ツアーのポイント
ポイント 日本のテキスタイル紀行シリーズ第6弾!
沖縄、九州、四国・広島、東北に続き、新潟・北陸のテキスタイルです。 新潟では「越後上布」「塩沢紬」など雪国ならではのテキスタイルの見学。北陸では加賀百万石を反映する優美な「加賀友禅」「加賀縫」の見学、「玉繭」から作られる希少な「城端絹」「牛首紬」の見学と充実した内容です。
ポイント 世界遺産・五箇山相倉集落の合掌造りの宿に宿泊
世界遺産に登録されている五箇山は今でも伝統を守り人々の生活が営まれていることで知られています。宿泊するからこそ見られる観光客の少ない美しい日本の原風景をお楽しみください。
COLUMN 雪から産まれた芸術品「越後上布」と「塩沢織物」
■越後上布
正倉院に「宝物」として今も保存されている1200年以上前から塩沢地方で生産されていた最高級の麻織物。江戸時代、鈴木牧之の著した「北越雪譜」の中に、雪国の生活と共に越後上布の生産のありさまが詳細に記載されています。また、布をより白く輝かせる「雪晒し」をすることでも知られており、何枚もの布が白い雪の上を遊ぶその光景は、まさに「雪から産まれた芸術品」です。
■その他の塩沢織物たち
江戸時代、越後上布の技術を絹織物に応用し「本塩沢」が創られました。本塩沢は、経糸・緯糸ともに生糸を、さらに緯糸には強撚糸を用いた上質な絹の「シボ織物」です。その後、真綿糸を使用した「塩沢紬」が創られました。手括り・手摺り込みによる極細の十字絣・亀甲絣等の絣模様は独特の上品さがあり、日本三大紬に数えられる紬の最高級品として知られています。さらに、明治時代にはこれらの絹織物を夏物として改良し、清涼感のある「夏塩沢」が誕生しました。
塩沢つむぎ記念館COLUMN 北陸の手仕事をめぐる
■牛首紬(うしくびつむぎ)
牛首紬とは、石川県の白山の麓で800年以上の昔から伝承されている紬で伝承によれば、平治の乱(1159年)で敗れ、 牛首に流れてきた源氏の落人、大畠某の妻女が機織の技を伝授したのがその始まりとされています。玉繭から手挽きした玉糸をよこ糸に使用しており、釘を抜けるほど丈夫なことから釘抜紬(くぎぬきつむぎ)とも呼ばれています。
牛首紬■越中和紙
奈良時代に書かれた「正倉院文書」等の古文書にも記されている古い歴史をもつ和紙です。 越中和紙の特徴は、産地ごとに少しずつ用途が異なっており、ツアーで体験する五箇山和紙は障子紙、絵画や版画用の紙、文化財補修用紙などが製造の中心となっています。どの産地の越中和紙も生活の中で重宝されてきたものであり、丈夫さが魅力です。
五箇山和紙■城端絹(じょうはなきぬ)
戦国時代末期に神のお告げから生まれたと伝えられており、江戸時代には「加賀絹」として京都や江戸へと運ばれていました。城端絹の中でも「しけ絹」は五箇山地域の生糸をタテ糸に、砺波郡南部地方の玉糸をヨコ糸に使用した希少な繭で創られた唯一無二の織物です。
■加賀縫(かがぬい)
室町時代の初期、加賀地方への仏教の布教とともに主に仏具の装飾として京都から伝えられた手刺繍の技法です。当初から極めて尊いものとして制作され用いられてきました。
■加賀友禅
加賀友禅の歴史は、今からおよそ500年前、加賀の国独特の染め技法であった無地染の「梅染」にさかのぼります。友禅という言葉は「糊で防染した、きもの模様の技法」の意味であり、その技法の創始者である宮崎友禅斎の名前が由来とされています。京友禅も加賀友禅も宮崎友禅斎が基礎を作りましたが、時代の流れとともにそれぞれの特徴が生まれました。加賀百万石の武家風の落ち着きを反映し、自然美を描き出す技法が特徴的で、外を濃く中心を淡く染める「外ぼかし」や「虫喰い」の技法も使われます。
加賀友禅・彩色作業
■能登上布(のとじょうふ)
崇神天皇の皇女が滞在した際に野生の真麻で糸を作り、地元の婦女子に機織りを教えたことが能登上布の起源と言われており、神代の時代より伝わる伝統の本麻手織上布です。「蝉の羽」とも形容される、薄くて軽い盛夏の着物生地となり、麻の持つシャリ感とひんやりとした風合い、丈夫さが特徴です。
HOTEL 大正ロマン香るホテル山楽に宿泊
金沢では市内中心部にあるホテル山楽に宿泊します。館内は金・銀・銅を用いた箔のアートや、美しいステンドグラス、半世紀以上前の加賀友禅の反物を用いた「友禅浪漫絵図」などで彩られ、また金沢市内には珍しい天然温泉もあり、優雅で上質な金沢での滞在をお楽しみいただけます。またご希望の方は無料で早朝兼六園を散策することができます。(徒歩5分)
出発日と料金
2021年 出発日~帰着日 |
日数 | 旅行代金 | 催行状況 |
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08月27日(金) ~ 08月30日(月) |
