タグ別アーカイブ: ハシボソミズナギドリ

ベーリング島で観察した海鳥たち(コマンドルスキー諸島)

エトピリカ Tufted Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (10)

8月半ばのコマンドルスキー諸島、ベーリング島のアリーカメン岩礁で観察した海鳥をまとめてみました。この時期には繁殖が終りもう海に出ているシラヒゲウミスズメやウミオウムもいれば、繁殖期真っただ中のウミガラスやエトピリカ、そして渡りの途中のハシボソミズナギドリの姿も。そして個体によってはもう冬羽へ移行中です。

ツノメドリ Horned Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (9)

ツノメドリ Horned Puffin

ツノメドリ Horned Puffin はベーリング島、メードヌイ島でも繁殖し、コマンドルスキー諸島ではあちこちで見ることができます。

ハシブトウミガラス Brünnich's Guillemot コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (17)

ウミガラス Common Guillemot とハシブトウミガラス Brünnich’s Guillemot

繁殖地にいるウミガラス Common Guillemot とハシブトウミガラス Brünnich’s Guillemot(真ん中の個体)です。この2種は非常に似ていますが、ハシブトウミガラスはくちばしの根もとに白い線が入ることで見分けています。2種とも極東ロシアの島で繁殖しています。

ミツユビカモメ black-legged kittiwake コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (1)

ミツユビカモメ Black-legged kittiwake

ミツユビカモメ Black-legged kittiwakeは千島列島~カムチャッカ半島~コマンダー諸島と極東ロシアで広く分布し、ウミガラスと同じ環境に繁殖しています。

アカアシミツユビカモメ Red-legged kittiwake コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (6)

アカアシミツユビカモメ Red-legged kittiwake

アカアシミツユビカモメ Red-legged kittiwakeは珍しいカモメの仲間で、コマンドルスキー諸島、アリューシャン列島、プリビロフ島などで繁殖する、いわば「ベーリング海」固有種。赤い脚が本当に可愛らしい、コマンドルスキー諸島で必ず見たい海鳥です。ミツユビカモメに混じって繁殖しています。

エトピリカ Tufted Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (4)

エトピリカ繁殖地 Tufted Puffin breeding ground

アリーカメン岩礁は高さ2~45mの高さの異なる小さな島です。低い場所はウミウ、チシマウガラス、チシマシギなどが見られ、垂直の岩場はウミガラスやミツユビカモメが繁殖し、島の上部の草地にはエトピリカが穴を掘って繁殖しています。

エトピリカ Tufted Puffin コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (16)

エトピリカ Tufted Puffin

エトピリカは繁殖ステージが遅い目で9月の上旬でもまだ魚をくわえて巣に運ぶ様子が見られます。アリーカメン岩礁に近いトポルコフ島は10万羽のエトピリカの繁殖地です。

ヒメウ Pelagic Cormorant コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (8)

ヒメウ Pelagic Cormorant

ヒメウ Pelagic Cormomrantは、少し低い目の岩場で繁殖しています。

Common Guillemot ウミガラス コマンドルスキー諸島 Komandorski Islands アリーカメン岩礁 Ariy Kamen Commander Islands ウミガラス繁殖地 (13)

チシマウガラス Red-faced cormorant

ウミガラスに囲まれた真ん中付近にいるのがチシマウガラス Red-faced cormorant。

コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (20)

ヒメウもチシマウガラスも岩場の低い場所で繁殖し、時にはウミガラスに圧倒されています。この写真にはトドが映っていますね!満潮時に岩に上がったようですが、潮が引いてしまいました。

チシマシギ Rock Sandpiper コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (5)

チシマシギ Rock Sandpiper

チシマシギ Rock Sandpiper はシギとしては分布範囲の狭い種で、コマンドルスキー諸島、アリューシャン列島、チュコトカ半島などで繁殖しています。千島列島ではあまり見ることはない種で、コマンドルスキー諸島でぜひ出会いたい海鳥です。8月半ばにはもう冬羽への移行なのですね。

