ツアーのポイント
ポイント 西遊旅行のお客様限定で貸切「たたら製鉄」体験
2日間にわたり施設を貸し切り、たたらの「炉づくり」などの準備作業から、できあがった鉄の塊(鉧)を炉から取り出す「鉧出し」まで実際の作業を体験していただきます。
ポイント 刀匠による日本刀鍛錬を間近で見学
奥出雲在住の刀匠による日本刀鍛錬の工程を実際に目の前で、熱さを感じながらご覧いただきます。こちらも西遊旅行のお客様限定での貸切見学を手配いたします。
ポイント 専門ガイドと巡る奥出雲のたたらゆかりの地
奥出雲に残るたたらにつながりの深い地や各地博物館などをたたら製鉄に精通した専門ガイドとともに巡ります。
ポイント 出雲湯村温泉にゆったり3連泊
出雲湯村温泉は出雲國風土記にも「漆仁の湯」と記された千三百年の歴史を持つ薬湯です。作業の後は、さらりとした、くせの無い良質の温泉でゆっくりとお過ごしください。 2019年11月にリニューアルしたばかりのリゾート風温泉宿・清嵐荘に3連泊します。
COLUMN 奥出雲で連綿と受け継がれる「たたら製鉄」
「たたら製鉄」とは、日本において古来から行われてきた製鉄技術で、江戸時代に技術的に完成した日本独特の製鉄法であり、得られた鉄の中で特に品質の良いものは玉鋼(たまはがね)と呼ばれます。科学技術が発達した今なお、「たたら製鉄」でしか玉鋼を作ることはできないといいます。現代の技術をしのぐ伝統技法で生み出された世界で最も純粋な鋼とも言われるこの玉鋼を原料として鍛造された日本刀は切れ味が非常に素晴らしく、そのうえ折れず、曲がらず、錆びにくいという特長を兼ね備えます。
当ツアーでは世界で唯一、古来からのたたら製鉄が受け継がれている島根県の奥出雲地方で、実際にたたら製鉄の作業を体験していただきます。
現在も全国の刀匠に玉鋼を頒布するためにたたら製鉄を行う「日刀保たたら」では3昼夜にわたり、12トンの木炭と10トンの砂鉄を投入し続ける不眠不休の操業が行われますが、当ツアーでは1日のみで操業が可能な簡易的なたたら(小だたら)製鉄を体験します。
また、ご参加記念品として、できあがった鉄の塊(鉧)を小割りしてお配りいたします。
作業内容
*土づくり(1日目):真砂土と粘土を良く練り合わせ、築炉に必要な土を拵える。
*炉づくり(1日目):土と耐火煉瓦を積み上げる築炉作業。
*炭切り(1日目):鉈を使って6俵~7俵の松炭を約1寸(3cm)の大きさに切りそろえる。
*火入れ(1日目):炉が完成したら乾燥させるため一晩燃焼させる。
*木炭と砂鉄の投入(2日目):炭と砂鉄を交互に投入し、その還元反応により鉄を生成する。
*ノロ出し(2日目):ノロ(不純物)を炉下部から外に出す作業。
*鉧出し(2日目):できあがった鉄の塊(鉧)を炉から取り出し、水中急冷する作業。
作業時の服装
*肌の出ない動きやすく汚れても良い服装と頭を覆うタオル・手ぬぐい・帽子などをご準備ください。
*靴は安全靴を推奨しますが、お持ちでない場合は、万が一火の粉が飛んでも穴の開かない素材で汚れても良いものをご用意ください。
*軍手・革手袋・ゴーグルはこちらでご用意いたします。
COLUMN 観光も充実 奥出雲地方に残るたたらゆかりの地をくまなく訪問
菅谷たたら山内
たたら製鉄に従事していた人達の職場や、住んでいた地区を総称して「山内」と呼ばれます。菅谷たたら山内には全国で唯一、高殿様式のたたら炉が現存します。
鉄の歴史博物館
たたら製鉄の歴史や技術・人々が使っていた道具などが展示されています。
田部家の土蔵群と吉田の町並み
かつて松江藩鉄師頭取を務めた田部家の企業城下町として栄え、今も土蔵群が残る吉田の町並みを散策します。
絲原記念館・絲原家庭園
たたら製鉄師であった絲原家の歴史を紹介する絲原記念館。たたらの原料の砂鉄を採取した跡地に築庭された出雲流庭園は平成30年に国の名勝に指定されました。
奥出雲の棚田景観
たたら製鉄に使う大量の砂鉄採取のために大規模に山々を切り崩した跡地を再生利用した広大な棚田。生産される仁多米は東の横綱である魚沼産米と並び「西の横綱」と称されるブランド米として高く評価されています。
金屋子神社
全国に1200社を数える「たたらの守護神」を祀る金屋子神社の総本山。製鉄や鍛治など鉄に関わる人々の信仰を集めます。
金屋子神話民俗館
偉大な神「金屋子さん」をテーマに、たたら師の伝承、たたらにまつわる民話などを紹介しています。
出発日と料金
2021年 出発日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
---|---|---|---|
11月24日(水) ~ 11月27日(土) |
4日間 | 158,000円 |
