ツアーのポイント

ポイント テキスタイル紀行シリーズ第7弾

近畿地方のテキスタイルをはじめとする手仕事や伝統工芸を見て回ります。近畿テキスタイル紀行「その1」として、滋賀・京都・兵庫へ。滋賀の近江上布、京都では西陣織、京鹿の子絞り、丹後ちりめん、藤布、兵庫では丹波布の工房へ。見学だけでなく、体験も織り交ぜながらご案内します。

ポイント 日本三景の一つ「天橋立」も展望

兵庫・丹波から、京丹後への道中では、日本三景の一つ「天橋立」の展望地にも立ち寄ります。


ポイント 「近畿テキスタイル紀行第2弾 ~大阪・奈良・三重編~」へ連続参加が可能

近畿テキスタイル紀行は、本コース「滋賀・京都・兵庫編」と、「大阪・奈良・三重編」の2コース設定。ご希望の方は、2コース連続でご参加いただけます。詳しくはお問い合わせください。

COLUMN 麻織物の最高級品「近江上布」

滋賀県湖東、愛知郡(えちぐん)周辺で織られている「近江上布」。湿潤な気候と豊富な湧水の恵みという近江・湖東地域の自然環境が麻織物の発展を支えてきました。苧麻や手績みの大麻の糸で織られ、上品な絣模様が特徴です。染色方法は、「櫛押し捺染」「型紙捺染」という技法を用いており、織りまで全てを手作業で行い、麻織物の最高級品として知られています。

織り場
地機で織る

COLUMN 京都の手仕事

染織品だけでなく、象嵌や漆器、焼物、竹細工など様々なものが伝統工芸に指定されています。ツアーでは、そのほんの一部ではありますが、厳選した手仕事をご紹介いたします。

■西陣織

言わずと知れた京都の高級絹織物で、西陣の織屋が製造する先染の紋織物を西陣織と言います。一口に西陣織と言っても、細い真絹で織った「紬」、一般的に「お召し」と呼ばれるちりめん状の本しぼ織り、表裏で異なる色柄が表現できる風通などがあり、国に指定されているだけでも12種類あります。西陣織は、能衣装、打掛、几帳、帯、きもの、金襴など伝統的で高級精緻、絢爛豪華な手織技術の結晶と言えます。

豪華絢爛な西陣織
■京鹿の子絞り

インドが発祥と言われる絞り染めの技術。7世紀には日本に伝わっていたと言われており、日本書紀の記録が最古です。10世紀には宮廷衣装に用いられるようになりました。染め上がった模様が子鹿の斑点を連想させるため、「鹿の子絞」と呼ばれるようになりました。代表的な技法は「疋田絞」や「一目絞」などで、全部で50種類以上にのぼります。手仕事ならではの潤いと暖かさが京鹿の子絞りの特徴です。

京鹿の子絞り

■京友禅

古くから伝わる染色技法を、17世紀後半に扇絵師・宮崎友禅斎が集大成したことからこの名がつきました。三大友禅(京友禅、加賀友禅、東京友禅)の中でも最も古く、金銀箔や刺繍が施され最も豪華絢爛と言えます。現在は、高度な技法を受け継ぐ手描友禅と明治初期に創案された型友禅があります。

京友禅
挿し友禅
■丹後ちりめん

丹後地方は大和文化と出雲文化の交流地点で早くから独自の文化が開けていました。独特のシボがあり、絹の風合いと感触を持つ丹後ちりめんはこの地で生まれました。京都西陣織の機屋に奉公していた絹屋佐平治が、今日の丹後ちりめんの礎を築きました。

細かなシボがある丹後ちりめん
丹後ちりめんの織工場

■藤布(ふじふ)

山に自生する藤蔓の皮をはいで糸を作り織る「藤布」。縄文の古から伝わる最古の原子布ともいわれています。万葉集の中にも藤布が使われたことが詠まれ、また、1332年後醍醐天皇が隠岐の島に流された際、藤の苗木を持参したという逸話もあります。木綿の普及とともに衰退してしまいましたが、京丹後にて復元されました。

灰汁炊き
川水でしごきながら不純物などを洗い流す藤こき

COLUMN よみがえった幻の布「丹波布(たんばぬの)」

江戸時代末から丹波市青垣周辺で織られてきた丹波布。一度は姿を消してしまいましたが、民藝運動家の柳宗悦に発見されたのを機に昭和初期に復元されました。「手紡ぎ」「手織り」「草木染」「絹のつまみ糸」の4つの条件があり、また、認定者が制作した反物だけが丹波布として認められます。染めは、藍以外は地元の身近な草木を使います。縦横無尽な格子柄には、必ず白い緯糸(つまみ糸)が織り込まれ、渋さの中にどこか品を感じる布です。

