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チベットみどころガイド

シガツェ

Shigatse

ラサに次ぐチベット第2の都市。仏教の高僧パドマサンバヴァがこの地を通った時、山河が素晴らしかったためここに留まり修行をし、ここがラサに次ぐ都市となると予言したといわれています。

タシルンポ寺/ Tashilhunpo Monastery

創建者はツォンカパの弟子で、後にダライ・ラマ1世となったゲンドゥン・ドゥプ。タシルンポとは「吉祥須弥山」の意味。チベットゲルク派6大寺院の一つであり、シガツェを代表する大寺院です。ダライラマ5世の時代にタシルンポ寺の僧院長が阿弥陀如来の化身であるパンチェン・ラマとしての地位を得て以来、歴代パンチェン・ラマによる政治・宗教の中心として繁栄しました。 境内にはパンチェンラマ1世から10世の霊塔を安置した霊塔殿の他、高さ26mの弥勒坐像を祀る弥勒仏殿、大集会堂などがあります。ダライ・ラマと同様に、その地位が代々転生によって継承されるパンチェン・ラマ制度は、ダライ・ラマ5世が、自分の死んだ師匠を阿弥陀如来の化身と認定したことに始まります。以後、同寺はパンチェン・ラマ1世の転生者が座主をつとめるようになりました。

門をくぐりお堂群を望む
5~9世霊塔殿

シャール寺/ Shalu Monastery

シガツェの西に位置する寺院で、11世紀創建。14世紀には中国から多くの大工を集めて拡張工事をしたため、現存する建物はチベット・中国の折衷様式です。チベット仏教最高の頭脳を持つと言われるプトゥンが管長をつとめ、世界最高の仏典集「チベット大蔵経」を編纂した地として知られています。このプトゥンの管長就任を記念して多くの曼荼羅が描かれたと言われています。仏画の多くはネパールから招かれた絵師たちによるもので、バランスの良い体躯、魅惑的な細目、荘厳な装飾具と、その表現の緻密さと色彩の美しさで高く評価されています。学術的な価値も高い曼荼羅も保存状態良く残されています。
美しい色彩の金剛界五仏の壁画

サキャ寺/ Sakya Monastery

在家密教行者のクン氏一族による氏族教団サキャ派。サキャ派は1239年にモンゴルがチベットに侵攻してきた際に、フビライハンを仏教に教化して良好な関係を築きました。その総本山・サキャ寺はシガツェから西へ150kmほどの山間に、重層な寺院が構えています。川を挟んで南北の寺院があり、南寺は比較的良好に保存されており、膨大な数の文献や貴重な壁画が残っています。
山間に建つサキャ寺
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