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ヒマラヤの野鳥にカンチェンジュンガ!シンガリラ国立公園(インド)

インドの首都デリーから国内線で西ベンガル州のバグドグラ空港へ。晴れるとネパール・インド・ブータンにまたがるヒマラヤも展望できるフライトです(往路は左側(A側)の席がお勧めです)。バグドグラ空港からネパール国境へと4時間ほど走ると到着するのがマネイバンジャン。ここがシンガリラ国立公園訪問のベースとなる町です。

シンガリラ国立公園(Singalila National Park)はネパールに接する国立公園で、世界第3位峰のカンチェンジュンガ 8,586m展望地としても有名で、多くのインド人トレッカーが訪れる場所でもあります。

この国立公園はレッサーパンダ (Red Panda)が見られることでも知られています。もちろん観察は容易ではなく、秋の実のなる季節に5日ほどかけて探すことになります。運がいいと、樹冠のキウィの実を食べているレッサーパンダを車道から観察できることもるようです。2022年はキウィの実がならず、レッサーパンダ受難の年となりました。ただでさえ、「エキゾチック・ペット」としての密猟が絶えないのが現状です。インド側では厳しく取り締まられていますが、国境を接するネパール側では密猟が横行していると聞きました。

シンガリラ国立公園に入ったカンチェンジュンガ展望地の道ですが、右側の森林が広がるのがインド側、左の気が伐採されているのがネパール側。この景色はちょっとショックでした。

この道は本当に「国境」を走っており、通過する山小屋は「インド側」だったり、「ネパール側」だったりします。インド人はネパール側のロッジに宿泊することができますが、外国人はインド側のロッジにしか泊まることができないそうです。

マネイバンジャンからカンチェンジュンガ展望地のトングルーへ向かう途中に何度も道路で見かけたセボシエンビシキチョウ Spotted Forktail 。

「地べた系」の鳥は写真が難しいです、ミヤマハッカン Kalij Pheasant のオスとメス。オスもメスも目の周りの皮膚が赤く、とても大きな尾羽をしています。

ノドジロシマドリ Hoary-throated Barwing

ノドジマコバシチメドリ throated-winged Siva (またはBar-throated Minla)

ノドジロチメドリ White-browed Fulvetta

ヤマガラモドキ Rufous-Fronted Tit

シロスジガビチョウ Striated Laughingthrush

ロッジや村の周りで容易に観察できる、キンバネガビチョウ Black-faced laughingthrush。

ズアカガビチョウ Chestnut-crowned laughingthrush はキンバネガビチョウの群れに1~2羽混じって採餌していました。

キバラシジュウカラ Green-backed tit

キバシサンジャク Yellow-billed blue magpie はキンバネガビチョウと同じく、ロッジや村の周りに現れます。飛んでいる姿が美しい鳥です。

キバラアカゲラ Darjeeling Woodpecker

地べた系、藪の中系の野鳥には苦労しました。しっかり観察・撮影できなかったのがヒマラヤダルマエナガ Brown Parrotbill。竹の皮をはがす音の方向をしっかりさがしましたが一瞬しか姿を見せてくれませんでした。

シンガリラ国立公園内のトレッカーロッジは本当にシンプルな作りです。電機はソーラー蓄電のささやかなものだけで、トイレは共同。

ロッジを経営しているのはネパール人です。食事に凝っているロッジのキッチン。

地元ビールHIT SUPER STRONG(8%!)とパコラのおつまみ。

満点の星空に包まれたロッジ夜。

夜明けには町の明かりと紫色に染まるカンチェンジュンガの姿。ダージリンの町から見るカンチェンジュンガとは一味違う景色とヒマラヤの鳥を楽しめます。

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2022, Singalila National Park, West Bengal – Nepal border, INDIA

西遊旅行のワイルドライフツアー一覧

インド国内の旅行手配は西遊インディアが承ります!

