ツアーのポイント
ポイントアフリカの縮図・カメルーンを旅する
カメルーンは「アフリカの縮図」と呼ばれるほど多彩な自然と文化をもつ国です。熱帯雨林から高原、奇岩が屹立する山岳地帯、そして野生動物の生きるサバンナまで、変化に富んだ風景と民族の暮らしを体感できるのが、この国の大きな魅力です。
ポイントバカ・ピグミーの森の暮らしにふれる
熱帯雨林に暮らすバカ・ピグミーの人々の集落を訪れ、狩猟や採集といった伝統的な生活に実際に触れます。夜には焚火のそばで伝統の踊りや歌を見学します。村にテントを張らせてもらい、彼らの身近で寝泊まりすることで、より深く文化に入り込みます。
ポイントアランティカ山地の秘境、コマの人々の村へ
カメルーン西部のアランティカ山地。山深い渓谷に暮らすコマの人々を訪ねます。そこには、伝統衣装や身体装飾など独自の文化が未だに受け継がれています。車では辿り着けない山腹に点在する村へ数時間のトレッキングと、村でのキャンプ泊を通して、彼らの生活を間近に体感します。
COLUMN 森とともに生きる、バカ・ピグミーの人々
カメルーン東部の熱帯雨林には、狩猟採集を基盤とするバカ・ピグミーの人々が暮らしています。「ピグミー」は外部からの呼称で、実際にはバカ(Baka)という独自の言語と文化をもつ民族です。彼らは森を「生きた存在」と捉え、精霊や祖霊とともに生きる独自の世界観を持っています。森の動物を追って狩りに出かけ、木の実や蜂蜜を集め、自然のリズムに寄り添う生活は、近代化が進む今も多くの部分で受け継がれています。このツアーでは、実際に彼らの集落を訪ね、受け継がれている伝統的な歌や踊りを見学し、森の中に網を張り巡らす「ネットハンティング」と呼ばれる狩りにも同行します。現代に生きる「森と共生する暮らし方」を間近に拝見します。


COLUMN 「山の民」コマの人々を訪ねて
カメルーン西部のアランティカ山地には、「山の民」とも呼ばれるコマの人々が暮らしています。彼らの集落は山間部に点在し、車ではたどり着けず、数時間のトレッキングでようやく辿り着きます。コマの人々は、農耕や牧畜とともに、伝統的な宗教儀礼や踊り、身体装飾といった独自の文化を色濃く残しています。女性たちは下腹部の前後を葉がついた木の枝で覆った独自の衣装を纏い、男性は下帯や獣皮で作った簡素な腰巻や貝殻のアクセサリーを身に着けて生活しています。主に穀物の栽培や狩猟を生業としながら、村ごとに異なる精霊信仰や生活様式が今なお息づいています。険しい山道を越えてたどり着き、彼らの暮らす山の集落にキャンプ滞在することで、素朴で力強い人々の暮らしにお邪魔します。


COLUMN 森と山、自然に暮らす人々の村でのキャンプ泊
バカ・ピグミーの人々と、コマの人々、それぞれの村訪問の際は、車を離れての数日間歩くことになります。四輪駆動車で麓まで走り、そこから徒歩で森の中や山中へと入り、人々の暮らす集落にテントを張り同じ空間で寝泊まりします。彼らの独特な文化・生活を間近に感じることが出来るでしょう。
森の中や山中の歩きに関しては、急な勾配はありませんが、足場の悪い森林や山道を数時間かけて歩く体力が必要です。数泊分の着替えや寝袋、個人のお荷物は同行するポーターが運びますので、貴重品やカメラ、水筒などはご自身でお持ちください。


