タグ別アーカイブ: レオパード

インドヒョウ -2(ランタンボール国立公園、インド)

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (7)

ベンガルトラよりも見ることが難しい、インドヒョウのサイティングレポートです。ランタンボール国立公園の終日サファリの日中、インドヒョウの親子がキル(殺した獲物)のそばにいるのを見たとの情報。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (1)

行って見ると非常に見つけにくいポジションの木陰に、オスのアクシスジカが仕留められていました。チャイロオナガ Rufous-treepie が乗っていました。この鳥は結構な雑食ぶりで新鮮な獲物の肉を食べることが観察されています。

真昼間にヒョウが現れるものなのか疑問に思いながらも、せっかくキルが目の前にあるのでヒョウを待ってみることにしました。ランチタイムだったのでジープの上でチャパティやカレー風味のじゃがいもの「インド弁当」を広げていると、「あー、レオパード!」。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (3) 本当に現れました。キルに近づいています。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (2)

立ち止まって様子を見ています。残念ながら子どもは連れていませんでした。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (4)

キルを少しかじるインドヒョウ。

ランタンボール インドヒョウ レオパード Indian Leopard (6)

動かそうと努力しているように見えます。が、このキルはなかなか大きなアクシスジカ。そうこうしているうちに歩き出しました。

インドヒョウ

水場へ向かっているようです。ガイド氏によるとこのヒョウの向かっている水場は見ることが難しいので追いかけてもムダです、と。日の当たったインドヒョウの美しい模様を最後に見せてくれ、行ってしまいました。

チャイロオナガ (2)

この獲物の肉をついばんでいたチャイロオナガ Rufous treepie はランタンボールではツーリストのそばにやってくる身近な鳥です。お弁当を食べているときは言うまでもなく、カメラマンさんのレンズの上にも堂々と乗っていました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Ranthambore National Park – India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

★トラのサファリ予約は国立公園の事前予約が必要です。観察チャンスが高く人気のある国立公園ではかなり早くから予約が埋まります。ご検討の方はお早めにご相談ください。

ササン・ギルの森(グジャラート州、インド)

●EB3I2233

3月に訪れたササン・ギル国立公園でのサイティングレポートです。

今回、ササン・ギルでは4回のサファリをしたのですが、もちろんインドライオン以外の動物・野鳥たちとの出会いも。そして、ササン・ギルで初めてレオパードを見ることができました(遠かったですが・・・)。

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ジープを走らせていると、前から雌のインドライオンが歩いてきました。

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横から見た雌のインドライオン。インドライオンの特徴である、「お腹の肉ひだ」がばっちり見えています。

アフリカライオンとインドライオン(アジアライオン)の違いは、★オスのたてがみがアフリカライオンより短い、★しっぽの房が大きい、★お腹の付近に縦の肉ひだがある、★小型 であること。

レオパード インドヒョウ ササン・ギル

ササン・ギルで初めて見たレオパード。早朝から可能性のある場所をジープでまわりました。アラームコールが聞こえ、よーく目を凝らして見たら、いました、レオパード。ほんの一瞬でした。

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ジャッカルの夫婦。2日にわたり、同じジャッカル夫婦を観察。いつも一緒です。

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オシッコするニルガイのオス。ニルガイはオスは体が青黒く、その英名もBlue Bull。メスは茶色です。ニルガイはオシッコや糞でマーキングするのでこういった仕草をよく見かけます。

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ハヌマーンラングール (グレーラングール)の親子。

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ササン・ギルには気になる野鳥もいます。インドイシチドリ 夫婦。

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インドの森でとても一般的な野鳥ですが、この頭もお尻も気になるシリアカヒヨドリRed-vented Bulbul。

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首のスポット柄に目を奪われる、カノコバト Spotted Dove 。

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ヒメコガネゲラ Lesser Goldenback / Balck-rumped Flameback のメス、額がゴマ塩柄です。インド亜大陸に広く分布しますが、グジャラート州のカーティヤーワール半島ではササン・ギル付近だけで見られるようです。

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こちらもインドに広く分布する ベンガルアカゲラ Yellow-crowned Woodpecker のオス、ごちそうを見つけていました。

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そしてインドの森といえば、インドコキンメフクロウ Spotted Owlet。いつも私たちを見てくれています。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Gir Forest National Park, Gujarat, India

★インドでのサファリ/野生動物撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます。

レオパードの里ベラ Leopard of Bera -3 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (36)

