企画者の声

ポイント同行ガイド 簗川堅治さんからのメッセージ

日本では迷鳥でも国内で唯一、石垣島で繁殖している大型のクイナがツルクイナです。観察難易度は高いのですが、繁殖期で活発に活動するため、見られるチャンスは他の時期よりも大いにあるでしょう。オリイヤマガラは、日本鳥類目録ではヤマガラの一亜種扱いでも、世界的には別種扱いで、今後日本でも別種になることでしょう。観察難易度の高さと別種になる可能性があるこの2種は、ライフリスト(生涯で何種類の野鳥を観察したか)を増やすにはうってつけの鳥です。時間をかけて挑戦する価値は大いにあります。

カタグロトビはすっかり石垣島の住民になったようですが、国内で繁殖しているのは石垣島だけですので、ぜひとも観察したいところです。夏鳥として飛来するアジサシ類も忘れてはいけません。ベニアジサシ、エリグロアジサシ、そしてオオアジサシといった南西諸島ならではのアジサシ類は南の海にぴったりです。もちろん、カンムリワシ、ムラサキサギといった鳥も見どころです。さらに(リュウキュウ)キビタキ、(イシガキ)シジュウカラなど本土とは違う亜種も魅力的です。そんな石垣島の繁殖期の鳥を観察します。

ご希望の方は、ひと晩のみ夜の観察にもご案内。リュウキュウコノハズクなどを観察することもできます。観察が中心ですが、もちろん撮影も可能です。

PROFILE 同行ガイド 簗川 堅治(やながわ・けんじ)

1967年生まれ。山形県在住。日本野鳥の会山形県前支部長。「何しったのやぁ?こだい寒いどごで(何してるんですか?こんなに寒い所で)」「鳥ば見っだのよぉ(バードウォッチングです)」「こだい寒いどぎ、ほだなどさ、鳥あて、いだんだがしたぁ?(こんなに寒い時にそんな所に鳥がいるんですか?)」私の地元では、こんな会話が日常茶飯事です。鳥はいつでもどこでも楽しめます!見て、聞いて、撮って楽しんでもらうのはもちろん、ほっこりとした温かい時間を過ごしてもらえるように山形弁でがんばります。おらいの(私の)島、飛島さもきてけらっしゃい(飛島にもきてください)!

COLUMN初夏の石垣島で出現が期待される野鳥

ツルクイナ、(オリイ)ヤマガラ、カタグロトビ、カンムリワシ、オオアジサシ、ベニアジサシ、エリグロアジサシ、ムラサキサギ、リュウキュウコノハズク、リュウキュウヨシゴイ、シロハラクイナ、ズアカアオバト、キンバト、(リュウキュウ)アカショウビン、リュウキュウツバメ、(イシガキ)ヒヨドリ、シロガシラ、(イシガキ)シジュウカラ、(オサ)ハシブトガラス、(リュウキュウ)キビタキなど。
※( )かっこは、亜種名を示します。

ツルクイナ

クイナの仲間では大型で、オスは黒い体、そして赤い額板が特徴です。繁殖期には「カポン、カポン、カポン…」と鳴きます。警戒心が強く、なかなかじっくりと見る機会は少ないものの、繁殖期のこの時期なら期待できます!

オリイヤマガラ

近年は分類を細分化する傾向があり、複数あるヤマガラの亜種も世界的には一部が独立種とされています。亜種オリイヤマガラもそのひとつです。次期、日本鳥類目録では独立種にされるかもしれませんので、今のうちに見ておけば、ちょっとお得?


