10日(月) ~ 11月27日(木) |
18日間 | 1,358,000円 | ![]() |
02月01日(日) ~ 02月18日(水) |
18日間 | 1,358,000円 | ![]() |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 6名(9名様限定)添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 33,000円(5月16日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 44,000円 ※テントは全員に一張りずつご用意 | ||
国際線のビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール地図を見る | |
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1 | 東京 | 20:30発 | 空路、東京よりソウル経由でエチオピアのアディスアベバへ。
機中泊
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2 | アディスアベバ アディスアベバ ンジャメナ |
07:45着 10:05発 12:10着 |
着後、航空機を乗り換えて、チャドの首都ンジャメナへ。着後、ホテルへ。
ンジャメナ泊
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3 4 5 |
ンジャメナ 道中の砂漠 |
四輪駆動車に分乗し、エネディ山地へ向けて移動を開始します。 ※日程3日目~日程5日目は道中の砂漠にてキャンプ泊となります。 道中のキャンプ泊
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6 | 道中の砂漠 エネディ山地 |
いよいよエネディ山地へと入ります。
エネディ山地:キャンプ泊
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7 8 9 |
エネディ山地 | 日程7日目~9日目はエネディ山地を探訪。アルシェイのゲルタ、マンダゲリやテルケイの壁画、ハバイケやサビニャラの奇岩群などを見学します。 ※アルシェイのゲルタへは往復約3時間歩きます。 ※キャンプ地は毎日変わります。 エネディ山地:キャンプ泊
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10 | エネディ山地 デミ近郊 |
エネディ山地からバルクハン砂丘の続く、モウルディ低地を越え、デミへと移動します。デミの村では「赤い塩」の採掘場を見学します。 デミ近郊:キャンプ泊
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11 | デミ近郊 テゲデイ ウニャンガセリール |
さらに北上し、淡水と塩水の湖が点在するウニャンガの湖群へと向かいます。途中、テゲデイのオアシス、ウニャンガ・セリールでは世界遺産の湖を遠望します。砂漠の中に突如現れる湖の絶景をお楽しみください。 道中のキャンプ泊
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12 13 14 |
ウニャンガセリール ウニャンガケビール 道中の砂漠 |
日程12日目から15日目はウニャンガケビールを訪れた後、南下を開始します。景色は砂漠から徐々にサヘルへと移り変わります。 道中のキャンプ泊
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15 | 道中の砂漠 ゲラ山地 |
四輪駆動車にてハジャライ族の暮らすゲラ山地へと入ります。
ゲラ山地:キャンプ泊
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16 | ゲラ山地 ンジャメナ |
一路、ンジャメナへと戻ります。
ンジャメナ泊
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17 | ンジャメナ アディスアベバ アディスアベバ |
14:05発 20:05着 22:35発 |
空路、アディスアベバへ。着後、航空機を乗り換えてソウル経由で帰国の途につきます。
機中泊
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18 | 東京 | 19:30着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝15/昼14/夜15:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エチオピア航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | チャド(16,500円)、代行手数料(5,500円)、写真3枚、旅券の残存有効期間は入国時6ヶ月以上必要です。査証欄余白は1ページ以上必要です。 ※チャドの査証は事前手続きの上、ンジャメナにて発給されます。事前手続きに時間がかかりますので、パスポートの写真のページのカラーコピー、写真3枚は1ヶ月半前に必着となります。 |
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気候・服装 | 首都ンジャメナ周辺では日中は40℃位にまで暑くなり、しっかりとした日除け対策が必要です。エネディ山地は標高600m位でのキャンプもあり、朝晩は寒くなります。風が強い日も多く、体感温度が下がりますのでしっかりとした防寒着をご準備ください。 |
利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 ■ンジャメナ:イリソール、イビス、ラディソン |
コースについて | 日程や移動は現地の状況を見てフレキシブルに対応させていただく冒険行です。観光客が入るようになってまだ間もないため現地の設備やサービスが不十分です。これらの特殊事情をご理解いただける方、長期の旅でほかの参加者と協力・協調できる方のご参加をお待ちしています。また、アルシェイでは往復約3時間歩く体力が必要です(キャンプなどで待つこともできます)。 |
キャンプについて | 冬用の寝袋が必要です。お持ちでない方は弊社より有料(8,000円)で貸し出しいたします。水が貴重な地域ですので洗髪などはあまりできません。また、テントの設営・撤収は皆様にもご協力をお願いします。食事は同行のコックが調理し、テーブルやイスなどの設備はすべてご用意しています。 |
荷物について | 長期間四輪駆動車に積んで移動し、共同装備もありますので、スーツケースではなく布製のかばんでご参加ください。 |
予防接種について | 入国時に黄熱病の予防接種の証明書が必要です。詳しくは担当までお問い合わせください。 |
動物の観察 | 写真および日程表記載のラクダやワニは必ずしも見られるとは限りません。予めご了承ください。 |
海外旅行保険について | ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
【チャドの危険情報について】
2025年5月現在、チャドの今回訪れる地域には「レベル3:渡航は止めてください」が日本の外務省より発出されています。一部地域に「退避勧告」が発出されていますが、今回は訪れません。安全第一でツアーを進めて参りますが、今後の突然の情勢悪化などにより出発前、出発後にも日程変更が生じることもあります。日本旅行業協会正会員
東京都千代田区神田神保町2-2 共同ビル神保町3階
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東京
03-3237-1391 -
大阪
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ウニャンガの湖群/エネディ山地の自然的・文化的景観