インド、ラジャスタンの村ベラのレオパードサファリの様子です。前日は親子レオパードが観察できましたが今日は朝から動きがありません。

ベラは国立公園でも保護区でもなく、村人が運営する手作りレオパードサファリが行われ、双眼鏡を持ってバイクに乗った村人が岩山をまわりレオパードが観察できるところを探しています。この日は結局、日が明るいうちにレオパードを見ることができませんでした。これでホテルに帰るのかと思いきや、地元ガイドさん、大きな照明を持ち出しました。

ベラ BERA RAJASTHAN (2)

ライトで照らしてレオパードを探し始めました。え、こんなので見つかるの?

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (29)

いました。結構近くにいました。目がライトに反射して光るので見つかるのです。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (30)

こっちにもいました。目が光っています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (31)

夜のレオパード、初めて見ました。

Indian Eagle Owl ミナミワシミミズク ベラ Bera

そして翌朝、最後のサファリです。岩山を探していたら、ミナミワシミミズク (ベンガルワシミミズク)Indian eagle-owlがいました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (33)

村人より「レオパードが寝ている」情報があり、行ってみました。昨日と同じお母さんレオパードです。もう日が高くなってきたので寝るモードに入っています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (39)

岩山のふもとで騒いでいる観光客が気になるのか、起きました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (38)

眠そうです。おやすみなさい。そして私たちも朝のサファリ終了です。

ホテルを出発する前にベラの村付近を少し歩きました。ラジャスタンらしい景色です。

ベラ BERA RAJASTHAN (1)

バニヤンの木(ベンガルボダイジュ)の下に集まる村人。おしゃべりする人、池で洗濯する人、ただ涼んでいる人・・・

ベラ BERA RAJASTHAN (3)

牛たちの移動

ベラ BERA RAJASTHAN (4)

なんとも神々しい牛!

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

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レオパードの里ベラ Leopard of Bera -2 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (22)

ラジャスタンにあるベラの村のレオパードサファリの様子です。この日はラッキーなことに夕方のサファリが始まる時点で親子レオパードの居場所がわかっていたので、ひたすら岩山の表面に出てくるのを待ちました。暗くなるのが早いか、レオパードが出てくるのが早いか・・・

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (14)

移動するお母さんレオパードの姿を確認。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (24)

2頭の子供がいました、茂みのなかから様子をうかがってるのでしょうか。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (17)

突然、跳ねて草むらからでてきました、2頭で遊んでいます。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (19)

遊びまわる子供たち。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (23)

岩の表面にでてきてくれました。でも、もう夕暮れ・・・間もなく観察できなくなるギリギリの時間です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (25)

岩に乗るお子様レオパード。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (27)

子供たちが遊んでいますが、暗くて写真も観察も、もう終了です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (28)

他の観光客も、さすがに今日のサイティングは満足したのか帰り始めました。

地元のガイドに、いつもこんなにサイティングいいのですか?と聞くと、母親と子供のレオパードがいるときは、あまり移動しないのでチャンスがいいよ・・・と。じゃあ、ぜんぜん見れないこともあるの?と聞くと、大きめの獲物をしとめた後はそっちに行ってしまうので1~2日見れないこともあるのです、との返事。

獲物?ここはアクシスジカやサンバー、イノシシはそんなにいないはず。ここのレオパードは家畜のヤギ・ヒツジ、野犬、孔雀などを食べているのだそうです。村人の営業するホテル、運営するサファリがあるので、村人もレオパードを殺そうとしたりはしないそうですが、宿泊していた Leopard Lairのオーナーは、殺された家畜の補償を支払っていると、話していました。

ベラの村付近では鉄道が通り、道路の道幅を広げる工事が進められています。ますます、レオパードの住処がせまくなっていくのが心配です。

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

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レオパードの里ベラ Leopard of Bera -1 (ラジャスタン、インド)

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (4)

インドのラジャスタンのベラの村。インド人のフォトグラファーの間で話題になった場所で、国立公園でも保護区でもなく、普通のラジャスタンの田舎の村でレオパードが観察できる場所です。

国立公園ではないので、村のホテルの人たちがやっている手作りサファリ。村人が双眼鏡を持ってバイクで走り、レオパードがいる場所をみつけ互いに連絡しているような手法です。

夕方、日没2時間ほど前にホテルを出て、すでにレオパードが寝ているとわかっている岩山へ。そのふもとで地元ガイドが「あそこにいる!」というのですが、なかなかその場所を見つけることができません。

