イスラム教徒のために作られた国、パキスタン。でもパキスタンにもヒンドゥ教徒がおり、ヒンドゥ寺院があるのです。シャルワールカミースを着た普通のパキスタン人に「え、私ヒンドゥ教徒ですよ」と言われると、最初は不思議に感じたものです。
バロチスタンのヒンゴル国立公園内にあるナニ・マンディール Nani Mandir (またはヒングラージ・マタHinglaj Mata)ヒンドゥ寺院は、パキスタンに暮らすヒンドウ教徒の間で人気の巡礼地です。毎年4月の巡礼シーズンには4万人の巡礼者がやってくるといいます。
1947年のパキスタンとインドの分離独立前まで、現パキスタン領の人口の14%がヒンドゥ教徒とシク教徒だったと言います。それが分離独立を機にインドへ移住し、1.6%まで減りました。
Pakistan Hindu Council によると現在、パキスタンには800万人のヒンドゥ教徒がいます。パキスタンの総人口2億人の4%で、パキスタンで2番目に大きな宗教集団です。そしてその94%がシンド州に暮らしています。
ナニ・マンディールを訪問すると、ヒンドゥの信仰、寺院の歴史や春の大巡礼の話を聞かせてくれました。パキスタンのヒンドゥ教・・・新しい発見でした。
Photo & Text : 澤田真理子 Mariko SAWADA
Visit : Nov 2018, Nani Mandir / Hinglaj Mata – Hingol National park , Balochistan
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