アファール族、アフデラ湖、エルタ・アレ火山、アハメッド・エラ、塩のキャラバン、ダロール火山、アサレ山等、ダナキル砂漠の見どころをご紹介

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ダナキル砂漠

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エリトリアとの国境に近いエチオピア北部に位置するダナキル砂漠。別名アファール低地とも呼ばれます。このあたりはアフリカ大地溝帯に位置し、夏は気温が50度以上、冬でも40度を越える世界で最も暑い場所のひとつとされています。アフリカ大地溝帯は今から約1000万~500万年前に形成が始まったと考えられています。マントルの上昇流が地殻にぶつかり、東西に流れることで大地が引き裂かれ、真ん中に巨大な谷、その両側に山が形成されたのです。ダナキル砂漠はその谷にあたる場所に位置し、標高は海抜下になっています。現在でも火山活動が非常に活発な地熱地帯であり、エルタ・アレ火山に代表される活火山も数多く存在します。また、地中から熱された硫黄などの鉱物が噴き出す温泉地帯、どこまでも広がる塩の湖アサレ湖、隆起によってできた塩の奇岩群など、大地溝帯が造り出した奇跡の景観をお楽しみいただけます。
また、厳しい環境の中で暮らすアファール族との出会いや塩を運ぶラクダのキャラバンも大きな見所となっています。

アファール族

エチオピア、エリトリア、ジブチにまたがって暮らす遊牧民。アファール語を話し、ほとんどがイスラム教徒です。ほとんどのアファール族は "アリ"と呼ばれる丸い家を作り、村単位で生活をしています。本来、遊牧生活を送る人々で、男性は乾季の間、水を求めて家畜を連れて移動し、この間村は女性によって守られています。主食はパンとミルク。穀物を挽いてミルクと混ぜ、釜戸でパンを焼きます。アファールの女性はビーズのネックレスやブレスレットなどで着飾り、非常に美しい民族。男性は白い布を方から身につけ、ギレという大きなナイフをお腹の所に差してします。このギレは大人の男と認められた証なのです。アファールは誇り高く、好戦的なことで有名で、長きに渡って過酷なダナキル砂漠に暮らし、塩の交易を支配してきたのです。
  • ギレを腰にさすアファール族の男性
  • アファール族の親子
  • アファール族の少女
  • アファール族のお墓

バティの月曜市

コンボルチャの東40kmに位置する小さな町バティ。アビシニア高原とアフリカ大地溝帯の間に位置し、アムハラ、オロモ、アファールの人々が交流する文化的に重要な町です。2世紀にもわたりバティはエチオピア最大のラクダや家畜市が開かれることで知られており、毎週10,000人もの人々が集まります。
  • エチオピア最大規模の家畜市バティ月曜市
  • バティ月曜市
  • 巨大な角をもつゼブ牛
  • 賑わう市の様子
  • 様々な野菜も売られています

アサイタの火曜市

アサイタはかつてアファール州の州都であった場所。ジブチから続く舗装道路が完成した際に、州都は道路沿いのセマラに移されました。ここで開かれる火曜市はアファール族の集う市場。野菜やスパイスなどの食品、椰子の葉でつくったゴザなどが売られています。
  • アサイタの火曜市
  • アサイタの火曜市

アフデラ湖

アフデラの町に位置する塩湖。塩湖を利用した塩の採掘がこの町の大きな産業となっています。アフデラの住人はアファール族であるのに対し、塩の採掘に従事するのは高地から来たティグレ族がほとんどです。湖岸にたくさんの塩田を作り、パイプで湖水を引いて天日にさらします。この行程を何度も繰り返し、塩の層を作ってゆきます。採れた塩はトラックで運ばれ、工場で加工され、都市部に出荷されてゆきます。
  • アフデラ湖の遠景
  • アフデラ湖の塩田
  • 塩田で働くティグレ族の男性
  • 採れた塩を運び出す作業
  • アフデラ湖の塩田