ベラ BERA RAJASTHAN (1)

レオパードが暮らす岩山。ベラの村付近にはこのような岩山がいくつも点在していて、岩山ごとに1~3頭のレオパードがいる・・・とのこと。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (1)

ようやく、見つけました、レオパードの姿。岩陰で昼寝していたのが起きたようです。ちなみにものすごく遠いです。双眼鏡で観察し、スコープか超望遠レンズでないと撮れない距離です。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (2)

地元ガイドが、「2頭の子供がいるお母さんレオパードだよ、もうすぐすると子供が現れる可能性があるか待っていてごらん」と。観察していると、あくびもしていましたが子供を呼んでいるようにも見えました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (3)

本当に、子供がやってきました!

ベラ レオパード BERA LEOPARD (1)

素敵なレオパードの親子の時間。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (6)

おっぱいを探しています。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (7)

2頭の子供がそろいました!

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (9)

甘えています!

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (10)

お母さん、立ち上がりました。

BERA LEOPARD ベラ レオパード インドヒョウ (12)

昼寝の場所から移動して行きます。もう夕方、活動時間です!

 

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : April 2017, Bera, Rajasthan, India

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スリランカのレオパード(スリランカヒョウ)と出会う-3

ウィルパットゥ国立公園のレオパード (3)

スリランカでのレオパード(スリランカヒョウ)のサイティングの記録です。

スリランカのレオパードはヤーラ国立公園がサイティングチャンスが高く一番人気がありますが、ウィルパットゥ国立公園 Wilpattu National Parkでも観察することができます。

ウィルパットゥ国立公園は敷地面積1316㎢を誇るスリランカ最大の国立公園です。レオパードの棲息数が多いことは知られていますが、数は把握されていません。ヤーラ国立公園に比べて森が深く、観察は簡単にはいきません。

ラッキーなことに、サファリカーで国立公園内を回っていたら、目の前のジープ道に、レオパード君がお座りしていました。しかも午前11時を過ぎた時間でした。

ウィルパットゥ国立公園のレオパード (1)

前にもサファリカーがいて、私たちも動くことができなくなりました。

ウィルパットゥ国立公園のレオパード (2)

さすがに2台の車にはさまれて居心地が悪くなったのか立ち上がりました。

ウィルパットゥ国立公園のレオパード (3)

しなやかなボディの男の子です。

ウィルパットゥ国立公園のレオパード (4)

あっという間に茂みの中に入ってしまい、ショータイム・オーバー。

短い時間でしたがウィルパットゥ国立公園のレオパード君と出会えて、幸せです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Jan 2015, Wilpattu National Park, Sri Lanka

Reference :  Pictorial Pocket Guide to the Mammals of Sri Lanka, Wikipedia(JP)(EN)

 

スリランカのレオパード(スリランカヒョウ)と出会う-2

スリランカのレオパード(2) (5)

スリランカのレオパードのサイティング記録です。

★レオパードとヤーラ国立公園について 「スリランカのレオパード(スリランカヒョウ)と出会う-1」

7月のヤーラ国立公園は乾燥し、公園内の水場が乾きはじめていました。例年より雨が少なく、公園内の水場を潤すための給水車が出動。9月には乾燥しきってしまい、公園が閉鎖されることもあります。

乾燥したヤーラ国立公園 (2)

いつもはスリランカゾウが水浴びをしている場所もこの通り。わずかな水を求めて動物たちが集まっています。

乾燥したヤーラ国立公園 (1)

水場にはアクシスジカ Spotted Deer、イノシシ Wild Boar、シロエリコウ Woolly-necked Stork、ハヌマーン・ラングール Grey Langur 達が。

乾燥したヤーラ国立公園 (3)

突然、動物たちがいっせいに逃げたので、よく見てみると、ヌマワニMugger Crocodileがハヌマーン・ラングールを捕食していました。目の前で飲み込まれていきました。

乾燥した公園内を移動していたら「レオパード目撃情報」が入ってきたのでさっそくポイントへ。すでに30台を越えるサファリカーが集まっていました。「レオパードは?」と聞くと「茂みの中で寝ている」と。お昼寝から目が覚めたレオパードが水を飲みにくるチャンスを狙って、待つことになりました。そして間もなく、レオパードが登場。

スリランカのレオパード(2) (9)