夏のインドで探鳥!スルタンプール編

久しぶりにインドの探鳥です!しかも夏。インドの探鳥は冬がメインですが、夏に繁殖期を迎える野鳥も多く、バードフォトグラファーにとってはなかなかの被写体もいます。まずはデリー国際空港からわずか1時間のスルタンプールへ。「スルタンプール国立公園」自体は5月半ばから9月半ばまで水源を減らすために休園中ですが、周囲の湿地・農耕地には様々な野鳥が見られ、休日となるとインド人野鳥フォトグラファーが集まります。

場所はデリーとグルガオンの間、住宅地、マンションと隣り合わせの湿地。インドトキコウ Painted Stork、ダイサギ  Great Egret、チュウサギ Intermediate Egret  の集団が。まさにインドの野鳥の姿、たくましい。

そこにインド人のバーダーさんたちの姿が。行ってみると昨日、シロエリハサミアジサシ Indian Skimmer が観察されたとの情報で集まっていた人々でした。シロエリハサミアジサシはチャンバル国立公園のチャンバル川で観察できるアジサシとして知られていますが、この都会に隣接する場所にやってきました。

いました、しかもシロエリハサミアジサシ Indian Skimmer は、カワアジサシ River Tern とレアなハジロクロハラアジサシ  White-winged Tern と一緒にいました。

シロエリハサミアジサシ(Indian Skimmer)

カワアジサシ(River tern)、シロエリハサミアジサシ(Indian Skimmer)

インドでもFacebookやコミュニティサイトであっというまに目撃情報が出回ります。

ハイバラカッコウ(Grey-bellied Cuckoo)

これは写真撮影が難しいハイバラカッコウ Grey-billed Cuckoo。鳴くのが7~8月だけでそれ以外の季節はほぼ見ることができない鳥です。

ハイバラカッコウ(Grey-bellied Cuckoo)

ハイバラカッコウは「電線」系でなかなか木にとまっているのを撮影するのが難しい鳥です。

そして夏のスルタンプールといえばこの子、コブガモ Knob-billed Duck。繁殖羽の雄を見れる、唯一の機会です。冬は見れたとしても「コブ」がありません。夏の繁殖中の雄スペシャル。

雄だけのグループ!しかも立派なコブをお持ちです♪ 一昔前のインドでは、当たり前の光景だったそうですが、開発が進みコブガモが繁殖できる場所も限られてきました。鳥ガイド氏によると、コブガモは水辺ではなく木の穴や廃屋で繁殖しているのが観察されているそうです。

コブが小さいですが、美し羽色を見せてくれた子。

オオヅル Saus Crane

インドの夏はオオズル Sarus Craneの繁殖です。この鳥も、コブガモと同様、繁殖地が脅かされています。ダンスは見れませんでしたが求愛の鳴き声が響いていました。

そのほか、スルタンプールらしい、夏に出会った野鳥たちです ↓↓

ベニスズメ Red Avadavat

ムナグロシャコ Black Francolin

 

建築材にとまっている、アオショウビン White throated Kingfisher とインダススズメ Sind sparrow 。

インドコキンメフクロウ(Spotted Owlet)

スルタンプールの野鳥は、人間が作ったものを最大に利用して暮らしています。ハイイロハッカ(Bank Myna) の巣。

高架の下はハイイロハッカのアパートになっていました。ハイイロハッカは冬に繁殖するのでそのころにはさらに賑わいます。

ハイイロハッカ Bank Myna のペア。

農道のアカアシトキ Red-naped Ibis とインドトサカゲリ Red-wattled Lapwing。人の暮らす場所にこれだけの野鳥が一緒に暮らしている、スルタンプールです。