カタグロトビ

翼の一部が黒いため、この名がつけられました。南方系の鳥で、迷鳥として記録がありましたが、数年前から石垣島で繁殖するようになりました。透き通るような薄い灰色、赤い目も印象的です。

エリグロアジサシ

夏の海にはアジサシがよく似合います。中でもエリグロアジサシはとても涼しげに見えます。「ギュィー」など濁った声で海辺を飛び回る姿が見られることでしょう。


リュウキュウアカショウビン
リュウキュウコノハズク
ズグロミゾゴイ
ムラサキサギ
ベニアジサシ
オオアジサシ
カンムリワシ

出発日と料金

2021年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
06月04日(金)~06月06日(日)簗川堅治さん同行 3日間 128,000円
発着地 現地発着
(石垣空港集合・解散)
最少催行人員 5名(6名様限定)・簗川堅治さん同行
一人部屋追加代金 5,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
    [東京・大阪からの参考アクセス] ※航空券手配をご希望の方はご相談ください。
    【東京方面】
    往路:ANA089 羽田 06:10発 - 石垣 09:10着
       又は JTA071 羽田 06:50発 - 石垣 09:55着
    復路:ANA092 石垣 15:30発 - 羽田 18:25着

    【大阪方面】
    往路:ANA1747 関西 09:00発 - 石垣 11:35着
    復路:ANA1770 石垣 14:05発 - 那覇 15:10着
       ANA770  那覇 16:55発 - 伊丹 18:55着

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1

石垣空港
石垣島

11:45発

11時45分に石垣空港集合。専用車にて島内の各ポイントでバードウォッチングオリイヤマガラや観察難易度の高いツルクイナの観察に挑戦します。その他にも八重山の野鳥を観察します。夕食後、夜の観察にでかけます。リュウキュウコノハズクヤエヤマオオコウモリの観察が期待できます。
※夜の観察は1日目か2日目のどちらかに実施します。但し、悪天候の場合は中止することがあります。

石垣島:ルートイングランディア石垣泊
|食事:朝× 昼× 夜×
2

石垣島

早朝よりバードウォッチングへ。朝食後、専用車にて島内の各ポイントを巡りバードウォッチング。引き続きツルクイナオリイヤマガラのポイントを中心に巡ります。その他、カタグロトビベニアジサシエリグロアジサシカンムリワシなど南西諸島ならではの野鳥も観察します。

石垣島:ルートイングランディア石垣泊
|食事:朝○ 昼× 夜×
3

石垣島
石垣空港


13:00着

早朝よりバードウォッチングへ。朝食後、専用車にて引き続き島内でのバードウォッチング。13時頃、石垣空港にて解散。

食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝2/昼0/夜0

ご案内とご注意

気候・服装 夏服でお過ごしいただけます。建物内の冷房対策に軽い上着もご準備下さい。また、降雨に備えて折畳み傘と上下セパレート式の雨具もお持ち下さい。靴は防水性のハイキングシューズが最適です。1日目又は2日目にご希望の方を夜の観察にもご案内しますので、ヘッドライトや懐中電灯もご準備下さい。尚、石垣島はハブ等の毒をもつヘビも生息している島です。視界の悪い夜間の観察用に長靴のご準備をお願いします。
利用予定ホテル

日程をご覧ください。

野鳥撮影について 天候や鳥の観察状況により柔軟に観光内容を変更することがあります。日程表に記載の野鳥は野生ですので、必ずしも観察できるとは限りません。
島内の移動について 石垣島島内ではヴァンを利用します。夜の観察時は小型車に分乗となる場合があります。
食事について ツアー中の昼食・夕食は含まれておりません。昼食はコンビニエンスストアでお買い求めいただいたり、道中の食堂などで召し上がっていただきます。夕食は近隣のレストランなどで召し上がっていただけます。それぞれ現地で実費をお支払いください。
その他のご注意 当コースは添乗員が同行しないコースのため、旅の記録のサービスはございませんが、同行ガイド作成の「観察した野鳥リスト」を送付いたします。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

メールでのお申し込み・お問い合わせ 予約希望・お問い合わせ
旅行企画・実施 株式会社 西遊旅行
観光庁長官登録旅行業第一種607号 
日本旅行業協会正会員
東京都千代田区神田神保町2-2 共同ビル神保町3階
お電話でのお申し込み・お問い合わせ
0120-811-391 [ 営業時間:月~金10:00~18:30 ]
携帯電話・公衆電話の方はこちら
  • 東京

    03-3237-1391
  • 大阪

    06-6367-1391

営業時間外に受信したメール・FAX・郵送など
でのご連絡は、翌営業日扱いとなります。