ウミバト Pigeon Guillemot コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (7)

ウミバト Pigeon Guillemot

お魚をくわえたウミバト Pigeon Guillemot 。ウミバトは極東ロシアではあちこちで繁殖していますが、コマンドルスキー諸島ではあまり大きな群れには出会いませんでした。このお魚をくわえた構図が撮りやすい海鳥です。口の中も赤く、足と口の中の赤色を同時に見せてくれることもあります。

ウミオウム Parakeet Auklet コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (12)

ウミオウム Parakeet Auklet

そしてこちらは、後ろ姿だけですがウミオウム Parakeet Auklet。群れは作らず2~3羽で観察されることが多い海鳥です。

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (13)

シラヒゲウミスズメ Whiskered Auklet

こちらは・・・大好きなシラヒゲウミスズメ Whiskered Aukletです。シラヒゲウミスズメは千島列島のクルーズでヤンキチャ島の繁殖地を訪問することができますが、その他で出会ったのはアリューシャン列島のアクタン島海域だけでした。ベーリング島のニコルスコエにある博物館の資料でシラヒゲウミスズメがコマンドルスキー諸島で繁殖していることになっていましたが、観察できたのは初めてでした!

ハイイロヒレアシシギ Red phalarope コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (14)

ハイイロヒレアシシギ Red phalarope

渡りの途中のハイイロヒレアシシギ Red phalarope。夏にユーラシア大陸、アメリカ大陸北部の北極圏で繁殖し、冬にはアフリカや南米までの長距離の渡りをします。アリューシャン列島、コマンドルスキー諸島で夏に観察されます。

ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwater コマンドルスキー諸島の海鳥 アリーカメン岩礁 海鳥繁殖地 Komandorski Islands Ariy Kamen ea BIrds Breedng Islands (15)

ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwater

そしてこちらも長距離の渡りをする ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwaterの群れ。ベーリング海までオキアミを求めてはるばるオーストラリア南東部・タスマニアからやってきます。コマンドルスキー諸島もザトウクジラが見られ、オキアミを求めてハシボソミズナギドリもやってくるわけです。

ここまでで14種の海鳥を1時間30分ほどのゴムボートのクルーズで観察しました。渡りの鳥は北半球のアホウドリ3種含め、詳しい人が見たらもっと見つかるのだと思います。

これだけの海鳥が暮らせるということは、豊富な魚資源があるということ。コマンドルスキー諸島は本土から遠方すぎるため漁業は発達しておらず、村の人は遡上するサケからイクラをとる程度。停泊中にカムチャッカ半島では見れない位大きなオヒョウを釣ったこともあり、この人を近寄らせない「距離」が魚と海鳥の聖域を作り上げているのですね。

 

Photo & text :Mariko SAWADA

Observation : Aug 2021, Ariy Kamen, Komandorski Islands, Russian Far East

(動画)知床のシャチ、国後島をバックに現る

知床のシャチ Vol 06 シャチのポッド国後島をバックに|西遊旅行

シャチのシーズン真っただ中の知床、羅臼。この日は終日クルーズでシャチのポッドに出会うことができました。午前中は濃霧、午後になってようやく視界が広がりました。そして国後島背景にシャチのポッド出現!

知床のシャチ Vol 07 シャチの水面行動 テイルスラップ|西遊旅行

3日間の滞在中、お腹を上にしたり、テイルスラップのような行動が頻繁に見られました。

知床連山

霧の晴れた根室海峡から見た知床半島、知床連山。半島の麓はまだ霧がかかっています。6月のシャチのシーズンはこの海霧との戦い。服は防水・防寒の上下、カメラは防水カバーをかけて、レンズや双眼鏡がふけるようにミニタオルとレンズ拭きは必携です。

国後島 爺爺岳 (1) ハシボソミズナギドリ

国後側も晴れました。根室海峡を知床岬の方へ船を走らせると、国後島最高峰、爺爺岳(ちゃちゃだけ、1,822m)が見えてきます。海にいるのはハシボソミズナギドリ。今年は少ない、と聞きました。かわりにフルマカモメを多く見た気がします。

国後島 爺爺岳 (2)

これまで爺爺岳は船で行かないと見えないと思っていたのですが、羅臼から知床峠に向かう途中の道からも見えるのですね!

