ツアーのポイント

ポイントアフリカの心臓部を流れる大河・コンゴ川

全長4,700kmを超え、アフリカ中央部を東西に貫く大河・コンゴ川は「コンゴ民主共和国」の文字通りの生命線です。本ツアーではその一部を舟で下り、流域の地形や自然、交通・物流を支える大河の役割を実感します。

ポイント5泊6日のコンゴ川の船旅とキャンプ泊

ツアーの中心となるのは、5泊6日にわたる船旅。日中は木造船で過ごし、流域の村や町に立ち寄りながら、赤道直下のコンゴ川を進みます。宿泊は川岸に上陸してのキャンプ泊、月明りや星空の下での野営となります。

COLUMN アフリカの心臓部を流れる大河・コンゴ川

アフリカ中央部を貫くコンゴ川は、全長約4,700km。アマゾン川に次ぐ世界第2の流域面積をもち、コンゴ民主共和国の国土を横断して大西洋へと注ぎます。豊かな熱帯林の生態系と人間社会の双方に深く関わってきた主要な水系です。旧称「ザイール川」として知られた時代もあり、今もなおアフリカの心臓部を静かに流れ続けています。水源は南東部のカタンガ高原に位置し、そこから北西へと流れ、無数の支流が血管のように合流して広大なコンゴ盆地の熱帯林を潤します。赤道を跨ぐため、地域によって雨季と乾季は異なりますが、水量は一年を通して大きく変わらず、安定した流れを保ちます。川は上流・中流・下流の三つに区分され、それぞれの境界にはかつて探検家を苦しめた滝や急流が存在します。とくに中流部は、現在も物資や人を運ぶ交通の要衝。今回の旅では、この中流域の約1,000km、最も人と物の交流が活発なキサンガニからムバンダカまでを舟でたどります。

密林のジャングルを裂くように流れる大河コンゴ川
人と物資を運ぶ、流通の大動脈でもあります
生活の場でもあり遊び場でもあるコンゴ川
川の両岸には奥深い密林が広がる、終わりのない「緑の壁」
流域の人々の暮らし
立ち寄る村人たちとの出会いと別れ

COLUMN エンジン付きの木造船で大河を下るアドベンチャー・トリップ

6泊7日、コンゴ川下りに使用する舟は、全長約15mほど。ボート用のエンジン2基を積んだ木造船です。船内には炊事場やトイレが備えられ、テーブルや椅子、冷蔵庫、発電機などを搭載しています。食事は船上で料理し、沿岸のマーケットや行き交う漁師から肉や魚を調達し、コンゴ川の恵みを味わいながら、おだやかに流れる大河の航行をお楽しみいただきます。本ツアーでは、熱帯林の変わらない自然の景観と、流域で逞しく生きる人々の暮らしに触れながら、コンゴ盆地のジャングルが持つ雄大さを五感を通して体験します。観光地化されていない“ありのままのアフリカ”を巡る、冒険心を満たす特別な旅です。密林の中を流れる大河を進み、両岸にはどこまでも続く緑の壁、時おり聞こえる鳥や猿の声、文明と自然の境界をゆく冒険行をお楽しみください。

エンジン付き木造船での舟旅
村のマーケットでの食材調達
食材は行き交う小舟から調達することも
川を進む船内でのひととき
川沿いの村や川岸でのキャンプ泊
船内には冷蔵庫や発電機を備えています

出発日と料金

2026年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
08月24日(月) ~
09月06日(日)
14日間1,698,000円
発着地 東京発着 最少催行人員 6名(9名様限定)・添乗員同行
燃油サーチャージ 51,000円(10月16日現在の見込み)
一人部屋追加代金 68,000円 ※テントは1人1張ご用意しております
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
現地合流・離団について 基本的に可能ですが、詳細はお問い合わせください。
  • 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。
  • 相部屋ご希望の場合でもご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は、一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。



ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京 21:20発 空路、東京よりソウル経由でエチオピアのアディスアベバへ。
機中泊
2 アディスアベバ
アディスアベバ
キンシャサ
07:20着
10:00発
12:10着
アディスアベバ着後、航空機を乗り換えてコンゴ民主共和国のキンシャサへ。到着後、市内中心部のホテルへ。
キンシャサ泊
3 キンシャサ
キサンガニ
午前発
午後着
午前の国内線でキサンガニへ。到着後、コンゴ川の浅瀬の急流を利用した独特の漁法で知られるワゲニアマーケットを散策。船旅に備えて買い出しもします。
キサンガニ泊
4 キサンガニ
コンゴ川
午前発
夕方着
キサンガニの港へ。
●コンゴ川下り
専用ボートに乗り換えて5泊6日の舟旅が始まります。
キャンプ地は川岸に停泊し、テントを設営します。
コンゴ川流域:キャンプ泊
5 コンゴ川
ブンバ
コンゴ川
午前発

