ツアーのポイント

ポイント 春のパキスタン北部でユキヒョウを追う特別企画

4月下旬、パキスタン北部の山岳地帯に春が訪れます。標高4,000m付近の斜面は雪解けが始まり、オナガマーモットは冬眠から目覚め、芽吹いた草を求めてヒマラヤアイベックスが集まります。そして、そこにはアイベックスを追うユキヒョウの姿も。上部フンザの村に滞在し、毎日早朝から暗くなるまでクンジュラブ国立公園とKVO保護区を訪れユキヒョウを探します。ユキヒョウ、ヒマラヤアイベックス、オナガマーモット等の他、ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、ヒゲワシ、イヌワシなどの猛禽類、ヒマラヤセッケイ、イワシャコなど山岳高地ならではの野鳥の観察も期待できます。

若いユキヒョウ(3,300m付近)
ヒマラヤアイベックス
アカギツネ
イワシャコ

PROFILE 動物スペシャリスト 秋山知伸 (あきやま・とものぶ)

1973年生まれ。1996年、国際基督教大学教養学部理学科を卒業し、2001年に京都大学院博士課程単位取得退学。生態学を学ぶ。卒業後はフリーランスとして各種の野生生物調査に携わる。2012年から2年間、ウガンダのアヤゴ水力事業の環境影響評書作成のためJICAの専門家として派遣される。その他に、野生動物写真家、ASAHI WEEKLYのフォトジャーナリスト、国内外の自然を案内するツアーガイドも行う。
■著書:「ネコ科大型肉食獣の教科書」「BIG CATS」「世界で一番美しい野生ネコ図鑑」ほか
>秋山知伸さんによるフォトブログ「Wildlife Photo Journal」はこちら


秋山知伸さんからのメッセージ

ユキヒョウは幻とも言われた観察するのが難しい動物で、最も美しい動物と言われることもあります。今回はそのユキヒョウをパキスタンのクンジュラブ国立公園で狙います。パキスタンと中国の国境となるクンジュラブ峠は標高約4,700m、国立公園入り口から峠まで42kmの距離をカラコルムハイウエイが通り抜け、そのほとんどはユキヒョウの生息圏となっています。

ユキヒョウ探しといえば繁殖期の2~3月の最も寒い時期に探す事が多く、この繁殖期だけはユキヒョウが鳴くので見つけるための大きな手がかりになるためです。しかし、今回は4月末から5月初めという普段とは異なる季節に設定しました。この時期は芽吹きの時期となり、ユキヒョウの餌となるアイベックスが谷筋に生えたヤナギの新芽を食べに降りてくるので、それを狙ってユキヒョウも降りてきます。そのため、谷筋を抜けるカラコルムハイウエイから観察できるチャンスとなるのです。しかも車道は狭い切り立った谷であるため近くで観察できる可能性もでてきます。長い区間を車で探索できるカラコルムハイウエイがあるからこそできる観察方法なのです。もちろんそんなに簡単に見られる動物ではありませんので、観察できない可能性もありますが、だからこそ見られたときの感動はより大きいです。上部フンザに杏(あんず)が咲く美しい季節に、美しい野生動物を探しにパキスタンへ行きませんか。

出発日と料金

2022年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
04月22日(金) ~
05月07日(土)
16日間 828,000円
発着地 東京・大阪発着 最少催行人員 2名(4名様限定)・秋山知伸さん同行
燃油サーチャージ 28,000円(2月10日現在)
一人部屋追加代金 63,000円
国際線のビジネスクラス 追加代金等の詳細はお問い合わせください。
  • 海外での空港税諸税は旅行代金に含まれています。
  • 相部屋ご希望の場合でも、ご出発時点で相部屋の方がいらっしゃらない場合は御一人部屋追加代金が必要となります。予めご了承ください。
  • 少人数限定コースのため再利用割引・特別割引はありません。
  • 燃油サーチャージ額は、原油価格の変動により変更することがあります。

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 東京
大阪
22:30発
23:45発
空路、東京・大阪よりアラブ首長国連邦のドバイへ。 
※添乗員は東京より同行し、大阪よりのお客様とはドバイで合流します。
機中泊
2 ドバイ
ドバイ
ドバイ
カラチ
カラチ
イスラマバード
04:50着
05:15着
07:50発
10:55着
午後発
午後着
ドバイ着後、航空機を乗り換えてパキスタンのカラチへ。国内線にてイスラマバードへ。 着後、ホテルへ。
イスラマバード:ルーミー泊
3 ラホール
チラス

