カテゴリー別アーカイブ: インドの野鳥 Birds of India

スナバシリ Cream-coloured Courser(ラジャスタン、インド)

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (4)

インドのラジャスタン州の砂漠に冬にやってくるスナバシリ Cream-coloured Courserです。スナバシリは北アフリカやカーボ・ベルデ、カナリア諸島でも見られますが、ラジャスタンで見られるのはトルコ南東からイラン、パキスタン、インドで見られる亜種、Cursorius cursor bogolubovi。冬に渡ってもきますが、ラジャスタンのデザート国立公園など「Resident」のスナバシリもいます。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (5)

まっ平らな乾燥した場所で虫を探しています。本当にオープンな場所にいました。クリーム色の正面姿。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (2)

後ろ姿。

スナバシリ Cream-coloured Courser インド ラジャスタン (3)

開発の進むラジャスタンのデザート国立公園周辺に暮らすスナバシリ。

久しぶりに訪れたサム砂丘はインド人の若者のテント村になっていました。夜はスピーカーからの爆音が響き、朝夕は4WDで宿泊施設周辺の草地・砂漠を走り周ります。かつてはインドオオノガンが闊歩していた土地がコントロールされないツーリズムの発展で破壊されていく様子は、大変つらいものでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Desert National Park, Rajasthan, India

★インドでのバードウォッチング/撮影手配を承っています。西遊インディア、または西遊旅行へのご依頼をお待ちしてます★

ヒマラヤハゲワシとクロハゲワシ(ラジャスタン、インド)

ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、Himalayan Vulture 、Cinereous Vulture、Desert National Park Rajasthan ラジャスタン デザート国立公園 (1)

インド西部、ラジャスタンの砂漠のヒマラヤハゲワシ Himalayan Vulture とクロハゲワシ Cinereous Vulture です。冬の渡り鳥としてインド西部の砂漠地帯にやってきます。

ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、Himalayan Vulture 、Cinereous Vulture、Desert National Park Rajasthan ラジャスタン デザート国立公園 (2)

ヒマラヤハゲワシ Himalayan Vultureは翼開長 115~125 Cmにもなる大きなハゲワシです。ヒマラヤ山脈、パミール高原、チベット高原などの高地で見られるハゲワシですが、冬には少し南までやってきます。

ヒマラヤハゲワシ、クロハゲワシ、Himalayan Vulture 、Cinereous Vulture、Desert National Park Rajasthan ラジャスタン デザート国立公園 (3)

クロハゲワシ Cinereous Vulture は、ヨーロッパ南部からトルコ、中央アジア、チベット、中国東北部に分布するハゲワシです。インドで見られるクロハゲワシはパキスタンで繁殖し、冬にインド北西部にやってきます。

朝日を浴びる、タール砂漠のヒマラヤハゲワシとクロハゲワシでした。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Dec 2019, Desert National Park , Rajasthan, India

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インドコキンメフクロウ Spotted Owlet

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (5)

インド、ギル国立公園のインドコキンメフクロウ Spotted Owletです。

インドコキンメフクロウは南アジアから東南アジアにかけて広く分布する小型のフクロウ。開けた草地や農地、村のそばでも見ることができ、木の穴などに巣をつくります。

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (1)

インドライオンを探してサファリジープを走らせていると、木に2羽のインドコキンメフクロウを発!。

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (8)

2羽が近寄っていきます。

三脚がなかったので手持ちブレブレ映像ですが、あまりにかわいいのでビデオにしてみました。見ていて揺れのために気分が悪くなったらすいません!