<今回の訪問(7月下旬)の午前中の間に観察できた野鳥>

ムナグロシャコ(Black Francolin)、シマシャコ(Grey Francolin)、コブガモ(Knob-billed Duck)、カルガモ(Indian Spot-billed Duck)、カイツブリ(Little Grebe)、インドトキコウ(Painted Stork)、シロスキハシコウ(Asian Openbill)、シロエリコウ(Wolly-necked Stork)、オオフラミンゴ(Greater Flamingo)、アカアシトキ(Red-naped Ibis)、クロトキ(Black-headed Ibis)、リュウキュウヨシゴイ(Cinnamon Bittern)、ムラサキサギ(Purple Heron)、アマサギ(Cattle Egret)、ダイサギ(Great Egret)、チュウサギ(Intermediate Egret)、コサギ(Little Egret)、アジアコビトウ(Little Cormorant)、トビ(Black Kite)、エジプトハゲワシ(Egyptian Vulture)、シロハラクイナ(White-breasted Waterhen)、オオバン(Common Coot)、オオヅル(Sarus Crane)、インドイシチドリ(Indian Thick-knee)、レンカク(Pheasant-tailed Jacana)、カタグロツバメゲリ(River Lapwing)、インドトサカゲリ(Red-wattled Lapwing)、コチドリ(Little Ringed Plover)、エリマキシギ(Ruff)、アカアシシギ(Common Redshank)、タカブシギ(Wood Sandpiper)、オジロトウネン(Temminck’s Stint)、カワアジサシ(River tern)、ハジロクロハラアジサシ(White-winged Tern)、シロエリハサミアジサシ(Indian Skimmer)、カワラバト(Rock Pigeon)、シラコバト(Eurasian Collared Dove)、ベニバト(Red Collared Dove)、ワライバト(Laughing Dove)、ワカケホンセイインコ(Rose-ringed Parakeet)、ハイバラカッコウ(Grey-bellied Cuckoo)、オオバンケン(Greater Coucal)、インドコキンメフクロウ(Spotted Owlet)、インドブッポウソウ(Indian Roller)、ニシブッポウソウ(Eurasian Roller)、コウハシショウビン(Stork-billed Kingfisher)、アオショウビン(White-throated Kingfisher)、ミドリハチクイ(Green Bee-eater)、ルリホオハチクイ(Blue-cheeked Bee-eater)、ムネアカゴシキドリ(Coppersmith Barbet)、ミナミオオモズ(Iberian Grey Shrike (Southern Grey Shrike))、オウチュウ(Black Drongo)、イエガラス(House Crow)、コチャバネヤブヒバリ(Indian Bushlark)、シリアカヒヨドリ(Red-vented Bulbul)、シロハラハウチワドリ(Ashy Prinia)、アジアマミハウチワドリ(Plain Prinia)、オナガサイホウチョウ(Common Tailorbird)、ハイイロハッカ(Bank Myna)、インドハッカ(Common Myna)、ホオジロムクドリ(Asian Pied Starling)、バライロムクドリ(Rosy Starling)、シキチョウ(oriental Magpie Robin)、クロノビタキ(Pied Bushchat)、インダススズメ(Sind Sparrow)、キムネコウヨウジャク(Baya Weaver)、ギンバシ(Indan Silverbill)、ベニスズメ(Red Avadavat)、マミジロタヒバリ(Paddyfield Pipit)

インドの探鳥、夏もおすすめです!

 

Photo & text : Mariko SAWADA

Observation: End of July 2022, Sultanpur area, Haryana, India

★インドでのバードウォッチング/サファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★インドサファリのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

ガラパゴス諸島-5 イサベラ島タグス・コーブ上陸

ガラパゴス諸島 ガラパゴスコバネウ Flightless cormorant イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (8)

ガラパゴス諸島最大の島、イサベラ島 Isabela Island、タグス・コーブ Tagus Coveに上陸です。この日は朝から「この海域はいろいろ出るよー」と言われ、みんな空が明るくなるころには屋上デッキへ。まずは「マイルカ」が登場。そして「マンタ」。

ガラパゴス諸島 マンタ イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (12)

朝日の海面を泳ぐマンタの群れ。

ガラパゴス諸島 マンタ イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (13)

透けて見えました!この日の海は本当に穏やかでした。ほかにもマダラトビエイの群れも見れました。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスミズナギドリ Galapagps Shearwater イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (1)

