ツアーのポイント

ポイント 岩手を代表する百名山二座”八幡平”と”岩手山”を結ぶ縦走トレイル

岩手県を代表する百名山「八幡平」と「岩手山」をただ登頂するのではなく、周囲の広大な大地を眺めながら繋いでいく縦走コースです。毎日展望ポイントがあるため、その都度自分達の移動を確かめることができます。終盤にて、初日には遠く離れて見えていた岩手山に登頂した時には、大きな達成感を得ること間違いありません。

ポイント 「岩手山・八幡平・安比高原 50kmトレイル」のハイライトを歩く

本ツアーで歩く道は、日本ロングトレイル協会加盟の「岩手山・八幡平・安比高原 50kmトレイル」に属します。数々のピークから望む景色はもちろん、道中も、樹林帯、高層湿原、火山地帯独特の岩場や砂礫等、変化に富んだ歩きごたえのあるトレッキングを楽しみます。

ポイント荷物を預け身軽な装備で歩く

ホテル泊や専用車を利用することで、トレッキングに不要な荷物を極力預けて身軽に歩くことができるようにいたしました。1日目と2日目は、事前に預けて日帰り用の装備のみでご参加可能。3日目と4日目のみ、山小屋泊用の1泊2日の荷物をもって歩きます。ツアーならではの快適なトレッキングをお楽しみください。

岩手山八合目の避難小屋泊
明け方の藤七温泉と岩手山

PROFILE 同行ガイド 上鶴篤史(かみづる・あつし)

日本登山ガイド協会認定ガイド。国内外の山や自然を案内し、自然の豊かさや美しさを伝える。日本三百名山完登、アコンカグアやデナリ遠征など、豊富なキャリアを活かし登山・写真撮影に関する講習・ワークショップ多数。西遊旅行の添乗員としても活躍中。
>> 上鶴篤史さんブログ「美しき日本の旅」はこちら

COLUMN 岩手山・八幡平・安比高原 50kmトレイル

岩手山・ハ幡平・安比高原は、奥羽山脈の一部であり、岩手県と秋田県の県境に連なる成層火山、鐘状火山、楯状火山の集まりです。50kmトレイルは、安比高原の”ぶなの駅”から岩手山の”焼走り登山口”までの道を指しており、ツアー中はトレイルのハイライトを歩いて、火山群が織りなす様々な自然環境を味わいます。八幡平は、大湿原や茶臼岳、源太森といった展望ピークからの景色を楽しみます。裏岩手連峰縦走路では、畚岳(もっこだけ)、諸桧岳(もろびだけ)、嶮岨森(けんそもり)、大深岳、三ツ石山、大松倉山と複数の小ピークを伝いながら尾根道を辿ります。岩手山の主要部では、岩場の続く鬼ヶ城から火口を見下ろし、その後山頂からの360度の景色を眺め、国の天然記念物である焼走り溶岩流へと下ります。

茶臼岳より裏岩手連峰縦走路と、その先に続く岩手山を望む

裏岩手縦走路を進む
三ツ石山にて、ガスに包まれた紅葉
山頂から望む鬼ヶ城

COLUMN 岩手県が誇る2つの名山

■八幡平(1,613m)

日本百名山。岩手県と秋田県にまたがる山。お皿を伏せたように平坦で、広々した台地にアオモリトドマツやブナの森が広がり、その中に無数の沼や湿原が点在しています。頂上直下まで車道(八幡平アスピーテライン)が伸び、秋には八幡平の裾野や湖沼群を彩る紅葉を見に多くの人々が訪れる人気の山です。

八幡平にて”八幡沼”を振り返る
秋の八幡平散策路

■岩手山(2,038m)

日本百名山で岩手県最高峰。二つの外輪山からなる成層火山で別名:南部片富士と呼ばれ、盛岡市から眺める山容は秀麗です。石川啄木や宮沢賢治をはじめ、古くから詩や和歌にうたわれてきました。山頂外輪を取り囲むように石仏が点在し、山麓に岩手山神社が祭られている信仰の山。焼走りコースにあるコマクサ群落は日本一ともいわれ、隠れた花の名山ともいわれます。