愛情表現たっぷり、インドコキンメフクロウ夫婦です。

インドコキンメフクロウ Spotted Owlet (7)

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Gir Forest National Park, Gujarat, India

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ササン・ギルの森(グジャラート州、インド)

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3月に訪れたササン・ギル国立公園でのサイティングレポートです。

今回、ササン・ギルでは4回のサファリをしたのですが、もちろんインドライオン以外の動物・野鳥たちとの出会いも。そして、ササン・ギルで初めてレオパードを見ることができました(遠かったですが・・・)。

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ジープを走らせていると、前から雌のインドライオンが歩いてきました。

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横から見た雌のインドライオン。インドライオンの特徴である、「お腹の肉ひだ」がばっちり見えています。

アフリカライオンとインドライオン(アジアライオン)の違いは、★オスのたてがみがアフリカライオンより短い、★しっぽの房が大きい、★お腹の付近に縦の肉ひだがある、★小型 であること。

レオパード インドヒョウ ササン・ギル

ササン・ギルで初めて見たレオパード。早朝から可能性のある場所をジープでまわりました。アラームコールが聞こえ、よーく目を凝らして見たら、いました、レオパード。ほんの一瞬でした。

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ジャッカルの夫婦。2日にわたり、同じジャッカル夫婦を観察。いつも一緒です。

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オシッコするニルガイのオス。ニルガイはオスは体が青黒く、その英名もBlue Bull。メスは茶色です。ニルガイはオシッコや糞でマーキングするのでこういった仕草をよく見かけます。

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ハヌマーンラングール (グレーラングール)の親子。

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ササン・ギルには気になる野鳥もいます。インドイシチドリ 夫婦。

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インドの森でとても一般的な野鳥ですが、この頭もお尻も気になるシリアカヒヨドリRed-vented Bulbul。

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首のスポット柄に目を奪われる、カノコバト Spotted Dove 。

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ヒメコガネゲラ Lesser Goldenback / Balck-rumped Flameback のメス、額がゴマ塩柄です。インド亜大陸に広く分布しますが、グジャラート州のカーティヤーワール半島ではササン・ギル付近だけで見られるようです。

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こちらもインドに広く分布する ベンガルアカゲラ Yellow-crowned Woodpecker のオス、ごちそうを見つけていました。

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そしてインドの森といえば、インドコキンメフクロウ Spotted Owlet。いつも私たちを見てくれています。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : March 2018,  Gir Forest National Park, Gujarat, India

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蓮の上のレンカク Pheasant-tailed Jacana (パンジャーブ、パキスタン)

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (2)

パキスタンにもバードウォッチャーやフォトグラファーのグループがいます。そのうちの知り合いから「レンカクが蓮の上で巣を作ってる、行こう」と誘いがあり、訪問してみました。

場所はパキスタンのラホールの南西75キロにあるヘッド・バローキー Head Baloki というナーヴィー川 Navi River の流れる村。この村は川から引いた水路や池がありそこに水鳥たちが集まっていました。

ラーヴィー川はパンジャーブ地方を流れる5つの川の1つ。もともとこのパンジャーブと言う言葉もペルシャ語で ”Panj -ab 5つの水 “をさし、インダス川とその4本の支流が育む豊かな土地を指します。しかし、これらの川も1947年のインド・パキスタンの分離独立により川の水利権をめぐり紛争の原因となりました。ヒマーチャル・プラデーシュに水源を発するこのラーヴィー川も例外ではありません。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (9)

夏羽のレンカク(Pheasant-tailed Jacana) です。尾羽が長くなり、 頭とのど、翼が白く、体の羽毛は黒っぽい茶色です。そして首の後ろが黒い縁取りのある金色になります。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (10)

長い足の指とツメで、体重を分散して蓮の葉の上を歩きます。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (4)

雛をつれたレンカクです。ここに連れてきてくれた友人は「蓮の葉の上で巣をつくってる」といっていましたが、孵化したようです。そしてヒナのしっかりした足。レンカクの雛は、その水の上と言う厳しい環境から、孵化したらすぐに動けるのだそうです。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (6)

レンカクはオスが子育てをする”イクメン鳥”だそうで、これはお父さんなんですね。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (8)

お父さん、近づいてきたインドアカガシラサギに声を発しています。

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (11)

こちらは2羽のレンカクが羽を広げています。レンカクは求愛ディスプレイが見られない鳥と聞いていますが、何のディスプレイだったのでしょう・・・

レンカク Pheasant-tailed Jacana パキスタン Head Baloki (12)

早朝のパンジャーブ、蓮の池で見た美しいレンカクたちでした!

