ツアーのポイント

ポイント 森の中、足元に広がる小さな宇宙を探しに、春の森のほのぼの散歩

西和賀は、標高1000m級の奥羽山脈の麓にブナ林など美しい森が広がります。きのこや粘菌やコケやシダなど、いわゆる「隠花植物」の宝庫で今まで知らなかった自然の一面を垣間見る、多種多様な生態系との出会いを楽しみます。花を咲かす顕花(けんか)植物とはひと味違う、可愛らしく、そして美しい魅力を持つ花を咲かせない・隠花(いんか)植物。春の奥羽山脈の麓で、自然が織りなす悠久の時間に身を委ね、足元に広がる小さな宇宙を探しに、ほのぼの散歩を楽しみませんか。また、春に咲くお花も楽しみます。

ポイント 山は食材の宝庫・春の恵みの山菜採りへ

春の奥羽の魅力といえば、長く厳しい冬を超えた後に訪れる山菜の季節。春の魅力がたっぷりつまった山菜採りは、採るときも、食べるときも最高に気持ち良い、癒やしの時間を提供してくれます。地元の方の案内で春の宝探しへ出かけ、皆で収穫した山菜は、てんぷら、おひたしなどで宿で召し上がっていただきます。童心に返って大自然の中で宝探しをするようなワクワクした気持ちになりましょう!

ポイント 春の山野草を楽しむ

西和賀町では雪が消える4月下旬~5月中旬にかけて木々の芽吹きとともに春の山野草が咲き始めます。ミズバショウ、カタクリ、キクザキイチゲ、シラネアオイ、スミレ、ミヤマカタバミ、オトメエンゴサクなどスプリング・エフェメラルをお楽しみください。

キクザキイチゲ
銀河の森に咲くカタクリ
タラの芽、しどけ(モミジガサ)、クサソテツ(こごみ)、ふきのとう(ばっけ)…どんな山菜が採れるか楽しみです
クサソテツ(若芽をこごみと呼びます)
収穫した山菜を天ぷらやお浸しでいただきます

PROFILE 同行ガイド 新井文彦 (あらい ふみひこ)

きのこ粘菌写真家。6月から10月まで阿寒湖を中心に道東で撮影。著書は『きれいで ふしぎな 粘菌』『もりの ほうせき ねんきん』『森のきのこ、きのこの森』『きのこのき』など多数。2011年から、ほぼ日刊イトイ新聞で毎菌曜日に「きのこの話」を連載中。
>新井文彦Webサイト「浮雲倶楽部」

新井文彦さんよりご参加の皆様へ
東北地方では、長く厳しい冬が終わると、待ちに待った春が、一気に訪れます。雪解けと同時に、まるで爆発するかのように、たくさんの草花が一斉に咲き乱れ、あちこちできのこや粘菌が顔を出し始めます。そんな東北の春が大好きで、ぼくは、もう20年以上も通い続けているのですが、今年もツアーにご参加いただける皆さまをご案内することになりました。遅い東北の春を、一緒に心ゆくまで楽しみましょう。ぼくのとっておきの場所にもご案内したいと思っています。どうぞお楽しみに。

アシナガタケと菌従属栄養植物のギンリョウソウ
アネモネタマチャワンタケ
ブナノシロヒナノチャンワンタケ(春にブナの殻斗(かくと)に発生する白色をした超小形のキノコ)
エツキクロコップタケ 名前のとおり黒いコップのようです

COLUMN 森の宝石・ルリホコリを探しに

粘菌は、菌類ではなくアメーバ動物の一種。中々なじみがないですが可愛く、美しく、ちょっと気持ちが悪かったり…もしますが、ついつい目を奪われる不思議な魅力があります。今回探しに行く、ルリホコリの仲間は、好雪性粘菌と言われていて雪国で多く見られる種類です。変形体(粘菌)は、主に雪の下で活動していて、春になって雪が解けると子実体をつくるという、粘菌界の異端児。ルーペで間近に観察するとその宝石のような美しさに見惚れてしまいます。

森の宝石 ルリホコリ(粘菌)
雪解けの時期しか見られない好雪性粘菌

出発日と料金

2023年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況

05月09日(火) ~
05月13日(土)春の森を楽しむベストシーズン

5日間 208,000円
発着地 現地発着(北上駅集合・盛岡駅解散) 最少催行人員 5名(8名様限定)・新井文彦さん&添乗員同行
一人部屋追加代金 23,000円
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問等はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 一人部屋をご希望の場合、部屋数に限りがありますのでお早めにお申し込みください。