知床峠付近から 国後島にのぼる月

知床峠手前’(羅臼より)からの景色。根室海峡、国後島、そして満月。

国後島 羅臼山 泊山

国後国道(国道335号、羅臼町から標津町の海に面した国道)沿いにある、「知床サライ」の前から見た、夕方の国後島。海霧の上に羅臼山、泊山が現れました。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Jun 2020, Rausu, Nemuro Strait, Hokkaido

Special Thanks  to Hamanasu はまなすの皆様

アリューシャンマジック!ハシボソミズナギドリとザトウクジラ

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (16)アリューシャン列島の旅も半ば。今日から少し海が荒れてくる予報ですが、朝からハシボソミズナギドリの大群を確認し、アリューシャンマジックの期待がふくらみます。

ハシボソミズナギドリの大群が舞い、海から10mほど上が帯のように黒くなっている景色を求めて航行しました。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (6)

ハシボソミズナギドリ Short-tailed Shearwater の群れを発見。ハシボソミズナギドリは10~4月にかけてオーストラリア、タスマニア付近で繁殖し、5~9月にかけてオキアミを求めて赤道を越え、はるかベーリング海や北極海まで飛んでくる驚異の渡り鳥です。

アリューシャンマジック Aleutian Magic ハシボソミズナギドリの採餌行動 Short-tailed Shearwater (1)

オキアミを見つけてどんどん海に飛び込んでいくハシボソミズナギドリ。まるで海に吸い込まれていくように見えます。

アリューシャンマジック Aleutian Magic ハシボソミズナギドリの採餌行動 Short-tailed Shearwater (2)

海に突撃してしばらくすると、浮かんできます。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (5)

水面を蹴って再び空へ。ハシボソミズナギドリの英語名はShort-tailed Shearwater。「尾の短いミズナギドリ」の意味で、その名の通り尾が短く足の長さが目立ちます。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (12)

ザトウクジラの群れも集まってきました。アリューシャンマジックへの期待が高まります。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (3)

ザトウクジラの群れの周りでハシボソミズナギドリが乱舞。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (9)

ハシボソミズナギドリの群れの中に上がるブロー。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (7)

オキアミを求めてクジラも潜っていきます。ミズナギドリたちが休んでいるので、ミズナギドリに届かない深さのところにオキアミがいるのでしょうか。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (11)

ふたたびミズナギドリの群れが濃くなりました。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (2)

ザトウクジラもミズナギドリも海に入っていきます。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (14)

海面が少し落ち着いてきました。

アリューシャン列島 アリューシャンマジック ハシボソミズナギドリ ザトウクジラ Aleutian Islands Short-tailed Shearwater Humpback Whale 採餌海域 (17)

さっきまでの現象がうそのように落ち着いた海に戻りました。オキアミを求めてザトウクジラとハシボソミズナギドリが見せる採餌行動。まさに奇跡の光景です。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Aleutian Island, Alaska, USA

Special Thanks to Jimmer & Alyssa

(動画)アリューシャンマジック!ザトウクジラとハシボソミズナギドリの饗宴

2019年7月、アリューシャン列島アクン島の海域で見たアリューシャンマジックと呼ばれる(日本人だけがこう呼ぶのですが)ザトウクジラとハシボソミズナギドリの採餌行動の動画です。

アリューシャンマジック

海に突っ込んでいくハシボソミズナギドリに驚き、ランジフィーディングするザトウクジラに興奮し、夕日の光の中にあがるクジラたちのブローが美しすぎて涙し・・・アリューシャン列島の生き物万歳です。

Videography & Text :Mariko SAWADA

Observation : Jul 2019, Aleutian Islands, Alaska, USA

Special Thanks : Jimmer & Alyssa

★アリューシャン列島「アリューシャンマジック」のツアーについてはお問い合わせください。次回は2020年7月予定です

(動画)第1クリル海峡のザトウクジラとハシボソミズナギドリ、そしてアライド山登頂!