茂みから現れた子供っぽいレオパード君。

スリランカのレオパード(2) (10)

狙いの通り、水場へと歩き始めました。

スリランカのレオパード(2) (2)

足の指先まで、模様が・・・たまりません。

スリランカのレオパード(2) (3)

横から見たレオパード

スリランカのレオパード(2) (7)

たくさんのサファリカーに見守られる中、水場に到着。

スリランカのレオパード(2) (8)

シャッター音が鳴り響く中、緊張した表情で水を飲むレオパード君

スリランカのレオパード(2) (11)

立ち上がると、再び茂みの中へ。

ショータイム終了、緊張の時間が終わり、サイティングを堪能したカメラマンやツーリストが満足げにその場を去っていきました。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Jul 2014, Yala National Park, Sri Lanka

Reference : Pictorial Pocket Guide to the Mammals of Sri Lanka, Wikipedia(JP)(EN)

スリランカのレオパード(スリランカヒョウ)と出会う-1

スリランカヒョウ (4)

いたるところで豊かな自然が息づくスリランカ。国土の約8%が国立公園又は自然保護区に指定され、その数はあわせておよそ100にものぼります。

スリランカ南東部にあるヤーラ国立公園は国内で2番目に大きな国立公園。園内で出会える様々な動物たちの中でも、群を抜く美しさを誇るのが森の王・レオパード=スリランカヒョウです。この国立公園は世界一のレオパードの密集地と言われていて、通常のサファリで訪問する「ブロック-1」エリア内だけでも59頭が生息してるといいます(2014年の調査による)。

インドの国立公園のトラのように「名前をつけてその生息範囲を確認する」といった研究は行われていませんが、サファリのナチュラリストたちはそれぞれのレオパードのおおよそのテリトリーを把握しています。モンスーンがもたらす淡水と海洋性の湿地からなる、豊かな自然体系が織りなすヤーラ国立公園。木の上や岩の上、水場など、様々な場面でレオパードと出会うチャンスがあります。

5月半ば、気温の上がり始めたヤーラ国立公園の木の上で寝ているレオパ-ドを発見!

スリランカヒョウ (1)

口を開けて寝ていました。熟睡中?

スリランカヒョウ (3)

しばらくすると起きて体のお手入れ。

スリランカヒョウ (2)

念入りなお手入れが続きます。

スリランカヒョウ (5)

ちらっとこちらを見たかと思うと、するすると別の木の枝へ移動し、見えなくなってしまいました。大型ネコ科動物の観察は朝と夕方が基本ですが、スリランカのレオパードは日中でも観察のチャンスがあるのが魅力です。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May 2014, Yala National Park, Sri Lanka

Reference : Pictorial Pocket Guide to the Mammals of Sri Lanka, Wikipedia(JP)(EN)

インドヒョウ -1 (ランタンボール国立公園、インド)

Indian leopard - Ranthambore NP (4)

インドヒョウ Indian leopard は、インド各地の森に暮らしていますが、見ることは難しい動物。

ラッキーなことにもランタンボール国立公園で地面を歩くインドヒョウと出会うことができました。インドヒョウを観察できる場合はほとんどが離れた岩の上で寝そべっていたり、木の枝で寝ていることが多いです。

インドに暮らす大型ネコ科動物のうち、ベンガルトラとアジア・ライオンは同じ場所に生息できませんが、インドヒョウはいずれとも同じ森で生息しています。なので、ベンガルトラの観察の際に、インドヒョウも観察できるチャンスがあります。

ランタンボール国立公園のゾーン5で閉園時間になり、今日はベンガルトラのチャンスがなかったかとあきらめてカメラをしまい、サファリカーでゲートへ向かっていたところ、急に視界にインドヒョウが現われました。ベンガルトラかと思うほどの大きなオスでした。

Indian leopard - Ranthambore NP (1)

あわててカメラを取り出します。待って、いかないで・・・。最後までカメラはしまってはいけません。

Indian leopard - Ranthambore NP (2)

道の脇で出会いましたが、どんどん森の中へと入っていきます。夕方になり、水を飲みに行った帰りでしょうか、口から水がしたたっていました。

Indian leopard - Ranthambore NP (3)

結構近い場所で横たわってくれました!

Indian leopard - Ranthambore NP (5)

こんなに至近でレオパードと出会ったのは初めてのことでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation :May 2015 , Ranthambore National Park,Rajasthan, India

★ベンガルトラのツアーを随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

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