タグ別アーカイブ: シロクマ

ホッキョクグマの夏-5 クジラの死肉を見つけたホッキョクグマ(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (11)

スピッツベルゲン島北部でのホッキョクグマの観察です。お腹がすいた1頭のホッキョクグマを追いかけてゾディアックを走らせました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (15)

海岸を歩くホッキョクグマ。鼻の先をあげてある方向に歩いています。ガイド氏によるとホッキョクグマは20キロ先の獲物のにおいを感じることができるといいます。(この数字には諸説あり)この先に何があるのでしょうか・・・。鼻を上げてにおいを嗅ぎ、舌を出して風を感じ、行く方向を決めるのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (1)

ホッキョクグマがなになにやら白いものにのって舐めています。私たちも初めは「雪」だと思ったのですが、良く見ると「クジラ」の死体でした。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (2)

死んだクジラの全体です・・・マッコウクジラ (Sperm Whale) の形をしています。この海域はマッコウクジラは観察されないので、どこかの海で死んだマッコウクジラが潮で流され、このスピッツベルゲン北部のフィヨルドの奥に流れ着き、冬の間氷と雪に閉ざされていたものが、夏になり現れたと想像されます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (6)

ホッキョクグマは何でも食べます。新鮮なアザラシの肉がベストでしょうが、夏の間は氷がないのでアザラシ・ハンティングができないため、死肉も大切な食料です。何もないときは、鳥の卵や苔、わかめなんかも食べる姿が見られます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (7)

12センチはあるという大きなツメでクジラの脂をめくっています。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (8)

足の裏はクジラの脂でねちゃねちゃです。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (4)

大きな舌でクジラの脂肪をなめます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (10)

脂肪に噛み付くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (13)

観察に夢中。このホッキョクグマはこのクジラの死肉を見つけた最初のホッキョクグマでした。ガイド氏によると数日暖かい日が続くとこの死肉の匂いが広まり、数頭~10頭以上のホッキョクグマが集まってくるだろうと。ホッキョクグマは社交的な動物で、大きな獲物は親子や兄弟でなくてもシェアすることができます。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (12)

この「クジラの死肉」の発見は一週間ほどですべてのクルーズ船に知れ渡り、何艘ものクルーズ船とゾディアックがこの光景を取り囲み、観察することになります。

ホッキョクグマ Polar Bear クジラの死肉 スピッツベルゲン (14)

ひとしきりクジラの死肉を楽しんだホッキョクグマ、海岸から山のほうへいってしまいました。私たちも大満足、氷河ゾディアッククルーズを楽しみながら、船へと戻りました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

↓↓↓ 2017年6月21日催行のツアー情報(船のキャビンはお一人部屋利用!)↓↓↓

初夏のスピッツベルゲン
ホッキョクグマ、クジラ、北極圏の野鳥、野生動物の観察・撮影をチャーター船で心ゆくまで楽しむ、究極のワイルドライフクルーズ

ホッキョクグマの夏-4(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (11)

スピッツベルゲン島の北部で観察したホッキョクグマ。ゼニガタアザラシの狩に失敗したホッキョクグマ、しばらく海岸を歩いていましたが雪のある斜面へ移動してきました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (21)

上陸すると、雪のあるところへ行きたがるようです。塗れた毛を雪で乾かすのですね。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (17)

ふたたび海岸へとやってきて海に入ります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (20)

小さな湾にある島に上陸。私たちのゾディアックから近い!