07:00発
21:00着

一路、高速道路でターコットへ。カラコルムハイウェイに入り、インダス川沿いにチラスへ。
※インダス川のダム建設の工事が行われており時間がかかります。  
チラス:シャングリラ・インダスビュー泊
4 チラス
カイバル
11:00発
18:00着
朝、インダス川沿いの河原を歩き、狩人や野生動物(ユキヒョウも描かれています)、仏教のモチーフを描いた岩刻画を探します。数年後にはダムの底に沈んでしまう、貴重な岩刻画です。その後、カラコルムハイウェイを北上し、カイバル村へ。途中、杏の花咲く村を訪問します。
カイバル:ヒルガーゲストハウス泊
5
6
7
8
9
10
11
12
5~12 カイバル
(クンジュラブ国立公園)
08:00発
12:00着
8日間、カイバル村をベースとしてユキヒョウを探しにクンジュラブ国立公園KVO保護区を訪問します。
直前の天候・積雪状況、目撃情報などを考慮し、最終的な日程を決めます。 基本的に、夜明け前から日暮れまでを公園内で過ごし、昼間は休憩します。

観察の可能性がある動物:ユキヒョウ、ヒマラヤアイベックス、チベットオオカミ、アカギツネ、オナガマーモット、ナキウサギ、ウサギ
観察の可能性がある野鳥:
ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、ヒゲワシ、イヌワシ、ワタリガラス、ベニハシガラス、キバシガラス、イワシャコ、ヒマラヤセッケイ、カササギ、ベニビタイセリン、シロガシラジョウビタキ、カベバシリ、アカマシコ、モウコナキマシコなど。


※宿泊はカイバル村のヒルガーゲストハウスに9連泊です。

カイバル:ヒルガーゲストハウス泊
13 カイバル
チラス
09:00発
17:00着
一路、カラコルムハイウェイをチラスまで南下します。
チラス:シャングリラ・インダスビュー泊
14 チラス
イスラマバード
05:00発
16:00着
チラスよりカラコルムハイウェイを南下しターコットへ。ターコットより高速道路でイスラマバードへ。着後、日本帰国用のPCR検査を受けます。
イスラマバード:ルーミー泊
15 イスラマバード
カラチ
カラチ
ドバイ
午後発
夕方着
22:30発
23:45着
午前中、PCR検査の結果を受領します。午後の航空機にてカラチへ。 空路、ドバイへ。 
機中泊
16 ドバイ
東京
ドバイ
大阪
02:40発
17:35着
03:00発
17:15着
航空機を乗り換え帰国の途につきます。
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝13/昼13/夜12:機内食は除く
  • 利用予定航空会社:エミレーツ航空

ご案内とご注意

査証(ビザ) パキスタン(950円)、代行手数料(4,400円)、写真1枚。旅券の残存有効期間は入国時に6ヶ月以上必要です。
パキスタンへの入国に際して ワクチン接種証明書が必要です。入国にはパキスタン政府指定アプリ「Pass Track」への登録が必要です。
パキスタンからの出国に際して 出発前にイスラマバードでPCR検査を受検していただきます。検査代(約5,000円 ※2021年11月現在)は、現地でクレジットカードまたはパキスタンルピーでお支払いください。
日本の出入国条件に関して 日本の出入国条件に関しては「海外渡航に必要な手続きと出入国の流れ」をご覧ください。
気候・服装 イスラマバード付近では気温が上がり、長袖/半袖シャツ一枚で過ごせます。北部地域の標高4,000mを越える場所では、一番寒い場合マイナス5℃程度を想定してください。暖かい下着・防寒着や靴、帽子、カイロなどをご用意ください。観察のため長時間外に滞在することもあります。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
日程について 天候や現地での観察状態を考慮し、現地にて日程の入れ替えも含めフレキシブルな内容であることをご理解ください。ユキヒョウについては観察のベストシーズンに設定していますが、いずれの野生動物の観察を保証したものではありません。予めご理解ください。
専用車について 全行程をヴァンと必要に応じて四輪駆動車を手配いたします。現地でレンジャーや案内人が乗り込む場合には詰めて乗っていただくこともあります。
宿泊施設について 滞在する全てのホテル/ゲストハウスはトイレ・シャワーが部屋にありますが、カイバル村の宿では水道管が凍るため、水・お湯はタンクで支給されます。ブランケット類は十分に用意されていますが、気になる方はご自身の寝袋をお持ちください。アメニティ類はありません。イスラマバードも含め、停電はいつでも起こりますので常に懐中電灯もお持ちください。
食事について パキスタン料理・パキスタン風中華料理が中心となります。肉と野菜の煮込みとチャパティ・ごはんが中心です。お昼は野外で、サラダやごはん、チャパティ、スープなどを準備いたします。
通信について パキスタンでは国内で販売されている携帯以外、SIMが作動しないようにブロックされています(日本のSIMフリーの携帯は使えません)のでご注意ください。チラス、カイバル村ともwifiはありますが、大変弱いのが現状です。緊急時にはガイドの携帯をご利用ください。緊急時のために衛星電話・トランシーバーを携行いたします。
高山病について 最高宿泊高度は3,000mですが、観察のための到達高度は4,600m位になる場合があります。深い呼吸を心がけるなどご注意ください。高所順応は慎重に行い、水分補給・深い呼吸を心掛けてください。高山病対策として、添乗員がパルスオキシメーター(血中酸素飽和度測定装置)を持参します。
旅行条件について 取引条件はこちらの 海外旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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