エルタ・アレ火山

ダナキル砂漠には30以上の火山があります。スミソニアン協会によってあげられている、アフリカの火山の約4分の1がこのエチオピア北部とエリトリアに存在しています。その中で最も活発な活動を続け、観光客が溶岩を湛える火口を見学できるのがエルタ・アレ火山です。粘性の低い溶岩によって形成された楯状火山で、標高は613m。頂上にあるクレーターの中には北と南の2つの火口が存在します。現在、活発な活動を続けているのは南の火口で、2010年11月には火口から溶岩が噴出し、大きな変化がありました。一時は真っ赤な溶岩を見学できない時期もありましたが、現在は再び迫力ある溶岩湖を眺めることができます。
  • エルタ・アレ火山へ溶岩台地を進む
  • エルタ・アレ火山遠景
  • 登山中に日の出を迎えます
  • 山頂で必要な荷物はラクダで荷揚げします
  • 頂上まであと少し
  • 山頂から南の火口を望む
  • 火口へと近づく
  • 日中に見る南の火口の全景
  • 激しくはじける溶岩
  • 日中の溶岩湖の様子
  • 南の火口の全景(夜)
  • 迫力の景色が眼下に広がります
  • 南の火口(夜)
  • 南の火口(夜)


ベースキャンプの様子



山頂をめざして



山頂の様子



北の火口



南の火口(夜)


ベースキャンプに宿泊

エルタ・アレ火山の麓にあたるベースキャンプに宿泊し、翌日の登山に備えます。ベースキャンプは溶岩台地のため、テントを張る事ができません。ここではマットレス又は簡易ベッドに寝袋を使用し、野天泊となります。満点の星空を眺めながらの野天泊も楽しみのひとつです。火山活動が活発な時には、山頂の火口から噴出す煙が溶岩によってうっすらと赤くそまる様子を眺めることができます。

登山開始

日中は気温が非常に高いため、早朝の暗いうちから登山を開始します。山頂での宿泊に必要な最小限の荷物はラクダが運んでくれます。歩きはじめてから約1時間程はほとんど平坦な道が続きます。エルタ・アレ火山は粘性の低い溶岩によってできた火山のため、傾斜は比較的緩やかです。
1時間位歩くと徐々に傾斜がでてきます。固まった溶岩台地の上をゆっくりと登ってゆきます。足場は不安定な所も多いので、足元はトレッキングシューズやハイキングシューズが必要です。登山中に必要なお水やカメラなどをナップザックに入れ、背中に背負って登ります。
登山中に日の出を迎えます。下山してくる観光客や荷物を引張るラクダに出会うこともあります。
いよいよ頂上への最後の登りです。ラスト45分から1時間程度は少し傾斜がきつくなります。個人差がありますが登山開始から3時間30分~4時間程度でエルタ・アレ火山の頂上に到着します。

山頂に到着

到着すると昨晩のうちに先に出発していたコックさんが朝食を準備して待ってくれています。朝食後、少し休憩を取った後、いよいよ火口の見学に出発です。
頂上にはシェルターと呼ばれるアファール族が作った石積みの小屋が並び、日中の暑い時間帯はこの中で休憩をとります。通常ツアーでは日中と夜、2~3回火口を見学します。

北の火口

南の火口ほど活動は活発ではありませんが、火口から煙が上がっていたり、時折溶岩を眺めることができます。

南の火口

活発な活動を見せる火口。2010年に溶岩が噴出したのもこの南の火口です。周辺にはたくさんの火山毛(かざんもう)や火山涙(かざんるい)を見つけることができます。火山毛は溶岩が弾ける際に、マグマの一部が引き伸ばされて髪の毛のようになったもので、火山涙はマグマの小さなかたまりが固結したガラス質の粒のことです。それぞれ、ハワイの火山の神様にちなんで「ペレーの毛」、「ペレーの涙」とも呼ばれています。夜、南の火口を訪れると日中とは全く異なる大迫力の景色をお楽しみいただけます。漆黒の闇の中、真っ赤な溶岩が浮かびあがる様子には、誰もが感嘆の声を上げるに違いありません。

頂上での宿泊

夜の火口を見学した後は頂上にて野天泊。ベースキャンプと同様に外にマットレス又は簡易ベッドを置いて、寝袋でお休みいただきます。翌日は再び日の出前に下山を開始します。

アハメッド・エラ

エリトリアとの国境に近いアファール族の村。住人のほとんどはアサレ湖の塩の採掘に従事しています。メケレから続く塩のキャラバンやダロール地区観光の拠点となるキャンプ場もこの村にあります。
  • ダロール地区観光の拠点アハメッド・エラ
  • キャンプ地の風景