午後着
●コンゴ川下り
コンゴ川中流の港町ブンバへ。
港には平底船が並び、活気ある物流の中継都市ブンバを散策します。キャンプ地は村の中を予定しています。
コンゴ川流域:キャンプ泊
6 コンゴ川
リサラ
午前発
午後着
●コンゴ川下り
ザイール共和国時代の大統領モブツの故郷リサラへ。
廃墟となったモブツの宮殿を見学します。
コンゴ川流域:キャンプ泊
7 コンゴ川   ●コンゴ川下り
引き続き、大河の川下りが続きます。途中、川沿いの村へ散策や食材調達のために立ち寄りますが、舟の上で過ごす時間が多くなります。時折密林から聞こえてくる鳴き声、行き交う平底船や丸木舟の人々、人も物もすべてを包んで流れるコンゴ川の流れを体感しながらムバンダカを目指します。
コンゴ川流域:キャンプ泊
8 コンゴ川   ●コンゴ川下り
引き続き、ムバンダカを目指します。
コンゴ川流域:キャンプ泊
9

コンゴ川
ムバンダカ

  ●コンゴ川下り
引き続き、ムバンダカを目指します。
ムバンダカ泊
10 ムバンダカ   終日、ムバンダカに滞在。午前中はホテルの部屋でゆっくりお休みください。午後からムバンダカ市内を散策(探検家スタンレーによる赤道碑マーケットなど)します。
ムバンダカ泊
11 ムバンダカ
キンサシャ
午前発
午後着
午前の国内線でキンシャサへ。到着後、時間が許せば、ラフィア布で有名なクバ族の集落を訪ねます。
キンサシャ泊
12 キンサシャ   終日、キンシャサに滞在。前日のフライトが予定通りであれば、市内の観光国立博物館独立記念碑クラフトマーケットなど)中部アフリカ随一のエネルギーに溢れた街です。
キンサシャ泊
13 キンシャサ
アディスアベバ
アディスアベバ
13:25発
19:55着
22:35発
昼の航空機にてアディスアベバへ。着後、航空機を乗り換えて、ソウル経由の便にて帰国の途に就きます。
機中泊
14 東京 20:05着 着後、解散。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝11/昼10/夜11:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エチオピア航空

ご案内とご注意

査証(ビザ)

コンゴ民主共和国(390米ドル)、代行手数料(5,500円)、写真1枚。旅券の残存期間はコンゴ民主共和国入国時6カ月以上、査証欄の余白は2ページ以上必要です。また、査証申請時に黄熱病予防接種証明書が必要です
※コンゴ民主共和国の査証は事前手続きの上、キンシャサにて発給されます。事前手続きに時間がかかりますので、パスポートの写真のページのカラーコピー、写真1枚は1ヶ月半前に必着となります。

気候・服装 乾季のベストシーズンとなります。赤道直下のため、日中は35℃近くまで上がり、日差しも強いです。木造船には屋根が備え付けられており、航行中の直射日光は避けることできますが、日焼け・日除け対策に、つばの広い帽子、サングラス、アームカバーなどをお持ちください。日中の服装は半袖シャツまたは薄手の長袖シャツ1枚程度で過ごせますが、キャンプ泊の朝晩は冷え込むこともありますので、ウインドブレーカーやフリースなどの上着もご準備ください。上陸してからの川沿いは虫も多いので、虫除けは必携です。特に就寝時には必ず長袖・長ズボン着用でお休みになられるようお願いいたします。
利用予定ホテル 下記のホテルリストをご覧ください。
キンシャサ:レオン、プラチナム、ラディソン
キサンガニ:パームビーチ、コンゴパレス
ムバンダカジョゴロ
荷物について 船内の荷物を積み込むスペースに限りがあります。共同装備もあるため、スーツケースではなく布製のかばんでご参加ください。
木造船での舟旅について エンジン付きの木造ボートで6泊7日の舟の旅がメインとなります。舟にはキッチン、トイレが備えられ、テーブル、椅子、冷蔵庫、発電機を積んでいます。船内での食事は同行するコックが料理いたします。日程や移動は現地の状況を見てフレキシブルに対応させていただく冒険行です。観光客がまだほとんど訪れない地域のため現地の設備やサービスが不十分です。舟旅の最中は通信事情も悪く、病院などの施設もありません。添乗員は緊急時に備えて衛星電話を持参いたしますが、辺境への特殊旅行であることをあらかじめご理解いただける方、ほかの参加者と協力・協調できる方のご参加をお待ちしています。
キャンプ泊について

6泊7日の舟旅では、毎日夕方には上陸してキャンプ泊となります。テントは1人1張、マットレスは現地にてご用意いたします。夏用または三季用の寝袋が必要です。お持ちでない方は弊社より有料(8,000円)で貸し出しいたします。テントの設営・撤収は皆様にもご協力をお願いします。
また、キンシャサ以外の地方都市のホテルでは設備自体が簡易的なところが多く、水シャワーのみの場合もあります。

現地国内線について コンゴ民主共和国滞在中に利用する国内線はスケジュールが変わりやすいため、日程変更を余儀なくされることがあります。その場合、観光の順番が入れ替わったり割愛する場所が生じるなど、現地の行程に変更が生じる可能性があります。予めご了承ください。
予防接種について コンゴ民主共和国の査証申請に黄熱病の予防接種の証明書が必要です。また、特にマラリアに対する注意が必要な地域です。予防薬が販売されていますので、詳しくは担当までお問い合わせください。
海外旅行保険について ご参加の方には疾病死亡・治療、救援者費用を含む海外旅行保険へのご加入をお願いしております。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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