西側から望む岩手山と滝雲
岩手山(薬師岳)のお鉢を歩く
裏岩手縦走路より岩手山を目指す

出発日と料金

2023年 
出発日~帰着日
日数 旅行代金 催行状況
09月26日(火) ~
09月29日(木)上鶴篤史さん同行・紅葉の季節
4日間 138,000円
発着地 現地発着(JR盛岡駅集合・解散) 最少催行人員 6名(11名様限定)上鶴篤史さん同行
一人部屋追加代金 4,000円(網張温泉のみ)
  • 国内旅行のため、再利用割引・特別割引はありません。
  • 当ツアーは出発前の最終旅行説明会を開催いたしません。ご質問はお気軽に担当までお問い合わせください。
  • 現地集合解散となります。現地までの交通機関はご自身でお手配ください。

    <参考アクセス>
    【東京方面】
    往路:JR東京 6:32発 → (東北新幹線はやぶさ1号) → JR盛岡駅 8:44着
    復路:JR盛岡駅 14:50発 - (東北新幹線はやぶさ28号) - JR東京 17:04着

    【大阪方面】
    往路:要前泊。盛岡駅周辺推奨。
    復路:JR盛岡14:50発 -東北新幹線はやぶさ28号 – JR東京駅 17:04着
       JR東京駅 17:12発 - (東海道新幹線のぞみ53号) - JR新大阪駅19:39着

コース難易度

体力・技術 1日の実際の歩行時間の目安は約7~11時間です。標高差は登りで最大約780m、下りで最大約1,470m(最終日)あり、その他にもアップダウンがあります。普段から山歩きに慣れていて、岩場などの足場の悪い箇所も含めて長時間歩ける体力が必要となります。
宿泊 旅館1泊、ホテル1泊、山小屋1泊
荷物 1日目と2日目は、「登山に不要な荷物」を、登山を始める前に専用車や宿泊地に預け、下山後に宿泊地にて受け取ります。3・4日目は、山小屋泊となりますので、1泊2日分の荷物をご自身で運んでいただきます。できる限り軽量化に努めてください。

※オレンジ色の線が登山ルートとなります。


ツアー日程表

  地名 時刻 スケジュール
1 JR盛岡駅
茶臼口
茶臼岳
八幡平
藤七温泉
09:30発
10:30着
9:15JR盛岡駅集合。専用車にて八幡平の茶臼口(1,360m)へ。
●八幡平登頂(コースタイム:4時間 / 3.7km)
着後、登山開始。八幡平三大展望地と呼ばれる山のうちの二つ、茶臼岳(1,578m)源太森(1,595m)を経由し、南側に岩手山を望みながら縦走します。八幡沼を越え、オオシラビソの樹林帯を抜けると日本百名山・八幡平(1,613m)に登頂。その後、めがね沼、鏡沼を覗きながら下り、八幡平登山口(1,540m)へ下山。着後、専用車にて藤七温泉へ。藤七温泉の一軒宿・彩雲荘に宿泊します。彩雲荘は八幡平の山中の標高1,400mに位置し、岩手山と八幡平の雄大な景色と絶景を望める露天風呂が魅力です。
藤七温泉:彩雲荘泊|食事:朝× 昼× 夜○
2 藤七温泉
(三ツ石山荘)
網張温泉
05:00発
●裏岩手縦走(コースタイム:9時間20分 / 18.4km)
朝食後、徒歩にて裏岩手連峰登山口(1,460m)へ。着後、八幡平三大展望地の一つ、畚岳(もっこだけ/1,578m)に始まり、アップダウンを繰り返しながら、諸桧岳(もろびだけ/1,516m)、嶮岨森(けんそもり/1,448m)、大深岳(1,541m)、三ツ石山(1,466m)と連なる山々を縦走します。三ツ石山荘に到着後、南の雫石町側に下り登山口(1,160m)へ。その後、送迎車の来るゲート(約1,000m)まで下山します。着後、タクシーにて、休暇村網張温泉(760m)へ。網張温泉は、岩手山の旧火口より湧きだす温泉が森や沢を抜けて流れてきたものであり、五か所の趣の異なる温泉をお楽しみいただくことができます。
網張温泉:休暇村網張温泉泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
3 網張温泉
(三ツ石山荘)
岩手山八合目
05:00発
●裏岩手山縦走(コースタイム:6時間20分 / 約10km)
朝食後、休暇村網張温泉の裏手より、網張コースの急登を経て尾根上へと登り直します。いよいよ岩手山の核心部に迫っていき、切通からは次第に岩稜伝いになります。鬼ヶ城にて岩場のアップダウンを慎重に進んだら、九合目の不動平(1,828m)へ。その後、八合目・避難小屋(1,770m)に到着します。
※天候やグループの調子によって、切通~不動平を岩稜ルートではなく、大地獄谷経由で進むこともあります。
岩手山八合目:避難小屋泊|食事:朝○ 昼○ 夜○
4 岩手山八合目
岩手山山頂
焼走り登山口
焼走りの湯
JR盛岡駅
06:00発