ガラパゴスミズナギドリ Galapagos Shearwaterです。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスコバネウ Flightless cormorant イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (7)

そしていよいよイサベラ島のタグス・コーブ Tagus Coveに上陸です。タグス・コーブは昔この島を訪れた船の名が記されている岸壁があり、昔から船が寄港した場所です。ディンギーで上陸するとガラパゴスコバネウ Flightless Cormorant が群れがいました。みんな海岸を離れることができません。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスコバネウ Flightless cormorant イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (3)

青い目、絶対飛べない感じの翼をもつガラパゴスコバネウ Flighless Cormorant。世界で唯一飛べない鵜で、ガラパゴス諸島でも生息するのはイサベラ島とフェルナンディナ島だけ。地上に捕食動物がいなかったことから飛ぶことをやめてしまった鳥です。退化した翼を「鵜らしく」広げて乾かしていました。

タグス・コーブ Tagus Coveの訪問は海岸から山道を登り、イサベラ島の火山活動の跡を見学できるポイントまで登ります。

ガラパゴス諸島 ダーウィンフィンチ Dawin's Finches イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (4)

途中、もちろん、ダーウィンフィンチ たち Darwin’s Finches との出会い。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (6)

ガラパゴスマネシツグミ Galapagos Mockingbird。

ガラパゴス諸島 ガラパゴスヒタキモドキ Galapagos Flycatcher イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (5)

ガラパゴスヒタキモドキ Galapagos Flycatcher。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (9)

塩水のダーウィン湖を望むトレイルで記念撮影。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove

ビューポイントから見る火山活動の跡。

ガラパゴス諸島 イサベラ島 タグス・コーブ Isabela Island Tagus Cove (11)

そしてガラパゴスコバネウの待つ海岸に向けて山を下りました!

Photo & Text  :Mariko SAWADA

Observation : April 2019, Tagus Cove – Isabela Island, Galapagos Islands, Ecuador

Reference : Angelito Ⅱ & Maja Homberger,  Tomo Akiyama 秋山知伸

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette(トリニダード・トバゴ)

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (8)

トリニダード・トバゴの野鳥観察です。トリニダード島にあるASA Write Nature Centerで観察したホオカザリハチドリ Tufted Coquetteです。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (3)

庭の花を移動するホオカザリハチドリを追いかけました。トリニダードで見られるハチドリの中でも最小種で7cmほどの大きさです。そしてくちばしはまっすぐでハチドリとしては短いめ。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (7)

今日は小雨が降っていましたが、時々光があたるとキラキラに見えます。この赤茶色の冠羽と飾り、はじめて写真で見たとき、こんな鳥がいるんだと驚いたものです。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (10)

ホオカザリハチドリはトリニダード島、ベネズエラ東部、ガイアナ、ブラジル北部で繁殖するハチドリで、トリニダード島では森の縁や花のある庭で見ることができます。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (9)

飾り羽が動きました!

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (5)

そしてまた花を回ります。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Special Thanks 写真協力:Morihiko HAYAKAWA  早川守彦

Observation : April 2018, ASA Wright Nature Center, Trinidad Island – Trinidad and Tobago

Reference : ASA Wright Nature Center,Helm Field Guides – Trinidad & Tobago

★★10名様限定のトリニダード&トバゴの自然に触れる季節限定企画2019年3~4月★★

南米に最も近いカリブの自然トリニダード&トバゴ ショウジョウトキ★オサガメ観察のシーズンです!