発着地 | 現地発着(JR松江駅又は出雲空港集合・解散) | 最少催行人員 | 6名(12名様限定) <添乗員同行> |
---|---|---|---|
一人部屋追加代金 | 10,000円 |
- 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
- 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問等はお気軽に担当までお問い合わせください。
- 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
<東京、大阪からの参考アクセス>
【東京方面】
往路: JAL279 羽田/出雲 10:00/11:20
復路: JAL284 出雲/羽田 16:10/17:40
【大阪方面】
往路:新幹線さくら547号 新大阪/岡山 08:04/08:53 → やくも5号 岡山/松江 09:05/11:41
復路:やくも22号 松江/岡山 15:01/17:39 → 新幹線さくら562号 岡山/新大阪 17:53/18:38
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
---|---|---|---|
1 | 松江駅 出雲空港 たたら体験施設 出雲湯村温泉 |
12:30発 13:15発 17:15着 |
松江駅に12:30または出雲空港に13:15集合。専用車にて雲南市のたたら体験施設へ向かいます。到着後、ミーティングと作業手順説明ののち、たたら製鉄準備作業に取り掛かります。 ●たたら製鉄準備作業 *土づくり:真砂土と粘土を良く練り合わせ、築炉に必要な土を拵える。 *炉づくり:土と耐火煉瓦を積み上げる築炉作業。 *炭切り:鉈を使って6俵~7俵の松炭を約1寸(3cm)の大きさに切りそろえる。 *火入れ:炉が完成したら乾燥させるため一晩燃焼させる。 その後、専用車にて出雲湯村温泉へ。 出雲湯村温泉:国民宿舎 清嵐荘泊 |食事:朝× 昼× 夜○ |
2 | 出雲湯村温泉 たたら体験施設 出雲湯村温泉 |
08:45発 17:15着 |
たたら体験施設にてミーティングののち、約8時間のたたら操業を開始します。 ●たたら操業体験 *木炭と砂鉄の投入:炭と砂鉄を交互に投入し、その還元反応により鉄を生成する。 *ノロ出し:ノロ(不純物)を炉下部から外に出す作業。 *鉧出し:できあがった鉄の塊(鉧)を炉から取り出し、水中急冷する作業。 出雲湯村温泉:国民宿舎 清嵐荘泊 |食事:朝○ 昼○ 夜○ |
3 | 出雲湯村温泉 (雲南市) (奥出雲町) (安来市) 出雲湯村温泉 |
08:30発 17:00着 |
古くよりたたらとつながりの深い場所や博物館などをたたらガイドとともに巡ります。全国で唯一高殿様式のたたら炉が現存する菅谷たたら山内、たたら製鉄の歴史や技術・人々が使っていた道具などを展示する鉄の歴史博物館、土蔵群が今も残る吉田の町並み、かつて製鉄師であった絲原家の記念館と庭園、大量の砂鉄採取の後に残った広大な跡地を再生利用した棚田、たたらの神様を祀る金屋子神社総本山と金屋子神話民俗館など、奥出雲地方に残るたたらゆかりの地をくまなく訪問します。
出雲湯村温泉:国民宿舎 清嵐荘泊 |食事:朝○ 昼× 夜○ |
4 | 出雲湯村温泉 奥出雲たたらと刀剣館 出雲空港 松江駅 |
09:30発 14:00着 15:00着 |
奥出雲たたらと刀剣館にて館内ガイドとともに実物大のたたら炉断面模型や吹子の実物模型、日本刀の展示などを見学します。その後、奥出雲在住の刀匠自らによる日本刀鍛錬の工程をご覧いただきます。昼食後、出雲空港に14:00、または松江駅に15:00解散予定。
食事:朝○ 昼× 夜× |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝3/昼1/夜3
ご案内とご注意
気候・服装 | 11月の日中最高気温は14℃前後、朝晩の最低気温は8℃程度となります。天候によっても気温が大きく変わりますので、防寒着をお持ちください。雨が降る事もありますので雨具もご持参ください。 | |
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利用予定ホテル | 日程をご覧ください。 | |
食事について | 2日目以外の昼食は含まれておりません。現地のレストランなどで召し上がっていただきます。各自、実費をお支払いください。 | |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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