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添乗員ツアーレポート  アフリカ

エジプト最高峰カトリーナ山・シナイ山登頂
西方砂漠とエジプト大自然

  • エジプト

2010.12.01 update

カイロからシナイ半島の聖カタリーナへ向かいます。
カイロ郊外の新興住宅地の町を抜けると、ひたすらまっすぐな道の続く荒涼とした風景が広がります。

朝日に照らされる荒涼とした大地
朝日に照らされる荒涼とした大地。シナイ山にて

シナイ半島へ

カイロから2時間程の所で、スエズ・トンネル(アハメド・ハムディ・トンネル)に到着。スエズ河を抜ける1.63kmのトンネルは、アフリカ大陸とユーラシア大陸をつなぐ重要なトンネルで、日本の技術協力により完成しました。
トンネルを抜けると、そこはシナイ半島です。右手には紅海とつながるスエズ湾が広がります。途中、「モーセの泉」とされる場所を見学。旧約聖書の出エジプト記の中で、モーセが神の言葉に従いみつけた12の井戸の場所だとの謂れが残ります。
その後もまっすぐな道をひた走ります。 聖カタリーナに近づくと、ベドウィンの集落が見え始め、山岳地帯に入っていきました。
午後、聖カタリーナのホテルに到着。
翌日のシナイ山登頂に向け、早めに床につきました。

 

シナイ山登頂へ出発

深夜1時過ぎ、起床。防寒対策を万全にし、シナイ山登頂へ出発します。道は整備されているので歩きやすいのですが、暗い中歩みを進めるため、一歩一歩足元を確かめながら進みます。
6時前に山頂麓に到着。ここから三位一体教会のある山頂へ向かいますが、ご来光を一目見ようという人々であふれています。
寒い中待っていると、地平線の先から朝日が徐々に荒涼とした大地を照らしだします。
ユダヤの民を率いたモーセが、神ヤハウェから十戒を授かった聖なるシナイ山。荘厳な雰囲気が立ち込めます。

エジプト最高峰カトリーナ山登頂

翌日、エジプト最高峰カトリーナ山登頂へ。
登山ガイド、ポーター、らくだ使い等のスタッフと合流し、いよいよ登山開始。小さな村の中を進み、その後ジグザグの上り道を行くと、カトリーナ山がその姿を現しました。昼食はしばらく行った村にてピクニックランチです。夏場には、イチジク、オリーブ、オレンジなどの果実が実り、緑が増えとても美しいそうです。今晩は集落の小さな果樹園の脇にテントを張り、一晩過ごします。
翌朝、カトリーナ山山頂を目指します。しばらく平坦な道を進むと、ゴロゴロとした岩場のある狭い谷間を登ってゆきます。
山頂には昼過ぎに到着。カトリーナ山は、キリスト教の聖人で殉教した聖カトリーナの亡骸が、天使によって運ばれてきたとの伝説があります。山頂には教会がありますが、現在、祭事以外は閉められています。山頂からは、紅海がすぐ近くに見えました。荒涼とした山並みと紅海のたたえる水が対照的でした。
昼食後、鞍部からシナイ山の方向に向かって下山開始。
下山路は、ジグザグの整備された道が続きます。2時間ほど歩いたところで、ベドウィンの小さな村が見えてきました。
その後、聖カタリーナ修道院のオリーブ果樹園を左手に見ながら進みます。「モーセの顔」との名のつく巨岩もちらっと見学。預言者モーセの顔に似ていることからその名がつきます。
聖カタリーナの町に到着したのは、日が暮れる少し前でした。

 

もうひとつのハイライトである西方砂漠へ

旅の後半は、もうひとつのハイライトである西方砂漠へ。
4000
万年前にはマングローブの森が広がる海岸地帯だったワディ・エル・ヒタン。ここではバシロサウルスというクジラの祖先の化石を見ることができます。
また、玄武岩の広がる黒砂漠、キノコ型の奇岩が広がる白砂漠を訪れます。広い大地を体感する事ができます。 

エジプト最高峰カトリーナ山(2,642m)
エジプト最高峰カトリーナ山(2,642m)
山頂の三位一体教会
山頂の三位一体教会
カトリーナ山山頂を目指す
カトリーナ山山頂を目指す
奇岩の広がる白砂漠
奇岩の広がる白砂漠

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