トリニダード島 野鳥の楽園 ASA Wright Nature Center(トリニダード・トバゴ)

アゴヒゲスズドリ Bearded Bellbird ASA WRIGHT NATURE CENTRE (1)

トリニダード・トバゴ共和国は2つの島、トリニダード島とトバゴ島からなる国。国際空港と首都ポートオブスペインがあるのはトリニダード島。空港からわずか1時間ほどの森の中に、野鳥の楽園、ASA Wright Nature Center があります。

1967年、自然主義者や鳥観察者のグループにより「自然の状態でアリマ渓谷の一部を保護し、野生生物の保護と学習地域を創出する」ために設立された非営利団体の活動からスタートしました。これはカリブ海地域で設立された最初の自然保護区の1つです。
ASA Wright Nature Center は1500エーカーにおよぶアリマ渓谷、アリポ渓谷の森を所有し、野生生物の生息地を保護をしています。

ASA WRIGHT NATURE CENTRE (9)

ASA Wright Nature Centerのテラス。早朝にはテラスにいるだけでたくさんの野鳥を観察できます。センターの主な建物は、もともとカカオなどのプランテーション事業者の建物跡。 これらの建物はよみがえった熱帯雨林に包まれ、今は自然の中に溶け込むように存在しています。

朝6時から昼まで観察したASA Wright Nature Center の野鳥です。この日の午前中はあいにくの小雨でした。

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette ASA Write Nature Center トリニダード&トバゴ (8)

ホオカザリハチドリ Tufted Coquette。トリニダードで見られるハチドリの中でも最小種で7cmほどの大きさです。そして写真を撮る人にとってはMost wanted bird !

ヒムネオオハシChannel-billed Toucan ASA WRIGHT NATURE CENTRE (10)

雨の中のヒムネオオハシ Channel-billed Toucan、何度か見ましたがいつも結構遠かったです。

スミレフウキンチョウ Violaceous Euphonia ASA WRIGHT NATURE CENTRE

スミレフウキンチョウ Violaceous Euphonia

ソライロフウキンチョウ Blue-grey Tanager ASA WRIGHT NATURE CENTRE (13)

ソライロフウキンチョウ Blue-grey Tanager

ムラサキミツドリ Purple Honeycreeper ASA WRIGHT NATURE CENTRE (12)

ムラサキミツドリ Purple Honeycreeperのオス

ムラサキミツドリ Purple Honeycreeper メス ASA WRIGHT NATURE CENTRE

そしてこちらはムラサキミツドリ Purple Honeycreeperのメス、口元の青色がオシャレです。

ズグロミツドリ Green Honeycreeper ASA WRIGHT NATURE CENTRE

ズグロミツドリ Green Honeycreeper

ルビートパーズハチドリ Ruby-topaz Hummingbird ASA WRIGHT NATURE CENTRE (11)

ルビートパーズハチドリ Ruby-topaz Hummingbird

シロエリハチドリ White-necked Jacobin ASA WRIGHT NATURE CENTRE (6)

シロエリハチドリ White-necked Jacobin、ちょうど「白いエリ」が見えないですが代わりに舌が出ています。

Bay-headed tanager チャガシラフウキンチョウ ASA WRIGHT NATURE CENTRE

チャガシラフウキンチョウ Bay-headed tanager

ギンバシベニフウキンチョウ Silver-beaked Tanager ASA WRIGHT NATURE CENTRE (4)

ギンバシベニフウキンチョウ Silver-beaked Tanager

ヒメキヌバネドリ Guianan trogon ASA WRIGHT NATURE CENTRE (7)

ヒメキヌバネドリ Guianan trogonのオス、以前はViolaceous Trogonと言いました。

シロクロマイコドリ White-bearded Manakinのオス ASA WRIGHT NATURE CENTRE

シロクロマイコドリ White-bearded Manakinのオス。森の地面におりてディスプレイをしていました。その羽音は聞こえましたがディスプレイは見れませんでした。

アゴヒゲスズドリ Bearded Bellbird ASA WRIGHT NATURE CENTRE (8)

アゴヒゲスズドリ Bearded Bellbird、初めて双眼鏡で見たとき驚いたこと。この個体は成長したオスで、メスや3歳までのオスにはアゴヒゲはありません。森の中でずっと鳴いていました。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Special Thanks 写真協力:Morihiko HAYAKAWA 早川守彦

Observation : April 2018, ASA Wright Nature Center, Trinidad Island – Trinidad and Tobago

Reference : ASA Wright Nature Center,Helm Field Guides – Trinidad & Tobago

★★10名様限定のトリニダード&トバゴの自然に触れる季節限定企画2019年3~4月★★

南米に最も近いカリブの自然トリニダード&トバゴ ショウジョウトキ★オサガメ観察のシーズンです!

