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海鳥の聖域・中千島 エカルマ島の海鳥

千島列島 エカルマ島 Ekarma エトピリカ (2)千島列島の中部に位置するエカルマ島。仙台市八木山動物公園・日本雁を保護する会とアメリカ・ロシアの研究者によるシジュウカラガンの回復・復元計画でシジュウカラガンが放鳥された島としても知られています。

島は断崖に囲まれ上陸する地点もなく、天敵のキツネもおらず本来の千島の自然が守られ、海鳥の一大繁殖地となっています。シジュウカラガンの放鳥ではヘリコプターでのアクセスだったそうです。私たちは母船アフィナ号からゾディアックで島の北側、西側、南側の海岸部を探検。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ツノメドリ(6)

島の北側は海藻がびっしりと海岸を多い、なかなか近づくことができません。霧の中をクルーズしているとツノメドリを発見。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ツノメドリ(8)

そして海岸の岩場にいたツノメドリたち。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウトウ(4)

ウトウの幼鳥が1羽。9月に訪れた時にもシュムシュ島付近でウトウを見ましたがいずれも幼鳥でした。成鳥はいずこに。

千島列島 エカルマ島 Ekarma エトピリカ

島の南側はエトピリカの繁殖地でした。どんどん飛んできます。

千島列島 エカルマ島 Ekarma エトピリカ(3)

お魚くわえたエトピリカ。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウミバト(10)

エカルマ島の西側の小さな入り江でウミバトを見つけました!たくさん岩に乗っています。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウミバト(9)

昆布の海の上を飛ぶウミバト。このあたりの海も昆布でさえぎられてゾディアックボートを動かすのは大変です。

千島列島 エカルマ島 Ekarma ウミバト (12)

船を近づけてくれました、岩の舞台にのるウミバトたちです。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2018, Ekarma Island, Kuril Islands, Russian Far East

Special Thanks to Afina & Nik Pavlov

★2019年の「千島列島エクスペディションクルーズ」発表しました!海鳥の繁殖の季節!千島列島に詳しいクルーといく人数限定企画です。

千島列島バードスペシャル 北の海鳥の大繁殖地「中千島」へ★2019年6月27日発11日間

海鳥の聖域 千島列島探検クルーズ★2019年6月15日発13日間★探検隊長として自然写真家・寺沢孝毅氏が同行。(外部リンク)

千島列島アドベンチャークルーズ シュムシュ島からウルップ島まで★2019年6月4日13日間

ツノメドリ Horned Puffin(極東ロシア、チュクチ海)

horned puffin ツノメドリ (9)

ベーリング海、チュクチ海沿岸で観察したツノメドリ Horned Puffin の記録です。

ツノメドリはオホーツク海沿岸からカムチャッカ半島、チュコトカ半島沿岸のベーリング海、チュクチ海の海鳥。体長は40センチほどで小柄、何よりもこのビジュアルに釘付けになる鳥です。

冬はこの鮮やかさがなくなり、羽だけでなくくちばしも黒っぽくなります。夏羽と冬羽の変化がドラマチックな鳥です。観察した夏は繁殖期のため、沿岸の繁殖地にいましたが、繁殖期が終わる冬には少し南下しほとんどを海で過ごすのだそうです。

かわいいようで、不器用そうにも見えるのですが、この鳥の一番の魅力はそのくちばし。美しいだけでなく、たくさんの魚を一度にくわえることができるのです。どうも、くちばしの縁はギザギザで、捕まえた魚を一匹づつはさみ、さらに次の魚をつかまえて、小さい魚なら15匹ほど入ることもあると。

horned puffin ツノメドリ (1)

ツノメドリは一度にたくさんの魚を捕まえることができるため、長距離を飛ぶ必要がなく、翼も小さめで潜水に適した形をしています。

horned puffin ツノメドリ (15)

この魚をお口いっぱいにいれたツノメドリの写真撮影は、難しく、ひたすら待ちます。

horned puffin ツノメドリ (14)

コリューチン島の営巣地ではウミガラス、ハシブトウミガラス、エトピリカ、ミツユビカモメにまじってたくさんのツノメドリを観察することができました。しかもアイレベルで。

horned puffin ツノメドリ (11)

horned puffin ツノメドリ (3)

horned puffin ツノメドリ (8)

観察したのは8月下旬、間もなくほとんどの海鳥が少し南の海域へと移動しくそうです。

Photo & Text  :  Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation :  Mid of Aug 2015 , Preobrazheniya Bay, Kolyuchin Island - Russian Far east

Reference : Helm Field Guides “Birds of East Asia”, Samuel Blanc