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (9)

よっぽどお腹がすいてるのでしょう、島の研究者の施設に登り、煙突をたたき始めました。食料のにおいがするのでしょうか。ガイド氏によると、両手を使ってバンバン煙突と屋根をたたく姿は、氷の下にいるワモンアザラシの子どもを捜す姿と同じしぐさなのだそうです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (10)

その後、岩で背中をすりすり。かゆいのですね。ホッキョクグマは夏と冬で毛の長さが違います。この季節のホッキョクグマは毛が抜けていくのがかゆいようです。夏のホッキョクグマの毛は短く、冬は13センチほどの長さになります。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (12)

大きな手で掻くホッキョクグマ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (14)

おしりも掻いています。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (13)

お腹もすいているし、体もかゆいホッキョクグマ・・・寝てしまいました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

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初夏のスピッツベルゲン
ホッキョクグマ、クジラ、北極圏の野鳥、野生動物の観察・撮影をチャーター船で心ゆくまで楽しむ、究極のワイルドライフクルーズ

ホッキョクグマの夏-3 ゼニガタアザラシを狙う(スピッツベルゲン)

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (1)

スピッツベルゲン島北部で観察していたホッキョクグマ。海に入って見えなくなったなーと思っていたら、なんとゼニガタアザラシ(Harbor Seal) に接近していました!

ホッキョクグマはアザラシを食べますが、好物はワモンアザラシ(Ringed Seal)、アゴヒゲアザラシ(Beaded Seal)で、浅瀬にいてすばしっこいゼニガタアザラシは狩の成功率も低いのであまり狙いません。でも、夏のこの時期、おなかがすいているのでしょう、不得意な浅い海で狩にチャレンジしようとしていました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (2)

シロクマ、目の前まで近づいたものの、見つかってしまいました。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (3)

逃げるゼニガタアザラシ。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (4)

驚いたことに、ゼニガタアザラシ、逃げないでそばでホッキョクグマを見ているのです。

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (6)

余裕の顔を見せるゼニガタアザラシ。捕まらない自信が、あるのでしょうか?

ホッキョクグマ Polar Bear スピッツベルゲン 夏 (8)

あきらめたホッキョクグマ、上陸です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

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※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

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ホッキョクグマの夏-2 雪で毛を乾かすホッキョクグマ (スピッツベルゲン)

●EB3I0150

スピッツベルゲン島北部で観察したホッキョクグマ。2頭のホッキョクグマが水の中でじゃれあっていたのを観察していたら(ホッキョクグマの夏-1)、2頭とも上陸。

●EB3I0078

海岸から雪のある場所へと移動し、なにやらかわいいしぐさを始めました。

●EB3I0114

ガイド氏によると、遊んでいるのではなく、水から上がってきたので濡れた毛を雪で乾かすしぐさなのだと。

●EB3I0120

いやぁ、でもかわいいです。ここからかわいい写真を連続で。

●EB3I0103あ

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●EB3I0168

足の裏、肉球黒いです。ホッキョクグマは氷の上でアザラシの狩をしやすいようにカモフラージュで白い毛をしていますが、この毛を剃ると黒色なんだそうです。

また、この毛も「白色」ではなく、透明で芯が空洞になっていると・・・。水の中につかっっていると藻類がこの毛の中に入り込み色がつくので、年をとっているホッキョクグマほど黄色っぽい毛をしています。

またこの毛は夏には短くなり、冬には13センチほどにも長くなると・・

●EB3I0176

ホッキョクグマ、はしゃいでます。しばらくすると、普通に歩いて山を越えていきました。私たちは山の反対側へとゾディアックを走らせました。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

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ホッキョクグマの夏-1 海で遊ぶ2頭のホッキョクグマ (スピッツベルゲン)

●EB3I9940

スピッツベルゲン島の北部で出会ったホッキョクグマの観察です。

乗っていた船はホッキョクグマが見つかるとベルがなります。そして、ガイドのサムエルが「Zodiac in 10 minutes!」といい、10分後にはゾディアックに乗ってホッキョクグマにアプローチを開始。

ランチタイム、そろそろ食後のコーヒーかなー、という時にベルが鳴りました。スコープで探してたスタッフの情報によると、2頭のホッキョクグマが海の中で遊んでいる、と。すぐに上着来て救命胴衣つけて甲板へ。

●EB3I9842

いました、ホッキョクグマ2頭。近づいてくるゾディアックを見ています。サムエルにが、ホッキョクグマが水の中にいるので、陸上にいる時よりも距離を置いて、静かに観察しましょう、と。