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (5)

インド、ギル国立公園のインドコキンメフクロウ Spotted Owletです。

インドコキンメフクロウは南アジアから東南アジアにかけて広く分布する小型のフクロウ。開けた草地や農地、村のそばでも見ることができ、木の穴などに巣をつくります。

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (1)

インドライオンを探してサファリジープを走らせていると、木に2羽のインドコキンメフクロウを発!。

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (8)

2羽が近寄っていきます。

三脚がなかったので手持ちブレブレ映像ですが、あまりにかわいいのでビデオにしてみました。見ていて揺れのために気分が悪くなったらすいません!

愛情表現たっぷり、インドコキンメフクロウ夫婦です。

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (7)

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Gir Forest National Park, Gujarat, India

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セイロンガマグチヨタカ (3) Sri Lanka Frogmouth (シンハラジャ、スリランカ)

セイロンガマグチヨタカ Se Lanka Frogmouth シンハラジャ (2)

スリランカのシンハラジャの森のセイロンガマグチヨタカ Sri Lanka Frogmouthです。セレンディブコノハズクを見つけて観察していたらすぐそばの木にいました。メスです。オスをさがしましたが見つからない。バードスポッターの方によると、しばらくオスの姿をみていないので巣にいるのではないか、と。

>>セイロンガマグチヨタカ (1)  >>セイロンガマグチヨタカ (2)

ほとんど動かないので意味はないのですが、動画もとってみました。

セイロンガマグチヨタカ Se Lanka Frogmouth シンハラジャ (1)

シンハラジャの森ももうすぐ雨季を迎えます。

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : March 2018, Near Sinharaja Forest Reserve, Sri Lanka

Reference : Birds of Sri Lanka (Helm Field Guide)

Special Thanks to Mr.Tilak, Mr.Anuradha

オニオオハシ Toco Toucan(パンタナール、ブラジル)

オニオオハシ Toco Toucan パンタナール (5)

自然界にこんな生き物が存在するのか、と初めてみた時、本当に驚きました。

オニオオハシ Toco Toucanは意外にもパンタナールでは一般的な鳥でした。長さ20センチにもなるオレンジ色のくちばし。このくちばしが体長に閉める割合は鳥類最大。飛んでいる姿を見てガイド氏が「フライング・バナナ Flying Banana」と表現します。

オニオオハシ Toco Toucan パンタナール (6)

ファゼンダ(農場)の敷地の大きな木や川そいで見かけるオニオオハシ。エコロッジの中には「餌台」を作ってオニオオハシを呼んでいるところもあります。さらには、観光客が投げるパンをキャッチすることも・・・。

オニオオハシ Toco Toucan パンタナール (4)

正面から見たオニオオハシ。青いがっちりした足も素敵です。止まり木からくちばしを伸ばして果実をとっている姿を見かけます。

オニオオハシ Toco Toucan パンタナール (1)

このくちばしは中は空気を多く含んだスポンジ状になっているため、大きい割には軽いのです。濃いオレンジ色で先の部分に黒い模様があります。主食は木の実。

オニオオハシ Toco Toucan パンタナール (8)

ボートから川辺で水をのむオニオオハシを発見。大きなくちばしに水を入れて、すぐに上を向いてのどに流し込んでいました。

オニオオハシ Toco Toucan パンタナール (7)

眼の周りの部分は肌がむき出しで、オレンジの肌に紫のアイリングです!

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Sep 2017, Suburb of Aquidauana, Brazil

Reference :  Mr.Ric, Birds of Brazil(The Pantanal & Cerrado of Central Brazil), Wikipedia( JP,EN)

★西遊旅行のパンタナールへの旅。2018年のツアー発表しました!