    <東京・大阪からの参考アクセス>

    ■東京方面
    【往路】JR東京駅 07:56発(JR新幹線はやぶさ103号・盛岡行) - JR北上駅 10:29着
    【復路】JR盛岡駅 10:50発(新幹線はやぶさ16号・東京行)- JR東京駅 13:04着

    ■大阪方面
    【往路】JR新大阪 06:33発(JR新幹線のぞみ82号・東京行) - JR東京駅 08:57着
        JR東京駅 09:08発(JR新幹線はやぶさ11号・新青森行) - JR仙台駅 10:39着
        JR仙台駅 10:50発(JR新幹線はやまびこ53号・盛岡行) - JR北上駅 11:45着
    【復路】JR盛岡駅 10:50発(新幹線はやぶさ16号・東京行)- JR東京駅 13:04着
        JR東京駅 13:30発(新幹線のぞみ37号・博多行) - JR新大阪 16:00着

ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 北上駅
西和賀
12:10発
13:30着

12時10分、北上駅集合。専用車にて西和賀へ。午後、地元の方の案内で山菜採りへ。山ウドやアイコなど旬の味覚を探しにいきます。収穫した山菜は宿で調理してもらい、宿泊している間に夕食でお召し上がりいただきます。

西和賀:せせらぎの宿吉野屋泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 西和賀  

奥羽山脈の麓の銀河の森や高下岳手前の林道やブナの森をめぐりきのこ、シダ、コケなどの隠花植物、春の森や草花の観察を楽しみます。 木々の新芽が萌え出ずる春の森ではタイミングが合えば春紅葉も楽しめます。途中、山菜がありましたら収穫をお楽しみください。
※きのこの状況や花の開花状況が良い場所へ訪れるため、ルートを変更することがあります。

西和賀:せせらぎの宿吉野屋泊|食事:朝○ 昼× 夜○
3 西和賀
高倉温泉
午前発
夕方着
午前中、蛭山(ひるやま)ミズバショウ群生地へ立ち寄ります。ミズバショウや季節の植物をお楽しみください。午後、雫石の葛根田渓谷へ。ブナ林を散策しながら、好雪性粘菌のルリホコリ、きのこ、シダ、コケなどの隠花植物、春の森や草花の観察。また、鞍掛山山麓・どんぐりの森の散策もお楽しみください。
※きのこの状況や花の開花状況が良い場所へ訪れるため、ルートを変更することがあります。
高倉温泉:雫石プリンスホテル泊|食事:朝○ 昼× 夜○
4 高倉温泉
(櫃取湿原)
  専用車にて早池峰山の北側に広がる櫃取湿原へ。一日中のんびりと湿原内を散策し好雪性粘菌、きのこ、シダなどの隠花植物、水芭蕉など春の草花の観察や、広葉樹の森の散策を楽しみます。夕食は地元の食材を使用したフレンチをご賞味ください。
高倉温泉:雫石プリンスホテル泊|食事:朝○ 昼× 夜○
5 高倉温泉
盛岡駅
09:20発
10:00着
専用車にて盛岡駅へ。盛岡駅着後、解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝4/昼0/夜4

ご案内とご注意

気候・服装 この時期の西和賀町の日中の最高気温は17℃前後、平均気温は12℃、最低気温7℃前後となります。また標高を上げるにつれ気温は下がり、強風が吹くと更に体感気温は下がります。脱ぎ着しやすいフリースやライトダウンなどの防寒着をお持ちください。また、雨が降ることもありますので、上下セパレート式の雨合羽もお持ちください。
利用予定ホテル 日程をご覧ください。
お食事について ツアー中の昼食は含まれておりません。コンビニエンスストアで購入していただいたり、地元の食堂で召し上がっていただきます。各自、実費をお支払いください。なお、1日目は昼食をお済ませの上、ご集合ください。
ツアーについて 隠花植物やお花などの自然観察を目的とするツアーです。現地での隠花植物の状況や花の開花状況によりルートを変更することがあります。隠花植物を観察する時は、10倍ほどのルーペがあるとより楽しめます。山菜採りはハイキングなどのトレイルとは違い斜面などの歩きずらい場所もあります。雪解け水が多い時もありますので長靴をお勧めします。
荷物について スーツケースでのご参加が可能です。ただし、搬送車の積み込みスペースの関係上、ダッフルバッグまたは中型サイズ(高さ:キャスター(こま)付きで70cm以内)のスーツケースでご参加ください。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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