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チトワン国立公園事情 Chitwan National Park

●チトワン・エレファントサファリ

チトワン国立公園 Chitwan National Parkについて

ネパール中央のタライ平原にある国立公園で東西80km、南北23kmの広大な国立公園。1961年にはサイ保護区に、1973年には国立公園に指定され、1984年にはユネスコの世界自然遺産にも指定されました。インドサイを見るエレファント・サファリで人気がありますが、野鳥の数でも知られ世界中のバードウォッチャーがやってきます。

>チトワン国立公園についてはこちら<ネパールみどころマップ、チトワン>

「チトワン」のサファリ事情

チトワン国立公園のサファリですが、これがちょっと複雑です。ネパールや日本の旅行会社で「チトワン国立公園」と言っているものの多くは国立公園内に入るのではなく、隣接するコミュニティ・フォレストでのサファリを指すことが多いのです。これにさらに政治的な事情もからみ、2012年には国立公園内の宿泊施設(かの有名なタイガートップスなど)がすべて営業停止となったりするなど、軍が管理しているこの国立公園の事情はころころ変わっています。

現在(2016年4月)のチトワン国立公園ではジープ・サファリ(サファリカーで園内をめぐる)と一部ウォーキングのみが認められており、川下りやエレファント・サファリ(象の背中に乗ってのサファリ)はすべて園外のコミュニティ・フォレストで行われています。チトワン地区のホテルのパッケージに含まれているエレファント・サファリやカヌーの川下りはこれになります。国立公園外だからと言って動物が見えないわけではありません。国立公園の森とコミュニティ・フォレストの森の間に境界線としてラプティ河が流れているだけで、動物たちにとっては同じ「森」。インドサイは両方の森にいますし、鹿類はコミュニティ・フォレストのほうが多いようにさえ感じます。ワニもソウラハの町に近い河沿いの方が多くいます。エレファント・サファリとカヌー川下りはまちがいなく、チトワン・サファリのハイライトです。

チトワンでのサファリ・アクテビティについてですが、これらの手配は宿泊するホテル・ロッジが仕切っており、どの場所でするか、どのようなサービスかなど場所により異なりますので、「イメージ」としてご覧ください。

●エレファントサファリ、ソウラハ

チトワンを代表するアクテビティがエレファント・サファリ。象の背中に2~4人乗って、インドサイとの出会いをもとめてチトワンの森を歩きます。

●インドサイ

エレファント・サファリで出合ったインドサイ。ホテルやロッジの所有するMy ゾウさんで行うサファリもお勧めです。

●ラプティ河カヌー

ラプティ川のカヌーによる川下りです。一見不安定に見える丸太をくりぬいて作った船ですが、乗ったら意外と安定していて、岸辺の水鳥やワニを観察できます。

●ラプティジ川の朝もや

ラプティ川の向こうのチトワン国立公園。この付近は毎朝、朝霧が出て美しい景色を見ることができます。

●チトワン国立公園 ジープサファリ

チトワン国立公園内でのジープサファリ。公園内にはインドサイ、そしてベンガルトラが生息(2016年4月に120頭)しています。軍によって管理された園内は森、小さな湖が点在し、動物の観察、バードウォッチングに適しています。

●エレファント・ブリーディングセンター

そして、もう一か所人気があるのが、ゾウさんの繁殖所となっているエレファント・ブリーディングセンターElephant Breeding Center。朝、夕方に行くとたくさんのゾウ、時期によってはゾウの赤ちゃんや子供がいます。野生のゾウの雄は、ここにいる雌を目当てに付近の森を徘徊しているそうです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Nov2009, Nov 2013 Community Fores of  Sauraha, Mar 2016 Chitwan National Park– Nepal

Reference : Information from Mr.Jeeban Sakya, Wikipedia(EN)

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コシタップ野生動物保護区 Koshi Tappu Wildlife Reserve ネパールでバードウォッチング(1)

●Scarlet Minivet ヒイロサンショウクイ 007A9076

コシタップ野生動物保護区 Koshi Tappu Wildlife Reserve について

東ネパールのタライ平原にあるコシ川の氾濫原・湿地帯に作られた保護区で、もともと1976年に野生の水牛を保護することが目的で作られました。コシ川はチベットからネパール、そしてインドへと流れる川で全長720キロ、雨期になると水量をまし、幾度もの大きな洪水被害をもたらした川でもあります。その水量をコントロールするためコシ川堰(Koshi Barrage)が1962年に作られ、その環境にたくさんの水鳥、野鳥が集まるようになり、1964年ごろからバードウォッチャーの間で知られるようになります。1987年にはラムサール条約の保護地に指定されました。

この野鳥の楽園にも変化があり、長年ここでバードウォッチングガイドを務めてきたスタッフによると、インドがコシ川に水路を作ってインドへ流し、そのため湿地帯の水がなくなり、その乾燥した湿地がインドからやってきた農民によりどんどん農地にされていってるというのです。湿地が無くなる、その結果鳥の数が減ってしまいました。

彼らによると、1990年代のバードウォッチングでは1日に175種を観察できたそうですが、現在では100~110種観察出来ればラッキー、と。それでも、十分すぎるような気もしますが、ガイドブックに乗っているオオハゲコウ(Greater Adjutant)は1993年以降観察されていませんし、「いる」と書いてあっても長年観察されていない鳥たちもいるそうです。

コシタップでは、コシタップ野生動物保護区内だけでなく、コシ川の河原や周辺湿地帯、パトナリの森、コシ川堰付近でバードウォッチングが行われています。3泊4日ほどのプログラムで来ているヨーロッパからのバードウォッチャーのグル-プとも出会いました。

パトナリの森でバードウォッチング

コシタップを訪れる人が足を延ばす沙羅双樹の木が茂る森です。この森はコシタップからチトワンまで伸びるチャールコシバンと呼ばれる大きな森林ベルトで、政府管轄の森。周辺の住民が木の実や葉、マキ用の木の採取に利用しています。道路付近の森はゴミが気になりますが、豊かな森にはアクシスジカやイノシシ、サルの姿が。ここにはトラこそはいませんが、1900年ごろまでのタライ平原の当時の姿を彷彿させます。

この日に出会った森の野鳥たちです。暑い昼間の訪問だったため、鳥たちも木陰に潜んでいて見つけるのが大変でした!

●Golden-fronted Leafbird キビタイコノハドリ 007A9086

キビタイコノハドリ Golden-fronted Leafbird

●Blue Rock Thrush  アオハライソヒヨドリ 007A9055

アオハライソヒヨドリ Rock Thrush

●Chestnut-headed Bee-eater チャガシラハチクイ007A9041

チャガシラハチクイ Chestnut-headed Bee-eater

●Grey-capped Pygmy Woodpecker セグロコゲラ (P.256) 007A9045

セグロコゲラ Grey-capped Pygmy Woodpecker

●White-rumped Shama アカハラシキチョウ 007A9062

アカハラシキチョウ White-rumped Shama

●Scarler Minivet ヒイロサンショウクイ 007A9082

ヒイロサンショウクイ Scarlet Minivet

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Mar 2016 Patnali Forest near Koshi Tappu Wildlife Reserve– Nepal

Reference : Information from Shankar Tiwari, Helm Field Guides “Birds of Indian Subcontinent”, Wikipedia(EN)

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