ブラジル・パンタナールにジャガーを求めて
南北パンタナールに計9泊滞在 大湿原に生きる野生動物の観察・撮影に特化した企画

蓮の上のレンカク Pheasant-tailed Jacana (パンジャーブ、パキスタン)

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (2)

パキスタンにもバードウォッチャーやフォトグラファーのグループがいます。そのうちの知り合いから「レンカクが蓮の上で巣を作ってる、行こう」と誘いがあり、訪問してみました。

場所はパキスタンのラホールの南西75キロにあるヘッド・バローキー Head Baloki というナーヴィー川 Navi River の流れる村。この村は川から引いた水路や池がありそこに水鳥たちが集まっていました。

ラーヴィー川はパンジャーブ地方を流れる5つの川の1つ。もともとこのパンジャーブと言う言葉もペルシャ語で ”Panj -ab 5つの水 “をさし、インダス川とその4本の支流が育む豊かな土地を指します。しかし、これらの川も1947年のインド・パキスタンの分離独立により川の水利権をめぐり紛争の原因となりました。ヒマーチャル・プラデーシュに水源を発するこのラーヴィー川も例外ではありません。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (9)

夏羽のレンカク(Pheasant-tailed Jacana) です。尾羽が長くなり、 頭とのど、翼が白く、体の羽毛は黒っぽい茶色です。そして首の後ろが黒い縁取りのある金色になります。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (10)

長い足の指とツメで、体重を分散して蓮の葉の上を歩きます。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (4)

雛をつれたレンカクです。ここに連れてきてくれた友人は「蓮の葉の上で巣をつくってる」といっていましたが、孵化したようです。そしてヒナのしっかりした足。レンカクの雛は、その水の上と言う厳しい環境から、孵化したらすぐに動けるのだそうです。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (6)

レンカクはオスが子育てをする”イクメン鳥”だそうで、これはお父さんなんですね。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (8)

お父さん、近づいてきたインドアカガシラサギに声を発しています。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (11)

こちらは2羽のレンカクが羽を広げています。レンカクは求愛ディスプレイが見られない鳥と聞いていますが、何のディスプレイだったのでしょう・・・

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (12)

早朝のパンジャーブ、蓮の池で見た美しいレンカクたちでした!

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2017, Head Baloki, Punjab, Pakistan

Reference : Zahoor Salmi(Photographer)

海上のウミガラス Common Guillemot (ノルウェー)

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (12)

ノルウェー最北東、フィヨルドにある町ヴァードー Vardo。ここからボートで10分ほど移動したところにHornoya Bird Islandという、海鳥の繁殖地があります。

冬の間を海で過ごしたウミガラスやパフィンが繁殖地に到着した3月半ばに訪問しました。冬羽の個体がいたり、鳥たちが雪の上にいる写真が撮れることから大好きな人にはたまらない季節です。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (23)

島の断崖はウミガラス、ハシブトウミガラス、オオハシウミガラス、そしてミツユビカモメで埋め尽くされていました。その周囲の海にもぷかぷか浮いています。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (10)

冬羽の特徴が残ってる子がいます。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (13)

そばに飛んできました!

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (14)

ボートが近づくと飛び立ちます。

ウミガラス Common Guillemot Norway Vardo Hornoya (16)

ヴァードーから鳥島へのボートの上からもさっそくたくさんの海鳥に囲まれます。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2017, Hornoya Bird Island, Vardo, Norway

Reference : Birds of Europe – Princeton Field Guides

Special Thanks to Jari ad Kaisa

★★ノルウェーのホルネーヤ島(鳥島)を訪れる季節限定企画2019年3月27日出発・7名様限定★★

早春のラップランドから北極海へ ネイチャー&バードフォトスペシャル
フィンランドからノルウェーへ。雪上のパフィンやイヌワシ、アイレベルで見るケワタガモ、そしてオーロラ…!