出発日と料金
2026年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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02月09日(月) ~ 02月21日(土) | 13日間 | 988,000円 | ![]() |
04月06日(月) ~ 04月18日(土) | 13日間 | 988,000円 | ![]() |
発着地 | 東京発着 | 最少催行人員 | 6名(9名様限定)・添乗員同行 |
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燃油サーチャージ | 33,000円(7月17日現在の見込み) | ||
一人部屋追加代金 | 53,000円 | ||
ビジネスクラス | 追加代金等の詳細はお問い合わせください。 | ||
現地合流・離団について | 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。 |
- 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
- 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
- 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
- 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 東京 | 20:30発 | 空路、ソウル経由でエチオピアの首都アディスアベバへ。 機中泊
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2 | アディスアベバ アディスアベバ ヤウンデ |
07:45着 09:05発 11:10着 |
アディスアベバ着後、航空機を乗り換えて、カメルーンの首都ヤウンデへ。午後、時間が許せばヤウンデの市内観光(統一記念碑、マーケット、独立記念碑等)。その後、ホテルへ。 ヤウンデ泊
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3 | ヤウンデ アボンバン ロミエ |
午前発 |
専用車にて、ヤウンデからアボンバンを経由してロミエへ。途中、ロミエにて定住化したバカ・ピグミーの家族を訪問します。 ロミエ泊
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4 | ロミエ メソック バカ・ピグミーの集落 |
午前発 |
専用車にてメソックへ。メソックからバカ・ピグミーの集落まで約2時間、森林地帯を歩きます。夜はピグミーの伝統的な踊りを見学します。 バカ・ピグミーの集落:キャンプ泊
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5 | バカ・ピグミーの集落 | バカ・ピグミーの集落にて、彼らの生活を見学。午前中、森での彼らの活動に同行し見学します(男性の狩猟、木に登って蜂蜜採取、動物の足跡追跡など)。 バカ・ピグミーの集落:キャンプ泊
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6 | バカ・ピグミーの集落 メソック ロミエ ベルトゥア |
午前発 |
再び、メソックまで森林地帯を約2時間歩きます。専用車でロミエ、アボンバンを経由して、ベルトゥアへ。 ベルトゥア泊
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7 | ベルトゥア ンガウンデレ |
午前発 夕方着 |
終日、専用車にて森林地帯から高原地帯へ移動。途中、フラニ族の集落やヴィナ滝を訪問します。 ンガウンデレ泊
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8 | ンガウンデレ ワンガイ |
午前発 夕方着 |
専用車にて、ンガウンデレからワンガイへ(約6時間)。途中、ファロ国立公園内を経由します。
ワンガイ泊
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9 | ワンガイ コエロ・バキパの集落 |
朝発 夕方着 |
朝食後、川沿いを歩きアランティカ山地へ(約3時間)。コマの人々の集落コエロ・バキパへ。コマの人々の伝統的な踊りを見学します。
コエロ・バキパ村:キャンプ泊
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10 | コエロ・バキパの集落 ワンガイ ガルア |
午前発 夕方着 |
朝食後、徒歩でワンガイへ(約2時間)。その後、専用車にてワンガイから北部州の州都ガルアへ。途中、ナムジ族の集落に立ち寄ります。
ガルア泊
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11 | ガルア ドゥアラ |
午後発 夕方着 |
午前、ガルア市内を散策(クラフトマーケット、呪術市場など)。午後の国内線でカメルーン最大の都市ドゥアラへ。着後、ホテルへ。
ドゥアラ泊
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12 | ドゥアラ アディスアベバ アディスアベバ |
13:05発 19:25着 22:35発 |
朝食後、ドゥアラの国際空港へ。昼の航空機にてアディスアベバへ。着後、航空機を乗り換えて、ソウル経由で帰国の途につきます。
機中泊
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13 | 東京 | 19:30着 | 着後、解散。 |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝10/昼9/夜10:機内食は除く
- 利用予定航空会社:エチオピア航空
ご案内とご注意
査証(ビザ) | カメルーン(166.77ユーロ)、代行手数料(5,500円)、写真(1枚)。旅券の残存有効期間はカメルーン入国時6ヶ月以上、査証欄余白は見開き2ページ以上必要です。また、査証申請時に黄熱病予防接種証明書、海外旅行保険契約証及び英文残高証明書が必要です。 |
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気候・服装 | 乾季のベストシーズンとなります。年間を通じて日中は30℃近くまで上がり、日中は薄手の長袖シャツ1枚程度で過ごせますが、場所により朝晩は冷え込むこともありますので、ジャンパーやフリースなどの上着をご準備ください。長距離移動の日は悪路を走ることもあります。埃除けに、マスクやスカーフをご用意ください。森の中を徒歩で散策することもありますので靴は履きなれた防水性の軽登山靴と手の空くリュックサックが最適です。 |
利用予定ホテル | 日程および下記のホテルリストをご覧ください。 ■ヤウンデ:ミナ、サフィアード、メリナ ■ロミエ:ラフィア、オーベルジュ・イロコ ■ベルトゥア:マンザ ■ンガウンデレ:トランスカム、マラバ ■ワンガイ:カンプメント ■ガルア:トゥール・ダルジャン、リバドゥ ■ドゥアラ:ファレーズ・ボナプリソ、サワ、メリディアン、イビス |
荷物について | 荷物を積み込むスペースに限りがるため、布製のバッグや、中型のキャリーケース(最大キャスターを含めて高さ68㎝以内のもの)でご準備ください。また、コマの人々とバカ・ピグミーの人々の村を訪問する際は、車を離れて数日間歩きます。数泊分の着替え、寝袋その他の必要なものをポーターが持ち運べるようなソフトバッグを、メインの荷物を入れるキャリーケースとは別にお持ちください。ご自身がお持ちになる貴重品やカメラ、水などを入れるデイバッグもご用意ください。 |
村訪問について | 村訪問の日は1日3時間~6時間歩くことになります。荷物はポーターが運んでくれますが、キャンプ装備等と一緒に運びます。貴重品、カメラ、水筒はご自身でお持ちいただきます。足場の悪い森林や山道を歩く体力が必要です。村の中では通信事情も悪く、病院などの施設もありません。添乗員は緊急時に備えて衛星電話を持参いたしますが、辺境への特殊旅行であることをあらかじめご理解の上ご参加ください。 |
宿泊施設について | 当コースで主に訪問するのは、都市部から離れた地域となりますので、観光客の受け入れ態勢が充分整っていません。ヤウンデ、ドゥアラ、ガルアではホテル泊、それ以外の地方都市ではロッジなどの簡易宿泊施設やキャンプ泊となります。バスタブなし、トイレ・シャワー共同、水シャワーのみの場合もあります。宿泊施設に限りがあるため、ヤウンデ、ドゥアラ、ガルア以外の地方都市では相部屋をお願いする場合がございます。また村訪問の日はキャンプ泊となります。 |
寝袋について | 夏用~三季用の寝袋が必要です。お持ちでない方は弊社より有料(8,000円)で貸し出しいたします。また、テントの設営・撤収は皆様にもご協力をお願いします。食事は同行のコックが調理し、テーブルやイスなどの設備はすべてご用意しています。 |
現地国内線について | カメルーン滞在中に利用する国内線はスケジュールが変わりやすいため、日程変更を余儀なくされることがあります。その場合、観光の順番が入れ替わったり割愛する場所が生じるなど、現地の行程に変更が生じる可能性があります。 |
予防接種について | カメルーンの査証申請に黄熱病の予防接種の証明書が必要です。また、マラリアに対する注意が必要な地域です。予防薬が販売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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