塩のキャラバン

かつては採掘場のあるアサレ湖からティグレ州のメケレまで海抜マイナス120mから2,000mまで塩を運ぶ片道1週間にも及ぶ過酷なキャラバンでした。現在は道路や交通機関の発達により本格的に運ぶのはアサレ湖からベル・ハアレの町までの約57km。ここから塩はトラックによってメケレへと運ばれていきます。塩のキャラバンを率いるのは高地にすむキリスト教徒のティグレ族。アサレ湖で塩を採掘するのはイスラム教徒のアファール族と、ダナキル砂漠で営まれる塩のキャラバンはイスラム教徒とキリスト教徒の共同作業でもあるのです。

早朝、キャラバンの出発

キャラバンは前日にアハメッド・エラに到着します。塩を購入するための税金を支払い、川原で夜を明かします。翌朝、日の出と共にキャラバンは次々と採掘場に向けて出発してゆきます。

塩の採掘場

100人を越えるアファール族の採掘者が40cmX30cmの長方形をした塩の板を作りだしてゆきます。1つの板は約6.5kgありラクダ1頭につき約30枚(200kg)、ロバは約15枚(100kg)の塩の板を積み込んで出発します。塩の採掘は全てアファール族によって取り仕切られ、運営されています。日の出と共にアハメッド・エラを出発したキャラバンは8時頃に採掘場に到着し、全ての塩を積み込むと午後、15時頃までに採掘場を後にします。
  • 川原に集まるキャラバン
  • キャラバンの出発
  • シルエットに浮かび上がるラクダのキャラバン
  • 塩の採掘所
  • 塩の採掘所に到着したラクダのキャラバン
  • 塩を掘り起こす作業
  • 塩を積み込み出発するキャラバン
  • ラクダのキャラバンを率いるティグレ族の男性
  • 湖面に水が張った日のキャラバン
  • 鏡の様な湖面に映るラクダのキャラバン
  • 夕日とラクダのキャラバン
  • 延々と続くキャラバンの様子
  • シルエットに浮かぶラクダのキャラバン

ダロール火山(ダロール地区)

ダロール火山は高さ約50m程度の溶岩台地の小さな山で、玄武岩質のマグマが地中に侵入したことによって形成されたと考えられています。1926年、ダロール火山にて水蒸気爆発が起こり、直径約30mのクレーターが形成されました。これが近年ダロールで起きた最後の大きな現象です。しかし、現在も活動は続いており、熱された塩水が噴出することによってできた、想像もつかない極彩色の絶景が広がっています。雨水などが地中にしみ込む過程で地層にある塩や硫黄を含みます。その水が地熱によって熱せられ、水蒸気となって噴出し、地上で冷やされると再び液体化します。この中に含まれる塩、硫黄、カリウム等の鉱物が人口的には作り出すことのできない、絶妙な色彩を作り出しています。塩水が噴出す場所は毎年変わり、訪れるたびにその姿を変えているのも特徴です。山の麓から20分ほど溶岩台地の斜面を登るので、足元は滑りにくい靴が必要です。
  • ダロール火山から眺めるアサレ湖
  • ダロール火山
  • ダロール火山
  • ダロール火山
  • ダロール火山
  • ダロール火山

塩の奇岩群(ダロール地区)

ダロール地区の中で地質学的に大きな特徴を持つ場所のひとつ。地中に広がる塩の層が隆起し、それが長い歳月の間に侵食され、高さ約40~50mの塩の渓谷が形成されたと考えられています。
  • 塩の奇岩
  • 塩の奇岩

硫黄泉(ダロール地区)

ダロール火山の南側数キロの場所には黄色い水が湧き出す泉があります。最も大きな泉は直径40m程あり、地下から硫黄や鉄化合物を含んだ黄色い水が湧き出しています。その周囲にも小さな泉が数十箇所湧き出しており、不思議な景観を作り出しています。
  • 硫黄泉
  • 硫黄泉
  • 硫黄泉
  • 硫黄泉

アサレ山(ダロール地区)

アサレ湖にある、塩の層の隆起によってできた山。この地域に暮らすアファール族にとっては聖なる山とされ、この山がなくなるとアサレ湖では塩が取れなくなると信じられています。また、この山の塩は地元のアファール族の人々が薬としてつかうために採取すること以外認められていません。
  • アサレ山