カテゴリー別アーカイブ: ノガン科

セアカアフリカオオノガンArabian Bustard(エリトリア)

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (3)

エリトリアのブリ半島で観察したセアカアフリカオオノガン Arabian Bustardです。

エリトリアは「アフリカの角」の紅海に面した小さな国で、「アフリカのシンガポール」を目指していたそうですがエチオピアとの戦争やその後の国民の情報取り締まりなどから「アフリカの北朝鮮」とも呼ばれる、不思議な国。

旅行者は首都アスマラ以外は自由に旅行できず(民間バスには乗れません)、許可を取得して旅行する必要がある国です。小さな国ですが、「2時間で3つの季節が体験できる国」とも言われ、標高3,000mの高原から紅海の島、砂漠まで変化に飛んだ国土を持つ国です。

そして、ここは知られざる野鳥の聖地。ハンティングが厳しく取り締まられており、他のアフリカの国では少なくなったダチョウやオオノガンなどの大型の野鳥を観察しやすい国です。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (1)

エリトリア紅海沿岸に小さく突き出たブリ半島。アファール族が暮らす、アカシアとわずかな草原が広がる乾燥した大地です。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (2)

水汲みをする子供たち。人、家畜、そして野生動物が一緒に暮らしているのがブリ半島。ヤギの群れの向こうにダチョウやガゼルがいたりします。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (9)

英名 Arabian Bustard で和名はセアカアフリカオオノガン、アラビアオオノガンと呼ばれる、アフリカの乾燥した場所で見られる大きな鳥です。アフリカオオノガン Kori Bustard よりは小さめ、エレガントで、地域によって色や体の白班模様が少ないなど個体差があります。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (4)

セアカアフリカオオノガンは体も重く、あまり飛ばないのですが、着地地点へ近づいてみました。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (7)

羽毛が逆立っています。首太い!

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (6)

すこし落ち着いてきました。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (8)

羽毛が寝て、首が細くなりました。

アラビアオオノガン セアカアフリカオオノガン Arabian Bustard (5)

こちらはすっきりとした姿勢のセアカアフリカオオノガン。メスの方がすこし小さく、色が灰色っぽいのだそうです。

アフリカの他の地域では、その肉のおいしさから狩猟の対象になり、アラブ人が狩りにやってくるなどという話も聞きますが、エリトリアではハンティングは禁止されているというので、ほっとします。アカシアの林の中を優雅に歩く姿は素敵です。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Dec 2015 ,Buri Peninsula, Eritrea

Reference : Helm Field Guide “Horn of Africa”, Wikipedia(EN)

★エリトリアは560種以上の「アフリカの角」の野鳥が観察出来る国。紅海の海抜0mから標高3,000m以上の高原まで変化に飛んだバードウォッチングが楽しめる場所です。個人旅行・グループ旅行の手配についてはお気軽に、担当までお問い合わせください。

↓↓↓ ツアー情報★エリトリアを訪問するコース(これはバードウォッチングのコースではありませんが、各地でたくさんの野鳥と出会うチャンスがあります)↓↓↓

知られざるアフリカの角 エリトリア
アクスム王国の遺跡から紅海のダラク諸島、ブリ半島まで

アビアッタ・シャラ湖国立公園 アフリカリフトバレーのワイルドライフ(エチオピア)

Lesser Flamingo コフラミンゴ Greater Flamingo オオフラミンゴ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (19)

アビアッタ・シャラ湖国立公園 Lake Abiata-shala National Park はアフリカ大地溝帯湖沼群の湖で、アビアッタ湖とシャラ湖の2つの湖からなる国立公園。シャラ湖はカルデラ湖で水深260mもある湖ですが、アビアッタ湖はアルカリ性の高いとても浅い湖でフラミンゴたちが集まることで知られています。

この国立公園は保護区と村との境界があいまいで、家畜が公園内に入っていたり、湖もミネラルと水の過剰摂取により水位が下がり続けているなどの問題もあるそうです。

Lesser Flamingo コフラミンゴ Greater Flamingo オオフラミンゴ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (12)

ここで見られるのは コフラミンゴ Lesser Flamingo と オオフラミンゴ Greater Flamingo。くちばしの先がピンクと黒で色が分かれているほうが、オオフラミンゴです。

Lesser Flamingo コフラミンゴ Greater Flamingo オオフラミンゴ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (18)

車で行けるところまで行って、フラミンゴたちのいるところまでは少し歩かなくてはなりません。

Lesser Flamingo コフラミンゴ Greater Flamingo オオフラミンゴ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (19)

国立公園のレンジャーによると、ここのフラミンゴは4~7月はケニアに行くが、それ以外の季節はアビアッタ湖で観察できるとのこと。

エリマシギ Ruff アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (20)

エリマキシギ Ruff たちです。ユーラシア大陸北部で繁殖し、冬にアフリカに渡ります。フラミンゴたちの足元でせっせと捕食していました。

アカシアの林で覆われた国立公園で出会った野性動物、野鳥たちです。

Common Ostrich ダチョウ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (7)

ダチョウ Common Ostrich のオスです。アビアッタ・シャラ湖国立公園では、個体数が減ってしまったダチョウの繁殖と保護をしており、入り口の事務所付近にたくさんいました。

Common Ostrich ダチョウ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (6)

ダチョウ Common Ostrich のメス

イボイノシシ Warthog アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (1)

イボイノシシ Warthog くん。アフリカのサバンナに暮らす、イノシシ。

アフリカオオノガン Kori Bustard アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (21)

いました!アフリカオオノガン Kori Bustard です。大きな大きな鳥で、まるで貴婦人のように優雅にアカシアの林を歩いていました。

グラントガゼルのオス Grant's Gazelle アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (8)

グラントガゼル Grant’s gazelle のオス、立派な角の個体です。

グラントガゼルのメス Grant's Gazelle アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (9)

こちらはグラントガゼル Grant’s gazelle のメス

Superb Starlingツキノワムクドリ  アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (10)

エチオピアでよく見かけるツキノワテリムク Superb Starling。 胸とお腹の間に白いラインがあることからツキノワ(月の輪)なのですね。

Von der Decken’s Hornbill セグロコサイチョウ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (11)

セグロコサイチョウ Von der Decken’s Hornbill のオスです。オスはくちばしが赤、メスは黒。

White-bellied Go-away-bird シロハラハイイロエボシドリ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (4)

シロハラハイイロエボシドリ  White-bellied go-away-bird  エチオピアを中心に標高1,500mくらいの乾燥した林でみられる鳥。メスのくちばしは黄緑色、オスのくちばしは黒色です。

White-bellied Go-away-bird シロハラハイイロエボシドリ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (2)

観察していたら、ラブラブでした。

White-bellied Go-away-bird シロハラハイイロエボシドリ アビアッタ・シャラ湖国立公園エチオピア (3)

繁殖期だったんですね。

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Jan 2016 , Lake Abiata-Shala National Park – Ethiopia

Reference : Information from Park Ranger, Helm Field Guide “Birds of Horn of Africa”, Mr.Tedy – Tedy Tour & Travel service, Wikipedia (EN,JP) , Lonely Planet

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