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(動画)死んだ鹿の頭をつけた(絡み角)エゾシカ – 野付半島

絡み角のエゾシカ・野付半島 Ezo sika deer with dead deer head

2021年、冬の道東シーズンの大きな話題が、野付半島の「絡み角」のエゾシカ。オス同士が角を合わせた戦いの末、絡まった角が取れなくなり、その果てに1頭が死に、その頭をつけてさまよっているエゾシカがいるのです。

本当のところは何があったのかわかりませんが、強烈にワイルドライフを感じる出来事です。

Hokkaido Sika Deer with dead deer head (絡み角のエゾシカ・野付半島)|西遊旅行

2日に分けて観察して思ったのですが、他の鹿に比べて頭を上げてくれません。重いのでしょうか。また、2日の間、移動はしてませんでした。視界も悪いことでしょう。

鹿の角は春になると落ちます。この雄鹿も、もう少しがんばれば自由になれます。死んだもう一頭の鹿の分も次の春を謳歌しなくてはなりません。

 

Video & text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2021, 野付半島、北海道

冬の野付半島 雨氷とエゾシカ

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (4)

2月、雨氷(うひょう)現象がおこった野付半島。雨氷は0度以下でも凍らない雨が、木などの物体に付着することをきっかけに凍って形成される固く透明な氷のこと。晴れた日の雨氷は陽に輝き、それはそれは美しいものでした。

雨氷 野付半島 (1)

枝についた雨氷

雨氷 野付半島 (3)

アートの域です。

雨氷 野付半島 サンセット (1)

雨氷に覆われた木々。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (3)

オスのエゾシカくんです。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (1)

冬のエゾシカはもこもこしています。特に白いお尻がかわいい。

雨氷 野付半島 Ezo Sika Deer (2)

雨氷に覆われた野付半島のエゾシカの群れ。

エゾシカ 野付半島

日が落ちてから雪原に現れたエゾシカのオスの群れ。この日は夕焼けの美しい日で、暗くなるまで野付半島で観察しました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2016 , Notsuke Peninsula, Hokkaido, 野付半島 – 北海道

 

道東の冬 タンチョウ・オオハクチョウ・エゾフクロウ(鶴居村・標茶町)

タンチョウ Red-crowned Crane 釧路湿原 (7)

2月半ばに訪れた道東の鶴居村、標茶町で出会ったワイルドライフの記録です。

2月の鶴居村はたくさんの観光客(特に中国の団体客がすごいですね!)でにぎわいます。その目的はタンチョウ。大きなレンズで撮影する、その先にあるのは本当に美しいタンチョウの姿。早朝の音羽橋に始まり、給餌場、阿寒国際ツルセンターの給餌タイム、そして夕方の飛翔ポイントまでタンチョウのあらゆる姿を楽しむことができます。

タンチョウ Red-crowned Crane 釧路湿原 (6)

とうもろこし畑にたくさんのタンチョウが来ていました。給餌による保護が実り、1400羽を越えるようになったタンチョウ。タンチョウは漢字で「丹頂」と書きます。「頭=頂」が「赤い=丹」という意味で、英語名も Red-crowned Crane。

タンチョウ Red-crowned Crane 釧路湿原 (8)

タンチョウの親子が飛んできました。

オオハクチョウWhooper Swan 1

タンチョウだけでなくオオハクチョウ Whooper Swan の親子も畑にやってきました。

オオハクチョウ Whooper Swan 2

オオハクチョウの親子の飛翔

鶴居村から標茶町にかけての森ではエゾシカやキタキツネたち、野鳥と出会うチャンスも。

アカゲラ Great Spotted Woodpecker

アカゲラ Great Spotted Woodpecker

エゾシカ Ezo sika deer

林の向こうからこちらを見ていたエゾシカ Ezo sika Deer

エゾフクロウ Ural Owl 釧路湿原

冬の方が観察しやすいエゾフクロウ Ural Owl

キタキツネ Ezo red fox

雪原を走っていたキタキツネ Ezo Red Fox。 冬のキタキツネはモコモコしてとてもかわいいです。(夏もかわいいですが)

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Feb 2016 , 鶴居村、標茶町 – 北海道