ツアーのポイント

ポイント 南部アフリカ知られざる3つの王国を巡る

レソト王国、旧トランスカイ地域、エスワティニ王国を合わせた面積は、北海道と青森県ほど。その限られた地に主にソト、スワジ、コーサの三民族が暮らし、それぞれ独自の文化と歴史を育んできました。本ツアーでは三つの国と地域を巡り、地理的には近いながらも、民族ごとに異なる文化、言語、暮らしにふれることができます。

ポイント 絶景、文化、歴史、全てを堪能

“天空の王国”レソトでは雄大な山岳風景を、王制が続くエスワティニでは独自の伝統文化を、そしてネルソン・マンデラ氏の故郷トランスカイではこの地に息づく歴史と人々の営みにふれます。一つの旅で南部アフリカの多彩な魅力を味わえるコースです。

訪問する
世界遺産

マロティ=ドラケンスバーグ公園

COLUMN 天空の王国レソトの絶景とアフリカ大陸最大落差マレツニャーネの滝

山岳の王国レソトが誇る名瀑マレツニャーネの滝は、アフリカ大陸最大の落差192mもの高さがあります。セモンコン村から滝の展望地までは片道約2時間のハイキング。道中では、今も伝統的な暮らしを守るソト族の人々の姿にふれることができます。雄大な高地の自然と人々の営みが調和する風景の中で、知られざるアフリカの名瀑が生み出す静謐な美をお楽しみください。

アフリカ最大落差192mを誇るマレツニャーネの滝
セモンコンのバス停ならぬ、「馬停留所」
バソトブランケット、バソトハットを纏うソト族の子ども

COLUMN 絶対君主制国家エスワティニの伝統ダンス

エスワティニは、アフリカでも珍しい絶対君主制を今に残す珍しい国で、独自の文化や歴史を保持しています。現代的な側面をあわせもちつつも、伝統を重んじる統治スタイルは「アフリカ最後の絶対君主制」と呼ばれています。そんな歴史と文化が息づくこの国で訪れるカルチャー・ビレッジでは、スワジ族の伝統的な暮らしや芸能を間近に体験できます。約20人の男女が太鼓や弦楽器のリズムに合わせて歌い、足を高く振り上げて地面に打ち下ろす力強い踊りの迫力と一体感は圧巻で、小国ながらも誇り高く、自らの道を歩み続けるエスワティニの姿を、旅の中で感じることができるでしょう。

スワジ族の伝統舞踊
スワジ族の伝統舞踊
エスワティニの伝統的な家屋

COLUMN 幻の独立国「旧トランスカイ共和国」

旧トランスカイ共和国は現在の南アフリカ東ケープ州に位置し、かつては独自の国旗や政府を持ち1976年にアフリカ50番目(当時)の「独立国」とされた幻の国です。アパルトヘイト政策下で黒人を隔離するために設けられた黒人居住区の一つで、1994年に南アフリカ共和国に再統合されました。ネルソン・マンデラ氏の出身地でもあります。マンデラはアパルトヘイト体制下で黒人解放運動を指導し、27年の獄中生活を経て南アフリカ初の黒人大統領となり、和解と共生の社会を築いたことで世界的に評価されました。訪問する博物館では、彼の生涯や民主化運動、Ubuntu(ウブントゥ)哲学―「私は私たちがあるから私である」という南部アフリカ固有の共生・相互依存の倫理観―が体系的に紹介されます。※右:旧トランスカイ共和国の国章と国旗

ネルソン・マンデラ氏の銅像
精霊が宿ると語り継がれる、聖なる岩 ホール・イン・ザ・ウォール

COLUMN 世界遺産マロティ=ドラケンスバーグ公園で絶景ドライブ

南アフリカで最も高い山脈、ドラケンスバーグ。その急峻な岩山群や丘陵が重なり合う壮大な景観は世界遺産に登録され、アフリカ屈指の山岳美として知られます。レソトは“Kingdom in the Sky〜天空の王国〜”と呼ばれ、国土のすべてが標高1,400mを超える山岳国家。レソト側から国境のサニ・パス(標高2,873m)を下って南アフリカへ向かう道のりでは、息を呑むような絶景が続きます。毛布をまとい、特徴的な帽子を被り、馬や羊とともに暮らすソト族との出会いも道中の楽しみの一つです。

世界遺産ドラケンスバーグの渓谷を眺める
レソトからサニ・パス(2,873m)を下って南アフリカへ
サニ・パス(峠)
羊を放牧するソト族

出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
08月24日(月) ~
09月03日(木)
11日間988,000円
発着地

東京・大阪発着

最少催行人員 7名(12名様限定) ・添乗員同行
燃油サーチャージ 28,000円(12月12日現在の見込み)
一人部屋追加代金 80,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
現地合流・離団について 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。


ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール地図を見る
1 東京
大阪
17:25発
18:55発
空路、東京・大阪よりそれぞれカタールのドーハへ。
※添乗員は、東京・大阪のどちらか一方より同行し(往復)、ドーハにて合流します。
機中泊
2 ドーハ
ドーハ
ドーハ
ヨハネスブルグ
ヨハネスブルグ
マセル
23:05着
00:05着

02:35発
10:00着
15:00発
16:00着
ドーハ着後、航空機を乗り換えて南アフリカのヨハネスブルグへ。着後、航空機にてレソト王国のマセルへ。専用車にてマセル市内の簡単な観光マセル聖母大聖堂レソト国会議事堂などの歴史的建造物の車窓観光)。
マセル(レソト)泊
3 マセル
モリジャ
マツィエン
セモンコン
午前発


