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ミンネリヤ国立公園のスリランカゾウ

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (2)

ミンネリヤ国立公園 Minneriya National park のスリラカゾウの様子です。

ミンネリヤ国立公園は、1938年に野生動物保護区に指定された地域が、ミンネリヤ貯水池と野生動物の保護を目的に1997年に国立公園に昇格。この貯水池は3世紀マハセン王によって作られた、歴史的建造物でもあります。

スリランカ中央部が乾季を迎え各地が乾燥し始めるころ、スリランカゾウたちが水場を求めてミンネリヤへとやってきます。その数は200頭とか、多いときには500頭とか・・・。雨の多い時期はどうかというと、国立公園内が水浸しでサファリカーが入れない状態になります。

ゾウさん大集合!しているミンネリヤ国立公園の写真です。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (13)

アマサギ Cattle Egret をしたがえてゾウさん登場。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (12)

水辺にはゾウさんファミリー。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (4)

ミンネリヤ国立公園中央部はスリランカゾウでいっぱいです。もともとこの公園内に通年通しているグループに加え、水を求めて集まってきた周辺地域のゾウたちで賑います。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (14)

興奮のサファリ。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (7)

スリランカでは、牙を持つ象は少なく、オスの7%にも満たないと言われています。牙のある象は神聖視され、通常の象が「エレファント」と呼ばれるのに対して、特別に「タスカー(牙あり)」と呼ばれます。スリランカで最も有な祭り「ペラヘラ祭り」で仏歯を運ぶ象はもちろんタスカーです。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (10)

これはミンネリヤ国立公園の住人でもある「カネヒラ」という日本っぽい名前のメスのゾウが観光客のサファリカーに突進しているところ。「カネヒラ」はいつもピリピリしていて、こういうう威嚇的な行動に出ることで知られている固体です。車を襲うのではないかとびっくりしたのですが、襲うフリだけして帰っていきました。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (5)

観察ポイントで車を止めていると、ゾウさんが・・・

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (11)

ラブラブぞうさん。

ミンネリヤ国立公園では、いろんな野生のゾウの活動を見ることができます。ネパールやインド、スリランカで「働くゾウさん」を見た方も多いはず。野生のゾウの自由で、優しい姿も是非!

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May, Jul 2014, Jun2015, Minneriya National Park, Sri Lanka

Reference :  Pictorial Pocket Guide to the Mammals of Sri Lanka, Wikipedia(EN)

 

ミンネリヤ国立公園 Minneriya National Park(スリランカ)

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (3)

スリランカの中央部、有名な世界遺産のシギリヤ・ロックやポロンナルワなどの遺跡がある付近に、「スリランカゾウ大集合」で知られるミンネリヤ国立公園Minneriya National Park があります。

この地域は1938年には野生動物保護区に指定されていましたが、1997年に国立公園に昇格。ミンネリヤには3世紀マハセン王によって作られた巨大なミンネリヤ貯水池があり、この水源と野生動物が保護されています。

スリランカ中央部が乾季を迎え各地が乾燥し始めるころ、スリランカゾウたちが水場を求めてミンネリヤへとやってきます。その数は200頭とか、多いときには500頭とか・・・。

ミンネリヤ国立公園はスリランカゾウ以外にも野生動物・野鳥を観察できます。水が豊かな公園内では特に水辺の野鳥が豊富です。

ミンネリヤ国立公園のサファリの写真です。

レオパードの足跡

これは、レオパード(スリランカヒョウ)の足跡。国立公園内に入ってすぐにドライバーが見つけました。確かにレオパードはいるようですが、ガイド&ドライバーいわく、出会うことは非常に稀だと。

トクマカク

トクマカクサル Toque Macaque 、スリランカの固有種です。Toque(トク)は、縁のないタイプの帽子のことで、頭の毛のスタイルからこの名前がついたそうです。ゲート付近の木の上でココヤシを食べていました。

インドトキコウ スリランカ (2)

インドトキコウPainted Stork の群れ こっちを向いています・・・

インドトキコウ (2)

インドトキコウPainted Stork の見事なオレンジ色の顔、本当に鮮やかです。

コウハシショウビン スリランカ

コウハシショウビンStork-billed Kingfisher  太くて赤くて立派なくちばしです。

ゴイサギ スリランカ

ゴイサギ Black-crowned Night Heron 夜行性のサギで、昼間はグループ単位で止まり木にいます。

シロエリコウ スリランカ

シロエリコウ Woolly-necked Stork  英名も和名もそのまんまですね。

ウオクイワシ ミンネリヤ国立公園 (3)

ウオクイワシGrey-headed Fish Eagle が魚を運んできました。

シロスキハシコウの群れ スリランカ

離れた場所にたくさんのシロスキハシコウ Asian Openbill  が。

インドトサカゲリ ミンネリヤ国立公園

インドトサカゲリ Red-wattled Lapwing  この鳥はスリランカの国立公園の水辺に必ずいます。

ソリハシオオイシチドリ スリランカ

ソリハシオオイシチドリ Great Thick-knee

ムラサキサギ スリランカ

ムラサキサギ Purple Heron

コハゲコウ スリランカ

インドトキコウPainted Stork 、コハゲコウLesser Adjutant 、 ホシバシペリカンSpot-billed Pelican。

ミンネリヤ効率公園 スリランカ

国立公園中央の水場は野鳥の楽園でした。アオサギGrey Heron 、カワウGreat Cormorant、インドヒメウIndian Cormorant、アジアコビトウLittle Cormorant、ヘビウ Darter、Spot-billed Pelican ホシバシペリカン、Grey Heron アオサギ・・・本当に、楽園。

スリランカゾウ ミンネリヤ国立公園 (1)

そしてスリランカゾウの子供。ゾウの群れが子供を守りながら移動し、水辺の草を食む光景、これも楽園です。

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : May, Jul 2014 Minneriya National Park, Sri Lanka

Reference : Helm Field Guides “Birds of the Indian Subcontinent”, Pictorial Pocket Guide to the Mammals of Sri Lanka, Wikipedia(EN)