13:30発
14:30着
●岩手山登頂(コースタイム:5時間 / 7.4km)
朝食後、再び不動平に戻ります。急登を経て、日本百名山&岩手県最高峰・岩手山の薬師岳(2,038m)へ。山頂からは、延々と歩いてきた裏岩手連峰、八幡平の広大な大地を見渡すことができます。迫力の火口と360度の景色を望んだら、焼走りコースを下ります。夏には日本一とも言われるコマクサ群落が広がる砂礫帯を進み、焼走り登山口(570m)へ。下山後は、国指定特別天然記念物の焼走り溶岩流と岩手山を眺めて縦走登山は終了となります。その後、そのまま徒歩で岩手山焼走り国際交流村・焼走りの湯へ(徒歩5分/各自現地支払い)。ご入浴後、専用車にてJR盛岡駅へ。着後、解散。
食事:朝○ 昼× 夜×
  • 運輸機関のスケジュールの変更、遅延、運行の中止や道路状況などにより、宿泊地や訪問地の順序が変わったり、日程内容に変更が起こることがあります。
  • 食事回数:朝3/昼2/夜3
  • 日程表記載のコースタイムは、休憩時間を含まない一般的なコースタイムです。

ご案内とご注意

気候・服装 登山中の日中の服装は、長袖もしくは上着を重ねて行動します。なお、悪天時や強風が吹くと体感気温は下がりますので、フリースやウィンドブレーカー、ライトダウン(または厚手ダウン)等の防寒着をお持ちください。降雨もありますので、上下セパレート式の雨具をお持ちください。綿素材の衣類は乾きにくく体が冷えてしまうので、速乾性のシャツや登山パンツをご準備ください。また登山時の靴は防水の効いたトレッキングシューズや登山靴が最適です。
利用予定ホテル

日程をご覧ください。

食事について 朝食は、連日早朝出発のためお弁当でのご用意となります(4日目を除く)。夕食については、各宿泊施設でのお食事となります。3日目の夕食と4日目の朝食は避難小屋泊の為、ガイドと添乗員がご用意いたします。軽量化をはかるためシンプルな山の食事になります(例:朝食:パスタ、インスタントうどん、夕食:スープ、ライス、カレー等)。
昼食は、1日目は事前に各自でご購入ください。2日目と3日目の昼食は、前泊する宿にてお弁当をご用意いたします(内容:おにぎり2個とおかず少々/不要な方はご連絡下さい)。4日目はお弁当の用意はありませんので、行動食をご用意ください。
岩手山八合目避難小屋について 日程3日目に宿泊する「岩手山八合目避難小屋」では、毛布のレンタルが可能です(有料) 。ただし床は固く、薄いビニールシートが張られているだけですので、マットの持参が必要になります。1・2日目は預け荷物にしておき、3・4日目のみ各自でお運びください。なお、寒さが心配な方は寝袋(夏または三季)をご持参下さい。寝袋をお持ちでない方には弊社にて有料(3,000円/重量720g)で貸し出しすることも可能です。また、山小屋は1つの大部屋泊になります。予めご承知おきください。
年齢制限について 当ツアーは、年齢が80才以上の方はお申し込みいただけません。
旅行条件について 取引条件はこちらの 国内旅行 旅行条件書を、事前に確認の上お申し込みください。

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