夕方着
専用車にてモリジャへ。着後、レソト国内唯一の博物館、2017年に世界最大級の肉食恐竜の足跡が見つかった場所を訪れます。途中、マツィエンの王宮を見学し、セモンコンへ。
セモンコン(レソト)泊
4 セモンコン
(マレツニャーネの滝)
(国境)
ヒームヴィル

午前発

 


夕方着

早朝出発、専用車にてマレツニャーネの滝へ。アフリカ大陸最大の落差192mを誇ります。その後、美しいバソト山の景色を通り、カチャズネックの国境へ。南アフリカへ入国します。岩峰連なるドラケンスバーグの雄大な景観をお楽しみください。山脈の山間部を走りヒームヴィルの町へ。
ヒームヴィル(南アフリカ)泊
5 ヒームヴィル
(サニ・パス)

 

レソトと南アフリカとの国境に跨るサニ・パス峠(2,876m)を訪れる1日です。道中、急峻なドラケンスバーグの山岳風景、サニパスからは1,300mもの標高差を誇る切り立った断崖の絶景をお楽しみください。美しい山岳風景が広がり、絶景の中でのドライブをお楽しみいただけます。
ヒームヴィル(南アフリカ)泊
6 ヒームヴィル
コーヒーベイ

早朝発
夕方着

早朝出発、 現在の南アフリカ東ケープ州に位置する旧トランスカイ地域の沿岸部へと走ります。アロエベラが育つ山間の村々を越え、南アフリカの原風景ともいえる景観が続きます。旧トランスカイ地域は、かつて存在した幻の独立国です。
コーヒーベイ(南アフリカ)泊
7 コーヒーベイ
(クヌ村)

午前発
夕方着

終日、コーヒーベイに滞在します。数百万年前に形成されたアーチ状の自然の景観、ホール・イン・ザ・ウォール(壁の穴)を訪問。その後、ネルソン・マンデラ元大統領の出生地クヌ村にてネルソン・マンデラ博物館を訪問します。
コーヒーベイ(南アフリカ)泊
8 コーヒーベイ
ダーバン
リチャーズベイ

午前発

夕方着

専用車にてインド洋に面した海岸沿いを北上してリチャーズベイへ。途中、ビーチと、多文化が共存する港湾都市ダーバンを経由します。
リチャーズベイ(南アフリカ)泊
9 リチャーズベイ
(国境)
ムババネ
午前発

夕方着
専用車にて引き続き北上し、国境を越えてエスワティニ(旧スワジランド)へ入国、首都のムババネへ。途中、スワジ族の王族が代々住んでいたロバンバの町に立ち寄り、王宮や王立議会国立博物館に立ち寄ります。また、カルチャー・ビレッジを訪問しスワジ族の暮らしにふれます。
ムババネ(エスワティニ)泊
10 ムババネ
ヨハネスブルグ
ヨハネスブルグ
ドーハ
午前発
午前着
14:45発
23:55着
朝の航空機にてヨハネスブルグへ。着後、航空機を乗り換えてドーハへ。
機中泊
11 ドーハ
東京
ドーハ
大阪
02:50発
19:10着
01:40発
17:25着
ドーハ着後、航空機を乗り換えて帰国の途に着きます。着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝8/昼7/夜8:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:カタール航空、エアリンク、エスワティニ航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) 不要です。旅券の残存有効期間はレソト入国時6ヶ月以上、査証欄余白は2ページ以上必要です。
気候・服装 季節は春にあたります。高地に位置するレソトでは朝晩の冷え込みが厳しく、氷点下近くまで下がることもありますが、日中は20℃前後まで上がり、日差しが強いのが特徴です。エスワティニやトランスカイの沿岸寄りの地域ではやや暖かく、日中は25℃前後と過ごしやすい気候です。重ね着が基本で、日中は長袖シャツや薄手のセーター程度で快適ですが、朝晩や標高の高い地域ではダウンジャケットやフリースなどの防寒着が必要です。乾季にあたるため空気が乾燥し、埃っぽい場所も多いのでマスクやスカーフがあると便利です。未舗装路の移動や村歩き、滝の観光などでは、履きなれた防水性のトレッキングシューズが最適です。
利用予定ホテル 下記のホテルリストをご覧ください。
■マセル:アバニ、ランサーズイン
■セモンコン:セモンコンロッジ
■ヒームヴィル:ムアクロフト・マナー
■コーヒーベイ:ホール・イン・ザ・ウォール
■リチャーズベイ:ボンホテル・リチャーズベイ
■ムババネ又はエズルウィニ:ハッピー・バレー
荷物について 現地国内線の規定がお一人様20kg/1個までとなっております。また、車の積むスペースに限りがありますので、中型サイズ(キャスターを含めて高さ70㎝以下)のものをご準備ください。
観光について 自然観察ですので、写真や日程表中の動物が必ずしも見られるとは限りません。予めご了承ください。
宿泊施設について バスタブがなくシャワーのみだったり、お湯の出が悪かったりするなど十分な設備が整っていないことがあります。
現地国内線について エアリンクはスケジュールが突然変わったり、悪天候や機材トラブルなどにより欠航となる場合もあります。その場合、観光の順番が入れ替わるなど、現地の行程に変更が生じる可能性があります。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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