8月下旬にカムチャッカ半島から南下し、第1クリル海峡(占守海峡)からアトラソヴァ島(阿頼度島)に向かう途中にみたザトウクジラの採餌中の群れです。航行中に近くにいた漁船が教えてくれました。

(ドローン動画)第1クリル海峡のザトウクジラ

お天気が悪くカメラが濡れていますが、ザトウクジラだけでなくハシボソミズナギドリの動きも大変興味深いです。

これは同じ光景を船から撮影したものです。せっかく波がない日なのにカメラのスタビライザーをONするのを忘れ、少しブレ気味動画です・・・。

この時のクルーズはワイルドライフや海鳥観察ツアーではなく、「千島列島最高峰アライド山(2,339m)登頂」のツアーでした。かつての北海道の最高峰であったアライド山に登ろうとやってきた「山男たち」も、クジラとの遭遇を喜んで頂けたようです。

ついでに、貴重な(と思う)アライド山頂上部映像と皆様の雄姿を!

そして山頂での記念すべき1枚。

千島列島最高峰アライド山登頂 阿頼度島 Highest volcano Kuril Island Alaid Atlasov Island

千島列島最高峰アライド山 (2,339m )登頂達成、おめでとうございます!

Photo / Video & Text  :Mariko SAWADA

Dronegraphy  of Humpbacl Whale : Nik Pavlov

Videography of  Mt.Alaid :Tomoaki Tsutsumi

Observation :  Aug 2019, 1st Kuril Strait, Kuril Islands, Russian Far East

Special Thanks : Nik Pavlov &  Afina

★2020年の千島列島クルーズは11月ごろ発表予定です。

(動画)北千島で出会ったザトウクジラ

2019年夏の千島列島バードスペシャルの航海で出会ったザトウクジラたちです。

第2クリル海峡から第一クリル海峡(占守海峡)を経てカムチャッカ半島の南端・ロパトカ岬に上陸しようと航行しているときに出会った、採餌中のザトウクジラたちです。

北千島列島のザトウクジラ|西遊旅行

今回ザトウクジラたちを観察したポイントに近い、第一クリル海峡では昨年、「クリル・マジック」にも遭遇(昨年のレポート動画はこちら)。

この付近はザトウクジラたちが集まる海域のようです。そして、ハシボソミズナギドリも。

Photo & Text :Mariko SAWADA

Observation : Jul 2019, First Kuril strait, Kuril Island, Russian Far East

Special Thanks : Nik Pavlov & Affina, Hobby’s World – 吉成才丈氏

★2020年の千島列島クルーズは11月ごろ発表予定です。

クリルマジック!第一クリル海峡のザトウクジラとハシボソミズナギドリ

8月半ば、千島列島シュムシュ島とカムチャッカ半島・ロパトカ岬の間にある第一クリル海峡(占守海峡)で観察したザトウクジラとハシボゾミズナギドリ。はじめは「ハシボソミズナギドリ多いなー」と思っていて、「なんでこんなに多いんだ」と思い始め、そしてクジラのブローを見たとき、「もしかしてはこれは夢にまで見た”アリューシャンマジック”の千島版?!?」。

日本人もロシア人クルーも大興奮に陥った、「クリルマジック」です!

▼クリルマジック

海域を航行しているスタッフに聞いても「めったに見られるものではない」と。千島列島のオキアミ万歳。

Video & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2018, Kuril 1st strait, Russian Far East

Special Thanks to Afina & Nik Pavlov

★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。

千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間

海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)

千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日発13日間