4日間 | 168,000円 | |
10月29日(金) ~ 11月01日(月)五箇山・紅葉の季節 |
4日間 | 168,000円 |
発着地 | 現地発着(JR越後湯沢駅集合/JR金沢駅解散) | 最少催行人員 | 5名(7名様限定)・添乗員同行 |
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一人部屋追加代金 | 13,000円(五箇山除く) |
- 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
- 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問等はお気軽に担当までお問い合わせください。
- 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。
[東京からの参考アクセス]
【往路】新幹線「とき307号」東京08:24→越後湯沢09:44
【復路】新幹線「はくたか566号」金沢13:56→東京16:52
[大阪からの参考アクセス]
【往路】新幹線で新潟からは1時間、東京からは1時間半で行けますが、前泊が必要となります。
【復路】「サンダーバード24号」金沢13:20→東京
ツアー日程表
地名 | 時刻 | スケジュール | |
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1 | 越後湯沢 南魚沼 小千谷 上越 |
10:00集合 18:30着 |
10:00頃、JR越後湯沢駅集合。 上越:ホテルルートイン上越泊|食事:朝× 昼× 夜○ |
2 | 上越 砺波 城端 五箇山(相倉) |
09:00発 13:00着 |
専用車にて、世界遺産・五箇山(相倉集落)へ。道中、伝統の錫製品から現代へと革新した能作の工場を見学。また、城端にて城端絹(じょうはなきぬ)の製作工程を見学します。五箇山到着後、越中和紙の工房にて和紙の制作を体験します。また現地ガイドとともに日本の原風景である集落を散策します。五箇山では、合掌造りの宿での滞在をお楽しみください。 五箇山(相倉集落)泊|食事:朝○ 昼× 夜○ |
3 | 五箇山 |
09:00発 18:00着 |
専用車にて、石川県白山市へ。釘抜紬(くぎぬきつむぎ)の別名を持つ牛首紬(うしくびつむぎ)の工房を見学します。その後、金沢へ。約100年の歴史を持つ、繊細かつ色鮮やかな刺繍加賀繍(かがぬい)の工房を訪問し、体験をお楽しみいただきます。また、加賀友禅会館にて精緻で洗練された美しさで知られる加賀友禅の見学と体験をお楽しみいただきます。 金沢:ホテル山楽泊|食事:朝○ 昼× 夜○ |
4 | 金沢 |
09:00発 13:00着 |
専用車にて、羽咋(はくい)市へ。崇神天皇の時代に起源があるとされる能登上布(のとじょうふ)の工房を見学します。その後、金沢駅へ。着後、JR金沢駅にて解散。 食事:朝○ 昼× 夜× |
- 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
- 食事回数:朝3/昼0/夜3
ご案内とご注意
気候・服装 | 8月下旬の日中の気温は30℃前後で夏服になります。9月、10月は合服で過ごせますが、天気の悪い日や朝晩の冷え込みに備えて、上着などの防寒着もご用意ください。また雨具もご用意ください。 |
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利用予定ホテル | 日程及び下記をご覧ください。 五箇山(相倉集落):与茂四郎、五ヨ門 |
宿泊について | 2日目の五箇山・相倉集落では徒歩圏内の宿に分宿となります。 |
工房・工場について | 見学することのできる布や作業は、製作状況によって掲載の写真と異なる場合があります。各地での見学、体験は今後の状況によっては一部制限されることもあります。 |
食事について | ツアー中の昼食は含まれておりません。現地のレストランなどで召し上がっていただきます。 各自、実費をお支払いください。 |
移動について | 移動はジャンボタクシーまたはマイクロバスを利用します。荷物は中型サイズ程度のスーツケースでご参加ください。 |
旅行条件について | 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。 |
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世界遺産
白川郷・五箇山の合掌造り集落