●EB3I9840

ホッキョクグマの学名は Ursus maritimus。ラテン語でUrusは「クマ」、maritimusは「海の」という意味で、実際にホッキョクグマは海生哺乳類。氷の海でアザラシを捕り、一生を氷(海)の上で生きることもできる動物です。

●EB3I9857

ホッキョクグマは泳ぐのが大変得意で、体の脂肪と体毛の中のエアーで浮きます。そして犬かきみたいに前足で泳ぎます。大変長距離を泳ぐことができ、100キロの距離を泳いだ記録もあります。

●EB3I9907

海岸近くで2頭が遊んでいます。ガイド氏もこの観察だけでは、オスとメスなのか、兄弟なのかはわからないと。

●EB3I9890

でも結構仲がいいです。

●EB3I9969

岸に近づいてきました。

●EB3I9918

2頭、上陸です。

Photo & Text :Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jun 2017, Virgohamna, Smeernburgfjorden, Spitsbergen, Svalbard, Norway

Reference : Birds and Mammals of Svalbard (Norwegian Polar Institute Handbook), Lecture from Samuel Blanc

Special Thanks to Samuel Blanc, Agnès Brenière and team of Polaris Ⅰ

※2017年6月21日から出発したツアーでは、乗員12名のチャーター船で移動し、ゾディアック2台に分乗しスピッツベルゲンの 自然とワイルドライフをたっぷり観察。観察&写真撮影を目的としたワイルドライフクルーズ、12名様限定で次回は2019年6月半ば出発予定です。

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セイウチを食べるホッキョクグマ ウランゲリ島(極東ロシア)

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (10)

ロシア北東チュクチ海、ウランゲリ島東部からヘラルド島へ向かう途中の朝7時ごろ、朝ごはん中のシロクマたちと出会いました。初めは7頭くらいかと思っていましたが、周囲には20頭ほどのホッキョクグマが肉の匂いに集まっていました。

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (7)

ホッキョクグマたちが食べていたのはセイウチです。2016年のウランゲリ島付近は氷が多く、ホッキョクグマもセイウチも氷があるうちは氷の上で暮らし、溶けてなくなると島へ上陸します。

ホッキョクグマにとって、セイウチのハンティングはリスクが高いのであまり行わないとのこと。なので、今食べているセイウチも狩りより、既に死んでいたか弱っていた個体だろうとのことでした。

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (8)

ホッキョクグマは社交的な動物で、ここに集まっているクマは家族というわけではなく、一緒に食べることができます。

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (6)

左の黄色っぽいクマは、ホッキョクグマのファイバー状の中空の毛に藻類が入り色がついたもので、一般的に年をとったホッキョクグマほど黄色っぽく、若いクマほどより白いそうです。

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (2)

仲良く食べているのかと思っていましたが、あとから来たクマに威嚇しています・・・

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (4)

セイウチを独り占めしたいホッキョクグマ

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (9)

お腹がいっぱいになったクマたちは泳いで別の氷へ移動していきます。

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (5)

こちらは次にセイウチに近づこうとしているクマでしょうか。

ウランゲリ島 ホッキョグマ セイウチ Wrangel Island Polar Bear (1)

周りにはまだまだホッキョクグマたちが待っていました。

Photo & Text  :  Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation :  Aug 2016 , East of Wrangel Island – Russian Far east

Reference :  Katya Ovsyanikova

↓↓↓ ベーリング海峡越え、極東ロシア・チュコトカ半島、ウランゲリ島へのツアー2018 ↓↓↓

ベーリング海峡を越えて ウランゲリ島への冒険クルーズ
ベーリング海を望むチョコトカ半島沿岸から「北極のガラパゴス」と呼ばれるウランゲリ島へ

 

ホッキョクグマの親子 ウランゲリ島(極東ロシア)

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (8)