 

Photo & Text : Mariko SAWADA 澤田真理子

Observation : Aug 2017, Head Baloki, Punjab, Pakistan

Reference : Zahoor Salmi(Photographer)

トキハシゲリ Ibisbill (ラダック、インド)

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ユキヒョウを求めてラダックにやってくるフォトグラファーさんたちが、レーに到着して最初に狙うのが、インダス川の川原で見られるトキハシゲリ Ibisbill。

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この不思議な外見のトキハシゲリ Ibisbill、中央アジアとヒマラヤ高地の川原で見られる鳥で、成鳥は黒い顔に赤く反った7~8Cmになる長いくちばしをしています。

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オスとメスの外見はほぼ一緒ですが、幼鳥は顔が黒くなく灰色で、くちばしも赤くありません。

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トキハシゲリが近くに来てくれました。トキハシゲリはラダックヒマラヤ内で繁殖・小移動をしているようで、冬になるとレーの町に近い、このインダス川の川原で数羽見られます。

気になったのはインダス川沿いのゴミ。トキハシゲリの撮影をしていても、ゴミも一緒に映るくらいのゴミがあるのです。「夏になると水量が増えて流れていくから・・・」とスタッフはいいますが、そういう問題ではありません。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Feb 2017, Leh, Ladakh, India

★秋山知伸さんのラダックのユキヒョウツアー(観察ツアーとボランティアツアー)を随時発表しています。西遊旅行の野生動物ツアー一覧からチェック!

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インドモリフクロウ Mottled Wood Owl

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (3)

インド中央部、タドバ国立公園、ペンチ国立公園で出合ったインドモリフクロウ Mottled Wood Owlのレポートです。

インドモリフクロウ Mottled Wood Owl はインドの比較的大型のフクロウ。大きな黒い目、木の幹と同じ色のカモフラージュな羽毛が特徴的です。このフクロウはこれまでインドだけで観察されましたが2015年6月にネパールのバルディア国立公園(タライ平原)でも見つかりました。(ネパールで観察された鳥が877種から878種に更新されました。)

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (9)

特徴的な黒い目。

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (1)

木の幹と同じような羽の色です。

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (10)

とってもカモフラージュ。この写真は顔がこちらを向いていますが、後ろを向いていると本当にわかりません。見事です。

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (5)

タドバ国立公園でサファリ中に、鳥を食べている親子のインドモリフクロウがいました。

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (2)

親フクロウがヒナに肉を与えました!

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (6)

すぐ下の枝にヒナがもう1羽いました。

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (7)

バリバリと「鳥」を食べる親ふくろう。

Motteled Wood Owl インドモリフクロウ (8)

親ふくろう、全部食べてしまいました。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Apr 2016 , Tadoa National Park,Pench National Park, Maharashtra, India

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カンムリワシ Crested Serpent Eagle(ペンチ国立公園、インド)  

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (6)

インドのペンチ国立公園のサファリで観察したカンムリワシCrested Serpent Eagle の記録です。

カンムリワシはインドに広く分布し、英語名に「冠」と「蛇」がつく通り、「冠羽」があり、蛇をよく捕食するのが特徴の鷲です。ちょうどその2つの特徴がばっちり見れたサイティングでした。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (7)

木の上から「獲物」を狙うカンムリワシ。白い点々模様があるのも特徴です。飛び立ったと思った次の瞬間、もう蛇を捕まえていました。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (1)

その獲物を狙ってもう1羽のカンムリワシが登場。バトルが始まりました。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (3)

戦いがエスカレートしていきます。

Crested Swerpent Eagle カンムリワシ (2)

お腹に蹴りが入りましたが、蛇を捕まえた方もものすごい威嚇です。かなわないと思ったのか、あきらめて離れていきました。

ペンチ国立公園へはベンガルトラの観察でやってきましたが、カンムリワシに大興奮、まさにワイルドライフ!