丹波布
糸繰機

出発日と料金

2021年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
11月04日(木) ~
11月08日(月)連続参加可能コース
5日間 188,000円
12月02日(木) ~
12月06日(月)連続参加可能コース
5日間 188,000円
発着地 現地発着
(JR米原駅集合/JR福知山駅解散)
最少催行人員 5名(7名様限定)・添乗員同行
一人部屋追加代金 22,000円
  • 国内旅行のため再利用割引・特別割引はありません。
  • 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    ■東京からの参考アクセス
    【往路】
    JR東海道新幹線「ひかり635号」新大阪行 東京08:33発 - 米原10:47着
    【復路】
    JR山陰本線「特急きのさき14号」京都行 福知山12:44発 - 京都14:07着
    JR東海道新幹線「のぞみ26号」東京行 京都14:24発 - 東京16:36着

    ※大阪へは、下記列車が便利です。
    JR福知山線「特急こうのとり14号」新大阪行 福知山12:46発 - 大阪14:24着(新大阪14:29着)



ツアー日程表

地名 時刻 スケジュール
1

米原
愛知川
京都

11:00集合

18:00着

11:00JR米原駅集合。その後、公共交通機関にて愛知川へ。着後、湖東地方に伝わる上質な麻織物で知られる近江上布の工房にて、製作工程の見学藍染体験をお楽しみください。その後、公共交通機関にて京都へ。

京都:プラザホテル泊|食事:朝× 昼× 夜○
2

京都

 

京都に残る伝統文化にふれる一日です。 早朝、ご希望の方は東寺で行われる「生身供」へご案内いたします。 朝食後、古墳時代に起源をもつと言われる西陣織の工房を訪問。製作工程の見学をお楽しみください。 午後、鮮やかな色彩が美しい京友禅の工房へ。製作工程を見学します。
夕食は、京ゆば懐石をお召し上がりいただきます。

京都:プラザホテル泊|食事:朝○ 昼× 夜○
3 京都
丹波
09:00発
16:00着

朝、7世紀にインドより伝わった絞り染・京鹿の子絞の工房へ。製作工程の見学と体験をお楽しみください。その後、専用車にて兵庫県・丹波へ。着後、幻の布と言われた「丹波布」の製作工程を見学。また、簡単な糸繰り体験もお楽しみいただきます。

丹波泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4

丹波
天橋立
京丹後
夕日ヶ浦温泉

09:00発


16:00着

朝、専用車にて京丹後へ。途中、日本三景の一つ天橋立の展望地にも立ち寄ります。京丹後着後、最古の原始布とも言われる「藤布」の工房へ。藤蔓から繊維を採り、糸を績み、織られる工程の見学と体験をお楽しみいただきます。 夕方、夕日ヶ浦温泉へ。

夕日ヶ浦温泉泊|食事:朝○ 昼× 夜○
5 夕日ヶ浦温泉
京丹後
福知山
09:00発

12:30解散

朝、緯糸に撚糸を用い、布面にシボを表した丹後ちりめんの工場へ。製作工程の見学をします。その後、専用車にて福知山へ。JR福知山駅にて解散。

食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼0/夜4

ご案内とご注意

気候・服装 朝晩は冷え込むこともありますので、フリースなど上着を必ずお持ちください。スニーカーなど歩きやすい靴でご参加ください。
利用予定ホテル 丹波:丹波の宿 恵水、、フジヤホテル、パークインカイバラ、氷上ファーストホテル
夕日ヶ浦温泉:佳松苑、一望館、静花扇、新海荘、料理旅館 夕日ヶ浦
見学について 見学することのできる布や作業は、制作状況によって掲載の写真と異なる場合があります。予めご了承ください。各地での見学・体験は今後の状況によっては一部制限される可能性もあります。予めご了承ください。
食事について ツアー中、昼食は含まれておりませんので、現地のレストランなどで召し上がっていただきます。 各自、実費をお支払いください。
日程について 1日目ご集合後は、公共交通機関での移動・観光となります。大きなお荷物は、京都のホテルへお送りいただくか、ご自身で持ち運びが可能なサイズに抑えていただきますよう、お願いいたします。また、日程2日目の京都市内観光でも公共交通機関を利用し、歩いての移動となります。歩きやすい靴でご参加ください。
宿泊について 丹波、夕日ヶ浦では、部屋数が限られるためお一人部屋の確保ができない場合がございます。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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旅行企画・実施 株式会社 西遊旅行
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