チュクチ海のウランゲリ島周辺でホッキョクグマの親子と出会いました。

ウランゲリ島 Wrangel Islandはロシアの北東部チュクチ海にある大きな島。東西100キロ、南北80キロありその形は「眠っているホッキョクグマの子供」のようです。

ウランゲリ島は1867年に初めてヨーロッパ人が上陸し「発見」した島で、1900年代初めは「探索」の名目でアメリカとロシアがその領土権を争いましたが1911年にロシアが領土宣言し、1926年には居住地を作りました。一時は島の開発も検討され集落が作られ、アメリカとの緊張が高まると軍事基地が置かれましたが、現在はそのほとんどが廃墟。

1976年に自然保護区となり、1997年に島の周囲12海里が海洋保護区に、2004年にはユネスコの自然世界遺産に登録されました。

2016年8月のウランゲリ島周辺は、氷が多く、ホッキョクグマたちはまだ島には上陸せずほとんどが氷の上で暮らしていました。夜21時、ホッキョクグマの親子を見つけました。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (6)

2頭の小熊をつれたホッキョクグマ。お母さんクマが船を気にしながら歩いています。ホッキョクグマの繁殖地であり、「ホッキョクグマ揺籃の地」と言われるウランゲリ島でさえ、そのデン(巣穴)の数は1990年代の調査から4分の一ほどまで減り、減少が心配されています。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (4)

小熊も船を見上げています。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (9)

氷の向こう側へ行ってしまいました。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (2)

再び姿を現し、お母さん熊が様子をうかがっています。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (3)

小熊たちも姿を現しました。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (12)

氷の上から船が遠ざかるのを見ています。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (14)

夜21時30分、暗くなり、霧も出てきました。ホッキョクグマの親子にお別れです。

ウランゲリ島 ホッキョクグマの親子 Wrangel Island Polar Bear (15)

霧と氷の中に消えていきました。

Photo & Text  :  Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation :  Aug 2016 , East of Wrangel Island – Russian Far east

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ベーリング海峡を越えて ウランゲリ島への冒険クルーズ
ベーリング海を望むチョコトカ半島沿岸から「北極のガラパゴス」と呼ばれるウランゲリ島へ

 

ウランゲリ島 夏のホッキョクグマ (極東ロシア)

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (4)極東ロシアのウランゲリ島とヘラルド島は世界で最もDEN(ホッキョククマの巣)の密度が高く、世界最大の繁殖地、「ホッキョクグマのゆりかご」と呼ばれている島です。

ここではホッキョクグマたちは海に氷がある間はギリギリまで氷の上にいて、溶けてしまうとウランゲリ島やヘラルド島へ上陸してきます。氷がないとアザラシが捕食しにくいため、陸上にある「食べられるもの」を探して、再び海が氷に覆われるのを待ちます。

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (1)

8月下旬のウランゲリ島、赤くそまるツンドラを歩くホッキョクグマ

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (3)

なんとも健康そうなホッキョクグマの兄弟。

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (5)

ちょっと威嚇気味か、まるまるしています。太ったホッキョクグマを見ると幸せです。

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (6)

こちらは3兄弟?それとも子供大きな親子か。

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (9)

人間を見ると、こわいのか海へ入っていきます。

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (11)

続いて3兄弟も海へ

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (14)

泳ぐ3兄弟。ホッキョクグマは泳ぐのが大変上手で、もともと「海の生き物」。学名は Ursus maritimus で、文字通り「海熊」。

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (19)

立ち泳ぎ中?

ウランゲル島のホッキョクマ シロクマ (17)

疲れたのか、海から出てくる子、海から私たちの様子を伺っている子も。

ウランゲリ島西部、Dream Headと飛ばれる海岸には30頭を数えるホッキョクマが観察されました。

Photo & Text  :  Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation :  Aug 2015 , Dream Head, Wrangel Island – Russian Far east

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ベーリング海峡を越えて ウランゲリ島への冒険クルーズ
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