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Apr 2016  Pench National Park, Madhya Pradesh, India

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インドヤイロチョウ Indian Pitta(バンダウガル国立公園、インド)

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インド中央部、バンダウガル国立公園で観察したインドヤイロチョウ Indian Pitta。

インドヤイロチョウはインド亜大陸に暮らすヤイロチョウ科の鳥。冬は南インドとスリランカに、夏はインド中央部からヒマラヤ山麓の森にやってきて繁殖します。インド中央部・北部でサファリをしていると「夏の訪れを告げる鳥」として、バードウォッチャーだけでなくタイガーフォトグラファーにも愛されている小鳥です。

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とっても鮮やかで、体の割に足は長め、短い尾を持ちます。

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飛ぶと羽に白い模様が。

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インドヤイロチョウはとてもシャイな小鳥で、声はするけど見るのは簡単ではありません。バンダウガル国立公園で見たときは、サファリルートにたくさんの毛虫が落ちてきていて、それを捕まえに地面へと降りていました。

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背中はきれいな緑~青色。ヤイロチョウの名の通り、鮮やかな色どりです。

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後ろ姿、真っ赤なお尻があまりにかわいらしい。

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片足あげています・・・。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Apr 2016 , Bandhavgarh National Park, Madhya Pradesh, India

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インド ハリヤナ州の自然 スルタンプール国立公園の野鳥(2)Sultanpur National Park

●Indian Courser インドスナバシリ007A8173

スルタンプール国立公園はグルガオンにも近い、「身近な自然」。グルガオンのあるハリヤナ州は、開発により大きなビルやマンションの建築が進むそのすぐそばに、野鳥たちが集まる農村の畑や自然が、わずかながら残されています。

>>スルタンプール国立公園についてはこちら

3月に訪れたスルタンプールの森で出合った野鳥たちです。

●Spotted Owlet インドコキンメフクロウ (1)

インドコキンメフクロウ  Spotted Owlet。スルタンプール国立公園の入り口付近の木にいました。

●Spotted Owlet インドコキンメフクロウ007A8113

インドコキンメフクロウ君、早朝は活動的です。

●Lesser Goldenback ヒメコガネゲラ (1)

ヒメコガネゲラ Lesser Goldenback

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8031

ムネアカゴシキドリ Coppersmith Barbet  の声が森のあちこちで響いています。探して歩いていると、 ワカケホンセイインコ  Rose-ringed parakeet  の雄と一緒にいました。

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8049

朝日を浴びるムネアカゴシキドリ。

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8083

ずーっと観察していると、仲睦まじいムネアカゴシキドリのペアを発見。オスが木の実をメスのところへ運んできました。

●Coppersmith Barbet ムネアカゴシキドリ007A8094

木の実を運んできたと同時に交尾。3月は繁殖の季節、鳥たちの羽も美しい季節です。

●Indian Scops Owl インドオオコノハズク007A8131

インドオオコノハズク Indian Scops Owl。  公園入口付近のブーゲンビリアの林の中にいました。アイレベルの位置でインドオオコノハズクを観察。

公園内を案内してくれたガイド氏が、「Indian Courser インドスナバシリ 見たいか?」と。「もちろん」と答えると、公園の外の村の農地へと連れて行ってくれました。この周辺では珍しい鳥となったインドスナバシリ。

●Indian Courser インドスナバシリ007A8164

●Indian Courser インドスナバシリ007A8173

図鑑ではインドの平野部に広く生息する・・・とありますが、開発の進むインド、その姿は貴重になりつつあるようです。

 

Photo & Text : Mariko SAWADA

Observation : Mar 2016 Sultanpur National Park, Haryana, India

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